街を歩く

七夕は旧暦で>

3年前の夏、7月の渋谷で七夕イベントが

学生時代に知ったことだが、旧暦での行事は中国大陸の指揮に合わせて設定されているということだ。旧暦の正月、新年が現在の暦で言うと2月上旬になる。つまり全ての月で1ヶ月ほど遅い。一年で一番寒い時期を正月に設定していることになる。立春や立秋という季節の変わり目が感覚的にちょっと違うなと感じるのも、そのせいなのだろう。七夕は旧暦7月なので、秋の始まりのイベントのはずだが、現在の日本の気候で考えれば猛暑の時期にあたり、夏のピークにも感じられる。

七夕を暦通りに7月に行う地域(例えば東京周辺)と旧暦で行う地域(東北や北海道)の違いはなんだろうと考えたことがある。明治新政府の方針で新暦が始まった時、おそらく政府のある東京では全ての旧暦イベントが1ヶ月変更されてしまったのだろう。政府の強権発動というやつだ。(自分の勝手な推測です)
そしてアンチ明治政府であった東日本(戊辰戦争の敗戦地域)は、それに従おうとしなかった……………みたいな歴史があるのではないかと思う。一度、戦勝地域である西日本の七夕がいつ行われているか調べてみるのも面白いか。

ただ、お盆時期が旧暦通りに8月中旬になっているのは全国的な風習で、日本民族大移動の時期でもあったが、今では等なのだろうか。帰るべき田舎はすでに高齢化と過疎化の波に飲み込まれ、昭和初期の山里風景など消滅寸前だろう。
ふと気がつけば、今年のお盆時期にテレビCMでは、田舎に家族が集まってのイベントみたいな話は全くみなかった。すでにお盆の持っていた記号性、親戚が集まり先祖を偲ぶイベントというアイコンは消滅してしまったらしい。

まあ、大陸中国、それも中原の気候に合わせた暦など、現在進行形で気候変動を起こしている日本には、全く意味がないのも間違いない。長くて暑い夏とどこかに行ってしまった春と秋、そして梅雨の時期にはゲリラ雷雨の襲撃という、怪獣映画に出てきそうな激烈な気候だ。

七夕に夜空を見上げて天の川に思いを馳せるなどというイベントは、もはや歴史書の中にしか存在しない。

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