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食べ物レポート

マクドナルドは・・・すごいな

マクドナルドは言うまでもなく米国発祥の世界企業だ。ブランド企業としても、おそらくコカコーラに次ぐくらいの知名度だろう。そのマクドナルドの低価格訴求バーガーが「スパチキ」で、テレビCMでも知名度を上げている。しかし、一番すごいのはこのパッケージに現れている。
まず、文字はカタカナのみ。アルファベットなし。社名、ブランド名なし。あるのはMのロゴマークだけ。これが世界戦略・ブランドというものだと言う典型だ。
ダメなブランドや企業だと、まず社名・ブランド名を書いてしまう。ご丁寧に英語+日本語と二重に書き込んだりする。おまけにインバウンド客目当てなどと言って英語表記にしたりするのは最悪だ。
まかり間違ってインバウンド客が多いとしよう。しかし彼らが注文するのは日本ローカリのメニューではなく、グローバルメニューになるはずだ。マクドナルドであれば Qauter Pounder,  Big Mac, Fillet ‘o Fish であるはずで、パッケージの字面を気にするはずもない。バーガーの包み紙一枚から、こんなことが読み取れる。

英語 なし。まるで日本企業だ

そして最近の定番となったナゲット15個390円セール。通常販売が5個で200円だから33%Offという計算になる。違う言い方をすれば、2個買えば1個おまけ。そして通常ソースに加えて、2種類の季節限定ソースで注意喚起?する。ナゲットは通常品なので、商品開発コストは限りなくゼロ。逆に大量発注するから仕入れコストダウンが可能。販売促進としては美しい仕掛けだ。味変狙いの季節ソースも売り切れごめんのロスなし政策なので、まさにファストフードのキャンペーンとはこうあるべきという典型だ。世界ブランドのマーケティング戦略とはこうあるべきだ。

マクドナルドは単価を上げるためサイドアイテム半額というクーポンをよく使う。ナゲットはその仕組みで、今だけ半額100円という使い方をされてきたが、その売り方だと15個売っても300円にしかならない。しかし、この15個パック販売であれば、売価は上がるし、購入単価も引き上がる。言うことなしなのだ。

そもそもマクドナルドが大不振に陥ったのは、中国生産「ナゲット」事件からだった。普通であればトラウマになりそうなものだが、そこをあえて逆張りというか、これでもかとナゲットで販促をかける。マーケティング担当者のメンタルは「鋼」でできていると感心する。
おそらく、その強気の作戦が功を奏し、今やマクドナルドの利用者の中に、ナゲット事件の記憶などもはやかけらもないに違いない。
コロナ不況の中、イートイン(店内飲食)全面禁止にしながら売り上げ伸張を果たしたのだから、ブランドとしての強さはもはや外食産業ナンバー1と言って良い。

個人的好みではアラビアータだが、部屋中がニンニク臭くなる凄さ

マーケティングとは、もともと軍事作戦立案の仕組みを、ビジネスの世界に取り込んだものだ。当然ながら第二次世界大戦で米国が勝利したのと同様、マーケティング戦略を正しく組み立てた企業は世界を制覇するという、まさしくその実例が今の日本マクドナルドなのだと思う。世界全体で見ると、あちこちで苦しんでいる現地マクドナルド もあるようだが、日本のブランド建て直しの成功例を活用すれば、グローバル企業としての成長は続けられるだろう。戦争に勝った国の仕組みを、戦争に勝った国のビジネスに取り入れただけと言えばそれまでだが、戦争に負けた国のくせに勝つ仕組みを取り入れない、日本という国のビジネスマンは本当に不思議な世界に生きているのだとよく思う。ビジネスに国粋主義なんかいらないのだが。

このコロナ不況の中、テーブルサービス系のレストラン企業は低迷の極みで、いまだに有効な回復策を見いだしていない。マーケティング無策なのだ。それと比べれば、いやいや、本当にマクドナルド はすごい。

食べ物レポート

グリンめん という謎の食べ物

北海道のスーパーで、運が良いと見つけることができる「グリンめん」という乾麺がある。小さい頃にこの麺を食べていた記憶があるので、おそらく伝統の食べ物だと思うのだが、東京に出てきてから首都圏スーパーでは見たこともない。首都圏どころか、全国あちこちのスーパーでもみた記憶がないから、やはり超ローカルな食べ物なのだと思う。

