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勝ち組の力と強い理由

JR新宿駅でこの広告を見てしみじみ思った。強い奴は心底最後まで手を抜かないと。コロナ感染によって外食産業は大手、中小含めほぼ全社やられている。経営的には瀕死状態の会社もある。その中で数少ない勝ち組がマクドナルドとKFCだ。その勝ち組のマクドナルドが、宅配でもっと稼ごうとしている。ニーズがあるなら底の底までさらってやるという気合がぷんぷんする。何もそこまで貪欲にならなくてもと言いたいぐらいだが。ただ不思議なのは、組む相手がuber eatsではないことで、まあ、きっと何やら大人の世界の約束事があるのだろう。

などと書いていたら、テレビCMで配達料金無料と宣伝していた。もはや圧倒的な体力差だなあ。

同じくマクドナルドの入り口に貼ってあるピクトグラム。禁煙の文字は一言もない。否定的な言葉は使わないということだと思う。おいしい空気でと言われると微妙な違和感があるのだが。マクドナルドに限らず、ファストフードの店はどこに行っても店内の空気は油(フライ)の匂いがする。あれはおいしい空気とは言えないと思うが・・・。空腹をそそる臭いという意味なのかもしれないが、それでもねえ。

そしてもう一人の勝ち組のKFCで、さりげなく貼られていた「クリスマスは買えないかもよ」宣言。例年だとやたら見かけるクリスマス予約のテレビCMも、ことしはあまり見かけないし。確かにクリスマスの店頭行列は、今年はまずいだろう。だとしても、注意喚起ポスターとしては、もう少し大きくしないといけないのでは。これも微妙な勝ち組の優位性かなあ。

今年は忘年会も含め大人数のパーティーなど顰蹙の的だろうし、全体的に少人数でこじんまりしたファミリーパーティー推奨という風潮になるのは間違いない。となると、やはり氏素性のしっかりしたブランドが勝ち組になるだろう。デパ地下もクリスマスの混雑を避けるには、予約限定で、入場制限になりそうな気がする。結局、強いところがもっと勝つということなのだね。

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東京都心部をうろうろしていたら・・・

東京都港区六本木といえば、ヒルズやミッドタウンなどの高層ビルが立ち並び、カタカナブランドのオフィスがはびこる東京一の魔界だと思っている。その一角に首相官邸の近く、某テレビ局本社の入ったビルの一階にある喫茶店の風景だ。昼時を過ぎた午後は、業界関係者やらIT企業関連の男女があちこちで打ち合わせをして、いつでも満席という繁盛店だった。去年まではだ。今年はといえば、たまにいってみたら店が閉まっていた。緊急事態宣言解除の後も、妙に空いていた。おそらく都内のオフィス街の大部分はこんな感じになっているのかと思う。特にIT関連企業であればテレワーク実施率も高いだろう。

渋谷道玄坂で気がついた日本語表記なしのメニュー看板で、どれだけ外国人観光客が多かったか、あてにしていたかがわかる。これもコロナ前の必需品、今では生き残った化石的建造物のような気がする。あるいはアフターコロナで、またチャイニーズ客が戻ってくるまで我慢していようということだろうか。

この有名ラーメンブランド店で、外国語表記の横に日本人向けの広告看板が立っている。左はテイクアウト訴求、右は「モーニング」「ランチ」、そして全日対応セットメニューが貼ってある。何を売りたいのだろう、何をしたいのだろう。自分対の言いたいことは言い切っているはずだ。でも読む立場、みる立場、つまり客からすると、全く理解できない。元同業としては混乱していることだけがよくわかる。

東京都内に限ったことではないと思うが、コロナ前とアフターコロナでは客も違う。そして、売り方や売るものが違う。同じものを同じやり方で売れるほど、今回のコロナによる社会変化は甘くない。

そもそも売れる場所、良い立地の定義すら根底から変わってしまった。今でも変化が続いていて、何が正解かもわからない。ただ、コロナ前のやり方や道具立ては全て捨てるくらいの気合いが必要なことだけは確かだろう。飲食や観光といった川下産業中の川下では、もはや変化への対応というよりも、生き残りのための進化が必要な段階なのではないか。
弱い魚が水の中では生き延びられなくなり陸上に逃げ出したように。地平線の向こう側にあるはずの(?)楽園を探して、今いる場所から踏み出すタイミングが来ているのだと思う。

