街を歩く

蕎麦屋で追加飲み

ススキノで飲む事は少ない。昔から、ススキノではなくその周辺でばかり飲んでいた。新宿でも渋谷でも、盛場のど真ん中みたいな場所は微妙に避けているので、やはりこれは性分というものかもしれない。新宿であれば歌舞伎町ではなく新宿三丁目だし、渋谷はセンター街、道玄坂を外して桜ヶ丘あたりに行くことが多い。
この店も、ススキノで飲んで締めの一軒にするという感じではなく、午後遅くにちょっとだけ酒を飲みながら蕎麦を啜る、みたいな使い方だ。蕎麦屋は飯屋というより酒が飲めるファストフード感覚で使うものだと思っているせいだろう。

まず日本酒を頼む。気温に関わりなく蕎麦屋では熱燗(ぬる燗)がよいと思う。突き出しについてくる揚げた蕎麦をぽりぽり齧りながら、チビチビと飲む酒が良い。蕎麦屋で飲む酒は、ぐいっと一息に生ビールとはいかない。ビールを飲むにしても瓶ビールでチビチビがよろしい。

蕎麦屋に来て蕎麦を注文しないのはさすがに罪悪感がある。それでも、かしわ抜きを頼み、出汁の効いた熱い蕎麦つゆをごくりと飲み、酒をちびりとやる。それを延々と繰り返す。
少し腹が減っていれば追加でもりそばを頼み、それも蕎麦を一本ずつつまみながら酒を飲む。ずるっと啜るのは、そばが乾き始める頃、最後の最後だ。
偉そうに語るつもりはないのだが、蕎麦屋の使い方、蕎麦の食べ方にはそれぞれに自分なりの流儀があっても良いと思う。ラーメン屋やうどん屋ではあまり感じることがない、こだわりのお作法みたいなものを蕎麦屋で感じるのは、やはり酒を飲む場所としての完成度が高いからだろう。
ラーメン屋で飲むなら、チャーハンにビールだし、うどん屋だったらそもそも飲まないかもしれない。
そんな流儀を守ろうとすれば、蕎麦屋は一人飲みに限る。おそらく蕎麦屋は元気に飲んで、賑やかに語る場所ではないのだろう。そうしたければ焼き鳥屋やおでん屋、親父が一人でやっている居酒屋にでもいく方が良い。
多分、コロナの後遺症なのだが、一人飲みにすっかり慣れてしまうと、そんなふうに考えるようになった。

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インバウンドもどき 復活中??

昭和の中期、外国人プロレスラーがリングに上がる時に来ていたような「お言葉」が書かれている
さすがに魚の名前のシャツは着ていなかったともうが

確か去年まではマスクコーナーがあった場所だった。驚安の殿堂の店舗で、入り口の周りはその時々のトレンドが現れる「今の日本」的ポイントだ。この時期であれば、暑さ対策グッズがずらっと並びそうなものだが、目に入ってきたのは「デザイン的にこれはどうよ………」と言いたくなる、ド派手なTシャツだった。
高知の帯屋町商店街の一角で、高知弁で書かれた「おもしろご当地語」のTシャツが売られている。観光グッズなのだと思うが、キャラクター商品的な扱いにもなっているようで、高知の住民も買っているようだ。(ただし、用途は自分で使うのではなく県外人へのギフトだと思うのだが)
このTシャツ群は見ればわかる通り、漢字がデザインとして使われている。書体は様々だが、達筆という感じはしない。これくらいのレベルで良いのであれば、自分でもかけそうだ、と思うくらいの「並の書き手」の字だ。
観光地である北の街に「こういう需要」が戻ってきたのだとわかる。一度、自宅近くにある驚安の殿堂店にも行って同じものがあるか確認してみよう。自宅近くは、観光とは全く無縁の場所だから、もしそこにも「ヘタウマ漢字のシャツ」が売っていれば、観光客相手ではなく今年の夏のトレンドと考えることにする。

