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旅をする

2013年のあれこれ 二つ目

この年は、足繁く九州に行っていたようだ。蕎麦屋の二毛作と、アッパーな居酒屋の視察だったのだが、当時は九州の新興居酒屋が圧倒的に力があった。QSCのバランスが良く、料理の独創性も溢れまくっていた。東京の居酒屋はなんだか停滞しまくっていた時期だったように記憶している。お勉強するなら九州へと思っていた。

蕎麦屋の二毛作でウエストの新鋭店を熊本と福岡に見に行った時の写真だが、ここで酒を飲むのかというくらい「明るい店」で、気分的にはマクドナルドで焼酎飲む感じの違和感があった。今ではすっかり定着した感のある昼呑みの初期形態という感じだったのだが、酒を飲む横でうどんを食べたりしているのがちょっとおかしかった。

福岡は居酒屋甲子園優勝店が、抜群の接客アピールをしていたが、何よりお勉強したのは、料理のビジュアルプレゼンテーションで、刺身の階段盛りと言うのは初めて見た。東京に戻ってこの階段型ディスプレイ食器をずいぶん探した。この取り扱いの難しいものを今でも扱っているのだろうか。

確かこれはトマトの温サラダだった(はずだ)。テーブルに出てきたこれを見てため息が出た。やはり料理の天才というのはいるものだと。味は全く覚えていないというのも、あまりにも悲しいが、人の記憶は薄れてしまうものだ。

これは大人のポテトサラダで、山わさびで辛味をつけていたような記憶があるが定かではない。何か違う味だった可能性のほうが高い。見た目しか覚えていないのが、自分の舌の記憶の限界だ。

人は見栄えが◯割とかいうが、料理も見た目で5割は決まるなと思った。

この店がまだ営業しているかネットで調べたら、元気に美味しいものを提供しているようで何よりだ。この暑さが落ち着いたら、Go To 九州してみようか。

ちなみにこちらのお店は福岡市にある「魚男」 とかいてFishmanという。居酒屋みたいだが、フレンチビストロという方が正しい認識だ。宣伝するわけではないが、福岡に行ったら一度行ってみる価値はあると思う。

旅をする

2013年のあれこれ

PCの中のデータ整理をしていたら、googleにいつの間にかアップされていた写真を見つけた。そうやら、その時に使っていたアンドロイドのスマホが勝手に?バックアップしていたものらしい。その後iPhoneに変えてしまったので、見ることもなかった。それも断片的にアップされているようで、前後関係がわからない「一枚だけ」という写真が多い。

この神社がどこだったか思い出せない。神社に行く時は、記憶確保のため鳥居付近で人車の名前の入った石碑やら門柱やらを取ることにしているのだが、この写真はそのランドマークがない。うっすらとした記憶では諏訪神社ような気もするが、たぶん巫女さんが歩いていたので撮った写真だ。当時の写真ファイルをひっくり返せばわかるとは思うが。

これは間違い無くオランダのレンブラントの像がある公園?で撮った風車だ。間違っても千葉県佐倉あたりで撮ったものではない。ツアーバスから見たオランダの風景はこうそくどうろわきのへいたんなばしょばかりだったから、余計この光景が記憶に残っていた。

これは札幌狸小路の外れで、確か9丁目あたりだろう。7丁目までは狸小路は屋根がかかったアーケード街なので、8丁目からは一気に田舎町のシャッター通り見たくなるのだが。周りは駐車場か、しんちくのびるになるなかで、いかにも昭和の木造建築を改造したラーメン屋は怪しい魅力がある。確か食べに行ったはずだが、味は全く思い出せない。冷房のない店内がやたら暑かったと思うのだが、それも嘘の記憶かもしれない。この店はまだあるのだろうか。次回は確かめに行ってみよう。9丁目なら「布袋」に行った帰りにでもたち寄れば良いか。

少なくとも2013年には日本のあちこちどころか、世界のあちこちにも出かけていたのだと、なんだかため息をつきたくなった。

食べ物レポート

埼玉の味噌ラーメンと長野の味噌ラーメン

埼玉県北部から南に進む幹線道路沿いは、あちこちにレストラン集合地のようなものが出来上がっている。面白いのはマクドナルドやKFCのような洋物ブランドは、あまりその塊の中に入っていない。一軒だけ群れずに別なところに立っているのが妙におかしい。

