
なかなか最近は見かけなくなった「赤一色」の中華料理屋を見つけた。店名はあまりにもベタなので逆に驚いた。ただ、店頭に書かれているメニュー名というか品書をみると、これはけっこうなガチ系の店のようにも思える。
開けっ放しのドアから中を覗いてみたが、客は一人もいない。昼に店の前をとおっても営業していないので、どうやら深夜帯に向けた店のようなのだ。
最近では町中華でもすっかり消滅したかのような「ワンタンメン」 ………雲呑麺と書いてあるのが気になる。他のメニューも難読漢字系であり、ちょっと期待が高まる。
この時はすでに夕飯を食べていたので通り過ぎただけなのだが、実に魅惑的なファサードだ。お江戸のあちらこちらにある大陸系ガチ中華の店が増殖しているが、そこと似たような雰囲気がある。お江戸のガチ中華は看板を見るとだいたいわかる。現代日本人が読めない漢字がたっぷりと使われているからだ。あれは、大陸系漢字を使用することで日本人の入店をやんわりと断っていると思うのだが。中に入ったら日本語メニューが置いてなかったりすると嫌なので、一度も入ったことがない。読めない漢字のメニューは、解説付きでないと注文できないと思うからだ。
この店は、店頭の漢字メニューを見る限り日本語漢字だから、注文に困ることはないだろう。
怪しい雰囲気がするのは気のせいか。赤一色の店舗は、いつぞや台湾で見た怪しい飲み屋を思い出させる。
やなり、オフ・すすきのは面白いのだ。