食べ物レポート

ひさしぶりのコンビニ菓子

宣伝するつもりではないが、ファミマで最近発売されたザッハトルテがなかなか美味しい。値段と大きさのバランスが絶妙か。洋菓子専門店に行けば、今や500円以上はするケーキだけに、ちょっとついで買いをするのに便利なコンビニで買えるケーキ、これは嬉しい。

おそらくバレンタインデーあたりの周辺需要を狙ったのだと思うけれど、今やバレンタインのチョコは「友チョコ」だし、おそらく「自分チョコ」にまで進化している。人にくれてやるものではないのだな、きっと。小振りなサイズは日常ひんとしてちょうど良い。自分へのご褒美というのであれば、専門店で大ぶりな毛ケーキを買うべきだし。プチ贅沢というか、ちょっといいことがあった時の食べ物というか。ザッハトルテ特有の汗をかくような甘さではないので、その辺りも日常使いに向いている。

デメルのザッハトルテを比べるのは可哀想だが、コンビニで買えるという点で、実にポイントが高い。新宿や銀座に出かけた時しか手に入らないお菓子はそれなりにありがたみがあるが、家から歩いて3分みたいな場所で買えるお菓子でこのレベルは素晴らしい。カットしたロールケーキで感動した時代から、コンビニの甘いものカテゴリーは随分と進歩したのだ。開発者に感謝。

街を歩く

角川サクラタウンの本屋

角川武蔵野ミュージアムは現物を見るべきだ。写真に撮ると凹凸が目立たなくなり、現物よりも立体感が圧倒的に減ってしまう建物だ。現場で質感と存在感を味わうべきだと思う。

オフィスとホテルが併設された場所でもあり、21世紀感が半端ないなあと素直に感心する。バブルから30年以上が経過して、なんだかようやく日本の文化というかアートというかが良い意味で復活してきたような気がする。バブルの頃のすごい建物といえば、今はほとんど廃墟になっているので、余計そんな気がするのだろうか。しかし、ミュージアムの横に神社、それも新設というのがすごいことだなあ。神社だから新設ではなく分祀になるのか。と思って調べてみたら、どうやら新設らしい。

こちらで確認できます https://musashinoreiwa.jp

駐車場があるのがホテルのフロント側なので、こちらが正面に当たるのだと思う。オフィスビルの下に本屋があるというのが、なんとも出版会社らしい。しかし、2階にある本屋やレストランに上がるのにエスカレーターが見当たらない。今時バリアフリーを無視ということはないから、どこかにあるとは思うが、それらしき誘導サインもないし。やはり、JRの駅から歩いてこいというアンチ車社会的な表現というか、主張なのかもしれない。

2階の本屋の入り口がこれで、わかる人にはわかる書籍雑誌の誌名がついたお店だ。角川がほぼ支配権を握る(笑)ライトノベルとアニメのメディアミックス書籍店というところで、中に入れば途轍もなく面白い。いくつか見つけた面白さをあげると、一つ目、発行日前の新刊が販売されている。マーケティングデータ活用のためと書いてあるが、おそらく重版の検討データだろう。二つ目、何やら面白いカテゴリーで分類してある書棚がある。美術、とか人類とか男と女みたいなカテゴリー分けでごちゃっとした固まりができている。その中に「むつかしい本」という分類があったが、そのカテゴリーの棚を探すのが最高に「むつかし」かった。どうやら意図的に分類タグをつけていない棚なので(付けるのを忘れてしまったとは思えない)、10分以上も探し回って、ようやく気がついた。さがすのがむずかしいという意味なのだな、きっと。

あとは、角川映画の原作がずらっと並んだ棚とか、人気ラノベの埼玉県展開のコーナーとか。昔、初めてヴィレッジバンガードに入った時もこんな感じだった。最近はすっかり雑貨屋化したヴィレバンだが、当初は変な本屋だったが面白い「本屋」だった。この店は、まさしく本好きが作った本屋で、わざわざ足を運んでくれる本好きの人のための本屋だ。

もはや本屋は、こんな田舎の片隅で趣味の店として生き残るしかないのかと嘆いてみても仕方がない。全国どこでも地方都市の繁華街では存在できなくなった本屋が、郊外に移転してこんな趣味性の強い店に変化することで生き残れるのであれば、ぜひそうして欲しい。Amazonで注文するのは、題名や作者がわかっている本だけで良い。何か面白い本を探して、ぶらぶらとみて回るにはこんな本屋が必要なんだと思ったわけで、5分くらいと思っていたはずが1時間以上ぶらぶらしてしまった。出版社直営の本屋は「あり」なのだ。