街を歩く

渋谷の焼き鳥屋の前で考えたこと

渋谷の京王線の一帯が再開発され、随分と綺麗な場所に変わったが、それでも戦後から続く古い焼き鳥屋や居酒屋は元気に営業をしていた。なんとなくミスマッチな感がする昭和の生き残りだった。渋谷駅前は大規模再開発が続いていて、どんどん高層ビル化しているのだが、その根本にある焼き鳥屋は健在だった。「だった」と過去形なのは、コロナのせいで街全体で生き残りを図っている真っ最中だからだ。

この店もずいぶん昔に何度かお世話になったなつかしい記憶がある。渋谷焼き鳥店集団の中では、比較的にJR渋谷駅に近いから入りやすい。渋谷の焼き鳥屋は大体どここの店も年季が入っていて、おしゃれ感はあまり感じない。ただ、店頭の煙も含めて「うまそう感」はたっぷりある。

夜遅くまでやっている、あるいは朝まで開いているというのが売り物だったはずの飲み屋が、「朝飯」を始める。これはちょっとどころではない変化だ。商売の根幹に関わる。ところが、「朝・昼定食」となると、またちょっと話が違うような気もする。ランチ始めましただけでは売り上げが足りないから、「朝・昼」定食になってしまったのだろうと思うのだが。ただ、朝飯としてブリ照り焼きはどうよという気もしないではない。朝からガツンと食べたい人もいるだろうが、せめて目玉焼き定食とかハムエッグ定食とかにならないものだろうか。大量に作り置きで対応しようということなのかもしれないが。調理の手間を引き下げるのであれば自家製ポテトサラダと卵焼きみたいな組み合わせもありそうだが。

朝からぶり照り焼きでホッピーというのも良いかなと思いつつ、この辺りで朝飯を食べるという客は、どんな職業になるのだろう。なんとなく東急のオフィスビルで働くIT系企業の人たちみたいなイメージがあるので、そうなると朝から酒を飲む赤羽系な人ではなさそうだ。この周りは渋谷でもファストフードが存在しない珍しい場所だ。朝飯といえばコンビニでおにぎりになるのだろうか。渋谷駅前という焼き鳥屋としては日本でも最強の立地の一つでありながら、苦労がたえないのだなあと感じいってしまった。

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アフターコロナ 日高屋の場合

首都圏駅前でそれなりに集中出店しているラーメンチェーン「日高屋」の本拠地は埼玉県さいたま市にある。大宮駅前には集中出店もしている。埼玉県のラーメン屋と言っているわけではないが、なんとなく親しみはある。所沢本拠地の山田うどんと同じ程度には、埼玉の外食企業として存在感がある。その日高屋がコロナの真っ最中に新しい店を所沢駅前に開けた。以前の駅前繁華街にあった店が、ビルが建て替えになって引っ越したようだ。

高層マンションの一階という立地なので、黒と白のスタイリッシュデザインで、いつもの中華食堂という感じではない。ただし店内に入れば、何やら居酒屋風の壁のメニューが目立ち、中華食堂というより焼き鳥屋とか、オヤジ向け居酒屋の気配がぷんぷんするのがちょっと可笑しい。日高屋ファンには安心できる雰囲気を作ろうという意図はわかる。

メニューはタッチパネルで、非接触型サービスを意識しているのもわかる。ただ、使ってみると画面遷移があまりよろしくない。従来型の紙のメニューが実に見やすかっただけに、客の中では文句を言う者も多いような気がする。居酒屋もタッチパネルを導入した初代バージョンは、だいたい使いにくい。二世代目、三世代目でようやく使い勝手が良くなる。日高屋も早急に世代の進化を目指すべきではと思う。
また、おそらく設計段階で検討はしたと思うが、一人用カウンタの作り込みが全然できていない感が強い。席の間隔が狭すぎるし、テーブルの上も狭すぎる。カウンター以外のテーブル席の間仕切りも、そして運用の仕方もかなり問題があるように思った。ピーク時には客を詰め込みすぎる。間仕切りが機能しない。アフターコロナでは物理的な空間の確保と、それを確実に実施して客同士の安全な距離を担保するオペレーションが欠かせない。ところが、従業員の意識がそこまで達していない。コロナ前と同じように空いている席に客を詰めこんでは行けないはずなのだが。