グリンめん

味は、冷麦だ。グリン麺の緑が元々、何から由来しているのかも分からないが、草の味とか、葉っぱの味とか、そういう癖のある味は全くない。冷や麦にほんのちょっとだけ色付きの麺が混じっている時があるが(だいたいピンク)、あれに近い。つまり、緑は色だけということだと思う。だから食べるときは冷や麦のように薬味を使いツルツル食べる。

北海道の東部、釧路周辺では「東屋」という蕎麦屋が一大勢力を持っていて、暖簾分けした東屋があちこちにあるが、そこがクロレラ蕎麦という緑の蕎麦を出していた。おそらく今でも緑の麺だと思うが、それは蕎麦であって冷麦ではない。茶そばも緑だが、あれとは違う。ファミリーレストランのとんでんも緑のそばを出しているが、最近になって「茶そば」と言い始めた。ファミレスとんでん発祥の時から使ってきているが何十年も茶そばなどとは書いていなかった。ここ何十年間はただの緑のそばだった。まあ、茶そばと言ったほうが高級感は出るので、最近になって切り替えたのだろう。

おそらく北海道で緑のそばが当たり前なのは、このグリンめんで「緑耐性」がついているせいなのではないかと思う。
なんでも、冷やし中華のつゆで食すと旨いそうなので次回はそれにチャレンジしてみよう。

食べ物レポート

銀座ライオンのランチ

銀座のライオンビアホールで飲むビールはなんと蠱惑的で、最初の一杯にはいつもクラクラする。外国人の酒飲みの友人が東京に来ると、いつも銀座ライオンに連れて行った。札幌狸小路のライオンも、実に年季の入った店で、夕方早い時間に飲む約束をするのだが、その約束の時間よりもうちょっと早く店に乗り込み、一人でビールを先に飲んでいたりする。札幌駅地下のライオンは昼からビールを飲んでいる旅行者に混じり込み、何食わぬ顔で昼ビールを飲んだりした。新宿紀伊國屋で何冊か本を買い込んだ後、新宿駅東口のライオンで買い込んだ本の目次を眺めながら、ビールをちびりと飲むのが好きだ。確かに銀座ライオンは、日本中あちこちでお世話になっている。

恵比寿アトレの銀座ライオンでランチを食べた。恵比寿にあるオフィスで20年以上働いていたのに、その間は銀座ライオンに入った記憶がない。そもそもアトレで食事をするのも1年に何回か数えるほどだった。ところが、恵比寿の街を卒業して、仕事以外の用事で行くようになると、背徳の昼からビールができることに気がついてしまった。黒ビールをグラスでちびちび飲みながらランチを食べるのは、なかなか怪しい喜びがある。

マヨネーズ粉というのはうまいものだった。新発見だ。

銀座ライオンは、ビアホールなのだが、古典的な洋食屋でもありオムライスとかスパゲッティナポリタンなど、なかなか豊富な懐かし洋食ラインナップが揃っている。ビールに合う肉料理も多い。個人的な好みで言えばカツカレーが予想をはるかにこえてうまい。カレー専門店よりも好みだ。

しかし、1番のおすすめは日替わりランチで、曜日によって出し物が違う。サラリーマンのランチとしては珍しく、ニクニクしい組み合わせになっている。
マヨネーズ粉がかかったトンカツと、大根おろしのかかった鳥唐揚げという揚げ物コンビも、この調理の工夫で意外とサラッと食べきった。嬉しいのは付け合わせのスパゲッティのケチャップ炒め。これだけを単品で注文したいくらいのものだ。

大人さまランチにはハンバーグが欠かせない

別の日は小ぶりのハンバーグに和風ソースとおろしのかかったものに、串の刺さったメンチカツとチキン南蛮というこれまたこってり肉づくし。これをランチで食べるとちょっとヘビーかと思わなくもないが、ビールのあてに食べるのだと思えば、実にジャストサイズだ。最近あちこちの洋食屋で見るようになった「大人さまランチ」、そのものだ。

想像するに銀座ライオンの料理長は、ランチのメニュー開発と言いながら銀座ライオン本店や盛場のあちこちにある店で、ランチにビールを飲んでいる客の顔をしっかり思い出しているのだろう。うちの店のランチは飲んだくれの味方でなくてはならない、と固く信じているに違いないのだ。

その料理長の期待に応え、昼のピークをちょっと外した時間に、日替わりランチをつまみにして、ビールを飲みに行くのは、この時世の「夜の活動」自粛を求める、お馬鹿な政治家たちに対する当て付けというものだが、背徳の喜びでもあるのだな。

