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街を歩く

Youtuberを初めて生で見た

高知駅のホームで特急の待ち合わせをしているときに、隣のホームで停車しているアンパンマン列車をよく見かける。この列車は子供に人気なのだと思うが、平日であれば思ったほど小さな子供連れの家族旅行者はいない。特にアンパンマン大好き世代の子供達は、まだ自前のスマホを持ったりもしないので、列車の外側を指差してみるくらいで、さっさといなくなることが多いようだ。

乗客が降り人影もまばらになったホームに、およそ三十代なかばくらいと思える女性がスマホ片手に歩いていた。近づいてくると何やらぶつぶつ喋っているのがわかる。ホームの端から端まで往復しながらのつぶやき行進はちょっと微妙に不気味ではある。一瞬、怪しい人なのかなとも思ったくらいだ。
どうやらぶつぶつ言っているのはイヤホンマイクを繋いだままナレーション?をしているらしいことがわかった。歩きながら列車の外観を動画に撮っているのだなとも理解できた。
これがYouTuberというやつなのかと、ようやく思いついた。アップされた動画を見ていると気がつかないが、自撮りなのか自分で撮影しているものに説明をつけているのは、なかなか薄気味悪い光景なのだとわかった。

自分であれができるかとなると、全く自信がない。YouTuberとは鉄のメンタルの持ち主にしかできないのではないか。現物に遭遇してそんなことを思いました。ぶつぶつ言いながら歩く姿は、ある意味鬼気迫るものがありますよねえ。

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ホテルの朝食

ホテルのビュッフェ形式の朝食は実によろしくない、と椎名誠氏がエッセイの中で激白していたのを覚えている。伝統的な旅館の朝食、特にあじの開きを愛用しているとも述べていた。椎名氏のエッセイは好みなので随分と読んだものだが、(多分、新宿赤マントはほぼシリーズ全巻)この朝食の好みについてだけは頷けない。
ビュッフェの朝飯が好きなのだ。理由は簡単で、朝から野菜サラダがたっぷり食べられる、そこに尽きる。野菜サラダさえ食べ放題にして貰えば、あとはご飯だろうとパンだろうとなんでも結構だし、そこに焼き鯖があろうが鮭のペラペラな薄切りがあろうが、あじの開きがあろうが全く関係なし。卵焼きでも目玉焼きでも良いし、海苔と佃煮だけでも良いくらいだ。大事なのはたっぷりの野菜サラダ(キャベツの千切りときゅうり?)があれば良い。
地元も名産品がずらっと並んだ函館の朝食ビュッフェに人気ホテルにも行ってみて、朝から山盛りいくら丼を食べたが、その時もメインは野菜サラダだった。外資系のビジネスホテルや温泉付きで有名な日本資本のビジネスホテルを選ぶ時も、たっぷり野菜サラダが食べられることが選択の条件になっている。

旅先ではどうしても野菜の取り方が少ないから体の自衛策という意味合いもある。アメリカに出張で行った時、一番困ったのはヘビーで甘い朝飯をとりながらのパワーブレックファストというやつだった。特に、中西部や南部地域ではコッテリと甘い朝飯が主流だった。
だから、野菜不足になるとマクドナルドに行ってサラダを買って食べていた。ちなみに、アメリカで一番お手軽にサラダを蹴えるのがマクドナルドなので、日本のマクドナルドももっと野菜を売って欲しいものだが。その代わりをコンビニが担当しているということだろうか。
東海岸、西海岸のシティーホテルに泊まると、こってり甘い朝飯からは解放されベジタリアン天国と言いたいくらいの朝飯にありつける。特に、西海岸はその傾向が強い。
久しぶりにビジネスホテルのビュッフェ朝飯を食べてみたら、ドレッシングが5種類もあったので驚いたが、ひょっとするとこれはインバウンド観光客の影響なのかもしれない。

ちなみにこの日のメニュー?は冷奴とじゃこおろし、野菜サラダに野菜スープ(味噌汁ではない)という、実に植物繊維たっぷりのもので、ソーセージや焼き鮭は不要だった。たっぷり食べてもお腹が重くならない。良い1日は良い朝飯からだなあ、などと思っていた。

