食べ物レポート

珍しいものを手に入れた

以前テレビの旅番組でみたことがあり、機会があれば買ってみようと思っていた神戸のパンが、近所の三浦屋で売っていた。吉祥寺三浦屋であれば納得もするが、なんと自宅近くの小規模店で全国あちこちの名品が販売されているというのはすごいことだ。確かにありがたい。先月は福井の水羊羹が売っていた。冬に食べる水羊羹という珍しいものだが、これも都内のどこかで手にはいる物でもないのでかなりのレア物だった。さて、このあん食なるものだが、おおきさは食パン2斤程度で、重量が900gを超えていた。食パン1斤は340gとのことらしいので、2斤だと約700gのはずだが、それを超えてずっしりと重い。

切ってみるとわかるのだが、中にはアンコが渦巻き状に入っている。重さの理由がこのあんこにある。生地が茶色になっているのではなく、紛れもなく筋状にあんこが入っている。変形のあんぱんというべきなのかもしれない。これを厚切りトーストにして食べてみると、確かに「あんパンもどき」だった。

お値段は一袋で900円ほど。食パンと比べるとかなりお高いのだが、そこは比較するものが違っている。アンパンと比較するべきだろう。調べてみるとアンパンは1個が約80gらしい。となるとこのあん食をあんぱんに換算すると11個分程度。アンパンが1個100円とすれば、あん食の方がお買い得かもしれない。

どうしてこんなものを作ることになったのか想像してみたのだが、例えば小学校の運動会の注文であんぱん500個を作ることになった時に、なんとか手抜きをしようと考え出したというのはどうだろう。あるいはマーブルな2色生地の食パンを作った後で、パン生地の代わりにあんこを入れたら美味しいかもと思い付いたとか・・・。世の中すごいことを考える人がいるものだ。

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