街を歩く

フルーツサンドがどこに行った?

みかんサンドは1800円だったような記憶がある

コロナの初年度、3月ほど続いた外出禁止令が解けた頃、世の中ではテイクアウト商品が大人気になっていた。その中でも一際目だったのがふるー血三度で、写真に載っていたん主のサンドは合計で三千円近くしたものだ。こんな商売がいつまで続くものだろうかと疑問に思っていたが、コロナが下火になることには店ごと潰れていた。

断面にフルーツを大きく見せる色彩要素の強い食べ物だったどんくあ、味付けは凡庸だった。というかならざるを得ない。フルーツの甘さを殺さないためにはクリームを甘くしてはいけない。その甘さのバランスが全てと言っても良いが、そうなるとフルーツの品種によって甘さの違うクリームを何種類も用意できるか。この辺りどんく阿吽用の問題と重なり、この手の商品の進化を妨げる。
いくら音質栽培が主リュになったとはいえ、フルーツにも季節感や旬の時期があり、年中中身が変わっていくのも調達の難しさにつながる。

サンドイッチに千円払うならケーキを買う客が増えるだろうとは思っていたが、予想通り短命に終わってしまった。今でも生き残っている店はそれなりに価格がこなれてきているから、市場原理とは恐ろしいものだ。需要と供給は神の見えざる手の支配下にある……………と言いたくなる。

ちなみに札幌で人気のサンドイッチ店は手作りでちょっとお高いイメージがあったが、コロナの間は相当な行列ができる人気店になった。おまけにコンビニのサンドイッチの値段が爆上りしたせいで、手作りサンドの方が割安感が出てきて、新店舗が開くまでになった。

同じ業態なのに業績拡大する企業もあれば市場から消え去る企業もある。これもまた市場原理だ。札幌のサンドイッチ店で売っているフルーツサンドは300円前後で、それでも普通に美味しい。生き残る要件は普通に美味しくて普通の値段、と言うのが真理らしい。令和のインフレ社会もいつまで続くものやら。

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