料理を頼むと、記憶にあるより量が減っている。これは記憶違いかもしれないが、同名同価格で量を減らすというのは最悪のメニューいじりだ。常連の客ほど、この差を判別できる。少なくとも、この時期に「負の感情」を持たせるような変化はよろしくない。値上げをしたいのであれば、はっきりストレートにやった方が良い。個人的には量が減ってくれたおかげでジャストサイズにはなったのだが、そう考える客が多いとも思えない。

油そばを頼んだ。これはスープで誤魔化しが効かないから、日高屋ではちょっとチャレンジメニューだと思う。麺の茹で具合と湯切りの加減によって、味が根底から変わってしまう難度の高いメニューで日高屋向きではないはずだ。つまり失敗作にぶち当たりやすい、デンジャラスなメニューなのだ。そして、今回は悪い予感的中で湯切りができていない、丼の底に湯がたまる残念な結果になった。湯切りさえ上手にしてくれれば、予想外にうまい油そばになるのになあ。やはり安全牌のキムチチャーハンか野菜たっぷりタンメンにすればよかったと反省。まあ、日高屋はこうした日によってブレる部分も含めて、お値段と品質がバランスしているブランドだと思えば文句もないのだけれど。また利用させてもらうのは間違いない。

アフターコロナ対応は「もう一息」のような感じで、今後の改良に期待しましょう。

旅をする

秩父まで一人旅 アフターコロナまでは遠いか

西武鉄道の運行路線は、東京新宿、池袋から所沢周辺までの通勤が主体で、所沢から川越、あるいは飯能あたりまでが通勤路線としては限界になる。ところが、飯能から先も秩父市まで運行していて、ここはローカル線というか観光路線で、山間をくぐり抜けるような渓谷沿いに線路が続く。所沢からだと終点西武秩父まで特急で小一時間。日帰り観光にはちょうど良い距離だ。終点の西武秩父駅の一つ前にある横瀬駅に行ってみた。横瀬は秩父盆地から見える武甲山を横から見える場所にある。西武秩父線の特急が止まる駅では一番小ぶりな駅のような気もするが、これまで横瀬に行ったことがないので見学に行った。どうやら秩父ハイキングの起点として有名な場所のようでハイキングに行く人たちがまばらにいた。

駅を確認(?)した後で、秩父名物の漬物「しゃくし菜漬け」を買おうと道の駅に行った。3−4年前は道の駅全体がアニメで埋め尽くされていた感じがあったのだが、今はすっかりおとなしくなっていた。確かに、コロナの期間は聖地巡礼も自粛だったのだし、そもそもアニメの制作も途切れていたものが多い。近頃では、例の「鬼滅」が大ヒット映画作品に成り上がったので、またしばらくアニメ作品制作が賑やかになりそうだ。アニメの聖地巡礼の名所は埼玉に多い(・・・はずだ)から、アニメのヒットや賑わいは、何もないと言われる埼玉観光の目玉、誇れる資産なのだ。秩父を訪れる人もまた増えるかもしれない。

通称「あの花」、正式タイトルは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」。確認してみたら公式サイトはまだ生きていた。あのはな 公式で検索すると出てくる。ただ、もうすぐ放映開始から10年も経つのので、もはや古典的作品なのかもしれない。

秩父市では商店街などともコラボしているので、街歩きの時の楽しみの一つになると思うが、何故か主人公キャラ(少女)か酒造メーカーとぎっちりタイアップしているみたいだ。なぜだろう。主要キャラは高校生なので酒を飲む年齢の設定ではないし。
作品内では秩父市内各地の風景がしっかりと登場するので、アニメを見た後に秩父を歩くとちょっと楽しい。これがアニメ聖地巡礼というものなのだろうが、その極めはやはり夕日で赤みがかって見える「武甲山」ではないかと、個人的には思う。