そんな街道筋のどこかで昼飯にしようと思って、ふらりと入ったラーメン屋がなかなか楽しかった。

世の中、いつの間にか味噌ラーメンブームなのかなと思う。豚骨ベースのガツンとした味なので、濃厚という感じが強い。現在のトレンドらしき魚介系+豚骨合わせたWスープとは違う。味噌の強さで豚骨を押さえ込むという感じだろうか。豚骨スープの臭みはほぼないので、ラーメン屋としてスープの取り方が上達しているのだろうか。あとはチャーシューという煮豚が大型化していることも特徴だろう。店員さんのお勧めは、おろし生姜たっぷりで唐辛子だそうだ。確かに生姜は味噌味にあう。麺は中太で、濃いスープにぴったりだった。

白地に黒で感じの看板というのも、最近はやりなのか。わかりやすいのが一番だなと、つい看板の写真を撮ってしまった。五穀味噌とは聞きなれない言葉だなと思ったら、麦米大豆胡麻落花生なのだそうだ。葉はブレンド味噌らしい。

ハルピン味噌ラーメン

似たようなラーメンを長野県諏訪で食べた。こちらは信州味噌を使っているので、全体的に甘い。名店ハルピンラーメンが出した味噌味拡張型なので、辛味噌ものっている。幸楽苑が閉店したところで繁盛しているので、色々と考えさせられた。

味噌ラーメンがあちこちで同時並行進化しているようだ。頑張って欲しいものだ。

食べ物レポート

山籠り調理日記7 バナナときゅうり

見た目が悪いが、これはバナナを炒めたもの。味付けはちょっとだけマヨネーズで、焼き鳥の缶詰をひと缶使っている。バナナは皮の表面に茶色い点々がで始めたくらいの柔らかめのものをつかう。薬味で紅生姜と乾燥ネギをかけてみたが、まあ、彩り程度で味の変化はない。バナナは炒めて食べるとうまい。香りが強い方が良いので、安物のバナナではなく、ちょっとお高めの方が良いと思う。焼き鳥缶は常備しているので、バナバが完熟になりちょっと危ないかというタイミングでよく作るのだが、安物の赤ワインにはよく合うと思う。

昼のテレビ番組で、なんちゃってカレーのレシピーがうまそうだったので、とりあえずチャレンジしてみた。玉ねぎ半分を飴色になるまで炒め、トマト一個を投入する。トマトに火が通ってペースト状になったら、クミンとコリアンダーとターメリックを小さじ一杯ずつというアバウトなものだが、これがなかなかうまい。ただし、正確に計量していないので何度作っても微妙に味が違うのはご愛嬌というものか。それに炒めて挽肉を合わせて、蕎麦つゆで味を整えたキーマカレーもどきを作ってみた。米が炊き上がるまで待ちきれず、きゅうりを切って載せてみたら、なんと予想以上にうまいではないか。ということで、早速キンキンに冷やした日本酒「水尾 純米吟醸」(長野県)でいっぱいあることにした。なんだかとてつもなく納得した、なんちゃってもどき料理だが、所詮料理は順列組み合わせなので、満足すればそれで良いのだ。

近くのパルコにある肉屋で、最近オーストラリア産のサーロインステーキ用肉 150g ¥440を売っている。スーパーのステーキ肉は肩ローズが主流になった感じがするが、サーロインがうまいよねと思う。それも和牛では脂が乗り過ぎなので、アメリカ産かオーストラリア産が良いのだが。さっとミディアムレアにあぶったステーキに安いワインで、あるいは高い日本酒(安い日本酒は肉と一緒に飲んではいけないという個人的偏見)で一杯やる時に、バナナやきゅうりはよく合うのだよね。

冷蔵庫の残り物整理の時にでもどうぞ。

食べ物レポート

埼玉のエース

所沢に本社のある「山田うどん」が、どうやら全店「山田うどん食堂」に変更したようだ。

黄色いカカシの看板は相変わらずだが、食堂化によって定食が増えたのはありがたい。最近の山田うどんはなかなか味が良くなっていると思うのだが、20年以上前に初めて食べた時は、実にがっかりしたものだ。

埼玉県の道を走っていると、15分に一軒くらいの感じで山田うどんの店が登場する。密度で言えばガストよりは多い。セブンイレブンよりは少ない、感覚的にはそんな密集度なので、埼玉県民にとっては、あって当たり前な山田うどんだ。ただ、うどん県と言われる埼玉のデフォルトスタイル「むさしのうどん」とは違って、うどんの腰は極めて弱い。なので、山田うどんでうどんを食べることはないのだが、今回初めて気がついた「肉汁うどん」は、典型的な武蔵野うどんなので、これは試してみても良いのではと思うが・・・。ただ、いつものうどんだとすると腰のない肉汁うどんかあ。ちょっといやだなあ。

