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高知を旅する お城編

高知を旅するには、まず城を巡るべし。などと言うつもりはないが、

岡豊城 (おこうじょう)

岡豊城の城壁?

ちょっと読み方が難しいおこう城、典型的な山城で戦国初期の長宗我部一族が使ってい山城で、戦国期が終わり山内一族が土佐進駐した後は、現在の高知城を使っていた。この辺りはお城の中腹に当たる。少し坂道を登ると本丸跡にたどり着く。

高知の方はどのような感覚をお持ちなのかはわからないが、戦国期終了時にあちこちで起きた外様大名の取り潰しと親藩譜代支配の典型的パターン。地侍は下級武士として、進駐軍の支配を受けるという構造(武士階級の二階層化)が、明治維新まで引き継がれる。徳川政権下の東国系武士が、西国で支配地を持つとこんな格好になるのだね。

特に、山城の時代は石垣をめぐらすこともなく泥んこの急な坂がお城の防壁だったらしく、一見すると山のようだけれど、これでもお城の構成部分であるのだ。

お城の下には歴史民俗資料館(まあ、戦国博物館みたいなものですね)があり、小学生がきっとお勉強に来る施設なのだと思う。立派だし綺麗だ。ただし、土佐の高知というと戦国期ではなく幕末内乱期(明治維新というのは内乱に勝った方の言い分だからあまり使いたくない)に興味がある人には、高知市内の色々な施設の方が面白いかもしれない。戦国時代が好きならばこっちが良い。

春のお祭り中だった高知城

山内氏が土佐入りした時に、高知城を作りそこに城下町を築いた。高知城は小高い丘の上に築かれたが、山城とはいえない程度の高さしかない。川に挟まれた平野部であり水運も含め商業地には向いている場所で、おそらく平城で良かったと思うのだが、東国から進駐軍としてやってきた山内氏にとっては土佐土着の地侍の反乱が怖かったのんだろう。旧主織田信長が、岐阜城を築いたように、占領地では山城が良いと思ったのかもしれない。

天守に至る道はくねくねと曲がっていて、その両脇下の城壁からは、当然ながら防衛拠点として攻撃軍を狙撃できるようになっている。野面積みの石垣も、戦国期終盤の凶暴な面構えと言うべきか。徳川幕府が始まった跡に築城された表面が綺麗に成形された石垣とは凶暴さが違う。ここを登って城攻めをしたら、上から熱湯をかけられたり石をぶつけられたり、ひどい目に遭わされたに違いない。

天守から望む城下町を一望できたのだから、さぞかしお殿様は威張って入られたことだろう。しかし、お殿様もお城の下からここまで登るのは相当たいへんだったのではないか。ましてや、ここで勤務していた武士官僚は、毎日の山登りご苦労さんと言うところだ。ちなみに坂本龍馬は下級武士だったので、このお城には登城していなかったらしい。毎日自分の家からお城を見上げていたのだから、ちょっと悔しかっただろう。

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高知を旅する 街をぶらぶら そしてThe 高知な店に

The 高知な店であります

葉牡丹は高知のおっちゃんたちは多分みんな知っている(と、勝手に思っているだけだが)高知の伝統的な居酒屋だ。若い人には入りづらい気もするかもしれない、これまたおっちゃん色の強い店なのだが、家族づれでご飯を食べに来る人もいるらしい。この入り口を入ったところにいかにも居酒屋のお姉さんという方たちが接客をするカウンターがある。ここに陣取っているのが、超常連のおっちゃんたちで、一見さんには暖簾をくぐった瞬間からなんとなくプレッシャーがかかる。ただしmそのカウンターを通り抜けると奥にはテーブル席がたくさんあり、いきなりアットホームな感じの居酒屋になる。そしておっちゃんたちは昼時から黙々と、あるいは賑やかに酒を飲んでいるのである。ランチセットなる定食メニューもあるが、そんな軟弱なものには目も向けず、串揚げと冷酒的な豪快な飲み方で正午の時報を聞くのだ。

