街を歩く

新年三景  不思議と奇怪と

新年を迎えて、あちこちで見つけた面白い風景?を三つご披露する。

西新宿 京王百貨店前から小田急百貨店方向

ビルの屋上に目立つユニクロの看板を見て、なぜこんな方向に看板をつけたのだろうと、マジマジと考えてしまった。新宿駅西口周辺の人の流れを考えると、南口から西口に向かって京王百貨店、小田急百貨店の前を通る通行客にしか見えないような気がする。金持ち企業のやることはよくわからないなあ。などと思っていたが、写真を取ったのは看板のせいではなく、その後ろに聳える高層ビルが気になったからだ。
このビルは歌舞伎町の西端に建設中のビルで、新宿では西側、都庁周辺に集中している高層ビル群と駅を挟んだ向かい側にできる。新宿東側の新しいランドマークになりそうなビルだ。ただ、ユニクロの看板がついているビルの手前に、新しく高層ビル(ホテル付き)が立て直しになる予定だ。そうなると、同じアングルから見ればツノが2本立ったようなツインビル的風景になるはずで、その時のために記録として撮ってみた。

ファミマのおにぎり

新年元旦のテレビ番組、コンビニ商品を「シェフ」が難癖つけるという露悪趣味な番組でネットを炎上させたファミマのおにぎり騒動。面白がってネットの発言やらニュースを見ていたら、どうにも食べてみたくなったので、三ヶ日中にのこのこと買い出しに行ってみたら、まさかの売り切れ状態。
ファミマもテレビ局も意図していなかった問題商品の炎上バカ売れ状態らしい。何店かファミマを回ったが、その中のとある店で発見した「心温まる」popだ。切なさがよく伝わる、ファミマスタッフ(本部のスタッフではなく店舗の方)のファミマラブが伝わる傑作だと思った。その後数日経って、この手のPOPは本部の指示ではないと弁明していたらしいが、本部スタッフがこれくらいの提案を現場にしてみろと言いたい。だからフランチャイズ本部は搾取するだけと嫌われるのだ。この和風ツナマヨ、個人的には全然美味しいと思いますけどね。イタリアン・シェフの見ただけでうまさがわかるらしい、エスパー的能力は卑賎な自分にはありませんが。

ご当地キャラ ところん

そのファミマでおにぎり探しをしていたときに、たまたま見つけたご当地キャラ。存在は知っていたが(市の広報などに載っている)、実物は初めて見た。そこでわかったのだが、ご当地キャラには付き人がいて、どうやらあやしい接触を求めてくる不埒な大人からキャラを守る役目があるようだ。
付き人はいかつい中年のおっさんだった。ちょっと見では、怖い警官風というか、反社会的団体の中ボス的な見かけで、子供は接近を許すが大人の接近は、子供同伴の女性だけ限定許可みたいな感じだった。なので、怪しい中高年の身としては、少し離れたところから撮った。
ご当地キャラはだいたいが不思議設定で、妖精だったり、親切な妖怪だったり、異世界から転生してきたりしている。このキャラはどうだったかなあ。全く思い出せない。
キャラ造形としては埼玉県キャラより良くできていると思うが。少しだけ東京警視庁のキャラに似ているような気もする。地元を守る役目があるのかも。

街を歩く

最近の地元駅でのあれこれ

地元の駅は鉄道本社があるため、ライオンズ推しの街なのだが、たまたま駅の改札前で駅員さんがマイクを使って熱狂案内をしていた。「まもなく売り切れ」というお知らせが、熱を伝えていると思うが、それならもっと作れば良いのにと黒い感想も持ってしまった。一時期のライオンズ黄金時代の立役者だから、応援したい気持ちもわかるが。
おまけにちょっと前に首都圏私鉄で一番営業成績が悪いなどと記事になっていたので、余計ブラックな笑いが出てきてしまった。使われない切符を売って儲けるというのも、鉄道会社の常識みたいなものだし。

最近できた駅ビルの一階にあるスーパーには、この周辺で一番品揃えの良い魚屋が入っている。そこで見つけたのが北海道知内の牡蠣だ。函館の近く、津軽海峡育ちの牡蠣は身がシマっていてうまいと評判だが、地元でほとんど消費されて札幌にすらあまり出回らない希少品だ。それが埼玉のハズレで売られていると、妙に嬉しくなる。いそいそと買い込み、牡蠣酢で楽しんだ。新幹線で運べば、函館を朝に出荷すると夕方には店頭に並ぶだろうなあ、などと新幹線物流の話を思い出していた。