もう一つ気になったのが、この漢字Tシャツの脇でこっそり置かれていたJapanエコバッグという代物で、デザインは赤青白とド派手なJapanナショナルカラーを使ったそれっぽいものだ。
ただ、気になったのはそこではなく「エコバッグ」と書かれていることだ。カタカナが読める人を対象にしている商品なのだろうか。それとも、販売対象不明のまま怪しげな商品として売るつもりなのだろうか。相変わらずこの店の販売意図は面白い、というか意味不明のまま放置されているのがよい。
こんな不思議な体験ができるから、驚安の殿堂は人気があるのかもしれない。個人的には、安売りといえるほど安くない商品が多いと思うが、お宝探し(今すぐ必要ではないが、自分にとって響いてくるもの)の店としては、優秀過ぎるくらいだ。遊び心がある店が全国展開出来るというのはすごいことだといつも感心する。

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小樽でぶらぶらしてみた

何度も小樽には行っているのに、全く知らなかったレトロアイスクリームの店を発見した。アーケード街の一角、それも2階にある店のようだ。これまで一度も視界に入っていなかった。レトロアイスクリームの情報すら知らなかった。これは、ぜひ次回の目的地にしなければ。
なつかしのチョコパフェも魅力的だが、アイスクリームと両方は無理だろうなあ。

あんかけ焼きそばは、最近の町おこしメニューらしい。アーケード内にある中華食堂で食べた記憶はあるが、この店は入ったことがない。運が悪いのか、いつ小樽に来ても定休日にぶち当たっていた。たまたま、この日は営業中だったが、こちらのお腹が満腹状態で店に入る勇気が出てこなかった。
次回は、レトロアイスとあんかけ焼きそばに決定か。定休日を事前に確かめなければいけない。

駅前のショッピングセンターに貼ってあったポスターに気がついた。対面式というのは、いわば大学対抗の罵り合いだ。北海道大学と小樽商科大学、つまり北大対樽商の運動部が年に一度、定期戦をするのだが、その事前イベントとして両校応援団が互いを罵り合う。
学校の根幹に関わる事象を、あれこれ並べ連ねて罵倒する。罵倒の対象は、両校を超えて札幌市対小樽市という構造にまで広がる。(はずだ)
その罵倒の作法が発声法や、前口上といった部分に残されている。ユーモアを持った罵倒とけなしあいが前提なので、口汚く罵るものではない。おまけに両校応援だの服装が、明治のボロボロ衣装(和装)なので、見た目にはやたら汚らしい。
多分、実際にも汚いのだと思う。あの服は洗濯をしたら服の体をなさずボロ切れになってしまうのではないかと思う。
最近の対面式の現場を見たわけではないので、あくまで当時の記憶での想像だが。平成生まれの応援団員は、もう少し衛生観念が進んでいる気もする。コスプレ化しているのかもしれない。
見に行きたいような、でも見てはいけないもののような気がして、結局行かなかったのだけれど。来年は、札幌開催になるはずだから、開催地である大通公園(多分)にいってみようかな。

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ぶらぶら歩きの発見 記録3

知人と最近のビジネスの話をした時に、繁盛店ほど人手不足に悩み営業時間を短縮していると言われた。そんなバカなと思って聞き流していたのだが、その実例を見つけてしまい、しみじみ考えさせられた。
確かに、繁盛店で長時間営業するのは経営効率が悪い。ピーク時の満席状態を全力で回して、その後はさっさと閉店する。それができないのは、繁盛度合いが足りないからで、暇な状態でもダラダラと入る客をかき集めるしか売り上げを増やす方法がないからだ。ダラダラ営業というのは人員効率が悪い。
そもそも、改めて考えるほどのことでもなかった。効率の良い繁盛店とは、スープが売り切れ次第で閉店するラーメン屋みたいなものだ。ただ、自分の気に入っている繁盛店がそうなっていると、なんだかちょっと考えさせられる。
まあ、閉店間際の遅い時間に行かなければ良いだけのことだし。営業中のサービスが悪くなるわけでもない。相変わらず、気持ちの良い接客と高い品質の商品が出て来るのだから閉店時間が早くなろうが関係ない、といえば関係ない。
これも、人気店だけが生き残る厳しい時代の表れと考えるべきだろう。