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散歩で和菓子 川越 亀屋の芋菓子

散歩して和菓子屋巡りするにはちょっと遠い川越にある和菓子屋、亀屋は最中が有名だが、ちょっと珍しいお菓子も販売している。川越といえば「さつまいも」の名産地としても有名なので、あちこちにひっそりと独特のさつまいも菓子もあるのだが。亀屋は豪速球の芋菓子を販売中だった。その名もストレートで「こがね芋」。

袋の中身は、焼き芋型と言えば良いのか微妙なフォルムなのだが、皮の中身はさつまいも餡で、ひっそりとシナモンの味がする。和風スイートポテト風というか、ほんのりと上品な甘さだった。ただ、口の中の水分がみんな持っていかれる系なので、できればお茶を横に置いて食したいところだ。似たようなお菓子と言えば北海道銘菓のわかさいもと似ていなくもない。東京兼福岡みやげ「ひよこ」が小振りになった感じという気もする。

ガブっと食べれば二口くらいで食べ切りそうなサイズだが、上品にはじから少しずついただくと4口くらい、おやつにはジャストサイズだった。高知県西部の隠れ名品「東山」は干し芋なのにめちゃくちゃ甘い絶品だが、このこがね芋を食べると、つい芋で連想して「東山」が食べたくなった。生産量が少ないらしく高知に行かないと買えない(高知に行っても買えない)ものだけに、川越名品でお茶を濁すしかないなあ。

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サクラタウンのミュージアム

所沢の最近の名所といえば、KADOKAWAプロデュースのサクラタウンでしょう。この独特の形状の建築物が角川ミュージアムで、テレビなどでよく写っている角度とはちょっと違う方向から撮ってみた。壁面に絵が描いてあるのを初めて知った。

これはいったいなんの絵なのか、猫のようなフクロウのような、キメラにも見えるし。だから壁画も美術作品なのだろうなあ。

このミュージアムの前には、あの夜になると怪しく光るモニュメントのある広場があるのだが、実はこの写真の左側には普通の住宅地が広がるので、そこに住んでいる人にとって「借景」として楽しめるのかがちょっと不思議だった。住宅地の中の異質空間といえばお寺やお墓と決まっていたものだが、現代美術が玄関の前に広がる光景というのは住環境としてどう感じるものだろう。

この反対側がどうやら正面入り口らしい。まるで裏口だなと思っていた方が正面口だった。なんだかなあ、自分のセンスのなさが証明されたようなもので。

この裏口と思ったところに正面入り口があり、角川武蔵野ミュージアムの文字が壁に描かれているのだが、なんだか斜めに見えるのは気のせいかと思ったら、ほんと本当に斜めになっていた。これも工事の間違いではなく、美術的演出なのだと言い聞かせなければ納得しない自分に呆れてしまったのだが・・・。看板でトリックアートじみたことをやられてしまった。

確かに、何やら文化の香りがする場所と施設だった。山の中とか畑の真ん中に建っているとそれなりに厳かな感じもするのだろうが、なんといってもJRの駅近くにある住宅地の端っこで、色々と考えてしまう。隣に建っているのがスーパーマーケットだしなあ。駐車場も少ないので、電車で来てねということらしい。

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焼き鳥日高は楽しいのか? 答えは、一人飲み向けでしょう

中華料理屋の日高屋が、焼き鳥業態というか居酒屋を開けているというのは昔から知っていたが、店舗数がそれなりの数になったらしく川越駅近くで発見したお店に行ってみた。ぱっと見では、中華料理やとの関係は見えてこないが、店頭のメニュー写真などをみると日高屋好きにはよくわかる。

昼も営業する二毛作業態のようで、おすすめは500円のナポリタンだった。具材多めで喫茶店のナポリタン的なメニューというより、焼きそばに近い感じのボリューム感がある。昔懐かしいと感じるオヤジ層には受けるはずだが、若い層にはどう受け取られるのだろう。個人的には週一で食べたいくらいのよい品質なのだが・・。

