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ガストすごいな

所沢の街歩きをして気がついた。ハッピーアワーが盛大に伸びている。それも後ろに伸びるのではなく、前倒しになっている。所沢駅前は、飲み屋に関しては大競合していて、ナショナルチェーンの居酒屋はほとんど出店している、その中でガストが「飲み業態」に進出すれば、当然ながら競争相手のいない時間帯に勝負をかける、という構造ならわかるが。しかし、昼のピーク、ランチタイムに居酒屋需要はあるのか?

ということで、観察しにいってみたら意外と変ばことに気がついた。ガストはランチタイムにサイゼイヤの500円ランチと大戦争しているので、日替わりランチを含めランチセットはワンコイン、500円とラーメンより安いハンバーグ定食が食べられる。タッチパネルでもその辺りが意識されていて、日替わりの比較もできるようになっていた。たd

ただ、ここからがすごいと思うのだが、日替わりランチを注文しようとすると、画面に「ご一緒にソーセージはいかですか」という推奨画面が出てくる。これを断らないと、注文が完結しない。そこで、「ソーセージ」追加 yes にしてみた。ひょっとして、ご一緒にドリンクバーも・・・とか、ゴッしょにサラダも・・とか出てくるかなと思ったが、流石にそれはないようだ。

追加のソーセージが左上 199円

結局、昼時にハッピーアワーを楽しんでいる客を見つけられなかった。逆に、凄技だと思ったのが、ランチセットではなく、単品フライドポテトと単品唐揚げを注文している人がいたこと。まるで某フライドチキン屋の注文みたいだが、確かにファミリーレストランを自由に使うという点で、この注文は素敵だ。おまけに、このかたは、PCを取り出し電源に繋ぎ、何やらポテト片手にキーボードを叩いていた。今やファミレスとはこういう場所なのかと、改めて思い知らされた。

コロナのせいとは言わないが、ガストの電源供給基地としての需要は確かにありそうだ。

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渋谷の焼き鳥屋の隣で考えたこと

前に書いた渋谷の焼き鳥屋の隣にカフェというか洋食屋があった。ステーキハウスだったような記憶があるが、一度も入ったことはない。いつもこの店の前を通り過ぎて坂を登ったところにある焼き鳥屋に通っていたのだが。店の名前もよくわからず、看板の写真を撮ってから初めてわかった。「サイ」という名の店らしい。黄色いデフォルメされた漢字一文字が読めなかった。

店頭のブラックボードを見れば洋食屋のような気がする。お値段は渋谷駅近という立地を考えればリーズナブルというべきだろう。ナポリタン1000円が今の東京の昼飯の相場か。ポークステーキ(1300円)はちょっと珍しい。生姜焼き(1200円)は絶対定番ながらちょっとお高いかもな、などと眺めていたのだが・・・。

地面に置いてある看板をみて、ギョッとした。”飲める”オムライスとある。すでに昼飯を食べた後だったので泣く泣く諦めたが、これは是非実物を拝見したい。”飲める”ということの意味は、オムライスがスープ多めのリゾットのようになっていて、つまりドロドロな液体状で「物理的に飲料」化されているのか。あるいは、酒を”飲みながら”、酒のつまみとして向いているオムライで、ついつい酒が「飲める」のか。気になる・・・。確かめにいかなくてはいけない。

そしてこの店の謎はもう一つあった。上のボードにあったポークステーキと同じもののような、ランチメニューのジンジャーステーキの存在だ。生姜焼きはしっかりボードに書かれているので、最近よく言われる「ポークジンジャー=生姜焼きの別名」ではないようだ。写真も微妙に違っている気がするので、書き間違いということではないのか? 謎が謎呼ぶ「怪しい店」だが、ここも是非一度入ってみなければならない。しかし、こうした渋谷真実探求ツアーは、都知事のいう不要不急の外出になるだろうか。東京都推奨のレインボーマーク付きの店で、会食ではなく一人で食べる「孤食」でも自粛しろということかな。どうやら都知事をやると舌が追加で二枚や三枚増殖する、人としての進化種になれるらしい。(普通に考えれば『妖怪三枚舌』とかいうネーミングになるなあ)

渋谷の街で、「人類の進化」などという高尚な妄想に耽ってしまった。
Thank you, Tokyo metropolitan Governor!