なんと、狸小路が誕生150年らしい。コロナの前に、北海道開基150年とか言っていた記憶があるから、狸小路とは北海道開拓とほぼ同時期にできたということか。いや、びっくりした。凄いな。
狸小路には、今でいう性風俗店(女郎屋)やぼったくり系飲み屋がたくさんあって、まるで狸にばかされるような目に遭うということから狸小路と名付けられた………という話を、昔々、大先輩から聞いたことがある。
本当かどうかは怪しいが、狸小路のアーケードがなくなる西の端の方は、確かに昭和後期まで怪しい建物が残っていた。今では、古い店もすっかりなくなり全国ブランドのチェーン店も多いから「狸」にばかされそうな場所は無い。すっかりたぬきキャラがぽんぽこ踊る街だ。
ちなみに、コロナの間にインバウンド目当てのドラッグストアに代表される「集団買い出し」店舗はすっかりなくなった。日本人観光客目当ての「土産物店」も数を減らしたので、なんとなく改造途中の街という感じもする。

その改造途中を感じさせる新型高層ビルが7月中旬に開業するのだが、これは新しい札幌のランドマークになるだろう。すでにテナントとして入居する銀行の支店は開店していた。
ただし、銀行は2階にあるようで、路面の一等地は金融機関が占有するというまちづくりの常識はすでに過去のものらしい。しかし、開業迫る新商業ビルで、開業まで残すところ3週間というタイミングにも関わらず、テナント募集中というのもお江戸あたりではちょっと考えにくい。不思議な光景だ。
ちなみに、このビルの目玉は「水族館」で、ペンギンショーが見られるようだ。けっこう楽しみにしているのだが。個人的には、オオカミウオを是非とも展示してほしい。

すでに書いたことだが、狸小路からちょっと外れたところに、中古本のチェーン店がある。ビルの1階から4階までぶち抜きで使用しているので、相当な人気店だと思うが、その店でオリジナルキャラクターのポスターが貼ってあった。
そして、なぜかこのキャラは「たぬき」ではなく「きつね」なのだね。狸小路からの距離は実に微妙なもので、その距離感がキツネを選ばせたのか。たぬき小路に対抗心があるのか。改めて、気になってしまった。タヌキャラにも会いたい気がするが……

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本日のコーヒー

市役所のロビーにある喫茶店ではうまいコーヒーが飲める。それだけのために市役所に行くのかと言われると、何とも言い難いのだが、そうだと答えるしかない。市役所のロビーが快適な空間かというと決してそんなことはない。うるさいし、空気は悪いし、落ち着いて何かをできる雰囲気でもない。

だから、いつもこの珈琲店の本店(支店でも良いが)を訪れてみたいと思うのだが、一歩外に出ると忘れてしまう。反省する片っ端から忘れてしまう、記憶保持障害みたいなものだ。
正しい喫茶空間に辿り着きたいと思うのだが、昔のように目につく喫茶店には全部入ってみて、一軒ずつ試しのみをする、そんな元気はない。なんとか良い喫茶店を見つける手段はないのかなと思い、ネットで検索してみるが、どうもレビューを上げる人たちと感性が違うらしく、実際に訪れてみると期待と違うということが多い。
行きつけの居心地の良い喫茶店を持つというのは、かかりつけのお医者さんより、精神衛生上では大事かもしれない。夏でもホットを飲むのは、涼を求めるよりコーヒーのもつ何らかな鎮静効果が大事に思うからだ。ちなみに、アイスコーヒーを飲むのは、年に数回もないはずだ。それも自分が注文するのではなく、どこかに行った時にお茶代わりに出されたというようなことだ。

気になったのでwebで調べてみた。  → https://miyataya.co.jp

どうやら本店は、札幌市清田区というかなりローカルな場所にあるらしい。視点がいくつかあるが、郊外型喫茶店チェーンのようで車での移動が前提な立地だった。それでも、次回は是非とも「憧れの喫茶店探し」で視察に行かなければなあ。美味しいコーヒー(お気に入りのコーヒー)を探し出すためには、やはり行脚するしかない。地元の街にあった名店「茜屋珈琲店」が閉店して以来、コーヒー難民気味なんだなあ。

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ぶらぶら歩きの発見 記録2

乗合馬車が街を行く

これはいつの時代だよと言いたくなる乗り物だが、今でも夏場は現役の観光馬車で、周りを走る車もこの周りでは徐行するようだ。パカパカという音が風情を呼ぶが、一番目立つのは臭いなので、写真では決して伝わらない旅の抒情だ。