食べ物レポート

ハルピン麺は本店に限る

所用があり長野に行ってきた。不要普及の外出は・・・と自粛を強制する首都圏の馬鹿な政治家たちに忠義を尽くすつもりはないが、少なくとも集団行動は、周りの人間に無用の摩擦を起こすので避けるべきだというくらいの分別はある。

首都圏の外では自分たちは外に出歩きたいが、コロナ を持ってきそうなやつは、ウチの町には来るなという全くもってわがままでセルフィッシュな連中だらけになっているようで、そうした連中とは接触しないのが一番だ。そんなにコロナが怖いなら家から出るなと言いたいのだが、そこは自分中心だから、きっと関所でも作りたいのだろう。朝から晩までテレビのバカ番組を見ていたら、それは世界の終わりくらいの認識になるのかもしれない。

この薄くてふわっとしたチャーシューは絶品だ。

基本的に用事をすませる間も人との接触は避け、食べ物は自宅から持って行ったもので済ませていた。帰り際になり、農産物直売所で野菜とくだものをかったくらいで、ほぼ現地住民とは接触なしの滞在だった。個人的にはGo To なんちゃらはバカなタイミングでの施策だと思うが、訪問先での消費ゼロ、自動車で移動して接触者ゼロを目指した。となると、経済効果は高速代とガソリン代しか発生しないので、限りなくゼロ。もしもみんながこんな行動をしたら、地域経済は絶対浮上しない。経済効果なしで、コロナ撒き散らしたと言われるだけだとGo To はトラベルではなくヘルになってしまう。

そこで帰り際のギリギリ、高速に乗る直前でラーメン屋に入ることにした。諏訪地域では複数店展開しているハルピン麺屋の支店の一つだ。夏休みの昼時だというのに客の数も少なく、これは商売大変だろうなあと思いつつ、定番ハルピン麺を注文した。細めの麺と独特の濃厚スープがうまいのだが、どうも味が薄いというか軽いというか。いつもは本店の元気なおばちゃんたちが作るものを食べているせいか、微妙に味が違う。やはり本店に行けばよかったと、わずかに後悔したが、本店は昼時には駐車場待ちが出るくらいの人気店だ。普通の時でも三蜜確定の繁盛店だから、流石にこの時期は遠慮したほうが良いと思い、わざわざ支店に来たのだが・・・。やはり、自分の食べたいものがあるときには、それを貫いたほうが良いのだろうね。

ハルピン麺本店に行けるのは、コロナが治るまでもうしばらく経ってからということになるだろう。それも今年だけの問題になってくれればとは思うが。

ちなみに本店では見かけない、鳥の唐揚げとかボリューム系のメニューが揃っているので、支店の方は客層が若くてガチ系の人が多いのかもしれない。ガツンと食うぞという人には、逆に本店より視点の方が向いている。

ともかく、早くコロナが終わって、また昔のように・・・と皆さん思っているのは間違いない。

街を歩く

ロイホでランチはひさしぶりだったのだが・・・

新宿の西口高層ビル街でランチを食べようと思ったら、それなりの値段を覚悟するべきなのだ。ナショナルチェーンであれば、全国どこでも同じ値段というのが日本の常識だが、チェーン店でなければそれなりの街の相場というものがある。例えば、東京駅界隈でいえば丸の内は高い、駅の反対側の八重洲は意外と掘り出し物の店がある。ちょっと北側の日本橋あたりになると、安い店を見つけるのが難しい。

新宿西口高層ビル街のランチも似たようなもので、その中で比較的リーズナブルといえばロイヤルホストかもしれない。日替わりランチが900円程度で、コーヒーをつければ1200円ほどになる。これが高いか安いかと言われると本当に微妙なところで、ラーメンは900円台、専門レストランであれば1000円は軽く超える。

食材、料理の質は高い。まさにロイホ。

そこでロイホのランチのコスパを検討してみる。日替わりがチキン南蛮とトンカツのコンビで、なんだかどこかで見たような光景だ。ランチは圧倒的に時間帯が短い、提供速度重視の商売だから、どうしても食数の多い日替わりランチは焼き物よりも揚げ物中心になる。それはわかるのだが、鳥と豚の揚げ物では胸焼けがする。かと言ってこじゃれた風なパスタランチもなあ・・・などと思い、結局無難に日替わりランチで良いかということになる。

