Blog

街を歩く

渋谷の新しいお店? を発見した

渋谷話が続いているが、やはりなかなか面白い街なのだ。よく聞く話だが、蕎麦屋でい一杯というのは、オヤジ族の中でなかなか根強い人気がある。多分にカッコづけしている気配が濃厚だが、居酒屋などがまだ数少ない時代に、昼から酒を飲めるところは蕎麦屋と鮨屋くらいのものだった。町の食堂でカツ丼とビールのような組み合わせもあったのだろうが、蕎麦屋のトッピングを肴に酒を飲むというのは、なかなか便利だったのんだろう。お江戸の時代は、町内に酒屋と蕎麦屋と風呂屋と寄席は一軒ずつあったらしいので、当時の蕎麦屋とは現代で言えばコンビニみたいなものだろう。先の戦争前までは、蕎麦屋で蕎麦を腹一杯食べるということはなかったらしい。食糧不足で、米がわりに蕎麦を食べる習慣ができたと聞いたことがある。蕎麦屋は元々は居酒屋のようなものだったのか。

ところが、うどん屋で酒を飲めるかというと、これがまた珍しい。一度、大阪天満にある「うどん居酒屋」にわざわざ見にいったことがあるくらいで、うどん屋で酒をどんと出す店は記憶にない。丸亀製麺あたりがうどん居酒屋をやってくれれば面白いと思うが、やはり蕎麦ほど日本酒との相性が良くない。というか、うどんを食べた時の腹一杯感がイメージとして酒と合わないのだろう。蕎麦は肴になるがうどんは主食という感じだ。
だから渋谷道玄坂脇で見つけた新規開店のうどん屋には興味がひかれた。店内を覗いてみると、ランチ時なので女性客が多い。ほぼ満席だった。表のメニュー看板を見ても、何やらニューウェーブ感のあるうどんのようだ。うどんをあてに酒を飲めということではないようで、軽く肴を頼みつつ酒を飲み、締めにはうどんという提案だろう。どちらにしても、うどん屋の手薄なディナー帯を確保しようという魂胆はわかる。この店は夜にいってみなければ・・・。

新潟タレカツというのは、ちょっとした隠れローカルグルメだと思う。首都圏ではあまり見かけない。原宿にある新潟県アンテナショップの二階レストランでは食べられたような気がする。それが渋谷の街にあった。開店したのは最近ではないと思う。自分の落ちぶれた記憶力に頼るのもどうかと思うが、この店の記憶がない。

新潟のタレカツは、全国あちこちにあるソースカツ丼の変形版のような感じで、醤油味のタレにドボンとつけたカツが、丼飯の上に乗っているような食べ物で、なかなか食べやすい。新潟の超絶ローカル食「イタリアン」よりは、取り組みやすい。イタリアンとはソース焼きそばの上に、ミートソースがかかっている、焼きそばとスパゲッティの合体モノで、これはちょっと難易度が高い食べ物だ。

長岡名物?の生姜ラーメンも渋谷(明治通り沿い)にある。確か、へぎ蕎麦屋も渋谷にあったようなうっすらとした記憶もあり、渋谷は新潟県民に優しい街なのかもしれない。

食べ物レポート

新宿のラーメン屋で学んだこと

新宿歌舞伎町の外れ、西武新宿の駅そばに気になるラーメン屋がある。煮干し系のスープで、いつも行列ができていてなかなか入る機会がなかった。今の新宿は、色々と課題が多いので、どうやらお昼時でも行列ができないらしい。ふと気がついていってみたら、並ばずスッと入れた。ただし、店に入った瞬間(?)に、手の消毒を要請されるのは、今の東京標準スタイルらしい。食券を買う前に手にアルコールをスプレーしていた。

注文したしおラーメンは実に素晴らしい。鶏白湯とアゴだしの合わせスープとのことだ。麺の状態も実に好みにあったモチモチ系で、チャーシューが薄切りにされている。これは実はとてもありがたい。アメリカで食べたローストビーフサンドは、やたら薄くスライスしたローストビーフをたっぷり入れて食べ応えと噛み切りやすさが両立していて感動したが、チャーシューもこういう薄切り多数盛りにしてもらえると嬉しい。

カウンタ席のみだが、隣の客との間隔は広くとられている。今後のラーメン屋のスタンダードはこんな形になるのかなと思った。

店の表に出てショーケースに入っているラーメンのサンプルを見てのことだが、行列ができる人気店であっても、自分たちの売っているものを店の表で知らせないといけない時代になったのかと。おそらく店内での会話を減らすためには、売り物と価格はあらかじめ店頭で知らせる仕組みが必要なのだね。