秩父名物は、東京近郊では珍しい「蕎麦」で、専門店も多い。お手軽に道の駅で「そば」と「わらじカツ丼」のセットも頼める。秩父は長野と山を越えて接しているせいか、胡桃つゆで蕎麦を食べる文化も長野と同様にあるようだ。胡桃つゆはなかなか美味しい。日帰り旅でも遠征した気分になる有難い観光地、秩父だ。

西武秩父駅ビル内にある温泉施設は、西武線に乗ると電車内広告で有名なのだが(西武線利用者のみか)、いまだに入ったことはないので、今年の冬は特急ラビューに乗って日帰り温泉旅にしよう。残念ながら、今年の秩父夜祭は規模縮小で山車も出ないそうなのだが。それでも冬の秩父に遊びに行くのはちょっと楽しみ。

街を歩く

渋谷でびっくりな看板

渋谷に行ったついでに、道玄坂下から京王線渋谷駅周りの飲み屋街を覗いで歩いた。めっきり渋谷に行くことがなくなっていたので、色々と発見があった。そんな気がついたことをあれこれと。

少なくとも若者の街の渋谷でひっそりと残っているオヤジ街だからコロナの影響は大きいだろうことは予想していたが。

この三矢堂は都内のあちこちに店がある、いわばチェーンつけ麺屋だと思うが、知っている限りどこの店も繁盛している。昼時には行列もできる。そんな店が「テイクアウト専門店」を作った。場所は飲み屋街の端っこだからラーメン屋としては悪くないと思うが、店があるのは2階で、いわゆる空中店舗というやつだ。これも人気店であれば、地下でも2階でも店は成立する。しかし、持ち帰り専門店となれば二階はハードルが高すぎるだろう。二階に開けた店をテイクアウト店に変えたのか、テイクアウト店を二階に開けたのかはわからない。ただ、ラーメンに限らずテイクアウトの店は飛び込み客を掴むためにも、1階に店を開けるというのが業界常識だろう。これもコロナの落とし子なのだろうか。以前であれば考えられないような試みだ。ただ専門店と言うからには、色々と工夫がしてある気もするのでテイクアウトして試してみたいものだ。

道玄坂で見つけた、東京都内で珍しい喫煙可能店のサインだった。喫茶店というか、カフェというか。本当は実際にお店を使ってみて感想を書けば良いのだろうが、この看板を読み込むと、色々と考えさせられた。おそらくこの店の経営者が開店の時に考えていたコンセプトというか店舗のイメージとは、今や全く違ったものになっているのだろうなということだ。

自分だったらどんな宣伝文句を書くか・・・立ち止まって考え込んでしまった。今の東京の繁華街は、こんな大混乱というか、生き延びるためにはなんでもやるよという強い意志が路上の看板に見える。ただ、それが客を引き込むほど魅力的に見えていないのも事実で、看板を見た客(候補)が「いったい何の店なの」と混乱してしまうことが多いと思う。

次に渋谷に行った時は、この店を使ってみようと思う。ただ、なんとなく都会的なカフェでざるうどんを食べるようなモヤモヤ感を感じそうな気がする。その時はまた感想文を書いてみようか。

面白コンテンツ

ウォークマンがご臨終間近

生まれて初めてもらった給料で買ったのが、初代ウォークマンだった。当時の初任給が10万円くらいで、ウォークマンは3万円だったような記憶がある。今思えば、よくそんな高いものを買ったものだ。現世代のウォークマンは上位機種Aシリーズでそれくらい。普及版sシリーズでは1万円台だ。
以来、ほぼほぼ代替わりしながら使ってきたウォークマンだが、今使っているやつが、ついに液晶がダメになり、音は聴けるが画面が見えなくなりつつある。2012年製なので、かの有名なソニータイマーが発動したわけではないと思う。しかし、買い換えるべきか実に悩み深い。

写真に撮ると読める文字も、肉眼ではほぼ見えない。スマホの写真機能がすごいことがわかる。(笑)