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所沢駅前の謎スポット

所沢市は埼玉県西部にある、東京都の県境のまちで、新宿や池袋にはアクセスが良いベッドタウンだ。人口は34万人。県庁所在地の人口で比較すると28位の奈良市の次くらいで、所沢鳥も人口の少ない県庁都市は結構ある。だからといって、賑やかな街かというとそうでもない。飲み屋街で言えば、大方の県庁都市より貧弱だ。百貨店もつい最近に消滅した。西武百貨店が今や所沢ショッピングセンターになってしまった。その所沢駅前の繁華街で、バブル前の映画を晒す謎の建物が2件ある。もとマルイだったぼりと元ダイエーだったビルで、地域の顔といっても良い一等地?にある。そこが幽霊屋敷のように見える。

元マルイで、今はなぜかオフィスビルっぽい。

駅前商店街 プロぺ側から見るとまるで廃墟ビルのように見えるが、反対側(たぶんこちらが正面)からみると、まだそれなりに商業ビルらしくも見える。残念なことに屋上の看板は買い手がいないらしいので無印だ。このビルの一階はパチンコ屋で、商店街側はセブンイレブンと、楽天モバイル販売店があるだけ。最近2階にレストランが開店した。エレベーターホールに行くと、3階以上は色々なオフィスで占められているらしい。空きビルではないのだが・・・。

元ダイエー 

そこから歩くこと200mほどで、元ダイエー、その後イオンに変身して、ついに廃墟化するかともわれたビルが、どうやら雑居型商業ビルとして再生する。テナントを見れば、最近の勝ち組というか、ロードサイドでも生存競争に勝ち抜いた面々のようだ。スーパーのOKは首都圏南部では大勢力だし、ミスターマックスとニトリは日本の北と南から全国制覇を狙う「正統的な流通戦国覇者」みたいなものだ。なんでも自前でやりますといっていたGMS最強チーム、ダイエーの跡地としては、なんだか色々と考えさせられる組み合わせだ。

所沢駅の新駅ビル きれいですねえ

バブルの前の時代に、流通業の二大勢力だったダイエーと西武セゾングループは、今やどちらも消滅した。ダイエーがイオンに統合され消滅したのは、GMS戦争の結論だったと思う。しかし、西武セゾングループはもっと哀れだ。本丸の西武百貨店はセブンイレブン傘下でも再建が厳しい。各地で閉店続きだ。弟分のパルコはJフロント(大丸・松坂屋連合)に買い取られ、なんとなくDNAが薄まった感じがする。ファミリーマートは商社の子会社になり、コンビニ業界では永遠の第3位的な位置付けで精彩にかける。
所沢は西武グループの企業城下町でありながら、西武百貨店は撤退した。(そもそも西武鉄道グループもいまやファンドの管理下だし)あれまあ、という感じだが、最近の西武鉄道は本拠地池袋都心から郊外へ、つまり所沢に重心を移すらしく、所沢駅前はみるみる「大変身」となっている。初めてこの街に来たときは、なんと田舎な街だと思ったが、ダイエーやマルイ、西武百貨店が盛り上げて、それなりにバブルの頃には賑わいもあったのだ。それが、今や団塊世代の子供たちは遠距離通勤を嫌がり都内に移住。人口は減少し続けている。なんだか、首都圏郊外都市の衰退のモデルみたいな場所だが、生まれも育ちも所沢という人も多いようで、ここ最近はジジババが闊歩する街だった。コロナのせいで外出自粛かと思いきや、意外と所沢駅前にジジババが戻ってきているのは、いったいどうしたわけだろう。ひょっとしてダイエー跡地のせいか?