酢豚・きゅうり入り

さて、この店は居酒屋なので「高知の食べ物」として鰹のタタキとか、ウツボの唐揚げとか、いかにも高知的なものが揃っている。しかし、それは横に置いておき、街の中華屋的メニューを頼むのが良いのだ。ということで、酢豚、それもきゅうりが入った西日本系酢豚が登場。これはすばちょっときつめなので、ビールによく合う。好みだ。きゅうりがなんとも言えないアクセント。東日本系では、これがパイナップルになる。これもまた甘酸っぱくて良いが。自分勝手に東日本は横浜中華街の広州系チャイニーズが源流で、西日本は神戸南京町発の上海系チャイニーズではないかとにらんでいるのだが・・・。とにかく、高知で酢豚と言えばこの店だ。(断定してしまう)

砂肝を串焼きではなく鉄板焼きで

砂肝は焼き鳥屋でマスト注文アイテム。この鮮度で店の力がわかる。それを鉄板焼きで頼むとどうなるか?実はこちらの方が美味いようだが。誰がニンニク味で良いのだな。あー、これは高知名物とは言えないが、グッドだ。

そして真打ちはオムライス。バターではなくマーガリン味だと思うが文句なし。チキンライスのチキンは少な目だが、これが正統オムライスだ。ソースはケチャップ。ああ、これが食べたいのだという脳内の叫び。薄焼き卵とケチャップと福神漬けは完璧なハーモニー。これぞ昭和の伝統だ。最近の小洒落たオムライスは少し見習ってほしいものだ。いい加減酔いが回ってからの締めオムライス、高知の昼はふけて行く?

大好きな昭和風オムライス

どこの町にもこうした、ちょっと時代においていかれたような店があるはずで。愛すべき居酒屋とはこういうものだということであります。

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高知を旅する 街をぶらぶら 食べ物編

ひろめ市場の入り口は、ビール会社の広告戦争だ。たっすいがはいかん。

高知で愛すべきものとえば、この「ひろめ市場」と「日曜市」だろう。どちらも特徴と言えるのが、アジア的な混沌が味わえるということになる。東南アジアでも良いし、台湾でも良いが、屋台が連なる人のあふれんばかりの熱気的なものが日本から消えて随分経つように思う。東京でも大阪でも、生き残った昔の市場的喧騒はある。ただし、そこは生活の場というより観光地化しているのだが、「ひろめ市場」は、そことはどこか違う。まさに混沌なる世界だ。

安兵衛の餃子はビールとセット販売している

なんというかお祭りの縁日が日常化したというのが正しいような気がする。観光客もそれなりに多いが、市場の中で圧倒的な支配言語は高知弁なのだ。「〇〇やきぃ」「うちんくは、・・・」など多少聞き覚えた言葉が飛び交う。高知弁は、もちろん英語を覚えるよりはたやすい。聞くだけならばだ。ネイティブなスピードが、あまり速くない。イントネーショッンは違うが、語感がはっきりしているので聞き取りやすい。ただし、話すとなる、とこれは困難なのだ。徹底して発音がおかしいと修正される。高知の人は優しいようで、言葉には厳しい。愛郷心が強いということだろう。

閑話休題。ひろめ市場の中は飲食施設(まあ、飲み屋ですね)と惣菜等の食料品販売がほとんどだ。唐揚げ、や鰹のタタキや、本格的インド人のカレー屋やおばちゃんがやっっている惣菜屋に寿司屋、なんでもありだ。その中で異彩を放つのが、高知の屋台餃子の名店、安兵衛。東京恵比寿にも支店があり、ここも人気らしいが、何と言っても本店の駐車場にテントの店が良い。昔は完全に路上の屋台だったが、おそらく規制に従い引っ越したと踏んでいる。この餃子、なんとも旨いのだが、餃子っぽくないという気もする。中の餡はとても細かいミンチだし、肉より野菜が多い気がするし。しかしだ、飯のおかずではなく酒の肴としてこれは正しい。きっと屋台時代は、明かりが足りない屋台で食べたので余計うまく感じられたのだろう。屋台時代はいつもすっかり酔っ払ってから行っていたので、記憶が不確実だが。屋台のラーメンと餃子と瓶ビールが高知の締めの定番だった。今はひろめ市場で昼から食せるのが嬉しい。アジアン・カオスな世界の中で餃子を食べていると、隣の客の声はチャイニーズだったりする今日この頃。