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商店街の惣菜屋が素敵だ

高知市内の繁華街にあるかまぼこ屋がお気に入りだ。かまぼこやと言っているが、実際には主力と言えるのが揚げ物で、それも魚練製品に限らずメンチカツやチキンフライなど素晴らしいラインナップだ。もう少し暖かくなればここで惣菜と弁当を買って高知城あたりで屋外ランチにしたいほどだ。
特に嬉しいのが、河内名物の芋天で甘めの衣で厚く覆われた、なんとなく沖縄の天ぷらを思い出させるボテッとしたフォルムだ。天ぷら屋で売っているカリッとした薄衣ではない。甘い厚い衣を楽しむもので、おまけに妙に油っぽい。そこが良いのだ。
こんんかいも芋天を買ってしまった。ご飯のおかずというより3時のおやつだ。そして、なぜかかまぼこ店で田舎寿司も売っている。お値段は実に安い。今まで見つけたことがなかったのは、午前中の早い時間で売り切れるかららしい。10時ごろに買いに行くと弁当も含め全部揃っているようだった。
散々高知にきて末に一番の好みが地元の惣菜屋になるというのは、まあ、ちょっと嬉しいことだろう。このかまぼこ屋の近くにある持ち帰り弁当屋も気になっているので、それは次回かなあ。あとは、高知市内で町中華の店を何軒か見つけてみたいものだ。どうも高知ではカツオを食べ過ぎてしまい、関心が他に向かっているということなのだろう。

この店、おすすめなんですよ。

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高知の鮨屋

高知の繁華街帯屋町のアーケードの中に鮨屋がある。昔から気になっていたが、河内でわざわざ寿司を食うこともあるまい。河内名物のあれこれを食べたほうが良いと思っていた。が、今回は「土佐巻き」の研究をするべく、街中の鮨屋を物色してみた。不思議なことに鉄火巻きはあっても土佐巻きを置いていない鮨屋ばかりだった。
ふと思い立ち、ひろめ市場に行ってみたら、さすが観光客相手の飲み屋名所だけあり、持ち帰り用も含め3件で土佐巻が売っていた。
ちなみにスーパーでも鮨コーナーではなく、惣菜コーナーに置いてあった。どうやら土佐巻は寿司ではない何か扱いされているらしい。

この寿司屋の入り口で見つけたサンプルによると、元祖らしい。確かにあちこちの飲み屋で見かけた土佐巻はこんなルックスをしていた。太めのカツオと薄切りニンニクが撒かれた太巻きだ。鰹の味もさることながら、薄切りニンニクのガツンとくる味が酢飯を合わさると、鮨業界の常識を上回るミラクルな味になる。飯というより、まさに酒の肴であり、正しい鮨道を具現化している。

さて点何で席につき「土佐巻」を注文した。他の巻物は概ね400-500円だが、土佐巻は別格で1000円越えしている。
出てきた元祖土佐巻はどうも店頭のサンプルとは異なるように見える。カツオとニンニク以外に青シソの千切りのようなものも入っている。料理としては一段高いレベルだろうか。ただ、自分の持つ土佐巻のイメージである野鄙さに欠ける。洗練されすぎというか、まあ、単純にニンニクが少ないということかもしれないが。

鮨は全国でかなりバリエーションがある食べ物で、使用する米の品種や合わせ酢によって全然別物になる。個人的な感想で言えば、大阪の鮨飯は甘い。お江戸を中心とする関東では塩と酢がきつめなことが多い。米は比較的ぱらりとする旧ササニシキ系の米が多いようだが、西国に行くと東日本の米の流通が減ることもあり、ちょっともっちりとしたブレンドになっているようだ。

土佐巻は、そんなあれこれをぶっちぎるほどの野鄙さが魅力だと思うが、さすがに元祖の店ではそれなりに洗練された方向に進化したようだ。やはり食べるとしたら居酒屋の方が向いている食べ物かもしれないな。