そのスーパーでは全国の銘菓を定期的に入れ替えながら販売している。たまに行くと、長崎のお菓子や長野の羊羹、福井の和菓子など色々と並んでいるのが楽しい。ただ、年末だったせいもありお菓子コーナー以上にご当地ラーメンが「推し」だった。最近のご当地ラーメンも再現性がずいぶん高いレベルになっているので、一度現地で食べたことがあるものには手が伸びる。便利な世の中になったものだ。

駅周辺をうろうろした後は、駅ビルのレストラン街で遅めの昼食にするのだが、最近は人出が復活してきたこともあり、どの店の前にも行列ができている。一番行列の少なかった焼肉屋に入ったのだが、よくよく考えると焼肉屋に入るのも一年半ぶりだった。焼肉屋では無煙ロースターが強制換気装置の役を果たしているので安心安全みたいな話を読んだことがあるが、店内は客席の間隔も広くコロナ対応完了しているように見える。それでも行列がなかったのはどうした理由なのだろう。などと考えながら、肉追加で美味しい焼肉ランチを堪能した。
ちょっと前までは一人で焼肉を食べに行くというと、変な目で見られたものだが、いまや一人焼肉が当たり前の時代が来たことには感謝するしかない。
焼肉は旨し。食べた後の満足度は鮨にも勝る。潰れたるしないことを心底祈っておりますよ。

街を歩く, 食べ物レポート

クリスマスイブは焼き鳥で・・

つくねの名店  うましだったのだが

もはや去年の話になるが、おそらく生まれて初めての体験をしたクリスマスイブのあれこれを・・・。
サラリーマンとして働き始めてほぼ30年以上、クリスマスイブは「働く日」だった。若い頃は2•3日はろくに寝ないで働く日だった。三日間でほぼ半月分を売り上げる超がつく繁忙期で、そのまま年末年始になだれ込み正月明けにはひどい風邪をひいて寝込むのが恒例行事という、今であれば法的処理がなされるであろう昭和のブラック環境だった。あれを今やったら確実に死ねると思う。若いということは素晴らしい。
その後も、クリスマスは朝から夜まで働くのが当たり前だった。クリスマスイブのカップル狂騒曲みたいなニュースは、関係ない世界の話だと全く無視していた。それが、今回のイブはなぜか話の成り行きで、外で会食をすることになった。この時期であれば鍋料理かな、などと思っていたが同行者の強い要望で焼き鳥になった。クリスマスイブに焼き鳥とは、なんだかとほほな気分にもなる。

できれば、こんなおしゃれな外観のレストランで、妙齢の美人さんとワイングラスを傾けたい、などと思う歳でもなくなっていたのが救いだ。今回のイブの夜は、オヤジが三人で集まって仕事がらみの話をするという、全く世間的にはあり得ない展開だった。
イブに、オヤジ三人で、焼き鳥屋で、焼酎。いやいや、コレはないでしょうと言いたくなる、泣きたくなる、ぼやきたくなる。ほとんど罰ゲームに近い。おまけに三人の飲むペースが違うので、なかなかお開きにならない。うん、確かに今回のイブは記録には残らないが、記憶にはバッチリ残る特殊事態だった。

焼き鳥屋の代わりに入りたかったビアバーの店頭がおしゃれだった。最近は入り口ドアにベタベタ張られているあれこれ、カードやスマホ決済の利用可能ブランドだったり、東京都のお節介マークだったりがボードにまとめられていて見やすい。こういう細部に店舗マネージメントの力が見えてくる。この店の店長はさぞかし優秀なのだろうと感心した。

その隣にあったボードが、それ以上に凄い出来だった。思わず唸ってしまった。すごいコピー力だ。「2Fにも感動あり」と言い切る力はすごい。特に、「にも」が意味のある言葉だ。2Fにも、というからには、1Fは絶対的な感動があるということだろう。
危うくおっさんクラブで気が滅入りそうな怪しいイブの夜を、この店頭ボードの洒落っ気に救われた。年明け1番に、この店へ美味しいビールを飲みに行こう。