日高屋傘下にあるとわかる、思わずニンマリしてしまうのが、煮卵とめんまのセット。このなんともチープなメンマは間違いなく日高屋特製?だろう。値段を考えれば抜群のコスパだし、メンマ好きにはありがたいというしかない。これにラー油を垂らして食べるのが実に好ましい。できればおかわりしたいぐらいだが、100円商品の追加というのも何やら申し訳ない・

焼き鳥屋の焼き鳥と言えるか微妙だが、これはつくねのタレを注文したもので、おそらく塩を頼めばルックス的に焼き鳥らしいものが出てくるのではないだろうか。タレが大盛りすぎるせいもあるか・・・。味は普通に美味しい。問題ない品質だと思うが、タレの付け方は改良してもらっても良いかなあ。甘だれ大好きの人はこれくらいかかっていた方が良いのかも。

注文の仕方が独特のセルフ式だが、それに慣れてしまえば快適な飲み屋だと思う。酒のお代わりをしたいけれどなかなか従業員が注文とりにこないなどという勘弁してくれよという事態は多い。この店ではなぜか声の出るタッチペンみたいなもので、メニュー表示をさわり数字を入力することで、セルフで注文できる。商品もすぐ出てくる。慣れればタッチパネルよりよほど使い勝手が良いし、ぜひ日高屋全店の隣に焼き鳥日高を出店して欲しいくらいだ。

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コロナに負けるな 【応援】

去年の夏、コロナの影響で閉店した居酒屋が復活していたのを発見したのは12月だったが、ようやく行く機会ができたので「昼間に応援」に行ってきた。

メニューは昔のままで、これは捨てないで取っておいたのかと思うほど変わりがない。懐かしいというか、ありがたいというか。

昼間に行ったので、とりあえずのランチの定食を見てみると、何やら不思議な代物があった。居酒屋らしさがカケラもない、豚骨ラーメンとチャーハンのセットだ。他には当然ながら刺身定食とか天ぷら定食などがしっかりと地位を主張しているのだが。ついふらふらととんこつラーメンを頼んでしまった。これが予想外の正解で、なんというか東京でとんこつラーメンが当たり前になった時期のとんこつラーメンだった。今のように進化系とんこつラーメンが主力になる前のノスタルジックなもので、味はシンプル.紅生姜が嬉しい。

コロナ前は昼時でも高齢者の団体が押し寄せて、「昼宴会」と「一人飲み」が混在する賑やかな空間だったが、流石に今の時期は客が4−5組くらいで、それも二人組がちらほらいる程度。復活まではまだまだなのだろう。従業員の数は潤沢で最盛期の賑わいの時期よりも人数が多いのが、現在のコロナ体制をよく表している。恐る恐る従業員に定食以外のメニューはできるのかと聞いたら、できるというので焼き鳥を注文した。なつかしの砂肝で、辛い味噌がついている百味スタイルが健在だった。

ちなみに、店内は全く改装もしていない。ある意味ストロングスタイルでの営業再開だが、しばらく休んでいたということを知らないふりして、いつもの通りに使えば良いだけのこと。50年営業したので、ちょっと半年くらいサボってみましたというノリで良いのだよね。

少しだけ応援できたというのは自己満足でしかないが、また行きますよ。今度は少し遅めの午後にしよう。

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街中華で鳥と卵

いつものことだが、自宅からの徒歩圏で中華料理を食べたくなるといつもお世話になる店がある。餃子の満洲という店なのだが、ほとんど餃子を頼むことがない「ダメな客」の自覚はある。餃子も頼まずサイドアイテム的なおかずを頼み、定番の麺やチャーハンも食べないのだから変な客ですまないなあと思う。その季節のサイドアイテムだった「よだれどり」がなんと定番に昇格したらしい。これはめでたいことだ。満洲は唐揚げもうまいが、よだれどりも好みなので嬉しい限り。

そして月替わりのメニューは天津飯の頭というか蟹玉あんかけなのだが、これを単独で食べると実に卵を食べた気になる。卵焼きのあんかけと思えば、これはなかなかの実力派だ。ただ、残念なことにカニの存在が薄すぎる感もあるのだが・・・。個人的な要望として、彩りも兼ねて紅生姜なぞを乗せてもらいたい。

平日の昼下がりというが午後になってから食べに行くランチは、普通のサラリーマンなどがいなくなってちょっと落ち着いた時間なので、こうした変形ご飯を食べてもあまり迷惑にはならないだろう。と自己弁護しながらおいしくサイドアイテムと仲良しになるのでありました。