土佐ジローというのは高知の鶏ですが・・・

帯屋町のアーケードの中で見つけた一軒は、室戸産の魚が食べられるらしい。しばらく高知にご無沙汰しているうちに開いたようだ。室戸といえば、一体何が名物なのだったか記憶が曖昧なまま突入したが。

そうだった、むろとはマグロの遠洋漁業の一大基地であった。マグロ船のコックさんの話も読んだことがある。ということで注文したのは、珍しいマグロの酒盗、土佐の地ガキ(だいぶ小粒)のポン酢あえ、そして地元の名酒。うむ、満足度高いなあ。

四万十のうなぎは、まっこと旨いき・・・

そして真打は、四万十のうなぎ。高いのは分かる。その分旨ければ良いと奮発して正解だった。辛口の日本酒にはとてもよく合う。これは、一年に一回できる贅沢だと戒めながら。本当は半身ではなく丸々一本いただきたかったのだが。普段は中国製冷凍うなぎでも旨い旨いと食べているのだが、これを食べると、後戻りできない危険性がある。高知のキラーコンテンツ、四万十うなぎ。ちなみに、カツオの町の鰹のタタキを食べてしまい、カツオに関してはすでに「戻れない状態」に陥っている。ある意味、これは悲しいことなのだ。

日本酒は大吟醸より本醸造くらいが良いと思われます

飲み屋のお兄さんが、酒のラベルも撮りますかとカウンターに置いてくれた。うーん、確かに最近の食べ物屋はインスタ前提で、写真OKなところが多いのはありがたいことだ。今やスマホで撮る写真は、高齢化して劣化した脳(自前の記憶装置)の外部支援メモリーだからね。「ひろめ市場で軽く一杯」そして「帯屋町界隈でガツンと追加」というのが、高知の正しい飲み方だと、オススメする。

高知の話はまだまだ続く。

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高知を旅する 街をぶらぶら 看板編

高知の帯屋町一帯は、商業施設であり歓楽街でもあるのだけれど、昔の町の中心だった映画館はすでにないようだ。高知駅よりには川が流れているが、そこまでがいわゆる飲み屋街になる。その飲み屋街の一角にあるステーキ屋。これは良いなあ。思わずふらふら入りたくなる店構え。とりあえず腹ペコ男子には優しい店のようだ。高知で肉々しい店というのはちょっと珍しい気がする。

こちらはラーメン屋なのだが、らしくない。「たっすいがはいかん」というのは最初に教えてもらった高知弁だった。キリンビールの広告で覚えたのだ。キリンビールは偉い、そして本にもなった。さて、このラーメンやだがメニューが複雑怪奇で、初めて入ると迷うこと必至であるから、注意が必要。個人的には高知らしさ溢れるローカルラーメンではないと思う。しかし、ユニークな麺を出すのには間違いない。

つけ麺を頼んだ

つけ麺も普通のラーメンもあるが、とりあえず店のイチ押しらしいつけ麺を注文した。まるで野菜のポタージュのような濃厚スープ、そして太麺系のもちもちした麺。豪速球だけれど東京あたりではすっかり当たり前になっている代物で。つけ麺を食べ続けてきた関東系の人には旨いけれど、普通に感いるということか。初めてつけ麺食べる人には衝撃的だけどね。麺の量といい、スープの粘り具合といい。

これはとても有名なカツオ釣り日本一をかけて激戦を毎年繰り広げているいる「明神丸」のお店。目の前で焼いた藁焼きかつおタタキが食べられるのが売りだ。美味しい、素直に美味しい。鰹のタタキを食べさせてくれる店は、高知市内に山のようにあるが、ここは定番で定石の一店ということだなあ。

