街を歩く

民泊的な民宿? なのかな

佐渡にはいわゆるビジホがないらしい。ネットの予約サイトで見ても立地や値段を見ると、観光ホテル的なものばかりだし素泊まりでも10000円では難しい。何より島に渡るメインというかオンリーな交通手段である、フェリー港界隈にホテルが見当たらず、離れたところにある宿が車で移動する前提で島のあちこちに散財している。
今回は平日ということもあり比較的安価で港近くの宿を見つけたと思ったら、なんと空家の民泊的な宿だった。場所が場所だけに食事付きにしたのだが、食事の場所は宿泊施設から車で10分ほどかかる食堂だった。
オートロックの開け方や食事の方法など、予約サイトではわからない。宿からはメールで色々と案内が送られてきて、それを「しっかり読む」と対応可能な仕組みなのだが、メールを斜め読みしただけでは、部屋に入ることもできない。途方に暮れて連絡先に電話したら、担当者が救助に来てくれた。申し訳ないと思いつつ、あれこれ尋ねてみた。やはり、たまに鍵の開け方がわからない「おろかもの」は出現するらしい、住みませんでした。

おまけに、宿から食事時場所まで送迎してもらえたのだから、親切な人たちなのだ。

二度目に留まるのであれば、この手の課題は全て理解しているので、準備万端の上、コスパの良い宿として活用できる。が、初回はあれこれハードルが高いなあ、というのが利用しての感想だった。ホテル→民宿→ゲストハウス→民泊という、宿泊ヒエラルキーを理解した上で宿の予約をしなければなあ。安い宿は訳があって安い。それを身思って体験してしまった。

晩飯で連れて行かれた食堂は宿と経営が同じとのことで、気安く入れる大衆食堂というイメージだった。多少は心配していたが、その不安を打ち消す美味くてボリュームたっぷりなものだった。
佐渡近海の魚を堪能した。正直言って多すぎると思うほどの大盛だ。ご飯も普通盛りにしてもらったが、出てきたものはほとんど丼飯で、この定食で満腹・感動・もう動けんという有様だった。お江戸であれば高級な白身魚がこれでもかと乗っている。

どうやら両流の街では人気店らしく観光客も含めて大繁盛だったが、昼飯も自慢らしく、もう1日あったらランチも食べにいってみたかった。

途方に暮れる民泊のような宿と、満足感120%な食堂と、極めてアンバランスな体験をしてしまった。相当旅慣れてるとは自負しているが、この歳になってこんな旅をすることになるとはねえ。思い出深い佐渡の一夜でありました。

熟練者向けです。

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