というわけで、うどん屋で安心して食べられるのは、蕎麦とチャーハン、あとはカレーという不思議な使い方になる。どれも普通にうまいし、お値段はリーズナブル。最近は女性の一人客も見かける、普通の食堂になってきたようだ。

ああ、すっごくうまかったと思って帰ったことはないが、なぜか看板を見ると入りたくなる不思議さ。山田うどんは埼玉のエースだ。

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ファミリーレストランのテイクアウト弁当

大手外食企業の決算が発表されるたびにクラクラする数字が並んでいる。大手でこの数字なら、中小はどうなるのだと本気で心配してしまう。

そんななか、ファミリーレストラン各社は必死のテイクアウト拡大に乗り出しているが、和食系ファミリーレストランがお盆の時期にすごい値引きをしていた。ほぼ半額なので、儲けが出るのかと言いたいくらいの終結サービスだった。それでもエビが3本乗った天丼が390円と効いて、思わず遠征して買いに行った。確かに立派なエビが乗った天丼だった。(正式には天ぷら丼なのか?海老しか乗っていないのが天丼で、海老以外が乗っているのは天ぷら丼だと、東京下町出身者に言われたような気もする)

たれもたっぷり別添

すこいなと思ったのは、天丼のタレが別添だったっこと。これは天ぷらがベタベタしないのでありがたい、グッドジョブだ。

うな丼

そしてうな丼が500円だった。これは微妙な感じで、確かに500円はお値打ち価格だと思うが、弁当箱に入ったうな重が800円ちょっとで売っていたので、そちらの方が良かったなあとちょっぴり後悔した。

どちらも超お得価格だったが、ファミリーレストランの苦境をそのままに見せてくれるバリュー価格でもあり、この先の外食産業の苦闘が現れた先行指標として、ほろ苦い思いを感じながら美味しくいただいた。

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六本木でタイ飯 続き

タイ飯の話の続きをもう少し。オーナー曰くこれが新作とのことで、見た目はサラダっぽいのだが、カレー麺だ。冷たい麺にカレー味のソースが絡まり、野菜がたっぷり乗っている。どうもこれが生まれて初めて食べた冷たい麺のタイ料理だった。これは、夏には向いているなと思うが、本場タイでは油で炒めた麺しか食べた記憶がないので、ひょっとしたらこれは東京オリジナルなのか・・・。

カレー冷やし中華というかタイ麺

このかたいいため物も好物の一つだが、名前を知らないのが情けない。これぞまさしく自分の中のタイ料理そのものという感じで、ヒーハー系の辛さが圧倒的に夏むきだ。個人的にはレモンをたっぷり絞って酸味をこれでもかとアップしたものが好みなのだが。

この辛い取引肉炒めが絶品で、つい話に夢中になってしまったため、なんだか味の記憶が飛んでいるのが残念。きゅうりと合わせて食べると辛さ抜群で、匂いも強烈なのがエスニック料理の良さだ。

ビールとの相性は抜群

いろいろと面倒な世の中で、こういう美味しいプロの料理は簡単に食べられないのだが、コロナの広がりで、どんどん良い店が潰れてしまう。コロナが収束したら、おいしい店も終息していたなど想像したくもないが。せめて、ひとり飯で応援しよう。

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六本木でタイ飯

お盆の最中に、六本木で鯛飯を食べることになった。六本木に行くのも久しぶりだし、タイ料理など一年以上お目にかかっていなかった。

サラダなのだが名前がわかっらない

タイ料理のうまさは、あの毒毒の香辛料ナンプラーとニンニクの混じり合った強烈な味にあると思っている。ココナツミルクも良いのだが、やはりあの匂いがなければいけない。それが、ドカンと感じられるのが酸味の効いたサラダだ。しかし、タイ飯は何度聞いても名前が覚えられない。

誰でもわかる卵焼き乗せのご飯

タイ米の好き嫌いは個人差があるようだが、白飯で食べるのではなく、こうして炒め飯にするとタイ風の味付けがぱらっとしたタイ米によく合う。ガパオは、汗をかきながら食べるチャーハンだと思えばよろしいのだ。

これも名前が覚えられないが・・・卵焼きと頼めば出てくるので

タイ風卵焼きもスイートチリをつけて食べると満足度が高い。パクチーの匂いが嫌いな人には東南アジア系料理全般が評価の難しいものだろうが、20代前半にあのあたりを放浪していた経験のおかげで(旅ではなく仕事ですよ)、パクチーだのナンプラーだののエスニック調味料に対する抵抗がない。ホイホイと美味しくいただけるのは、自分の人生の得な部分だと思う。唯一苦手なのが台湾でよく露店で売っている腐った豆腐を揚げたやつクリアのものだ。

