街を歩く

帯広空港で思ったこと

北海道でたまに聞くことがある「十勝モンロー主義」。十勝には自主独立の気風があるという意味合いらしいが、十勝の中で各地方自治体ごとに独自性があるらしい。北海道における富裕層は十勝に多いようだ。いわゆる豪農が多い。農業法人となり企業経営としての農業も一般的だ。

明治期における北海道開拓の歴史を辿れば、十勝地方の開拓は厳しいものだったことがわかる。函館や札幌のように交通インフラが先行した地域は発展しやすかったが、十勝は内陸部であり鉄道の敷設も遅れていた。

北海道の中でも独自な気風が生まれたのは、そんな開拓時代の苦労があったせいだろうか。映画「銀の匙」の舞台になったのは、そんな場所だ。

学生時代のことだが、学生の半数は北海道外から、1/4は道内の札幌圏外から来ていたが、不思議と十勝出身者に会ったことがない。札幌の大学に行くくらいなら、東京に大学に行くという志向が強いのだと聞いたことがある。なるほどなあ、と妙に納得した。

帯広空港はローカル空港としてはちょっと珍しい広さがあり、空港内は農業ムードが満載だ。生産の中心的存在の牛ではなく、開拓時に活躍した馬が展示されているのに、十勝人のプライドを見たような気がした。

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