謎だ。

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渋谷の焼き鳥 新旧比べて思う

鳥貴族が東京に進出してきた頃、わざわざ食べに行った。確かに全品ワンプライスで焼き鳥も大串なのが「よくできた仕組み」と感心した記憶がある。都心部繁華街の2階に出店するという出店戦略も、目的来店を誘う意味では正しいと思う。そして、ある程度店舗の知名度が上がれば、この黄色と赤の目立つ看板が、どこの街に行っても安心して焼き鳥が食べられるという「焼き鳥のマクドナルド化」みたいなことが起こるのかと思っていた。
地方都市に出店して店舗数を増やすのではなく、大都市で密度をあげて多店舗展開できる都市型コンセプトだなと、焼き鳥を食べ酒を飲みながら考えていた。従業員が終電に間に合うように閉店するというのも良い考えだと思った。

その後、鳥貴族は色々あったようだが、やはりコロナに直撃されたブランドだった。休業もしていたし、閉店も余儀なくされたようだが、最近は復調したのかと思っていた。久しぶりに鳥貴族に行ってみようかと考えていたのだ。ただ、この看板を見て、何やら心が痛くなった。夕方から開けるはずの店が昼から開けるとは効率を犠牲にしても家賃分くらいは売り上げ確保したいということだろう。
サラリーマンだったら、そこそこの数の鳥貴族ファンがいて、応援にランチを食べに行こうという気になるかもしれない。ただ、出てくるのはランチではなく普通の焼き鳥らしい。鳥貴族の主客層の若者、大学生あたりではどうだろう。昼から焼き鳥で一杯というのもトリキであれば行けそうな気もする。

その近くにある古典的な渋谷系焼き鳥屋も何やら昼から一杯やれそうな雰囲気だった。どうしてしまったのだ、渋谷の街はと言いたくなる。ただ、昼飲みOKになってもよっぱらいオヤジが赤い顔してウロウロしていることもない。一度確かめに行ってみようかと思うのだが、この界隈はマークシティや東急プラザなどのおしゃれ系の街に変わってしまったので、ちょっと足が遠ざかっていた。今でもオヤジは大丈夫かなあ。

ここしばらくご無沙汰の渋谷の名店は昼営業はしていないみたいだ。この店もかなり狭くて、2階の座敷で飲んでいると、肩を寄せてどころか体が密着しそうなくらいだったが焼き鳥。今では三密対応で、どうしているのだろうか。東京都の虹マークが貼ってあるから、多分二階席も間引いていると思うが。

早く、いつものように焼き鳥を焼く煙にまかれながら、焼き鳥をグワっと噛み締め、ビールをグビグビ飲む暮らしに戻りたいものだが、来年の夏はそこまで戻っているかなあ。

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渋谷の焼き鳥屋の前で考えたこと

渋谷の京王線の一帯が再開発され、随分と綺麗な場所に変わったが、それでも戦後から続く古い焼き鳥屋や居酒屋は元気に営業をしていた。なんとなくミスマッチな感がする昭和の生き残りだった。渋谷駅前は大規模再開発が続いていて、どんどん高層ビル化しているのだが、その根本にある焼き鳥屋は健在だった。「だった」と過去形なのは、コロナのせいで街全体で生き残りを図っている真っ最中だからだ。

この店もずいぶん昔に何度かお世話になったなつかしい記憶がある。渋谷焼き鳥店集団の中では、比較的にJR渋谷駅に近いから入りやすい。渋谷の焼き鳥屋は大体どここの店も年季が入っていて、おしゃれ感はあまり感じない。ただ、店頭の煙も含めて「うまそう感」はたっぷりある。

夜遅くまでやっている、あるいは朝まで開いているというのが売り物だったはずの飲み屋が、「朝飯」を始める。これはちょっとどころではない変化だ。商売の根幹に関わる。ところが、「朝・昼定食」となると、またちょっと話が違うような気もする。ランチ始めましただけでは売り上げが足りないから、「朝・昼」定食になってしまったのだろうと思うのだが。ただ、朝飯としてブリ照り焼きはどうよという気もしないではない。朝からガツンと食べたい人もいるだろうが、せめて目玉焼き定食とかハムエッグ定食とかにならないものだろうか。大量に作り置きで対応しようということなのかもしれないが。調理の手間を引き下げるのであれば自家製ポテトサラダと卵焼きみたいな組み合わせもありそうだが。

