街を歩く

若鳥半身 焼き in 帯広

若鶏の半身をあげるのは小樽名物だが、そのコピーがやたらと流行ったことがある。鳥をあげるのが簡単そうだと思った業界人が多かったということだろう。たが、同じように鳥唐揚げが流行ったコロナの時期に、鳥飯見上げも広がるかと思っていたが、なぜか「半身」は広がらなかった。
鳥唐揚げの原料をブラジル産の輸入ものにしたせいで、半身は調達しにくかった体と思う。そのブラジル産チキンもコロナにおける世界的なインフレと同時進行した円安のたね、全く湯にゅめりっとが出なくなり、結果的に鳥唐揚げ店も消滅した。
しかし、半身唐揚げ専門店は生き残った。老舗の信頼度、つまりブランドの力ということで間違いない。某フライトチキンチェーンのようなぼったくりとも言える値上げはしていないのも寄与しているだろう。

ところが、この鳥飯み唐揚げが全く帯広周辺では機能していない。若鶏半身「焼き」の専門店があるからだ。焼き鳥屋の看板メニューがこの半身焼きで、旭川の老舗居酒屋の半身焼きとは異なる味付けだ。食べればわかるが、確かに美味い。ただ、一人で食べるとこれだけで腹が膨れてしまうので、居酒屋向きのメニューかというといささか疑問もある。

おまけに、なぜかこの半身「焼き」は札幌周辺ではほとんど見当たらない。どうやら日高山脈が分岐戦になっている感じだ。上げと焼きの嗜好性に東西差があるようには思えないが、おそらく調理時間の違いだろう。焼きの方があげるより時間がかかる。店内の作業性よりも、客が待っていられるかという時間感覚の差であるように思う。

夏になると帯広まるせいの半身焼きが食べたくなるなあ。

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