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弘前駅のリンゴで考えたこと

弘前駅にはちょっと思い入れがある。10年近く前に仕事で弘前に行って、その時にたまたま買った駅弁が、駅弁行脚の引き金になった。その名駅弁を買ったときには、帰りの新幹線にちょっと小遣いを投入し、グランクラスに乗った。
グランスクラスは軽食と酒が出る。にもかかわらず車内で完食してしまった。津軽のおさかなだらけみたいな弁当だった。
残念ながら、その駅弁はもはや廃番になっているらしいが、それでも機会があれば弘前駅に出没して駅弁を探している。その駅弁探索旅をするたびに、この巨大リンゴオブジェにご対面することになる。
駅のオブジェとしては、このリンゴと会津若松駅の赤べこ、牛の印象が強い。石巻のサイボーグ009も感動したが、物としては、このリンゴが最強だろう。

弘前は、いうまでもなく江戸時代を通じて中心だった。明治期になっても文化都市として栄えていた。ただ、昭和期に入り津軽海峡、宗谷海峡を超えて樺太(現サハリン)に至る北方鉄路の要衝として青森が隆盛を誇った。津軽の中でも微妙な勢力争いがあるらしいのだが、それも今ではどうなのだろう。

桜で有名な弘前城だが、冬の間も雪に埋もれたお城が観光名所になっているようだ。個人的には雪の中を歩くのに嫌気がさすのだが、雪が珍しい地域からの客には、風情のある光景なのだろう。四季を通じて楽しみを見つける、イベントを行う、観光客を呼び込むというのは、近代都市の文化政策としてはとても正しい。人の往来がなければ町は衰退するだけだ。JRを使えば、青森から弘前は30分ほどの地下さだし、新幹線と連動すれば地の利も良い。リンゴ以外に何か名物ができれば、爆発的とはいかないかもしれないが弘前も観光都市として人気が出そうだが・・・。

全国どこでもあるようなイベントではなく、弘前に行かなければ味わえない興奮みたいなもの。見るだけではなく体験する。時間をかけて楽しむ。何度も訪れて楽しむ。その辺りが、令和の町おこしにつながるのではないかと、薄ぼんやりと考えている。

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西新宿のクリスマス風景

ここ数年、クリスマス前後は晴天が続いているような気がする。コロナでの外出制限など、面倒くさい年が終わり少し開放感が出てきたクリスマスだが、人通りが元に戻ったと言えるほどではなかった。それでもあちこちにモニュメント的な造形物ができていたから、気分は上がり気味ということだろう。
オリンピック前後の自粛を迫りながら、イベントを盛り上げる「狂気の時期」はどこかに行ったようだ。総理大臣がクビになる程だから、やはりあれは社会的に、政治的に異常事態だったのだろう。
クリスマスから年末にかけては、狂気から覚め静かな動きをしているように見える。
将来、歴史の教科書に2021年東京オリンピックがどのように記載されるのか、実に楽しみだが、優秀な為政者が国難を鎮めたと書かれることだけはないだろう。無知で無謀な国と都の暴走行政と書かれるような気がする。

その暴政の元の都庁の周りに行ってみた。休日であり人でも少ない。クリスマス期特有の盛り上がり感やイベント感もない。本当に静かな街だった。都庁の周りには高層ビルが立ち並び、週末でも賑やかな場所だったはずだが、イベントもほとんど行われていない。よく見れはビルの窓の中も暗い。休日出勤するジャパニーズビジネスマンは撲滅されたらしい。個人的には良いことだと思うが、昭和、平成といつでも活気あふれるビジネス街として栄えていたはずの新宿高層ビル群エリアが、令和になってついにギブアップした感じがする。

2021年「日本の混乱と狂気」と歴史にかかれるであろう一年が終わり、その元凶である東京の伏魔殿、都庁を見に行ったのは、ささやかながら歴史の証人になるつもりだった。
都庁の窓も真っ暗だったから、きっと休日出勤する人もいないのだろう。それはそれで平和の表れかもしれない。
民主主義国家で首長は選挙で選ばれる。馬鹿な首長が選ばれたのは、選んだ市民・人民が馬鹿なのだと言われてもしかたがない。馬鹿と言われる市民にならないよう、今年は精進しなければなあと、念頭のささやかな豊富であります。

