
テレビの旅番組ではほとんどマストアイテム化している新潟の名所、万代バスセンターにある立ち食い蕎麦屋は、いつきても驚くほど人がいる気がする。おまけに、ほとんどの人がそばではなくカレーライスを食べている。
おそらくそばを食べているのは地元民で、カレーライス、それも小盛を頼んでいるのほとんどが観光客であろうと踏んている。ちなみに、この店の外国人客比率はセロとみた。カレーライスに挑戦する外国人はいるかもしれないが、立ち食いそばは流石のリピーターインバウンドにも敷居が高いのだろう。)銀座では欧州系外国人が立ち食い蕎麦屋で食べているのを見たことがあるが)
街を歩いていても外国人観光客の姿は少ない。感覚的には高知市内よりも少ないくらいだ。新潟駅付近でもほとんど見かけない。ましてや生活路線であるバスターミナルに、外国人が出現するとしたら高速バス乗り場くらいだろうか。
翌日に分かったことだが、佐渡島に渡る船は流石に外国人客もいたが、彼らは市内のどこかに逼塞していたのだろう。ほとんどが大陸系チャイニーズだったが。

の日は腹の減り具合を考え蕎麦だけにした。前回は蕎麦とカレー、どちらも普通盛りにしたので完食するのに苦労した。もう少し腹が減っていれば小盛りのカレーを注文できたかもしれないが、最近は量的な無理は避けるようにしているので、そばオンリーだ。
結果的には、この一杯のそばにも手こずってしまった。なんとも蕎麦の盛りが良いせいだ。
立ち食いそばとしては普通の出来だと思うが、やはり蕎麦つゆがあっさり系だった。お江戸的なこれでもかと鰹節などの魚介出汁を効かせた濃いつゆに慣れていると、この手の薄味がちょっと物足りない。ただ、冷静に考えてみると蕎麦やうどんのつゆはこれくらいの方が体によさそうだ。そろそろ身体に合わせて舌の感覚を変えなければいけない。

翌朝、バス待ちの時間がちょうど開店時間と重なり合っていた。午前8時、開店時の行列はこんな感じで、ひょっとしてこの店の一番混み合う時間は開店直後なのではないかと思うほどだ。が、15分後には行列が解消して、立ち食いカウンターが満席になっていた。
とりあえず新潟で一番混んでいたのはここで、二番目に混んでいたのは回転寿司の「弁慶」でした。
立ち食い蕎麦屋が観光名所になるというのは素晴らしいことだ。だが、新潟観光に来た人たちは、この蕎麦屋以外にどこに行っているのか、新潟で観光体験がない自分としてはそれが知りたい。