アフターコロナで変化をサボっては行けないなという教訓をしっかり学ばせてもらった。ラーメンの旨さよりも、アフターコロナの商売に気がついたことが大きかった。

食べ物レポート

サイゼリヤのマスク会食の確認

コロナ第3波と騒がれる中、マスク会食なる怪しい逃げ口上が首相から出るあたりで、「本音と建前だとわかった気がする。コロナ対策は口だけで済ませるということなのだろう。それにぶつぶついってもしょうがないので、外食企業は自前の生き残り策が重要だ。その先頭を一人で走っていて、誰も後についてこないというのが、ちょっと寂しいサイゼリヤのマスク会食技法。お店に行ってどれくらいの人が実行しているか確認に行ってきた。平日昼間で、大方の客が高校生などの学生と主婦らしき女性集団で締められている。オヤジのランチ客はほぼいないという状況で、サイゼリヤ方式マスクは「ゼロ」だった。都内のオフィス街あたりであれば存在確認できるのかもしれないが・・・。

そもそもマスクにするナプキン状の紙が見当たらない。と思っていたら、紙ナプキンの後方半分が、マスク用だった。隠れていて見つけられず、帰り際に間違って後ろ側のナプキンをとったら、「しゃべれるくん」と書かれたマスク用紙だった。レジ前にも置いてあったが、これは入店時に見つけられないと・・・。金払って帰る時では遅すぎると思うが。

サイゼリヤの注文方式は、注文用紙にメニュー番号を書いて渡すという「準・非接触型」に変更され、従業員の会話の数は減ったはずだが。結局、メニュー用紙を読み上げ確認するので、客とのやりとりが半減したという感じだろう。従業員保護という観点では、客が喋らないことが一番なので、それなりに正解だが。こちらのミスでメニュー番号を書き間違え、食べることになった豆料理が予想外にうまい。次回からはこれも頼むことにしよう。豆だけ、これだけガッチリ食べる機会はなかなかない。

正しい(こちらの主観では)注文は、この鳥手羽の辛味揚げで、昔自分でも取り扱っていたしろものだが、あげていない唐揚げはなかなか美味いのだ。これは工場で下上げしたものをジェットオーブンで再加熱しているはずだが、油っぽくなくて良い。この「オーブン加熱」揚げ物は、なかなか製造が難しいはずだが、サイゼリヤ製品は愛用している。(店によってはいただけないものも多い、工場生産の高い技術力が要求される)

このチキンに、サイゼリヤのホットソースとクラッシュペッパーをたっぷりかけると、なんとあっという間にアメリカンなバッファローウイングに変身する。最近のサイゼリヤ推しの「自分で味変」を実行したまでだが、日本で本格的なバッファーロウイングを食べることはほぼ不可能なので、これは貴重だ。(理由はアメリカンな味が、酸っぱすぎて、辛すぎるからなのだが)

マスク姿を見に行って、そちらの収穫はゼロ。ただし、美味しいランチは食べてきたので、よしとしようか。

日本国政府の皆さん、首相の提唱?するマスク会食は政府関係者で実施して、首相官邸発信でSNSやyoutubeに流しては如何ですか。誰も面倒くさがってやっていないようでは、春先のマスク騒動より話題になりません。

街を歩く

渋谷の駅前で気がついたこと

渋谷駅前の大きな看板は、その時その時の流行り物をよく表していると思う。写真の色がややおかしいのは、転換ソフトのせいなのだと思うが・・・。これは朝に撮った写真だ。JR渋谷駅はアニメかアイドル系の広告が多い。対象者の若者が渋谷に集まるという「短絡的」な発想だと思うが、確かに渋谷以外に若者が集まる街はどこにあると言われれば、「ない」のだ。原宿や吉祥寺もそこそこの街だが、なんといっても渋谷ハチ公前交差点は世界に誇る通行者数だから。