高知市内を歩くとわかるのだが、圧倒的に「龍馬」の街だ。高知県人に一番愛されている人だろう。悲運の死を遂げたこと、そして、高知の町を逃げ出さなければならなかったこと、この辺りがきっと高知人の心の中の何かに訴えてしまうのだろう。もしも戊辰戦争の後まで生きていて、高知の町の中に家でも構えていたらもっと違う評価になったかもしれない。ただ、ものの本に寄れば、龍馬は回天事業の後は蝦夷地開拓を思い描いていたらしいから、高知に戻って植民団の団長になっていたかもしれない。札幌あたりに新高知市とか北土佐市とか作って市長になっていたかもしれない。ということで高知人の愛する「龍馬バーガー」発見。これは次回に試食しましょうか。

高知編 続きます。

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高知を旅する 街をぶらぶら

帯屋町を歩く

高知の町の中心街にあるアーケード。帯屋町商店街は、日本のあちこちにあるアーケードの中でも、明るさでは一番ではないかと思う。夏は歩くのが嫌になるほどの暑さではあるが・・・。「高知家」というのは、高知県のおもてなし課が推奨する観光「年度テーマ」だ。このQRは実際に読み取れるのだろうかなどと思いながら、通行人の誰にも目に入る立派な「高知県の旗指物」みたいなものですねえ。

皿鉢料理は高知名物

もう一枚は高知名物の皿鉢料理。確かに魚や果物では季節があるが、料理には季節ないしね。ただし、一人で食べられないのでソロ旅の人にはちょいと厳しいか・実はこの料理の良いところは、刺身からデザートまでワンセット、パーティー用のプレートだということだ。だから飲み始めたら、立つのはトイレに行く時だけ。実に合理的。というか、どんだけ酒飲むのが好きなのでしょうか、高知の皆さんとツッコミどころ満載の料理でもあり・・・。

進撃の巨人なら切るかもしれない巨大セーラー服もぶら下がっていた。この右のじを「生の学服」と読んで頭の中が???となった。立ち止まり慎重に考えることになった。「生の・・」があるのなら「調理済みの、乾燥した、・・・」のものがあるのか、それは一体どういうものだ。そもそも学服と学生服は何が違う。しばし固まりつつ考えてみてわかった。学生服のこじまやと読んで欲しいのだね。しかし、これは広告デザインの欠陥であると・・・判断した。担当者出てこいと言いたい。

中央公園で見物する

高知中心部のイベントスペス、中央公園ではラーメンとスイーツ(これもすごい組み合わせだが)の屋台が集合。チケットを買うのにこの行列だ。高知ラーメン、暑いなあ。

どうやらこの日は最終日だったらしく、春休みの最中でもあり、この人手となったらしい。いやいや、屋外ラーメンフェスというのはすごい。ステージで出し物もあったようだ。高崎のパスタフェスもすごかったけど。高知の町は元気だな。

高知駅を眺める

実は高知の町で夜に訪れて欲しいのがJR高知駅なのだ。JRの数ある駅の中で美しい駅といえば、金沢駅と高知駅に限る。どちらも木材を優雅に使用した美しさがある。できれば昼に一度来て、暦の隣にある観光案内所兼幕末資料館兼おみやげどころを見学し、高知駅を写真に撮る。そして、夜にまた来て見比べる。

駅前には、高知の生んだ幕末三大巨頭の像がライトアップされている。これもまた良いシーンだ。三大巨頭は、武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎、三方とも非業の最期を遂げている。高知の幕末の活動は、下級武士の反乱とでもいうべき情念の噴出だからね。まあ、明治維新というのは西国の下級武士が、徳川260年の抑圧に耐えきれずに暴発したのであって、フランス的な革命とはちょっと違う。戦国時代の下剋上に近い社会背景があると思っている。そんなことを考えながらこの三人を見ると、色々と感慨深い。