朝からぶり照り焼きでホッピーというのも良いかなと思いつつ、この辺りで朝飯を食べるという客は、どんな職業になるのだろう。なんとなく東急のオフィスビルで働くIT系企業の人たちみたいなイメージがあるので、そうなると朝から酒を飲む赤羽系な人ではなさそうだ。この周りは渋谷でもファストフードが存在しない珍しい場所だ。朝飯といえばコンビニでおにぎりになるのだろうか。渋谷駅前という焼き鳥屋としては日本でも最強の立地の一つでありながら、苦労がたえないのだなあと感じいってしまった。

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渋谷でびっくりな看板

渋谷に行ったついでに、道玄坂下から京王線渋谷駅周りの飲み屋街を覗いで歩いた。めっきり渋谷に行くことがなくなっていたので、色々と発見があった。そんな気がついたことをあれこれと。

少なくとも若者の街の渋谷でひっそりと残っているオヤジ街だからコロナの影響は大きいだろうことは予想していたが。

この三矢堂は都内のあちこちに店がある、いわばチェーンつけ麺屋だと思うが、知っている限りどこの店も繁盛している。昼時には行列もできる。そんな店が「テイクアウト専門店」を作った。場所は飲み屋街の端っこだからラーメン屋としては悪くないと思うが、店があるのは2階で、いわゆる空中店舗というやつだ。これも人気店であれば、地下でも2階でも店は成立する。しかし、持ち帰り専門店となれば二階はハードルが高すぎるだろう。二階に開けた店をテイクアウト店に変えたのか、テイクアウト店を二階に開けたのかはわからない。ただ、ラーメンに限らずテイクアウトの店は飛び込み客を掴むためにも、1階に店を開けるというのが業界常識だろう。これもコロナの落とし子なのだろうか。以前であれば考えられないような試みだ。ただ専門店と言うからには、色々と工夫がしてある気もするのでテイクアウトして試してみたいものだ。

道玄坂で見つけた、東京都内で珍しい喫煙可能店のサインだった。喫茶店というか、カフェというか。本当は実際にお店を使ってみて感想を書けば良いのだろうが、この看板を読み込むと、色々と考えさせられた。おそらくこの店の経営者が開店の時に考えていたコンセプトというか店舗のイメージとは、今や全く違ったものになっているのだろうなということだ。

自分だったらどんな宣伝文句を書くか・・・立ち止まって考え込んでしまった。今の東京の繁華街は、こんな大混乱というか、生き延びるためにはなんでもやるよという強い意志が路上の看板に見える。ただ、それが客を引き込むほど魅力的に見えていないのも事実で、看板を見た客(候補)が「いったい何の店なの」と混乱してしまうことが多いと思う。

次に渋谷に行った時は、この店を使ってみようと思う。ただ、なんとなく都会的なカフェでざるうどんを食べるようなモヤモヤ感を感じそうな気がする。その時はまた感想文を書いてみようか。

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ちょっと感動したこと

今は北海道、特に札幌でのコロナ感染拡大が厳しい状況になっている。Go to トラベルの対象から外されたりすると、これまた被害が広がってしまうのだが。ただ、ススキノ閉鎖に踏み切れない以上、拡大の鈍化は春先までかかりそうな気もする。雪が降ると札幌の景色はすっかりモノトーンになるので、観光都市としては魅力半減の時期だと思うが。それでも南国の雪を見たことのない人たちには魅力的なのかもしれない。

話題には全く関係ない写真だがよく撮れたのでご披露

その北海道の玄関、千歳空港で見かけたある試みというか展示会に、心の何処かを持ってかれるような感動をしてしまった。歳を取ると感情の制御があやしくなるのは、脳の老化のせいらしいが。空港ロビーの真ん中で、強烈な体験をしてしまった。

障害のある人たちの描いた絵の展示会だった。色使いとか構図とか題材とか色々と理屈はつけられそうな気がするが、ただただ絵に見入ってしまった。巨匠の絵画展に行っても、ふーんと思う程度の芸術的感性しか持ち合わせていないので(威張ることではないが)、絵を見て涙が出そうになるというのは、それこそ初めての経験だった。