もうしばらくすると解体再建築が始まるらしい、東急東横店の看板。これは渋谷の街から帰る時に真正面に見える位置にある看板だから、お金持ちのブランドとかお金持ちの自治体や公共団体が使っている。後はネット系の勝ち組か。これを見て思い出したのだが、iPhoneの広告を携帯3社がそれぞれやっていることで、これはずいぶん面白いと思う。あれはAppleに携帯3社が分散して宣伝するように指示されていると思うのだ。ちなみに、世界市場でiPhone のシェアが異常に高いのは日本だけだそうだ。普通はお安いAndroidのシェアが高い。高級ブランド嗜好の日本人の特徴みたいなことらしい。
個人的には、高価格でも高機能ということで、iPhone iPad iMacの3連系使いだからあまり人のことは言えない。ただし昔はPC=Windows限定、アンドロイド使いだった。それがappleに転向したのは、某F社のスマホが出張中に崩壊して、携帯キャリアに修理依頼に行ったら、この機種故障多すぎなんですよと言われたせいだ。それでS社に変えたら、1ヶ月もしないうちに会社からandroidはセキュリティに難がありAppleに機種限定と言われ、そのままズルズルと・・・ということだ。スマホは道具と思っているので新機種が出たから変えたいとも思わない。今でも「8」で不自由は感じないが、そろそろアップル特有の電池の寿命がやってくるので、その時には面倒のない最新型にするつもりだ。ということで、この渋谷の大壁面広告は個人的には役に立った。つぎは「12」なのだねと。

渋谷に行ったのが3ヶ月ぶりくらいで、その前に渋谷に行った時はこの「お茶漬け海苔」の看板は見なかったような気がする。高層ビルと並べて見れば、なんだか明治と令和が同居しているような不思議な光景だ。誰かこの看板を見て、「そうだ、家のお茶漬け海苔の買い置きがなくなっていたな、帰りにコンビニで買って帰ろう」みたいな連想をしてくれるのだろうか。渋谷駅前の通行量が多いからといって、お茶漬け海苔の看板かあ・・・と、これも考え込んでしまった。

道玄坂の坂の上の方に、昔から使っている回転寿司があった。ずいぶん久しぶりになるななどと道玄坂を登っていったが、看板が見当たらない。新しくコンビニができているところまで坂道を登りきって、ようやくおかしいなと思った。ゆっくりと坂を降りサーチモードに入ったら、閉店の張り紙を発見した。たぶん、20年以上この店を使っていたと思う。いつでも満席の繁盛店だったから、やはりコロナの影響なのだろう。結局、道玄坂の下のほうにあるこれも老舗?の回転寿司屋に入った。ここもいつでも満席の店だったが、客席はまばら。せめて大量に食べて売り上げ貢献しようと思ったが、昔の半分くらい食べて自転で満腹になる。貢献できずにすまん、と思いつつ会計したら、なぜか従業員が外国人だった。この人たちはコロナでも国に帰らなかったのか。大変だなあ。

渋谷の駅前は色々と考えさせられることが多い。

Uncategorized

渋谷で感心した唐揚げ居酒屋の凄み

唐揚げの聖地と言われると、正面切って文句は言い難い。前職のフライドチキン屋が日本全国で、おそらくここでだけ大苦戦を強いられていたのは記憶にある。個人的には北海道独自の鳥唐揚げ「ザンギ」が、味の濃い唐揚げとしては唐揚げキングに近いポジションにいると思っている。ただ、北海道でも唐揚げの聖地を名乗る場所はないからなあ。ご当地グルメ最強と言われれば、それは言い過ぎだろうと返すしかない。日本全国に唐揚げよりうまいご当地グルメは(自薦他薦含め)相当ありそうだし。

これが渋谷の飲み屋街で見つけた看板で、思わずツッコミどころ満載だと思った。ただ、その看板を見上げるとなんともすごい店というかビルが見えてくる。ビル一棟の壁面を使った看板?というか宣伝というか。とりあえず店名は「勝男」らしい。それはすぐわかる。鳥唐揚げが一押しで、プレモルも安いのだねと納得する。渋谷の街によくあった、自己主張の強さが心地よいくらいだ。

しかし、実にすごいのは、全く同じような外見の店が歩いて100mのところにもう一軒ある。「勝男 2号店」ではなく、「隣の勝男の応援団」らしい。本店が満員なら2号店にいってというノリだとは思うが、応援団だからなあ、何か違うのかもしれないなあ。

どちらの店もお昼から飲めるようだ。こんな目立つ店があったら記憶に残るはずだから、開店したのは割と最近なのか。唐揚げで酒を飲むというのは、これはある意味ハマってしまうと地獄のようなものだから、「勝男」君は悪魔的魅力のある店で、一店では客が捌ききれなかったのだろう。流石にコロナには勝てず昼営業となったような気もする。