面白コンテンツ

八王子城と桜雑感

八王子城入り口

東京都八王子の山の中に八王子城跡がある。高速道路から少し離れた場所で、周りは霊園だらけというところ。勇壮な天守閣が残っているわけではない。北条氏が豊臣軍に蹂躙された時代に小田原防衛のために築城した山城だが、あっさりと落城したようだ。

山城の防塁は、だいたいこんな感じで傾斜の急な坂のように見える。ただし、当時は草が生えてもいないはずで、粘土で仕立て上げられた坂なので、ちょっと水が被っているとツルツル滑って大変だったらしい。

展示館の解説

そもそも関東圏では、石垣を組んだ城は少ないようで、水堀で有名な忍城や、この八王子城のように山城をドロ坂で構築したものが多かったようだ。廃城になった後は山に戻っているので、なんとなく木の生えていない坂がダラダラと続いているようにも見える。ぱっと見では、あまり城っぽくないというか、ただの空き地だ。

所沢 航空公園

城を見に言ってしばらくしたら花見の季節になっていた。近くの公園に行ったら菜の花と桜が満開だった。春だなあ、と思いながら意外と気温が低い。そうそうにひきかえしてきたのだが、実はこの桜の名所が「旧陸軍飛行場」だったことは所沢市民もよくわかっていないようだ。当時の滑走路は今でも米軍の基地(無線情報収拾用)であり、航空官制所がある。米軍無線情報基地は、戦争状態になると最初に狙われる施設の一つだし、所沢航空管制所が機能を止めると関東圏で飛行機の離発着が不可能となる戦略設備なのだ。テロの標的にされても不思議ではない。まあ、戦国時代の八王子城も、一戦あれば戦場にと思っていて、実際に戦場になった珍しいお城だが、所沢の大きな公園も同じような場所なのだよね。

食べ物レポート

3月の麺麺品評会 1位はカツカレーそば

時々、地元のラーメン屋で食べる味噌ラーメンは、なぜか好みに合うので月に一回くらいは食べに行く。場所はあまり良いところではない。いやはっきり言って不便だ。それでも昼時には駐車場がいっぱいになるから不思議だ。味噌ラーメン専門店で、北海道味噌と信州味噌が選ぶことができる。トッピングを色々と乗せると千円越えの高級ラーメンになるが、チャーシューだけ選択するとまずまずのお手頃価格。チャーシュー抜きだと600円代。「みそっち」 所沢

所沢 北岩岡の味噌ラーメン

続いて、ネットのどこからから拾ってきた記事をみて試してみた「煮干しラーメン」。立ち食いそばの富士そばの裏メニューらしい。裏メニューながら、公式ホームペーで販売店一覧がアップされているので、公認裏メニューという怪しい扱い。写真の遠おりシンプルなラーメンで、特にチャーシューのペラペラ感が秀逸。なんだか肉をいうより人工ソーセージ的な感じがする。カップ麺に入っているチャーシューによく似ている。電対的に味のバランスは良いと思うが、メンマがもう少しなんとかならんかというレベル。天ぷらそばよりちょっと高い値段なので、文句を言うのも申し訳ない。朝からラーメン食べたい時(?)には向いているかもしれない。

富士そばの魚介だしラーメン

一時期、都内に大増殖していた野郎ラーメンだが、最近ではおとなしくなったのか店の前の行列も見かけない。山盛り野菜の迫力は良いのだが、どうも味付けにムラがあるような気がしている。そんな野郎ラーメンの魚介だしラーメン、シンプルで良いのだけれど、ビジュアルがちょっと貧弱すぎる。スープは豚骨+魚介だしという定番だけにまあまあと言える。チャーシューは良いできだ・・・。ただ、やはり「なんとかならんか」という一言が出てくる。トッピングの問題が大きいようだ。得意の「味変」提案でもすればもっと良いのだろうが。やはり、手抜き感があるなあ。その上普通のラーメンより200円近く高い。これは・・・失敗作だなあ。