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高知で焼き鳥

いまだに屋号がわからない。暖簾の端に書いてあるようだが、よく読めない。夜の高地散歩をしたときに気になっていた店に、今回は潜入してみた。予想通り、店内では白髪の渋い対象が鳥を焼いていた。若い衆も元気に働いているので、繁盛店なのだと思う。焼き鳥のメニューは豊富であれこれ試してみたいものもあったが、残念ながら体調が万全ではなかったため、ちょっとだけお試しして今回はおしまいにした。

焼き鳥屋ではセセリと砂肝を頼めばその店の鮮度管理がわかると思っている。匂いのある砂肝が出てきたら、その場で退席することにしている。自分の腹を守るには自分の鼻を信じるしかない。ダメな砂肝を食べるとダメージは三日以上喰らうことになる。
匂いを嗅いで一口も齧らず出てきた店もあるくらい、実は砂肝はかなり危険な食べ物なのだ。焼き鳥屋は火を通すから安全だなどと過信してはいけない。砂肝の管理ができない店主に、衛生観念など期待していけない。
この店は、実に安心できる店だ。予想通りとはいえ、しぶい焼き鳥屋はこうであってくれなくてはなあという、我が期待値を大きく超えてくれる。

個人的に好物としているのは鶏皮の酢の物だが、これも鮮度感良し。川のコリコリ感良し。上等な食べ物だった。酒は地元の普通銘柄を頼んだが、これまた適切なぬる燗が出てきた。どうも最近は機械で感をつける店の大半で、缶の温度が高すぎる。まるですし屋のお茶のような高音の熱燗が出てくるのには閉口する。焼き鳥はぬる燗が良い。酒の味が柔らかくなる気がする。
お江戸ではすっかり撲滅種となった「赤提灯の焼き鳥屋」が河内ではしっかり生きている。葉牡丹の中華で一杯というのも良いが、ぬる燗で焼き鳥をのんびりとという昭和の伝統も捨てがたい。
次回は屋号をしっかり確かめてこなければなあ。

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海の街とは

JR須崎駅前にあるオブジェがよく理解できないが、そもそもあちこちにあるオグジェやら彫刻やらは理解不能なものばかりだからと諦めるしかない。そう思っている。そもそもアートなるものに対する感性が低いせいもあり、立体造形を理解する審美眼など持ち合わせていない。それでも工業デザインに与えられるGマークのついた製品くらいはすごいなあと感心することも多い。
交通車両とか航空機となると、たちまち細部に至るあれこれの蘊蓄を語りたくなるのだから、やはり趣味の違いというか志向の違いなのかもしれない。ほとんど世界的には知られていないだろうが、日本製ロケットの一部で噴射ノズルの先が折りたたまれていて、その部分がブワーと拡張されて推力を上げる「進展ノズル」というものになっている。パワーで押し切る米国式ロケットとは一味違う国産技術だが、そんなものを知って実に感動している。
サンダーバード2号のずんぐりした胴体をリフティングボディーと言って翼ではなく胴体で揚力を得る形状となっているが、それはスペースシャトルも同じ原理で作られているのを知って、これまた感動した。SFの中の航空機がリアル世界とシンクロしているからだった。

須崎の駅前になる「海のオブジェ」も船舶とか海洋工学とかにもっと造詣があれば感動するのだろうなあ、などと思いつつ10分ほど眺めていたが全く理解できなかった。アートは……………むりだな。

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まひまひモーニング

また食べたいマヒマヒバーガー 真ん中にあるデミカップが味噌汁

高知県四万十町にある道の駅は、高知らしく朝の「モーニングセット」が充実している。当然、トーストにゆで卵みたいな定番もあるが、今回はシイラバーガーのセットにした。シイラのことをハワイではマヒマヒと呼ぶ。油の乗った白身をステーキにして食べるのが一般的だが、四万十町では地元で上がるシイラを使ったフィッシュバーガーが売り物らしい。
バンズからはみ出る大ぶりのシイラフライは朝飯にはちょっと大きすぎるみたいだが、タルタルソースとの相性は抜群で、勢いをつけて完食した。
ただ、高知のモーニングのすごいところは全体のボリュームもあるが、コーヒー(他の飲み物もあり)を頼むと味噌汁とお茶とサラダがついてくる。名古屋の有名な喫茶店モーニングもなかなかのものだが、高知もそれに負けてはいない。ただ、喫茶店の場合、お茶は後出しなのだが。道の駅ではワンプレートで一気に出てきた。トレイの上に汁物三点というのは、これはなんともメガテンになる光景だった。