容量4Gくらいなら、iPhoneで十分間にあう。自分のiPhoneは、メモリーがスカスカなので16G でも大丈夫だ。音質追求派でもないので、ちょっと高めのブルートゥース・イヤホンにすれば音は良さそうだし。これまでずっとウォークマン派だから、iPodは使わないできたのだが。
なんだか昔々にカセットテープからCDやMDに移行するときも同じように悩んだ気がする。

現在ではダウンロード音源主流なので、買い貯めたCDをどうするか悩む人が多いらしい。すでにほぼ全部のCDをファイルに変換し、CDは全部処分してしまったので、CDなど光学媒体への愛着はない。この先はスマホで音楽が聴ければ良いのだと思う。ブルートゥースでコンポへの転送も可能だ。ただ、当時は最先端だったsony製ハードディスクコンポ、ウォークマン対応はまだまだ元気なのでコンポ買い替えの予定もない。となるとウォークマンウォークマンでないとコンポとの連動が難しい。おまけに、最新型コンポーネントはCD、ラジオ非対応みたいだ。これはちょっと不便かもしれない。そうなるとますます現在使用中のウォークマン対応コンポを諦めるわけにはいかない。色々と面倒な問題がある。

なんだか、モヤッとした気分のまま、いきなり山下達郎のアルバムをほぼほぼ全曲、iPhoneに放り込んでみた。簡単に入ってしまった。sonyの音楽神様がappleの万能神様に降伏したのだと思った。
せめて、sonyのイヤホンを買ってこよう。

https://www.sony.jp/walkman/products/NW-S310_series/

食べ物レポート

うどんのテイクアウト

知人の話では、テレビで紹介されていたらしい「丸亀製麺」のうどんテイクアウト だが、これが期待をびっくりするほど裏切る「良い製品」だった。麺のテイクアウトといえば、出前で注文した時の伸びきったラーメンとか、箸で持ち上げると全部一塊になるそばとか、悪いイメージしかない。ほかは、コンビニで売っている「麺もどき」商品群だ。個人的にはコンビニざるそばの、決してうまくはないが、「俺たちこんなに頑張っているんだぜ」と言っているかのような、小物大量投入(そばのくっつきをほぐす水、海苔、わさび、ネギなどの小物、別入りの蕎麦つゆ、一口大にまとめた団子状のそばなどなど)セットはよく食べる。人間誰しも、旨いまずいだけで物を食べるわけではないのだ、といつも心の中で言い聞かせているが。

さて、うどんの話に戻すと、茹でたうどんは透明な専用容器に収められている。うどん容器を下のうどんつゆ入り丼にかぶせると、ぴったり隙間がなくなる。この上部にあるうどん容器の中に煙突のような突起部分があって、そこに開いた小さな穴からうどんのつゆの蒸気が上がってくる仕組みだ。よく考えているなあと思わず感心した。確かに湯気でうどんの入った容器とつゆの入った容器の間に隙間ができる可能性がある。つゆが熱ければ熱いほど、その隙間ができやすい。ところが、梅雨から出る蒸気を、煙突部分を通してうどん容器の中に逃す。これで密閉が保たれ、つゆ漏れによる汚れを避けることができる。すごい仕組みだ。持って帰ったうどんは、さすがに出来立てとまではいえないが、十ブウに歯応えがある。コンビニのなんちゃって麺商品と比べれば、値段も安くはるかに旨い。

そして、天ぷらは専用紙容器に自分で詰めるのだが、この箱も内側にコーティンスがされていて、油漏れが防止されている。渡されたプラ容器にネギと生姜は詰め放題だった。セットで一緒に買ったいなり寿司には「テイクアウトの製造表記」がある。これは実に素晴らしいことで、大概の店のテイクアウト対応では、この製造ステッカーが貼られていない。(作り置きでなければステッカーなしでも法的問題はないはずだが、企業としての倫理みたいなものか)

アフターコロナ の時代に、これまで店内飲食しかしてこなかった企業も本格的にテイクアウトに乗り出してきている。ただし、こういう進化や工夫を重ねていく企業だけが生き残り、なんちゃって商品(店で作っている物を箱に詰めただけ)は退場を迫られる。優者必勝の時代ではなく、優者劣敗、鈍者必敗の時代だ。来年の春までに勝負はつくと思うが、本当に厳しい時代になってしまった。