しかし、この店の作り方は感動ものだ。本当に、すごいことをやる人たちがいるものだ。ただし、自分で使うときは注意しないといけない。酔っ払ってから行くと「本店」と「応援団」の差はわからないような気がする。中の店員さんも「勝男」っぽい、やたら威勢の良いにいちゃんたちばかりで、女性従業員ゼロの「兄貴な店」だったりすると、ますます見分けがつかないだろうなあ。

街を歩く

ガストすごいな

所沢の街歩きをして気がついた。ハッピーアワーが盛大に伸びている。それも後ろに伸びるのではなく、前倒しになっている。所沢駅前は、飲み屋に関しては大競合していて、ナショナルチェーンの居酒屋はほとんど出店している、その中でガストが「飲み業態」に進出すれば、当然ながら競争相手のいない時間帯に勝負をかける、という構造ならわかるが。しかし、昼のピーク、ランチタイムに居酒屋需要はあるのか?

ということで、観察しにいってみたら意外と変ばことに気がついた。ガストはランチタイムにサイゼイヤの500円ランチと大戦争しているので、日替わりランチを含めランチセットはワンコイン、500円とラーメンより安いハンバーグ定食が食べられる。タッチパネルでもその辺りが意識されていて、日替わりの比較もできるようになっていた。たd

ただ、ここからがすごいと思うのだが、日替わりランチを注文しようとすると、画面に「ご一緒にソーセージはいかですか」という推奨画面が出てくる。これを断らないと、注文が完結しない。そこで、「ソーセージ」追加 yes にしてみた。ひょっとして、ご一緒にドリンクバーも・・・とか、ゴッしょにサラダも・・とか出てくるかなと思ったが、流石にそれはないようだ。

追加のソーセージが左上 199円

結局、昼時にハッピーアワーを楽しんでいる客を見つけられなかった。逆に、凄技だと思ったのが、ランチセットではなく、単品フライドポテトと単品唐揚げを注文している人がいたこと。まるで某フライドチキン屋の注文みたいだが、確かにファミリーレストランを自由に使うという点で、この注文は素敵だ。おまけに、このかたは、PCを取り出し電源に繋ぎ、何やらポテト片手にキーボードを叩いていた。今やファミレスとはこういう場所なのかと、改めて思い知らされた。

コロナのせいとは言わないが、ガストの電源供給基地としての需要は確かにありそうだ。

街を歩く

渋谷の焼き鳥屋の隣で考えたこと

前に書いた渋谷の焼き鳥屋の隣にカフェというか洋食屋があった。ステーキハウスだったような記憶があるが、一度も入ったことはない。いつもこの店の前を通り過ぎて坂を登ったところにある焼き鳥屋に通っていたのだが。店の名前もよくわからず、看板の写真を撮ってから初めてわかった。「サイ」という名の店らしい。黄色いデフォルメされた漢字一文字が読めなかった。

店頭のブラックボードを見れば洋食屋のような気がする。お値段は渋谷駅近という立地を考えればリーズナブルというべきだろう。ナポリタン1000円が今の東京の昼飯の相場か。ポークステーキ(1300円)はちょっと珍しい。生姜焼き(1200円)は絶対定番ながらちょっとお高いかもな、などと眺めていたのだが・・・。

地面に置いてある看板をみて、ギョッとした。”飲める”オムライスとある。すでに昼飯を食べた後だったので泣く泣く諦めたが、これは是非実物を拝見したい。”飲める”ということの意味は、オムライスがスープ多めのリゾットのようになっていて、つまりドロドロな液体状で「物理的に飲料」化されているのか。あるいは、酒を”飲みながら”、酒のつまみとして向いているオムライで、ついつい酒が「飲める」のか。気になる・・・。確かめにいかなくてはいけない。

そしてこの店の謎はもう一つあった。上のボードにあったポークステーキと同じもののような、ランチメニューのジンジャーステーキの存在だ。生姜焼きはしっかりボードに書かれているので、最近よく言われる「ポークジンジャー=生姜焼きの別名」ではないようだ。写真も微妙に違っている気がするので、書き間違いということではないのか? 謎が謎呼ぶ「怪しい店」だが、ここも是非一度入ってみなければならない。しかし、こうした渋谷真実探求ツアーは、都知事のいう不要不急の外出になるだろうか。東京都推奨のレインボーマーク付きの店で、会食ではなく一人で食べる「孤食」でも自粛しろということかな。どうやら都知事をやると舌が追加で二枚や三枚増殖する、人としての進化種になれるらしい。(普通に考えれば『妖怪三枚舌』とかいうネーミングになるなあ)

渋谷の街で、「人類の進化」などという高尚な妄想に耽ってしまった。
Thank you, Tokyo metropolitan Governor!