新宿の街中には存在しないが、ガストやサイゼリヤのランチは同じようなワンプレートで500円税込なのだから、この価格差はなんだと言いたくなるのも確かなのだ。席も広くのんびりできのはロイホだ。レストランが提供するものは食だけではなく、店内のくつろぎや上質の接客も価格に含まれていることは承知している。ましてや新宿西口界隈という日本で最も家賃の高いエリアの一つなのだから、これでも値段相応というか、お買い得なのだよという声がどこからか聞こえてくる。

確かにロイホは値段以上の価値を生み出そうと真面目にレストランに取り組んでいる企業であり素晴らしいブランドだ。ただ、同業種と比べて価格がダブルスコアというのも何だかなあ、と思ってしまう。おそらく日本人の食に対する要望が、この30年間の平成の不況の中ですっかり落ちぶれてしまったのだろう。低い水準でも安ければ良いのだという志向というか、諦めが今のランチの価格意識になっている。サイゼリヤやガストがランチビジネスで儲けているかと問われれば、間違いなく儲けていないと言える。せいぜい家賃の回収分くらいにしかならないはずだ。それでもランチをやるのはブランドの強化であり、ランチの客がディナーにもきてくれることへの期待でしかない。

コロナの影響で1/3ほどの店を閉めることになったロイヤルだが、このランチの品位の高さと値段の高さでは商売がうまく成り立たなくなったということだ。おそらく30年前と価格自体はほとんど変わりがなく、それなのに今の方が遥かに高く感じる、コスパが悪く感じるのは、ファミリーレストランというコンセプトの疲弊なのか。昔ほどの満足感がロイホに行っても感じられない「質的劣化」が進んでいるのか。

残念ながらロイホのランチはドキドキしない。サイゼリヤの様な割り切ったコスパの良さで客の満足感を押しきれない。
チキンを食べながらそんなことを考えてしままった。

ランチがうまくなくなるわけだ。

街を歩く, 旅をする

羽田空港の自販機 もう一つ・・・富山の名物とは

羽田空港自販機の話をもう一つだけしてみる。富山県の自販機だ。これが何やら突っ込みどころ満載で・・・。

富山といって思い浮かぶものといえば、富山ブラックラーメン、イカ墨を使った塩辛、白海老、ホタルイカくらいか。館山という日本酒は銘酒だ。観光としては立山ルートで黒四ダムは有名だと思う。

さて、この富山の自販機をよくみると【富冨冨】という謎の三文字がある。ふふふ、と読むようだ。怪しい、一体何なのか。最近はスマホを使えば、あっという間に謎解き完了するのがありがたいのだが、これは富山県の誇る「コメ」の品種のようだ。そうか米を売り出したいのかと中身を除くと・・・。

¥500で300gのお米が買えるらしい。しかし、なぜかその隣に¥130のコシヒカリにパックライスが売っている。なぜ、コシヒカリ?と素朴な疑問。コシヒカリの大産地は新潟だし、よく言われるお米あるある知識では、コシヒカリの原種というか発祥は福井県で、富山県はあまりコシヒカリと近しい関係ではないようなきがする。

それよりも気になるのがケロリンのタオル。確かに富山は薬で有名だったから「富山のケロリン」は分からなくもない。ケロリンストラップ、タオル、入浴剤と三点セットで欲しい奴もいるだろうが。しかし、なぜこれが入っているのか。自販機の上に書いてある「富山のいいもの・うまいもの」のキャッチフレーズからすると、ケロリングッズは「いいもの」なのだ。

うーん、と悩みかかったが、ここは素直にスルーしよう。兎にも角にも羽田空港のご当地自販機は不思議の塊。

街を歩く

羽田空港の自販機 福島名物とは?

羽田空港のご当地名物自販機の話の続きだが、福島から始まる東北のラインナップという不思議な選択なのだ。

まず価格帯を見ると、熊本くまもんほど高飛車な値付けにはなっていない。福島といえば、桃とかプラムといったフルーツが思い浮かぶ。日本酒も優秀な蔵元が揃っている。ご当地名物的には、猪苗代湖と野口英世のペアもあるし、会津若松城と白虎隊の物語もありか。あとは、原発群が、色々な意味で有名になってしまった。福島県の二大都市、県庁のある福島市と郡山市については、何か特別なものがあるのか思い出せない。などと考えながら商品を覗いてみると・・・。