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有楽町から銀座へ

12月の初旬に銀座に出かけた。たまたま通りかかった、有楽町の宝くじセンターは長蛇の列だった。確率的にはどこで買っても同じだろうが、やはり一等当選が出ていない売り場とたくさん出ている売り場では、人気度が違うようだ。有楽町の駅にある宝くじ売り場もそれなりに行列ができていた。まだ、午後5時前だったので、この方達は仕事の途中でちょっと抜け駆けして宝くじを買っていたのだろう。5時を過ぎたら、この何倍もの行列ができるはずだ。この行列が意味するものは、少なくともコロナが落ち着いているということだろう。あの夏のオリンピック狂乱期とは違う。

そんな師走の後継を見ながら、銀座3丁目の商業ビルの屋上に行ってきた。夏は流石に暑いが、それ以外の季節であれば人影も少ない。空中公園とでもいうべきだろうか。コロナの間は閉鎖していたのではないかと思うが、今では解放されている。ベンチがあちこちにあり、ドリンクの売店もある。この屋上の下の階はレストランが多数営業しているのだが、食事を目当てに来る人たちには、この空間は目に入らないのかもしれない。銀座を散歩して、ちょっと休憩したくなったときに便利な場所だ。目の前が、かの有名な「和光」なので、ゴジラをボスとする怪獣たちが来襲したら、まず真っ先に破壊される、東京デストロイヤーのターゲット地域だ。最近のお約束の地は国会議事堂・東京タワーから変わって、渋谷とスカイツリーみたいだが・・・。やはり伝統芸として、晴海上陸で銀座へ侵攻、微妙に皇居を避けて国会議事堂というコースだろう。

みたいなことをを妄想するには良い場所だ。今日の夜であれば、カップルにあふれていそうだ。聖夜が終われば、1週間で謹賀新年になる不思議な国にはよく似合う「ハイスペックタウン・銀座」のスイートスポットです。

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最新式?のくら寿司メカ

くら寿司からメッセージが送られてきて、カニ祭りがすごいみたいな情報だったので、いそいそと出かけた。ところがそれは早とちりというもので、カニ祭りは翌日から開始だった。お目当てのカニは食べられなかった。全くの自爆行動だったから文句をつける相手もいない。仕方がないので、くら寿司のあれこれを一人で検証してみた。
回転寿司というのは技術革新の塊で、外食産業の最先端を行っているのだと感心する。まずすごいのが、潜水艦の食堂のようなスペース活用だ。テーブルの真ん中の蓋を外すと、そこに醤油やガリ、箸やスプーンが隠れている。自衛隊の潜水艦でもこんな感じの工夫をしているのをみたことがある。食べるときは蓋をして元に戻すとテーブルが復活する。

くら寿司名物びっくらポン・マシーンも見た感じがアップグレードしていた。が、それよりもすごいのが「無添加」「抗菌寿司カバー」「スマホ注文」の三点セット訴求で、うまいとかお値打ちとか産地直送などの「食べ物」に関わる記号が全くないことだ。
さらっと食品の安全安心を訴えている。特別にコロナ対策を言っているわけでもない。外食の供給者としては極めて「かわった」主張だと思うのだが・・・。これが時代の一歩先ということなのかもしれない。

そしてタッチパネルでの注文だが、実は一番最初に「びっくらポン、やりますか?」と聞かれるのが笑った。寿司の注文の前に確認お求めてくる。どうやら参加宣言しないと、ルーレットが回らない仕組みにしたらしい。知らずにやった客が当たりでびっくりしたとか、注文したいのにルーレット画面が出て注文できなかった、みたいなクレームがあったのだろうか。
それとも、びっくらポンの景品コスト削減だろうか。そんなことを色々と考えると楽しい。ちなみに、回転寿司大手のタッチパネルの操作性を比べると、実は埼玉ローカルの回転寿司(実際にはほとんど寿司皿は回転していない)が一番使い勝手が良い。残念ながらくら寿司のタッチパネルは、作り込みが下手くそみたいに思う。スシローも似たようなものだが。外国語対応よりも、スムーズな注文の流れをシステム開発会社と検討して欲しいものだなあ。(作りの悪さはファミレスでも似たようなものだが)

結局カニは食べられなかったが、くら寿司のお得なランチセットを堪能した。おまけでついてくる茶碗蒸しが、実は1番の好物だったりもする。この茶碗蒸しはあちこちにある和食ファミレスなど相手にならないハイレベルだ。寿司でない方を感動されても、ありがたくないかもしれないが。茶碗蒸しの質でブランドを選ぶとすれば、くら寿司は最上位だと思う。
回転寿司業界はとんでもないレベルで機械化、省人化が進んでいるので、結果的にそれが有効なコロナ対策になっている。外食業界の住人はもっとお勉強をしに回転寿司(それも新店)を見に行くべきだと思うが、不思議と業界人っぽい人は見かけないなあ。