高田馬場 野郎ラーメンの魚介ラーメン

肉の万世がやっているラーメン屋が新宿駅西口地下にある。そこで気に入っているのがパーコーつけメン。残念だが普通のラーメンはあまり好みではない。スープが好みに合わない。しかし、このパーコーつけ麺は別格だ。排骨麺と言うのは、豚の唐揚げが乗った麺だが、つけ麺になると酸味のあるつけ汁で冷たい麺と揚げたての排骨を食べる。刻み海苔がまた良いバランスだ。一年に一度くらい無性に食べたくなる。この店も昼時は行列で、午後3時くらいに行けばすっと入れる。オススメはこのつけ麺一本だ。多分、秋葉原にある肉の万世でも食べられると思うが、まだ試したことはない。

万世麺店 パーコーつけ麺

そして、3月の第一位は石巻市にある蕎麦屋のカツカレーラーメン。ルックス通りのカツカレー感が売りのカレーそば。カレーは、カレーライスに使うルーのような感じで、よく蕎麦屋で出てくるカレー南蛮とは違う。カツの下にはしっかりとした蕎麦(当たり前か)と、そばつゆなので、食べていくうちにだんだんとカレーそばになっていくと言う感じだ。

とても好みだ。ただし、そばという感覚とはちょっと違う。ラー油そば的な、正統そばの外側にあるような代物でもある。これのうどん版も注文できるらしいが、まずは「カレーライス」を頼んでみたい。それと、この店のもりそばで、そばの腕前も確認したいところだ。まあ、間違いなくそばもうまいと思うが、この店の客の半分くらいがカツカレーそばを頼むような気がしている。宮城県石巻市まで遠征してみても良いのではないか。石巻では石ノ森萬画館でサイボーグ009や仮面ライダーに会えるしね。

石巻 もりやのカツカレーラーメン 
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ザギンでビール 伝統のビヤホール

サッポロ黒ラベル 生ビール

銀座7丁目にあるビア・ホールに初めて入ったのは、もうかれこれ30年前だ。東京の街を歩くのにようやく案内図がいらなくなった頃で外国人の知人を銀座に案内した時だった。天國で天ぷらを食べぶらぶらと銀座を歩きまわり、軽くビールでもと入ったのだが、とても喜んでもらえた。ドイツ系アメリカ人の知人はビールが大好物だった。昼間っからシコたま飲んだビールは、とても気に入ってもらえたらしい。会うたびに、また銀座にビールを飲みに行こうと言われた。

夕方の早い時間に銀座に来る機会があると、よく立ち寄るようになった。小ジョッキを一気に飲みささっと出るのがいつものスタイルなのだが、今回はいつもと違い中ジョッキにした。最近はビールのサーバーも進化したので、きめ細かい泡のビールがどこでも飲める。しかし、この店は熟練の注ぎ手がこの細かい泡を生み出している。一気に飲むと口の周りに泡のヒゲができる。至福の瞬間だ。

オニオンリングというよりかき揚げだな

つまみに頼むのは、オニオンリングが多い。ソーセージやサラミも良いのだが、ケチャップをたっぷりつけて食べるオニオンリングは、やはり大好物だ。オニオンリングの下にしてあるのは、新聞紙の切れ端かともったら、新聞紙に見せかけた「紙」だった。芸がこまかいなあ。フォッシュ・アンド・チップスもビールには合うと思うけれど、どうにもロンドンで本物を食べて以来、あの臭くてたまらないモルトビネガーとちょっと古くなったような魚の匂いがないと、Fish and Chipsとは言えないなと思ってしまう。日本で食べるフィッシュ・アンド・チップスは、言って見れば日本風刺身スタイル的清潔さなので・・・。

店内には、場所柄のせいか、この店の雰囲気のせいか若い客が少ない。30−40年前に若者だった人たちが目立つ。あとは、外国人も多いなあ。店の前には免税店帰りの外国人観光客が歩道を占拠している。店内で注文を取っってくれたのは、外国人対応の(日本語のまあまあ上手な)チャイナ系従業員だった。なんというか、国際化ということは街の中で自分の知らない国の言葉を話す人が1/3くらいになった状態のことだろうとおもう。例えば、ロンドンやニューヨークみたいな街がそうだ。東京の明治に開店した「ビヤホール」は間違いなく、平成時代に国際化したのだ。