ウルトラマンがあったのだね、と納得。ウルトラマンの生みの親、円谷監督が福島県の生まれで、須賀川死にはウルトラマンの立体像がたくさんあるらしい。境港のゲゲゲの鬼太郎ロードみたいなものなのか、一度行ってみたいものだ。

そして忘れていたが、ご当地ラーメンの走り、喜多方ラーメンがあった。会津若松から車でちょっと行ったところで、朝からラーメンを食べる街だと聞き、夏休みにを使い、わざわざ朝ラーを食べに行った記憶がある。個人的にはそのすぐ近くの山都のそばが好みなのだが、なぜか山里に忽然と現れる民家レストランならぬ民家蕎麦屋集団は圧巻だった。

このコロナの狂騒が落ち着いたあたりで一度福島に行って見たいものだ。

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盛岡冷麺について

これは3年ほど前に盛岡に行った時に食べた「盛岡冷麺」の写真。わざわざぴょんぴょん舎まで食べに行った。好物なのだ。独特の腰のある麺と、あっさり目のスープがとても好みだ。

最近ではスーパーの麺売り場でも買えるようになった盛岡冷麺だが、20年ほど前は盛岡にいかなければ食べられないレアモノだったような記憶がある。初めて食べた時も夏安いの旅先で「ぴょんぴょん舎」だったが、団体客の混乱した時に出くわしてしまい、家族4人の冷麺が出てくるまで1時間以上かかってしまった。子供たちに目一杯恨まれたのがトラウマとなり、我が家で冷麺は禁断の食べ物になっていた。

夏にツルツル食べるのも良いが、冬の寒い時期に焼き肉を食べながらぬくぬくした後の冷麺もうまいと思う。すっかり焼肉屋の定番となっているので、東京のどこでも食べられそうなモノだが、探してみると盛岡冷麺屋は思いの外少ない。ぴょんぴょん舎の店も何店か出ているが、どれもこれもうちからは遠い。

仙台で仕事をしている時も、盛岡冷麺屋はあまり見つからず、街中ではパルコ・レストラン街に焼肉屋のふりをして「ぴょんぴょん舎」が出ていた。あとは郊外に専門店が何店かあるようだったが、行きそびれた。

いつもであれば新幹線に乗って盛岡まで冷麺を食べに行ってしまいそうな季節になったが、今の岩手では提供拒否どころか入店拒否になりそうな気配がする。正直、困ったモノだ。Go Toなんちゃら言うバカな政策(無策)のせいで、大袈裟になってしまった夏の旅行を返せと言いたい。

おまけに、またもや飲食業いじめの外出自粛をぶつぶつ言う知事たちがいる。彼らに言わせれば盛岡冷麺食べにわざわざ出向くというのは、「やっては行けない」「お上の言うことを聞いて」「自粛しろと言っただろう」的なバカな行動なのだろうなあ。

危険度が高い場所を知らせて、感染者は自己責任と言うのがウィズ・コロナ(これも馬鹿げた造語だが)の時代ではないか。そもそも重症者数を言い始めたのも最近で、情報操作しているとしか思えない。いつでも川下の商売はお上にいじめられている。一揆が起きて自分の首が飛んで初めて気が付くのが為政者というバカな人たちだ。

たかが冷麺のことで政治まで語り始める厄介な時代だなあと、自己反省。早く盛岡に行って、旨い焼き肉と冷麺が食べたい。

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高級な朝ごはん

札幌出張の間は、楽しみにしていた朝食ビュッファが中止となり、朝食放棄していたのだが、和食店での朝ごはんがあるというので試してみた。定価は3000円近くするらしいが、宿泊とのセット料金なので、その辺りは気にせずに済む。

海鮮丼と和風サンドイッチ と和定食の三択だが、とりあえずは標準スタイルで定食にしてみた。出てきたものを見てびっくり。これは夜のご飯ではないか?