街を歩く

所沢駅前の謎スポット

所沢市は埼玉県西部にある、東京都の県境のまちで、新宿や池袋にはアクセスが良いベッドタウンだ。人口は34万人。県庁所在地の人口で比較すると28位の奈良市の次くらいで、所沢鳥も人口の少ない県庁都市は結構ある。だからといって、賑やかな街かというとそうでもない。飲み屋街で言えば、大方の県庁都市より貧弱だ。百貨店もつい最近に消滅した。西武百貨店が今や所沢ショッピングセンターになってしまった。その所沢駅前の繁華街で、バブル前の映画を晒す謎の建物が2件ある。もとマルイだったぼりと元ダイエーだったビルで、地域の顔といっても良い一等地?にある。そこが幽霊屋敷のように見える。

元マルイで、今はなぜかオフィスビルっぽい。

駅前商店街 プロぺ側から見るとまるで廃墟ビルのように見えるが、反対側(たぶんこちらが正面)からみると、まだそれなりに商業ビルらしくも見える。残念なことに屋上の看板は買い手がいないらしいので無印だ。このビルの一階はパチンコ屋で、商店街側はセブンイレブンと、楽天モバイル販売店があるだけ。最近2階にレストランが開店した。エレベーターホールに行くと、3階以上は色々なオフィスで占められているらしい。空きビルではないのだが・・・。

元ダイエー 

そこから歩くこと200mほどで、元ダイエー、その後イオンに変身して、ついに廃墟化するかともわれたビルが、どうやら雑居型商業ビルとして再生する。テナントを見れば、最近の勝ち組というか、ロードサイドでも生存競争に勝ち抜いた面々のようだ。スーパーのOKは首都圏南部では大勢力だし、ミスターマックスとニトリは日本の北と南から全国制覇を狙う「正統的な流通戦国覇者」みたいなものだ。なんでも自前でやりますといっていたGMS最強チーム、ダイエーの跡地としては、なんだか色々と考えさせられる組み合わせだ。

所沢駅の新駅ビル きれいですねえ

バブルの前の時代に、流通業の二大勢力だったダイエーと西武セゾングループは、今やどちらも消滅した。ダイエーがイオンに統合され消滅したのは、GMS戦争の結論だったと思う。しかし、西武セゾングループはもっと哀れだ。本丸の西武百貨店はセブンイレブン傘下でも再建が厳しい。各地で閉店続きだ。弟分のパルコはJフロント(大丸・松坂屋連合)に買い取られ、なんとなくDNAが薄まった感じがする。ファミリーマートは商社の子会社になり、コンビニ業界では永遠の第3位的な位置付けで精彩にかける。
所沢は西武グループの企業城下町でありながら、西武百貨店は撤退した。(そもそも西武鉄道グループもいまやファンドの管理下だし)あれまあ、という感じだが、最近の西武鉄道は本拠地池袋都心から郊外へ、つまり所沢に重心を移すらしく、所沢駅前はみるみる「大変身」となっている。初めてこの街に来たときは、なんと田舎な街だと思ったが、ダイエーやマルイ、西武百貨店が盛り上げて、それなりにバブルの頃には賑わいもあったのだ。それが、今や団塊世代の子供たちは遠距離通勤を嫌がり都内に移住。人口は減少し続けている。なんだか、首都圏郊外都市の衰退のモデルみたいな場所だが、生まれも育ちも所沢という人も多いようで、ここ最近はジジババが闊歩する街だった。コロナのせいで外出自粛かと思いきや、意外と所沢駅前にジジババが戻ってきているのは、いったいどうしたわけだろう。ひょっとしてダイエー跡地のせいか?