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高田馬場 看板さがしの散歩

会社勤めをしていたときには、ほぼ毎日通り過ぎていた高田馬場駅周辺が、この一年でずいぶんかわってきたようだ。コロナがきっかけになったとは思えないが、駅前の古いビルがどんどん建て替えられていく。長年見慣れた光景が変わっていくのは、妙な気分がする。高田馬場駅前といえば、昔は早慶戦の後に酔っ払った早稲田の学生が大騒ぎしていた。その大騒ぎが度を越したのか、駅前にあった噴水がなくなり広場になった。今ではその広場も囲いがされて、なんとなくオブジェっぽい訳のわからない空間になってしまったが・・・。その駅前広場に面したビルがBIGBOXで、昔は赤いビルだったが今は青いビルになっている。いつの間にかテナントもすっかり入れ替わってしまった。

その隣、駅の正面にあるビルもずいぶんお世話になった。大規模書店が入っていたので、帰り道によく立ち寄って本を買っていた。高田馬場は学生街という印象があるが、意外と本屋が少ない。学生が本を読まなくなったとも言えるし、本がいらない時代になったせいだとも思う。どちらにしても愛用していた書店の看板がビルから消えたのは悲しいものだ。(書店はまだ現在なのだが、看板だけがなくなったらしい)

駅前広場の北側にある飲食店雑居ビルが改装中で、おそらく耐震工事も合わせたお化粧直しだろう。このビルのテナントは、どの店も怪しい雰囲気があるので、宝探しのように店を物色して入ったものだ。一階は昔ながらの個人経営飲食店とセブンイレブン、二階にはマクドナルドがある。上層階に、くら寿司が最近開店した。この先は怪しげで楽しそうなテナントが、ナショナルブランドに置き換わっていくのかもしれない。

日本産唐揚げブランドと台湾唐揚げブランドが、上下の看板で張り合っている姿はなかなか興味深い。高田馬場には台湾出身者が多いのか?などと思うのだが。最近は全く聞くことがなかった中国語の会話が、このあたりを歩いているとあちこちから聞こえてきた。観光客か留学生か、それとも企業実習生が戻ってきたのか。あるいはここしばらくは路上で中国語を話すのを避けていたのか。新宿や池袋ではまだまだ中国語が聞こえてこない。高田馬場の不思議現象だ。

これもちょっと不思議な看板だった。店頭に入店待ちの行列も出来ていたから人気店なのだろう。スンドゥブは韓国料理だろうと思うが、漢字で書くと「純豆腐中山豆腐店」となるのだから、豆腐を売る豆腐屋みたいな意味合いになる。不思議な店名だ。おまけに、武田菱と思しき「家紋」がついている。中山さんがやっている豆腐屋なのか、中山という地名が発祥の地である豆腐屋なのか。かなり、怪しい感じがするので、これは是非一度入ってみなければと思う。ただし、ちょっと店内を覗いてみたら女性比率が高すぎる。昼のピークを避けて、オヤジは入っても目立たない時間を選ばなければいけない。美味いものを食べるのも大変なのだ。

もう一軒すごい看板を見つけた。コンビニより安い生中!と書いてある。色々と突っ込みたい表現だ。ただ、そこは素直に宣伝文句を信じてあげようか。おそらく、生ビールではない生中を頼み、一本50円の伝串(これもどんな食べ物なのか)を頼み、250円払って出てこよう。とてもお安い高田馬場のダンジョン探検だ。
やはり高田馬場はこういう怪しい、楽しい、びっくりな店がなければ、「らしくない」街だ。久しぶりに高田馬場で一杯やりにいこう。二軒目はマイ定番の串鐡にしようかな。

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イチョウを探して散歩したら歴史にぶち当たった

毎年11月下旬になると、晴れた日にはイチョウを探して散歩に出かける。紅葉の季節というが、赤い葉っぱよりも黄色い葉っぱが好きだというのがイチョウ探しをする単純な理由だ。自宅周辺には桜の木・コブシの木・ケヤキは多いが、イチョウはだいぶ離れた公園に行かなければ見つからない。

