
新宿歌舞伎町、、さくら通り近くにある居酒屋に連れて行かれた。一軒目はま町中華風の店でしっかり飲んだ後のことで、腹もいっぱいなだから食べ物に食指が動かない。だが、この店は寿司と天ぷらと焼き鳥という、なんともAll Starなラインナップなのだ。なんでもありという居酒屋というより、専門店が三軒集まってます的な雰囲気もある。ただし、店内はかなりシンプルな内装で、昔の居酒屋的な風情もある。
立地を考えると日本人向きの場所ではないのではと危惧していたが、店内の客層を見ると大方3割程度は外国人観光客らしい。
個人的な経験だが、アジア系の友人たちはほとんど酒を飲まない。大陸系チャイニーズは多少は飲むようだが、香港からシンガポールあたりまで広がる移住チャイニーズに酒を飲む友人はいなかった。インドネシアは宗教的に酒がアウト、タイも仏教的な戒律で飲酒は厳しいルールがある。
日本のように酒飲みに寛容な社会は世界的にも珍しいのではないか。だから、この飲酒天国な国に来ても、浴びるほどに酒を飲む外国人の友人はいなかった。おそらく彼らが特殊なのではないと思う。世界は飲酒に対してそれほど寛容ではない。唯一酒を飲むのが大好きだという友人はペルシア人だった。若い頃に英国に渡り酒を覚えらそうだが、国許にかえっらら酒が飲めないだろうと聞くと、彼の地には闇の酒屋があり酒は入手可能であり、また外での飲酒は御法度だが、家の中ではみんな集まって酒を飲んでいると笑いながら言っていた。だから、彼の地に来ることがあれば、俺の家に来て酒を飲もうということなのだが。もし捕まったら自分は国外退去で済むのだろうかと心配になったものだ。
まあ、そんな記憶があるので、このディープな歌舞伎町で外国人向けの飲み屋をやるのはあまり得策ではないような気がしたのだが、どうせ飲みもしない酒なら安く提供して、料理を山のように注文させるという作戦らしい。寿司・焼き鳥・天ぷらの3点セットがおすすめらしい。商売の目の付け所が違うなと想いもしたが、ひょっとするとこの店の経営者は日本人ではないのでは……………
ありそうな話だが、発想の転換は異文化交流から生まれれものだしなあ。