狸小路の駅前通りに面した、いわゆるメインストリート沿いの高層ビルが竣工しているようで、開業は7月中旬。ビル内に水族館ができるというから、楽しみにしていたが、まだ今は開業前なのでビル入り口を見学して終わりだ。
新しい商業ビルの開業になどほとんど関心がないのだが(開いた当初は人混みに揉まれるだけで楽しくない)、隠れ水族館ファンとしてはマスト・ゴー・スポットだ。

しかし、このビル名の命名基準とは一体どうなっているのだろうか。ここ数年は駅前通りの老朽化したビルが次々と建て直され、地下には飲食店やブランドショップなどが入って街は元気になっている、と勝手に思っているのだが。その新規ビルの名前がどれもこれもひどい、と感じているのは自分だけだろうか。

この狸小路に立つ新築ビルの一階では、まだテナント工事が行われていないのか、それとも展示スペースにでもなるのか、ちょっと不思議空間だ。実は、このガラスの回廊の前には、この冬までずっと屋台が並んでいた。コロナの間もしっかり営業をしていた、由緒正しい果物屋やフード・トラックなどが並んでいたのだが、ビルの新規開業とともに追い払われてしまったらしい。(また帰ってくるのか?)
狸小路の中には、意図的に屋台を置く場所を設置して、ぶらぶら歩きの楽しみを演出すれば良いのにとずっと思っていた。が、どうやら「官」の意向なのか、それに忖度する雑魚集団がいるのか、「屋台」なるものは全て排除の方向にあるらしい。
すでにこの国は、インバウンドという観光業に経済の主力を向けようとする、没落した三流経済国家なのだから、インバウンド観光客を喜ばせるためにも屋台の100台くらい配置しろよと言いたい。
やはり「官」というのは、頭が良いと言っても、一般人とはどこか違う部分が良いだけで、商売だの、人の心理だのを推し量ることはできない人種なのだな、きっと。あの屋台で売っていた美味しいりんごは、この先どこで買えるのか、それくらいは告知しろよ、札幌市の観光部隊(官だか民だか知らないけれどね)と言いたい。
と、ついつい怒りを覚えてしまい、散歩の楽しみは台無しだなあ。

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たっぷり注文してしまった

北の街では都心部に回転寿司の店が少ない。だから、どの店に行っても行列が絶えない。昼直前になると10組以上が並んでいるのはザラだが、流石に1時を過ぎると少し待ち人数が減ってくる。2時まで待てば、ほぼ行列無しになる。
だから、この店に行く時はけっこう腹ペコ状態になっていることが多い。回転寿司は、寿司(鮨ではない)を腹一杯食べるために行くところだと思っているので、それはそれで正しい利用方法だと思う。

やりいか
まいか

いつものことだが、注文のネタには著しく偏りがある。魚ネタはほとんど頼まない。その日のおすすめと言われてもほとんど関係ない。いつも同じ注文を繰り返す。イカとサバ、それにたまに貝類を追加。巻物をを2・3種類というのが定番だ。今回は、ちょっと気張って「イカ」を二種類注文してみた。(北の街の回転寿司では、回っている寿司を食べることはほぼないし、この店では一皿ずつ注文するのが普通だ)
マイカとヤリイカの食べ比べをしてみた。身の柔らかさとねっとり感に違いがある。サッパリ系のヤリイカより身に弾力と粘りがあるマイカの方が好みだ。

イカづくしを目指してゲソも追加してみた。軽くゆでたゲソは、チープ感が満載だが、このチープさが実に良い良い。好みのネタだ。いつもは甘だれをつけてもらうのだが、_注文の時に書くのをわすれてしまったら、何やら真っ裸のゲソが出てきた。

いつもであれば注文する鯖の代わりに「さめがれい」を注文してみた。これもサバに負けず劣らずのたっぷりと脂が乗った魚だが、いつでも置いてあるわけではない季節限定品?らしい。「えんがわ」とヒラメの中間的な味がする。身はちょっとぱさついた感じもあるので、人によって好みが分かれる魚だろう。白身のくせに脂が乗りまくっているので、白身っぽくないといわれればその通りだ。醤油をつけると表面にパッと脂が散るのは、中トロとかブリと似ている。

真打は巻物で、今回もメインディッシュとして注文したのが、鯖しそ巻きだ。このしめ鯖の巻物は、回転寿司でどこでも注文できそうなものだgあ、意外と置いてある店が少ない。この回転寿司店でも、回らない方の鮨屋には置いていない。ハンバーグ巻きやコーン巻きなど、いわゆるかわりネタを置いてある店でも、サバの巻物は置いていないことが多い。そこが残念だ。これだけ、4ー5本テイクアウトしたいくらいだが。