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岩手発 和食のファミレス 

日本全国でローカルに根付いたチェーン店は意外と多いのだが、関東以北で言えば茨城の坂東太郎、岩手の南部屋敷、北海道から全国区入りしたびっくりどんきー、関東進出のとんでんといったあたりだろう。新潟のへぎそば小嶋屋も有名だ。

それで、南部屋敷の話である。岩手県と秋田県、宮城県を中心に店舗展開している。メニューはそばとすしと天ぷらにどんぶり各種、実にわかりやすいメニュで、値段はそこそこにこなれている。

店舗もユニークな形で、この形を覚えておけば看板なしでもすぐにわかる。腹は減ったが肉系ファミレスはどうもなあ・・・と、困った時にはありがたい。和食は基本的に胃袋に優しいし、かつや天ぷらの重量級と蕎麦でつるっとという軽量級があるので、同行者がいても遠慮しなくて良い。

にも関わらず和食ファミレスの全国チェーンができないのは不思議なことだ。すかいらーくが挑戦した「藍屋」はほぼ消滅、それの廉価版変形した「夢庵」も、原型のバーミアンとともに苦戦中。関西基盤の「サト」はすでにしゃぶしゃぶ食べ放題に軸足を移しているから、まともに残っているのは「とんでん」と「坂東太郎」くらいだが、どちらもちょいと高価格帯にある。南部屋敷は、そのちょっとだけ下の価格帯で勝負というか、競合ない環境でのびのびやっている気がする。なぜか東北ではファミリーレストランが少ないので、生き残りやすいのだろう。

そばと寿司のセットはめずらしくないが・・・

看板メニューは、そばと天ぷらなのだと思う。おとなしくざるそばを頼もうと思ったが、どうやら巻き寿司のセットがあるようなのでそれにした。「とんでん」あたりでは、これが握りになっている。(北海道弁では生寿司だが)この辺りの感覚は、多少地方によって違いがあるのかもしれない。主観的であるが、東京周辺であればそばとセットになるのは小丼のような気がする。関西ではいなり寿司か?

茨城ローカリの大チェーン、坂東太郎でもそばと握り寿司のセットが押しメニューだった。麺と米の「炭水化物セット」は、やはり鉄板の人気メニューに違いない。それではとメニューを見ると、岩手というか東北的な独自メニューは見当たらない。例えば名古屋の味噌煮込み位丼や、埼玉県西部・北部の武蔵野うどんのような、平均的なイメージから大きく外れたローカルメニューが見つからないのだ。この辺りが、関東から来た旅人には不満が残るところだが、ローカルなきゃくせおうにとってはもんだいないのだろう。デニーズやガストと違った店内は広くて明るい。座敷もある。親・子・孫三世代でのんびりご飯を食べるには良さそうだ。次回は、定番のカツ丼か天ぷらをためしてみることにしよう

食べ物レポート

最近食べた麺類 除くラーメン

ナポリタン 仙台のハチ

仙台 ハチのナポリタン

トマトケチャップが好きなので、オムライスとナポリタンは当然のことながら好物であり、頭の中の昼飯の検討会になると「蕎麦」「ラーメン」と争う主力メンバーである。そばとラーメンあhどこでも食べられるので、ナポリタンの食べられる店が近くにあると優先順位がいきなり高くなる。そんな毎日のランチ戦争?で、このステンレスの皿に入った古典的ナポリタンの話をすると・・・。

カゴメ(トマトケチャップのメーカー)が、全国で予選を開いて日本一のナポリタンを決めるコンテストをやったことがある。もともとナポリタンは、横浜の某所のレストランで進駐軍相手に提供したのが始まりだそうだ。だから、イタリア料理とは言えない。洋風焼きそばという方が正確だろう。ちなみにカルボナーラも似たような逸話があり、イタリアで米国兵(GIですね)が、レストランに卵と生クリームを持ってきて、これでなにか作ってくれと頼み込みできたものらしい。(記憶モードですみません)

