
佐渡に行ったら何をする、と言われると答えは「魚を食う」だろう。金山跡を見にいくのはなかなか面白い。酒好きであれば日本酒の蔵巡りというのもある。ただ、佐渡のあちこちにあるホテル・宿は周りに歓楽街があるようなところにはない。ブラちと外に出かけて晩飯を食うようなことが難しいみたいだ。基本的に宿で飯を食う以外の選択肢がほぼない。
そもそも観光客が多い場所だとして、繁華街を成立させるほど地域の人口が多くない。温泉町のように宿泊施設が固まっているわけでももない。そして、現代日本の縮図である地方都市・佐渡では交通機関が絶望的にない。自分で車移動しなければ、どこにも行けない、何も食べられないのだ。
ちなみに、あちこちにコンビニエンスストアはある。島なのに物流は大丈夫かと思うが、新潟市内のコンビニと比べても品揃えに問題はない。原住民にとってはかっくだんに住みにくいということはないはずだ。
だから、車で移動している限りコンビニと郊外型飲食店を探せば良いのだが、徒歩旅行者には厳しい地になるのは間違いない。これは佐渡に限ったことではなく、日本中に点在する離島の当たり前な現象になる。ただし、他の島々と決定的に異なるのは、まず道がよく整備されている・ありがちな道幅の狭い運転しずらいという場所ではない。新潟県政治家の実力発揮たるところだろう。長野県から山道を抜けてにいいが他県に入ると、その道路事情の差がよくわかる。長野県側にはガードレールもない細い道が、新潟県に入った瞬間から対向車とすれ違える立派な道になるのを経験すると、地方政治のあり方が 如実にわかる。おまけに、フェリー港には大量のレンタカーが配備されている。だから、観光客ドライバーはよほど集落の中にでも迷い込まない限り、運転に困ることはない。ナビさえあれば優しい道路だ。
そんなあれこれから、昼飯はレンタカーで回転寿司に行った。ネットで調べたところ相当な人気店らしく待ち合列を覚悟して行ったのだが、結果的に15分ほど待って席にありついた。




ネタはほとんどが佐渡の地元産で、壁には「本日の佐渡ネタ」と一覧で分かるように書かれていた。マグロとぶりがオススメらしい。どちらも佐渡で上がったもので、おまけに値段が一番安いネタになっているのが驚きだ。
いつものように好きなものをすきなだけ頼んで大満足の回転寿司ランチになったが、好物の鯖がなかったのがちょっとだけ残念。それと、腹がいっぱいになって諦めたが、サザエの握りがあった。これは珍しい。
もう一回行ってみたい良い店だったが、もう二度と行くことはないだろうなあ。旅先の名店は、まさに一期一会なのだ。そもそももう一度佐渡に行く機会があるとも思えないし。
ちなみに新潟市内には佐渡産の魚を使った、佐渡の回転寿司屋の支店があるので、そちらであればもう一度くらい行けそうな気もする。