そして、最後の最後は、お新香巻きだ。何度も説明しているが、北海道の新香巻きは奈良漬が入っている。それもかなり甘めのものなので、子供向きの巻きものなのかもしれないが、これを食べたくてきていると言っても良いくらいだ。
イカとサバと奈良漬の巻物だけのセットを作ってくれないものかと思う。それほどの偏食ぶりだが、回転寿司屋からすると最低価格の組み合わせなので、客としては下の下の部類かもしれない。だから、行列のできない時間に行くことにしている。
食事をするには中途半端な時間に、ついつい食べ過ぎてしまった。晩飯は抜きにしなければいけないと思いつつ。

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お気に入りスポット 見つけた

お気に入りの喫茶店を見つけるのは、このご時世でどんどんと難しくなってきている。小洒落たカフェは多いが、実はあの薄暗い店内と大きすぎるBGMの音量が苦手で、カフェと言われると足がすくむ。
ただ、何事にも例外はあるもので、読書をするにも事務作業をリモートでするにも適したカフェを見つけた。十分に明るい店内と、しずかにかかるジャズは実にマッチしている。店内では声高に喋る怪しい業者(大抵は不動産関係か、いかがわしいコンサルタント)もいない。皆、一人で静かに時間を過ごしている。
Wi-Fi環境は整備されているし、トイレは綺麗だし、店内には旅関連を中心にたっぷりと本が並んでいる。雰囲気としては図書館の閲覧室みたいな感じだ。とても良い空間だ。

この店で一仕事した後、狸小路を散歩しながら老舗の串団子でも買って帰る。あるいは、夜の待ち合わせの前にさっと一仕事片付ける、そんな使い方が似合っている気がする。カウンターの奥には、実はホテルのチェックインカウンターになっている。それなりにホテルの宿泊者が店内に入ってくるが、それがうるさすぎると感じることもない。
ただ、みていた感じで言うと、日本人客は少ない。狸小路7丁目というちょっと変わった場所柄なのか。周りには個性的なレストランも多い、独特な雰囲気のある一角なので、外国人向けの設計がされたホテルなのかもしれない。
暑さに負けて、珍しくホットコーヒーではなくアイスティーを頼んだが、これが妙にカフェっぽく感じる。
お気に入りのカフェは自分の足で探し出すしかない、と言うのが本日の結論であります。

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ススキノ新ランドマーク(多分)

もうすぐ開業するらしい総合アミューズメントビル

解体工事を含めると2年ほど作業をしていたような気がするが、コロナの最中だったので記憶が飛んでしまっている。写真左にギリギリで写っているのが、いわばススキのシンボルマーク、ウィスキー屋の看板だから、この新ビルは相当に目立つ、夜のランドマークになるのは間違いない。
ただビルの外観が出来上がってみると、あれっと思うほど背が低いビルだった。見上げるような高さのビルになるのかと思っていたが。これで、平成ガメラシリーズで叩き潰された、ススキノ決戦の場はもはや完全に過去の映像だけのものになった。令和の怪獣映画新作で、またススキノが登場してくれれば面白いのだが。題名はもちろん「シン・ガ◯ラ」になると思う。

今現在、夜のランドマークといえば、駅横に立つタワービルだが、これも北海道新幹線の延伸工事の後は、この周りにニョキニョキと高層ビルが立ち並びそうで、何やら怪しげな雰囲気も醸し出している。
駅付近に乱立していた百貨店はすでに新興勢力「ダイマル」の完勝に終わり手っったいモードなわけだが、駅周辺のビル街はどれもこれも築50年近い大老朽地帯なので、この先の建て替えラッシュが始まれば、ランドマークの地位は新ビルに移動かもしれない。

狸小路も、150年もたって落ちぶれてしまうかと思っていたら、どうも平成後期からこれまた虫食い状態ではあるが店舗の再生が始まり、6丁目より先は昔の遊郭地帯に戻るかのように、新たな集客施設であるビジネスホテル街になってしまった。おまけに、ホテルが乱立しているように見えるが宿泊価格は乱高下していない。と言うか、高値安定だ。
これもまた、新しいビジネスの取り組みだと思うが、古手のビジネスホテルチェーンは全く元気がない。コロナの後は、新旧交代の時期が来たようだ。