海苔と納豆セットなどではない本格派

嬉しいのはたっぷり目の野菜サラダで、ビュッフェスタイルでは遠慮なく野菜1日分くらいを食べるのだが、定食だとこれくらいのボリュームで十分だ。あとは、チマチマとした一口サイズの小鉢が嬉しい。伊豆あたりの民宿でアジの開きと大盛りご飯みたいな朝食もいいが、この手の懐石弁当的な小料理の大量供出は嬉しい。

ちょっと変わっているのが、一人前の味噌汁、その場であっためますというスタイル。確かにこれはありだ。朝食につく定番の味噌汁はワカメとネギとお麩みたいなものが多い。ただ、それはインスタント味噌汁と大差がなくて、あえて飲まないことも多いのだけれど、この一人前仕立て味噌汁は野菜ごろごろ具沢山で、これだけで立派な料理だ。
おまけにおかわり自由らしいが、おかずの量を考えると2杯目の味噌汁はちょっと厳しい。

一人前の味噌汁をその場で加熱する すごい

朝ごはんは茶粥に漬け物的なシンプルなものも好きなのだが、こういう豪華絢爛なフルセット的朝食も良いものだなあと、食後のほうじ茶をすすりながらしみじみ思った。

たまには朝からこんな贅沢もよろしいか。

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札幌観光の代表 ホテルとらーめん

札幌観光といえば何があると聞かれると、実は意外と見るところがないのだよね、というのが正直な答えだろう。観光名所としてあげられるのは
街中だと時計台と旧北海道庁、そして大通り公園。郊外に出ると例の有名なクラーク先生の像がある(像があるだけの)羊ヶ丘と夜景が綺麗な藻岩山。ここも昼に行くと大抵はモヤっぽくて街が綺麗には見えないので・・・以上でお終い的な感が強い。元サッポロビール工場だったビール園はジンギスカンのレストランだし、札幌オリンピックのジャンプ台(今から50年近く前だから前世紀の遺物だ)は見て楽しいか?

札幌観光の拠点はここが一番便利 グランドホテル
おまけにラーメンサラダの発祥の地 

だから札幌観光の目玉といえば、やはり「食べる」になるのではと思う。ただし、食に関していうと北海道にはあまり伝統がないし、郷土料理的なものも少ない。あったとしても大体が東北地方がルーツで、それを北海道ものと錯覚している。さすがに「鮭」と「かに」は北海道のだろうというかもしれないが、鮭もカニも旨いやつはだいたいロシア産だと思う。日本の領海のものはとりすぎて貧弱になっているからだ。
海産物では鮨がうまいと思うかもしれないが、残念ながら北海道近海の魚種はびっくりするほど少ない。ホッケとたらを除いてしまえば、あとは何が残るかくらいの残念さだ。(確かに、エビは多いが・・・)ホタテは青森の方が本場みたいだし、イカは最近すっかり漁獲量が減ってしまった。

さて、「食う観光」に力点を置いて拠点を決めるとなると、ホテルはススキノから少し離れていた方が良いと思う。地元民のよく行く店は札幌駅から大通り公園あたりが多い。ススキノにも名店はあるがオフィス街の店の方がより日常使いでコスパも良い。となるとやはり泊るべきは札幌グランドホテルだろう。(ただし、今年は6月いっぱいまでコロナのせいで休業していた)何と言ってもタクシーに乗って、住所を言わなくても絶対に間違われないホテルだ。旅先でタクシーに乗って似たような名前のホテルに連れて行かれるほど困ることはない。これは全国あちこちで度々経験している。(個人的には札幌駅周りにあるグランドではないホテルを愛用しているが、観光客にはグランドホテルだろう)

札幌味噌ラーメンといえば 「けやき」か「三平」か

北海道で食べるとしたら、ラーメンだと言いたい。ススキノにあるラーメン屋は人気店もあるが、当然ながら地元民+観光客という構造なので、まあ、色々と文句をつけたくなるところもある。しかし、首都圏にある街中華風居酒屋のような、なんでもありますという店は少ない。ラーメンとせいぜい餃子が置いてあるくらいのストイック(怠け者?)な店が多い。競争も激しいのですぐ潰れるが、新規参入も多い。おまけに、なぜかラーメン1杯の値段が東京と同じか、それより高いというオーバープライスを札幌の住民が許している不思議さだ。
最近は締めパフェなる超高級物も流行っているが(1500円前後らしい)、化学調味料たっぷりの味噌ラーメンはやはり捨てがたい。そもそも札幌では街中に残っている老舗といえば、ラーメン屋くらいのものだ。鮨屋も老舗はとっくに廃業し、人気店はニューウェーブだ。名物居酒屋というのも実は意外と少ない。

札幌でしっかりとお勧めできるのは、長く続いたラーメン屋と、高価格なローカル回転寿司に尽きる。(全国チェーンの回転寿司は札幌では実に店が少ないので見つけるのも大変だが)
テレビの旅番組に出てくる市場の隣の店みたいなところに行って後悔してはいけないよ。