謎だ。

街を歩く

渋谷の焼き鳥 新旧比べて思う

鳥貴族が東京に進出してきた頃、わざわざ食べに行った。確かに全品ワンプライスで焼き鳥も大串なのが「よくできた仕組み」と感心した記憶がある。都心部繁華街の2階に出店するという出店戦略も、目的来店を誘う意味では正しいと思う。そして、ある程度店舗の知名度が上がれば、この黄色と赤の目立つ看板が、どこの街に行っても安心して焼き鳥が食べられるという「焼き鳥のマクドナルド化」みたいなことが起こるのかと思っていた。
地方都市に出店して店舗数を増やすのではなく、大都市で密度をあげて多店舗展開できる都市型コンセプトだなと、焼き鳥を食べ酒を飲みながら考えていた。従業員が終電に間に合うように閉店するというのも良い考えだと思った。

その後、鳥貴族は色々あったようだが、やはりコロナに直撃されたブランドだった。休業もしていたし、閉店も余儀なくされたようだが、最近は復調したのかと思っていた。久しぶりに鳥貴族に行ってみようかと考えていたのだ。ただ、この看板を見て、何やら心が痛くなった。夕方から開けるはずの店が昼から開けるとは効率を犠牲にしても家賃分くらいは売り上げ確保したいということだろう。
サラリーマンだったら、そこそこの数の鳥貴族ファンがいて、応援にランチを食べに行こうという気になるかもしれない。ただ、出てくるのはランチではなく普通の焼き鳥らしい。鳥貴族の主客層の若者、大学生あたりではどうだろう。昼から焼き鳥で一杯というのもトリキであれば行けそうな気もする。

その近くにある古典的な渋谷系焼き鳥屋も何やら昼から一杯やれそうな雰囲気だった。どうしてしまったのだ、渋谷の街はと言いたくなる。ただ、昼飲みOKになってもよっぱらいオヤジが赤い顔してウロウロしていることもない。一度確かめに行ってみようかと思うのだが、この界隈はマークシティや東急プラザなどのおしゃれ系の街に変わってしまったので、ちょっと足が遠ざかっていた。今でもオヤジは大丈夫かなあ。

ここしばらくご無沙汰の渋谷の名店は昼営業はしていないみたいだ。この店もかなり狭くて、2階の座敷で飲んでいると、肩を寄せてどころか体が密着しそうなくらいだったが焼き鳥。今では三密対応で、どうしているのだろうか。東京都の虹マークが貼ってあるから、多分二階席も間引いていると思うが。

早く、いつものように焼き鳥を焼く煙にまかれながら、焼き鳥をグワっと噛み締め、ビールをグビグビ飲む暮らしに戻りたいものだが、来年の夏はそこまで戻っているかなあ。

Uncategorized

PS5と資本主義

PS5とソニーの話なのだが。ゲーム機というより資本主義とグローバリズムと企業倫理みたいなことを連想ゲーム的に思ったので、つらつらと。

https://www.playstation.com/ja-jp/ps5/

今回はあまりネタになっていないようだが、転売で倍額の10万円くらいになっているらしい。コロナのせいで行列ができないように大手販売各社、店頭販売はしていないので、テレビ受けする題材にはなっていないようだ。
面白いのは、ネットの記事で、初期販売台数(出荷数)をみるとソニーは日本市場を捨て、米国市場に特化しているらしい。資本主義なのだからどこで売ってどこで儲けても良いわけだが、ソニーは日本を開発・先行導入マーケットとは見なくなったということだ。任天堂と世界市場の捉え方がずいぶん違う。マイクロソフトゲーム機がなぜか日本で苦戦しているのも、おそらく同様な要因だろう。自分たちの主力マーケットはどこかという認識の違いというベきか。ソニーはもはや日本の会社ではないのだということに、ようやくながら気がついだ。

ゲーム機は典型的な先行逃げ切り型のマーケット支配を狙う商品で、発売開始機の販売台数が勝負を決めるそうだ。ところがソニーは日本での出荷数を絞っている。ということは、日本ではPS5は支配的なゲーム機になれないということではないか。自分も含めて半年も経てば手に入るようになるだろうという「日和見であまり熱心ではないユーザー」に期待して、どうしても今すぐ欲しいという熱烈ゲームマニアを放り出すと、市場丸ごとなくすのではないかな。コロナの引きこもり社会でゲーム機は売れまくっているが、そんな天変地異みたいな需要に期待していると、最終的にコアなファンに見放されてしまうぞと思う。

来年春先にワクチンが出回り、夏あたりに一斉にコロナフリーになって人出が増えれば、家にこもってゲームをやるなんて『バカがやること』扱いされることにもなりかねない。その時に大割引セールをしなければならなくなったとしたら・・・。奢れるもの久しからず、なんてことを思う今日この頃。