イチョウは落葉がすごいので、この時期は木の下も真っ黄色になる。黄色くなった地面、これも楽しみな光景だ。初冬の日差しはお昼でも斜めから差し込む。それで、地面に写る影も合わせて、なかなか綺麗な光景になる。

晴れた空と黄色い葉っぱの対比も綺麗だ。気温が下がってきて、早足での散歩も気持ちが良い季節になる。たまに落ちている葉っぱの中から何枚かきれいな葉を拾ってきて、本の栞にしたりする。そんな、イチョウ探しの散歩の途中で駅前に展示してあるYS11の実機をマジマジとみてきた。よく考えれば、駅前に飛行機があるというのは相当にすごいことなのかもしれない。駅名が「航空公園」だし。

YS11が健在だった頃、何度か搭乗したことがある。当時、まだ空港が狭くてジェット機の発着ができなかった高松空港行きと広島空港行きにそれぞれ数回乗った。どちらも海の近くにある空港で都心部とのアクセスは便利だったが、着陸の時はちょっと怖い気がした。特に、広島空港は瀬戸内海側から山に向かって着陸するので、本当に恐怖を感じた。結局、何度か恐怖体験をしたあと、広島入りは新幹線を選ぶようになった。
そんなことを思い出していると、ふと気になったことがある。YS11と比較してみたくなったのが、先の大戦中に東京をはじめとして日本各地を火の海に変えた爆撃機 B17だ。ネットで調べてみてわかったが、

B17は 全長 22.8m 全幅 31.6mと、ほぼYS11と同じ大きさだった。
航続半径1276kmで、YS11 の倍ほど航続距離になる。最高時速524km/時間だから、巡航速度で比べればYS11もほぼ同じくらいの速度だろう。戦記や記録映画の中で見ていたB 17が、YS11とほぼ同じ寸法だとわかると、急にリアルなものになった。
目の前でみたYS11と同じような飛行機が、100機単位で爆弾を落としにきたのかと。イチョウ探しの散歩で発見した「奇妙な歴史」の跡。散歩の効用は、こんな突然の出会いや発見にあるのかもしれない。

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ポケモンと遊んだら盆踊りが登場してびっくり

お供のキャラはピカチュウではなくライチュウだった。ARの品質にびっくりした。足元に影まであるのはリアルすぎる。

たまたま、ポケモンGOからメールが送られてきた。メールソフトが不具合になり設定をいじくり回しているうちに、これまで自動的に迷惑メール扱いだったポケモンGOからのメールが有効化されたようだ。何年もスマホに入れたっきりで触りもしていなかった。履歴を見たら2016年使用開始となっているから、5年ぶりに触ったようなものだ。使い方も遊び方もすっかり忘れていて、いろいろいじくり回していたらいきなりARが発動して、お供ポケモン『ライチュウ』が出てきた。ピカチュウではなくライチュウらしい。依然として遊び方もよくわからないまま、散歩のお供に使ってみた。

あれこれ触っているうちに、突然周りにピカチュウが大量出現して、輪になって踊り始めた。ほとんど盆踊り状態だった。これは、地下にある店から外に出たときに起きた現象で、おそらくアプリの暴走だと思う。ここ2週間くらいあれこれ触っているが、ピカチュウどころかほかのポケモンでも、盆踊り状態になったことはない。
ひょっとすると、ピカチュウ大量出現・イベントが局地的に発生したのかもしれないが、この時はピカチュウ狩りをして10体くらいのピカチュウを捕まえた。今は、順番に解放しているが5体だけ残してピカチュウ戦隊でも作ろうかと考えている。

コロナで家にこもっていたから足腰がすっかり弱くなっている。その対策として、ウォーキングアプリを4種類併用して「一人歩け歩け運動」をしているのだが、ポケモンGOは歩いている途中で寄り道をすることになる。ゲームの構造上仕方がないが、歩け歩け運動では邪魔になる。ただ、歩くことを楽しみにできるのも確かで、しばらくは散歩の友としてお世話になりそうだ。次のポケモン盆踊り大会を楽しみにしているのだが・・・。

ちなみに併用しているウォーキングアプリは、単純な歩数計(これは性格な歩数を確認する)、埼玉県推奨コバトン健康(歩いた歩数でポイントと景品がもらえる)、Miles(移動距離ポイントで何かもらえるらしい)を併用している。ご褒美でもなければ、ただただ歩くのは難しいよね。