なんだか、一枚一枚を見入ってしまう。搭乗までの時間がある限り、ずっと見ていた。

ひごろはアニメやコミックでみなれた二次元世界の作品のはずだが、あの昂る感情はなんだったのだろう。精一杯絵を描いている、見たこともない子供たちの姿が素王蔵できたような気がしたからだろうか。ただ、こうして撮ってきた写真を見直してみても、あの感動は起こらないのだから、やはり原画の持つ力だったのかもしれない。

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焼き鳥屋は、一人で行こう

もともと焼き鳥屋というのはオヤジ族が軽くいっぱい飲む程度のジャパニーズファストフード的な店だったと思う。それがいつの間にかファミリーレストラン化してしまったのは、この串鳥のような安価で美味しい焼き鳥屋が郊外に進出したせいだ。キッパリと言いたい、焼き鳥をオヤジに返せと。特に、週末になれば酒など頼まず(ファミリーだからね)焼き鳥を10本単位で注文し、釜飯とかプリンとかジャンジャン頼むのはやめて欲しい。オヤジの居場所感が消滅してしまうのだ。

  焼き鳥屋だが、いちばん好みなのは生姜の豚肉巻き。砂肝も鮮度よし。

となれば、オヤジ族は自己防衛として「タイムシフト」するしかない。幸いなことに串鳥は開店時間が16時と飲み屋にしては早い。だから、平日に開店と同時に入ってしまえば、少なくともファミリー族と遭遇する確率は減る。そして、焼き鳥はちびちび注文するのではなく(そのほうが焼き立てなのでうまいのだが)、一気にドンと頼むことにする。在店時間を圧縮してファミリー遭遇を避けるのだ。

などという悲しい努力をしてみたら、同じことを考える親父が多すぎて、なんと16時入店でカウンター満席という驚異の世界が発生してしまった。いきなり親父でカウンター満席になると、注文したものが出てくるのが遅れる。仕方なく、酒だけ飲む羽目になり、焼き鳥が出てくる前にすでに酔っ払い始めてしまう。こんな生活で良いのだろうか、と反省してしまう。

串鳥が悪いわけではない。だから、    串鳥ファンのファミリーの皆さん。家族で焼き鳥食べにいくのは、週末のランチタイム限定でお願いします。あわれなオヤジ族にいたわりの心を。すでにオヤジ族は絶滅危惧種です。生物多様性を守るために、ぜひ保護活動にご協力ください。

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Go To Eat を楽しむには

知人が東京から退去することになり、その送別会というようなものを新宿でやることになった。花園神社近くの小洒落たうどん屋で、ささやかながらの昼の宴会だったのだが、Go To Eatを使おうではないかということで、なぜかうどん屋なのに焼き肉重のセットだった。それはまあ良いのだが、土曜のランチタイムでほぼ満席という最近では珍しい光景だった。ただ気がつけば、全員20−30代と思しき男女で、どうやら高齢者は新宿界隈を嫌っているのかと疑ってしまった。が、おそらくそれ以上にネットで予約というシステムを十分に使えない?か、理解できていない可能性のほうが高いのではと思った。だから、ちょっと調べてみるとGo To Eatやってますという店は、確かに若い世代向けの店がほとんどで、高齢者が好むような渋い料理屋、居酒屋などは見当たらない。これはデジタルディバイデッドというか情報処理能力で利用者を差別・区別する仕組みだななどと焼き肉弁当を食べながら思っていた。高齢者がわざと来られないような「割引サービス」で、コロナ感染を防ぐつもりかと勘ぐりたくなる。もしそうであれば日本国政府の官僚は悪魔的な天才揃いだが。

お洒落系うどん屋で昼飲みすることになるとは

弁当を食べ終わると、どうにも微妙に居心地が悪くなった。客層が若い世代に偏っているのは問題ないのだが、「この世代はコロナに対して無敵だからなあ」という知人のひとことに、なるほどそうだなと思ってしまたせいだろう。やはり、50代を境に若い世代と老いた世代は分離されていたほうが、コロナ対策としては正しい。そう思ったからだ。