せめて半年に一度くらいはタイ飯を食べて、舌のチューニングをしないと全くこのまま老化してしまいそうだ、と言う危機感を抱いた六本木の夜だった。

食べ物レポート

山籠り調理日記6 夏野菜を食う ちょっとイタリアン

ズッキーニという野菜が結構好みだ。夏になれば一本50円くらいに値下がりするので、その時期には大量に食べる。焼いたものをポン酢で食べる、焼きなす的な食べ方も好きなのだが、一番はやはり煮物にするカポナータ(イタリア料理だ)だ。ラタトゥイユ(フランス料理)とどこが違うのか、よくわからないがここはカポナータで押し切る。

とりあえずオリーブオイルとガーリックで炒めた夏野菜(ズッキーニ、ナス、その他適当)に塩胡椒で味付けし、トマトを何個か放り込む。トマトの皮剥きをしたい時は、トマトを丸のまま冷凍にして、それを水洗いするとあっという間にむける。好みでブイヨンの素を入れても良いし、めんつゆを入れても良い。ひと煮立ちしたところで、真空保温鍋に移し2時間ほど放置する。弱火で煮込んで焦がしてしまうこともないので、煮物料理に真空保温鍋は必需品だ。

カポナータ?

食べるときに、サッと火にかけて温め直しにするのだが、そのまま冷やして「冷やし野菜」にするのも良いと思う。厚めのトーストのたっぷりとかけて食べるのもうまい。余った時はジプロックに入れて冷凍保存だ。

フライパンでごった煮する

調理は基本的にフライパンを使うが、火の通りにくいものから順番に入れることに気をつけるくらいで、実に怠け者の料理だ。カレーを作る時も似たような行程だが、煮物とはそんなものなのかもしれない。
肉なしで作るのが、カポナータの良いところで、これをソースがわりにして肉を食べるとちょっとゴージャスな料理になる。ローストポークの付け合わせ兼ソースみたいな感じだ。
あとは、前日の残りご飯をサッと水洗いして、その上に冷えたカポナータをかけて「冷やしおじや」にすると、暑い夏の朝飯にはぴったりだと思うのだが。カポナート丼+温泉卵もなかなか捨てがたい。

手抜き料理なので、一度作れば色々楽しめる。

食べ物レポート

山籠り調理日記5 夏の肴は、きゅうりにかぎるって?

美濃の外れに車で行った時、たまたま入った道の駅で「織部焼」アウトレット市が開催されていた。きれいな色だと思い、皿と鉢をいくつか買ったまま、荷台に置き去りにして忘れてしまっていた。荷物の整理をして気がついて、なんだか使わないと申し訳ない気分になり、器の色から、これに似合うものはきゅうりだなあなどとおもったので・・・。

手抜きの典型だが、うまいものはうまい

何年か前に無限ピーマンという料理が流行っていたようだが、それをキュウリに応用してみただけの簡素なものだ。きゅうりを適当に切って、塩昆布とゴマをかける。それに「食べる辣油」をお好みの量だけかける。味付けは塩昆布で決まるし、足りなければ適当に醤油でもだしでもかければ良い。
個人的には、ヒーハー系の味にしたいので花椒を小さじ半分ほど追加する。夏には「痺れ系」がたまらんなあと思うが、これは胡瓜ではなく焼きナスであるとか、野菜の煮物を作ったときにも隠し味で使える。(まあ、花椒の痺れは隠せないが・・・)

アヒージョも手抜き料理の極みだが、うまい

無限胡瓜だけで物足りない時は、お手軽アヒージョでタンパク質と油の補給をする。アヒージョの具材は、冷蔵庫の中の在庫で良いと思うのでなんでもありだが、旨味という点では「きのこ」と「プチトマト」は、外してはいけないと思う。特に、プチトマトを丸ごと放り込み、皮にシワがよったくらいで熱々のトマトをフォークで突き刺し、ヒーヒー言いながら食べる(間違いなく舌を火傷する)のは、ささやかな贅沢だ。
パプリカがあれば、なおさら良い。パプリカの甘みは、生の時より火を通した方がはっきりとする。タンパク質は安物の冷凍エビで十分だが、刺身の残りの切れ端とか、ベーコンやハムの切れっ端でも相当にうまい。要は冷蔵庫の中の残り物処理で美味しくいただける。

夏野菜をつまみながら、ビールで一杯というのは、なかなかチープシックな贅沢な時間だと思うがなあ。