四万十町といえば山の奥にある街という勝手な思い込みがあったのだが、実は町は太平洋岸まで広がり漁港もあるのだそうで、確かにカツオの漁師町からも車で15分ほど。山の中でマヒマヒが名物でも不思議ではないのだな。

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鍋焼きラーメン

高知県須崎市の名物といえば鍋焼きラーメンと日本カワウソ。カワウソは最後の目撃例から随分と時間が経っているそうで、今でも山奥に生存していてほしいものだが。鍋焼きラーメンは市内のあちこちで健在だ。その中の老舗の名店に連れて行ってもらった。

土鍋で煮込んだラーメンに白飯追加は定番だそうだ。ラーメンライスというよりスープをおかずにメシを食う汁物定食みたいなことらしい。

ドンべの蓋を取るとぐつぐつと煮えている。これを口に入れて良いものかと思うくらいの沸騰加減だ。スープ自体はシンプルな醤油仕立てだが、ともかく味が濃い。火傷しそうになりながら麺をフーフーと吹いて食べる。その後、一口白飯。麺、白飯、麺、白飯、時々スープというローテションで淡々多完食した。具材は硬めの親鳥と竹輪にニラ。シンプルな料理ほど美味さに奥があるなあ。寒い冬の日には絶好の一品だが、30度を超える夏日でも行列ができるというから、鍋焼きラーメンは体感温度とは関係ないのかもしれない。

いやーうまかった。

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太刀魚のあぶり

高知の漁師町でいつものように魚屋の大将を話をしていたら、この時期は良い太刀魚が入っているので晩飯を食べに来いと誘われた。1-2月は記録的カツオの不漁で商売もののカツオはまっったくないと笑っていた。
夜に仕事を終え魚屋の向かいにある食事どころ(背でに閉店していて貸切だった)に行くと、ドンと刺身が出てきた。太刀魚を炙ったもの、腹の部分の刺身、そしてイサキが出てきた。これを二人で食べるという。なんと贅沢な食事であることかとホクホクしていいたら、ハラミの柔らかいところは塩焼きにしてくれるという。まさに太刀魚三昧だが、どんなゴージャスな料亭料理より、こういう簡素というか素材のうまさで推しまくる料理には敵わない。
締めは白飯を丼で書き込むという豪快な晩飯は、魚や夫婦との会話も楽しく、実に生きている楽しみとはこういうことなのだなあとしみじみ思った。
次に来る時は初鰹があがり始めていると思うが、焼きたてのたたきと刺身のコンビが今から楽しみだなあ。

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練馬の駅前中華

牛丼屋の中華形態が寿司屋の二階にあった。隣は牛丼の店なので、松屋業態勢ぞろいという感じがある。西武練馬駅が目の前の絶妙な立地だけに繁盛していた。さて、中華業態のお試しをしてみた結果は、町中華として完成度は高いと評価できる。二階に階段で上がるというハンディもあるが、まあ、若者が中心の客層であれば問題もないだろう。

つまみも豊富で夜は日高屋的な居酒屋利用も商売にしているようだ。個人的には、町中華チェーン店のメンマはどこの店もダメダメだと思っていたが、この店はレベルが違う。チェーン店のせいではなく仕入れ担当のせいなのだなあ。うちの近くの某中華チェーンも是非見習ってほしい。ちなみに、その某チェーンのメンマは残念だが、ザーサイはレベルが以上に高い。あの落差はなんなのだろうなあ。

いつもであれば初見の店でもあり、定番の醤油ラーメンあたりを注文するのだが、今回はチャーハンにしてみた。塩加減も適当で良い仕上がりだった。出来の悪いチャーハン特有のべたつく油っぽさはない。ぱらりとした仕上がりで懐かし系あっさりチャーハンだった。
自宅近くにあればせっせと通いそうな店だった。練馬区民は幸せだなあ。