全国チェーンの中古本店が、店舗のオリジナルキャラを売り出していると言うのも、これまたちょっと驚く光景だ。埼玉の自宅近くにもおなじブランドの店はあるが、その店に「店・キャラ」はいない。
この店の商売はすでに古本ではなく、フィギュアやキャラクターグッズのリセールに移っているのだから、このオリジナル造形も不思議ではない。一時期は主力化していた中古ゲーム販売もすでに撤退モードに見える。本も、ゲームも、キャラ収集もそれぞれの嗜好に合わせたエンタメ消費なの、主力商品が時代により変わっていくのは当たり前のことだが、チェーン店が個店単位でアキバ化していくと言うのも、これまたすごい光景に見える。
このキャラは、「ビジュアル系」なステルス・ランドマーク、みたいなものかもしれない。リアルの世界では紙切れ一枚のポスターによる表現だが、ネット社会では圧倒的な露出があるのかも、などと考え込んでしまった。
もはや、ランドマークとは目に見えるものではなく、人の記憶の中に残されているもの……的な時代になってしまったのかなあ。

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北国の冷やしラーメンは気合だ

6月下旬の北国は季節外れの暑さらしい。記憶の中で冷やしラーメンの販売開始時期は7月だったように思えるのだが、どうやら馴染みのラーメン伝では、6月の早い時期から売るようになったらしい。
ちなみに、北国では冷やし中華とは言わない。冷やしラーメンだ。スーパーの麺売り場に行っても、商品名は冷やしラーメンと書かれている。まあ、冷やし中華と冷やしラーメンに味の差があるわけではなく、ローカルフード的な変化もない。お高いバージョンであれば細切りチャーシューが、普及品ではハムの細切りに変わる程度の変化しかない。味もベースは酸味のある醤油味だ。ゴマだれの冷やしラーメンは存在するのかもしれないが、実食した記憶がない。
冷やしラーメンの居酒屋進化系である「ラーメンサラダ」では、胡麻味が主流らしいから、ゴマだれはラーメンサラダから伝播した、冷やしラーメン界での平行進化みたいなものだろう。

旭川ラーメンは煮干し系スープと弾力ちぢれ麺が特徴

いそいそと冷やしラーメンを食べに来たはずなのだが、その日に限って気温が若干低めになり、カウンターに座った瞬間目に入った「旭川ラーメン」に、よろよろと吸引されてしまった。
結局、注文したのは定番の塩ラーメンでもなく、意気込んで食べに来たはずの冷やしラーメンでもなく、醤油ラーメンになってしまった。旭川ラーメンの特徴である、ちょっともちっとした硬めの麺の記憶が、脳内でイメージ爆発してしまったせいだ。
ラーメンを食べに行ったはずがチャーハンを注文してしまったりすることはたまにある。ただ、今回は気温と連動した冷やしラーメン食べたいぞ衝動で、注文を決めて暖簾をくぐったはずなのに、それが瞬殺されてしまった。その理由は、自席の後ろでラーメンを注文する小学生四人の気迫に負けたからだなあと思う。
彼らの注文の仕方は、大人顔負けというか、一緒にきた引率のおじさん(推定30代)の顔色を失わせるほどのキッパリとした明快で、立派なものだった。
「塩ラーメン四つ、チャーシュー追加は一つ、めんま追加が一つ、あとは追加無し、それとコーラ2本」と一気呵成に注文を片付けてしまう。気合が入っている。聞いていて気持ちがよい。ところが、引率の大人は注文が決められずもじもじしている。
完全に、小学生の気合に大人が負けている。それに煽られて、こちらも「醤油ラーメン一つ、追加はないです」などと言い切ってしまった。まあ、旭川醤油ラーメンも美味しいからよいのだけれど。
仕方がないので、冷やしラーメンは気温が上がった日に食べ直しにいくことにした。個人的には、トロ肉というボリュームタップリのっトッピングはいらないので、肉無しプレーンな冷やしラーメンみたいなのがよいのだけれどなあ。ただ、その特別注文品を頼む勇気はない。かの小学生四人組には、軟弱な大人と笑われそうだ。
ラーメンは気合だ……