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珍しいものを手に入れた

以前テレビの旅番組でみたことがあり、機会があれば買ってみようと思っていた神戸のパンが、近所の三浦屋で売っていた。吉祥寺三浦屋であれば納得もするが、なんと自宅近くの小規模店で全国あちこちの名品が販売されているというのはすごいことだ。確かにありがたい。先月は福井の水羊羹が売っていた。冬に食べる水羊羹という珍しいものだが、これも都内のどこかで手にはいる物でもないのでかなりのレア物だった。さて、このあん食なるものだが、おおきさは食パン2斤程度で、重量が900gを超えていた。食パン1斤は340gとのことらしいので、2斤だと約700gのはずだが、それを超えてずっしりと重い。

切ってみるとわかるのだが、中にはアンコが渦巻き状に入っている。重さの理由がこのあんこにある。生地が茶色になっているのではなく、紛れもなく筋状にあんこが入っている。変形のあんぱんというべきなのかもしれない。これを厚切りトーストにして食べてみると、確かに「あんパンもどき」だった。

お値段は一袋で900円ほど。食パンと比べるとかなりお高いのだが、そこは比較するものが違っている。アンパンと比較するべきだろう。調べてみるとアンパンは1個が約80gらしい。となるとこのあん食をあんぱんに換算すると11個分程度。アンパンが1個100円とすれば、あん食の方がお買い得かもしれない。

どうしてこんなものを作ることになったのか想像してみたのだが、例えば小学校の運動会の注文であんぱん500個を作ることになった時に、なんとか手抜きをしようと考え出したというのはどうだろう。あるいはマーブルな2色生地の食パンを作った後で、パン生地の代わりにあんこを入れたら美味しいかもと思い付いたとか・・・。世の中すごいことを考える人がいるものだ。

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崎陽軒の弁当 これは駅弁ではない?

たまたまネットで見かけた崎陽軒の季節弁当を買いたいと思いながら、都内まで外出する機会が少なく、また買いに行ったら売り切れていたりして、手に入れるまで1ヶ月以上かかった貴重品だ。

駅弁は蓋を開ける時が一番ワクワクする。何があるかな?という楽しみだ。この冬弁当の一番売りはご飯が2種類ということだろう。白飯と炊き込みご飯のWというのはとても嬉しい。おかずを見ると定番焼売が3個とはちょっと最強いが、同じ味のシウマイ弁当のおかずが適度に入っている。マグロの唐揚げがメインらしい。シウマイ弁当と比べると幕内化が進んでいるので、ちまちまと色々食べたい人向きで、ご飯の量が少なめということを考え合わせると、これは高齢者向け弁当だなあ、などとぶつくさ言いながら完食した。うまいと思う。ただ、シウマイ弁当には勝てないか。絶対定番の威力というのはそういうものだろう。

つい浮気をして季節弁当を食べてみたが、やはり定番の方が良かったなと、後悔しながら安心するみたいな構図で・・・。ちなみに2月からは「春のかながわ弁当」が売り出されているようなのだが、当分浮気はしないことにした。

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銀座ソニービルなき跡に・・・バスですか

米国西海岸でこんな風な銀色のバスのダイナーに入ったことがある。銀座の真ん中というか数寄屋橋にこのバス?があるのは知らなかった。一年も銀座に行っていなかったのだから仕方がない。

東京周辺在住の方はご存知かと思うが、東京FMの「Eighty Point Love」というメッセージ。つまり東京FMというラジオ局は周波数80.0ですよという意味なのだが。ゼロをラブと言い換えるあたりがなかなか良いねえという感じがする。都会のFM曲らしい。そのFM局の周波数が車のナンバープレートというのも、細部に拘ったよいしかけだなあとおもった。

この場所、昔はソニービルがあった。待ち合わせのランドマークでもあった。今は、更地というか地下だけ構造物があるらしい。銀座の真ん中に、ビルも立たない平面が広がる場所といえば、ここと泰明小学校のグランドくらいではないだろうか。

なんとも贅沢な土地の使い方だが、これくらいの余裕を見せるのも「武士は食わねど高楊枝」的、志の高さでありますねえ。文化なんて、こういう一種意地を張った気位から生まれるものだと思うのですよ。