結局、うどん屋を出て二次会で元店を探し歩いたのだが、気がつけば周りを歩く人に高齢者の姿はない。新宿歌舞伎町界隈は、目に見えない(社会的?)高齢者バリアーが貼られているみたいだ。今や日本の人口の3割は高齢者だというのに、新宿には高齢者がいない。不思議な光景というか、怖がる年寄り、高齢者にとっては、新宿歌舞伎町は悪の租界みたいな感じ方をされているのだろう。そこで、あえて若い人が来ないような渋い居酒屋に入ることになった。高齢者の自己防衛といえば、これくらいのことだ。

久しぶりに馬刺しなどを食べ、まだ高齢者とはいえない知人にそんな話をしながら、ゆるゆると酒を飲むのはなかなか楽しい時間だった。だが、思い返せば新宿という街では本当に世代間で社会的分断(利用する店舗の住み分けで交雑を防ぐ仕組み)が起こっているのだ。高齢者お断りとか、若者お断りと書いてあるわけではない。スマホを上手に使えるかどうかが分断条件で、無言の区分・差別が起きているような気がする。おそらくマスメディアでは誰もいえない不都合な真実なのだろう。

週末の新宿昼飲みで、オヤジが妄想した「アフターコロナ 」世界の話であります。

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タバコと居酒屋の商売問題

札幌で有名な(多分)ホルモン焼き屋が「炭屋」だ。狸小路にあったいつも混雑する店は閉店してしまったが、市内にはまだ何店か支店がある。JR札幌駅の高架下にある店は、駅から近いにもかかわらず、なんとなく場末な感じがしていて、一度ぜひ入ってみたいと思っている。ただし、この店に入るにはいくつかの条件を整えなければならない。まず、秋から冬は使いにくい。コートを着るような季節は基本的に避けたい。着ていく服も選択が重要で、会社帰りになどよっては行けない。できれば、今日はこの店に行くぞと決めて、Tシャツ一枚着てバンダナを頭に巻いて入場したいところだ。当然、雨の日はいけない。また2軒目の店に行きたい時は避けるべきだ。理由は簡単で、煙が濛々と立つ店内に30分もいれば人間燻製状態になる。服に付着する匂いは、そのまま電車にのれば歩く公害レベルになる。特に頭の髪の毛についた匂いは強烈で、家に帰ったら速攻でシャワーが必須だ。それだけの犠牲を払って食べる価値があるかといえば、あるのだ。だからこの写真を撮ったときは、その条件がほとんど達成できていないので諦めた。

美味しいホルモン焼きを食べるにはそれくらいの犠牲を覚悟しろとは思う。ただ、この煙モクモクの店でタバコを吸ったらどうなるかと想像してみたが、おそらくタバコの臭いも煙も全て巻き込まれてわけのわからない状態になるだろうということは明らかだ。それでも禁煙にしているのだろうか。確かめてはいないが、多分禁煙なのだろう。ホルおん食べに来る子供はあまりいないと思うので、ファミリー対応も考えなくて良いのでは。

そして、もう一つの煙もうもう店である焼き鳥屋は、今やすっかり排煙管理ができているので、店内に煙が充満しない。となると、こうして「喫煙可」と言わないといけない状態になっているのだなと気がついた。おそらくここに貼られているポスター・ステッカーその他もろもろは全てコロナ対応として行われているのだろう。これにGo To対応が加わると勢揃いになる。この店は好きな焼き鳥屋なので、時々カウンターで一人飲みをしていた。だから、何か気になルカと言われれば、ゼンゼンと答える。個人的には何が変わったのと言いたいくらい昔と同じなのだが。残念ながらお店の側からすれば、タバコの話よりもコロナの対策が優先だろうし、減った客数がいつ戻るのかというのがいちばんの心配事だろう。

札幌以外の街で居酒屋がどう対応しているのかは知らないのだが、首都圏は厳しい対応で「喫煙可能」表記を見かけることはない。この辺りも首都圏在住者と地方都市在住者の認識の差が大きくなるような気がする。コロナが終わる頃には、喫煙率の高い高齢者群が街の戻ってくるとして、居酒屋の皆さんはどう対応することになるのだろう。喫煙所でのトラブルが話題になったこともあるが、商売のネタとして「タバコ」とどう折り合うかは居酒屋業界の次の課題なのだなあなどと、焼き鳥屋の前で考え込んでしまった。