そのナポリタンコンテストで優勝したのが、仙台にある「ハチ」だ。今は閉店したさくら野百貨店の地下で、行列が途切れない繁盛店だった。その後、今では仙台三越の地下に移転して営業していることを知り、開店早々を狙って出撃した。行列を覚悟していたのだが、なんと拍子抜けで、一番乗りで待つこともなくあっさりゲットした。普通に美味い。目玉焼きをオプションで載せるのがポピュラーらしいが、シンプルに麺のみにした。トマトソースが極めて好みだ。新幹線に乗って行くほどではないが、仙台に行く機会があったら、そして牛タンを食べたら、その次くらいに食べる価値はあると思う。ナポリタンコンテストの二位の店にも行ってみたいものだ

どうやら2017年にもコンテストは開催されていたらしいので、ご興味がある方はカゴメサイトをご覧ください。

https://and.kagome.co.jp/article/blog/event/4215/n

蕎麦 秩父のやなぎや

秩父 やなぎやの盛り

秩父はそば処なので、あちこちに有名な蕎麦屋がある。西武秩父駅から秩父神社に向かった先にある大きさ蕎麦屋はいつも駐車場が満杯になる人気店だが、ちょっと待ち時間が長い。秩父駅から車で5分ほどのところにあるやなぎやは、お昼を外せばちょうど良い井込み具合で、使い勝手が良い店だ。

蕎麦は手打ちで良質なのだが、そばつゆにくるみツユがあるのが嬉しい。秩父といえばわらじカツ丼が有名だが、手打ちそばでツルっというのも旅のおいしさなのだ。なぜかお江戸で食べるよりうまく感じるのが不思議でもある。本当は、蕎麦を一本つまみながら冷酒飲むのが、正統お江戸の不良的そばの食い方(たぐり方ではない)のだが。

秩父で車で来た時にはそばで我慢、誰かの車に同乗した時は遠慮なく、冷酒いただきましょう。お酒は秩父錦であります。

ごま蕎麦 札幌の八雲

札幌 八雲のせいろ

ここの蕎麦屋は「ごまそば」である。とてもなく気に入っている。高校生の頃から食べ続けているので、もう一息で半世紀、このごま蕎麦を食っていることになる。そばつゆが濃い目で鰹出汁がビジッと強く、これも好みであり、蕎麦とツユが両方良いという、自分位とっては稀有な店なのだ。そば処の田舎そばも好きだが、ほとんどと言って良いほどそばつゆが弱い。おそらく伝統的に砂糖やみりんの甘味料不足、だしに使う鰹節を中心とした魚不足(そば処は山奥だから仕方がないのだが)が原因で、ツユが弱い。ところが、この八雲は、さすがに大都市札幌だけあり、蕎麦とツユのバランスが良い。お江戸で言えば、並木の「藪」のような強さだ。

ただ、最近は蕎麦にいれる小麦の量が多いのではないかという(個人的な)疑いがあり、そこは昔に戻してもらいたいところだ。そして、この店は夜になると居酒屋化するので、夕方4時くらいに使うのが一番良い。昼と夜の中間で、一番客が少ない時に一杯やるのが蕎麦屋での酒の飲み方であると思う。個人的な信念なのだ。ありがたいことに、こも店は普通の居酒屋メニューというか、蕎麦屋が作れるものというラインアップなので、安心できる。お江戸の小洒落た蕎麦屋では創作懐石料理風になり、ウン千円持たられたりするが、この店は酒二杯、つまみ3品に締めの蕎麦付きで、1800円と経済性重視のほろ酔いセットがある。おまけに、ほろ酔いセット5回頼むと一回タダになるという定期券付き。いやー、全国の蕎麦屋さんで見習ってほしいものだ。