食べ物レポート

東京スタイル? ラーメンの進化について考えた

たまにエビスに行くことがある。長年暮らしていた(?)恵比寿だが、コロナのせいで潰れた店もあるし、逆にコロナの中で開いた店もある。

恵比寿のニューウェーブラーメン店に行ってみたら、これはなかなかファンになる味だった。魚介系のスープは好みが分かれると思うが、自分の好みにはジャストミートする。濃厚な味が良いのだが、最近の魚介系は鶏白湯との合わせが増えているようで、豚骨と魚介あわせほどのギトギト感はない。鶏白湯もコラーゲンたっぷりなことには変わりがないから、単純に鳥の味が好きなだけかもしれない。

濃厚な鳥魚スープは、少なめで麺とスープのバランスが普段とはちょっと違う感じがする。中太のストレート麺で濃い味付けのスープのバランスをとっているのだろう。縮れ麺だったり細麺ではスープの量が足りなくなるかもしれない。チャーシューも柔らかめで、細めのメンマは追加トッピングしたい。太めメンマが好みだったが、ここの店のような穂先メンマも良いものだ。

今の流行り物としてのラーメンは、やはりスープと麺のバランスを工夫しているのが成功の元なのだと思う。当然、原価率も上がるからラーメン一杯1000円時代に突入しつつある。その反対側にある全国ブランドの牛丼チェーンとか、ハンバーガーチェーンでは500円ランチがまだまだ有力で、そこと対抗して500円ラーメンで行列を作らせるというのは、アフターコロナ ではあり得ない発想だろう。ラーメンは今後も高級化するしか生き残る道はないのかもしれない。なんだか、久々に東京で美味しいラーメンを食べた気がする。カウンター席が一人おきにしか使っていないので、待ち時間があるみたいだが、回転は速いので昼時でも「蜜」になることはない。今時のラーメン屋はこういうスタイル(隣の人と肘が当たったりすることはない)になっていくのだろう。それはそれで良いことだ。

旅をする

札幌駅の駅弁 限定版らしい

札幌駅の駅弁スタンドで熱弁を振るうおじさんに負けて幕の内弁当を買ってしまった。その次の日に、実はこっちもおすすめなんですと言われた弁当(やはり幕内)を買うことにしたのは、おじさんの熱意に負けたせいもあるが、2種の幕内をなぜうるのだろうという疑問が湧いたからでもあった。

しかし、このなんとも中途半端な140年記念という「キリのわるさ」だろう。確か去年は北海道開基150年とやっていたので、それに肖ったのか? よく創業34周年記念とかいう、訳のわからん「お祭りセール」をやる企業があるが、それと似た霧の悪さ、以後ゴチの悪さがある。ただ、蒸気機関車時代の写真はなかなか味がある。北海道は明治政府が、やたら国防意識(対ロシア帝国)が高く北海道開拓に膨大な予算を投入したので(それも棄民政策に繋がっていたが)、鉄道建設は早かった。最初は当時の商都小樽と行政の中心札幌を結ぶ路線だった。石狩川の水運を使うより、先進技術の導入、その後の路線拡大という政策目標があったのだと思う。先の大戦後は、鉄道の代わりに道路網の拡張が続いた。いつでも北海道は国防の地だったようだ。

さて幕の内弁当だが、ご飯が白飯だけではなく鮭イクラのチラシ風になっていうr。おかずは全体的に和洋折衷的な感じもあるが、140年前の再現料理ということではないようだった。値段の割にはちょっとしょぼいかという感じもするが、おかず多めのコンビニ弁当というのが適切な評価だと思う。熱弁振るう駅弁販売オヤジの情熱に負けて買ってしまったが、うーん、これはちょっと騙された感があるかもしれない。弁当の包装紙だけが納得する代物だというのも、駅弁としてのプライドはどこに行ったと言いたくなる。10年後の「150周年記念」に期待したいが、そこまで元気ていられるか、我が身がちょいと心配で。