Blog

駅弁

山形の駅弁で旅気分

10月からJR東日本の駅弁キャンペーンが始まるというネット記事を読み、所用のついでに駅弁を買ってこようと思い立った。いつもは新宿駅構内の駅弁屋を使っているが、久しぶりに東京駅駅弁専門店「祭」に出かけてみた。この一年半は、駅弁屋はいつもガラガラだったが、なんと緊急事態宣言をものともせず、店内は歩くとぶつかるほどの客に溢れていた。その中であれこれ物色しながら選んだのが「山形県米沢」の弁当屋の2段重ね弁当。米沢といえば米沢牛の駅弁が有名なところだが、駅のホームで立ち売りをしているという「駅弁の聖地」なのだ。山形には新幹線のとまる駅、米沢、山形どちらでも駅弁が買えるが、個人的には米沢派だ。

ご飯は柔らかめでもっちりとした感じ。オカズは鮭、里芋の煮物などがご飯の脇にある。そして二段目のオカズセットの詰め合わせでは、山形名物玉こんにゃくに絶対定番牛肉と牛蒡の煮物、なぜか肉団子としゅうまいがあり、これまた山形名物の漬物数種と、「山形の幕内」的なものだ。
華やかだし、二段重ねのリッチ感がよろしい。だいたい北東北の駅弁は、これに似たおかずがたっぷり色々詰まっている系が好みだが、牛肉ど真ん中のような「一点豪華主義」な海鮮弁当もある。秋田の鳥メシはその典型だろう。青森にあるカニやイクラが一面に敷き詰められた感じのものも触手をそそられる。
南東北になれば、宮城はさすがに東北の中心、仙台藩の文化というか、あれこれ料理が得意だぜ的幕内弁当が目立つ。福島では郡山の海苔ノリ弁当の一点突破型があるが、会津の2段重ね弁当は入れ物も合わせて秀逸だ。
山形は牛肉特化型がメインだが、今回購入のこの2段重ね弁当は、やはり列車に乗って車窓を眺めながら、ちびちび日本酒と合わせて食べたいものだ。ひとりプチお花見みたいな行動にあっているのが幕の内弁当で、この「山形みちのく旅めぐり弁当」はまさにThe幕内駅弁 な感じがする。

10月になれば首都圏のあちこちの駅構内で駅弁大会「味の陣」の駅弁販売がおこなわれるようだ。電車に乗って駅弁買いに行く「小旅行」に出かけよう。

ガジェット

中継機買ったらストレスフリー

Photo by Serpstat on Pexels.com

画像はイメージです。自宅の環境はもっと劣悪です。(笑)

小さいながら一戸建ての家に住んでいるのだが、PCを置いているのが二階の隅なので、WiFiの入りが悪い。どうやらルーターも古くなってきているようなのだが、これがケーブルテレビからのレンタル品で交換手続きがよくわからない。WiFiの設定を問い合わせた時も、電話だったためかたらい回しにされケーブルテレビ局の対応に不信感もあるので、中継機を買い換えることにした。以前使っていた国産メーカー製は設定が面倒な割りに、接続速度が遅いという、これまたちょっと文句をつけたくなる品質だった。接続が悪いこともありいつの間にか使うのをやめてしまった。それから3年ほど経ったので、新製品にすれば能力アップしているかと思い買い換えることにした。たが、やはり同じメーカーの製品を買う気にもならず・・・。

そこでビックカメラに行って色々とみていたら、何やら設定が簡単で比較的安い(どうやら年式落ちらしい)中継機を見つけて「コンセントに差し込むだけ」を信じて購入した。結果、専用アプリをダウンロードしたせいかサクサク簡単に設定できた。結果は、明らかに「早い」「切れない」とこれまでのWiFiストレスが無くなった。ありがたしだ。

ただ、購入後に気がついたのだが、同じものをAmazonで買うと1000円くらい安い。大した金額差でもないのだが、これはちょっと悔しい。ビックカメラで店員さんにあれこれ聞いたとしたら技術指導料と諦めても良いのだが、質問もしないで、見比べて買ったしなあ。PC周りの周辺機器にはこういうことがよくある。Amazonで買っても安物買さえしなければハズレはない(はずだ)。まあ、それでもWiFiのストレス解消できたから「よし」とすべきだろうな。

長い間使っていたiPad airもそろそろバッテリーが寿命なのか、1時間も使っていると電源が落ちそうになってきた。来週発売の第九世代に買い変えようと思っているが、さすがにApple製品はAmazonで買っても安くならない。これは近場の電気屋で調達しようか、それともビックカメラに行ってビック限定のアフターケア契約付きにしようか迷っている。情報家電に関しては、店頭売りも通販も品質に差が出ないから、「商品情報」さえ手に入ればどこで買っても同じ。これは家電販売店にとって厳しい時代なのだな。電気屋行くのは本屋に行くのと同じくらい大好きなガジェットオタクなので、大手電気屋は本屋のように潰れて欲しくないのだが・・・。

tp-linkのサイトから 今回買った中継機の情報
https://www.tp-link.com/jp/home-networking/range-extender/re305/

おまけに解説画像が見られるようだ。便利な時代になったなあ。
https://youtu.be/ITaznXi4P7U

食べ物レポート

スーパーのピザ アゲイン

おおげさに言えば世界が変わるのかもしれないテイクアウトピザの考察

スーパーオーケーの昼時に、もう一度ピザを確かめに行った。昼前には各種ピザの追加が行われるので、全品揃っていることを期待したのだが、なんと照り焼きチキンピザは売り切れていた。他のピザが5−6枚積み上げられていたし、状態も熱々だったので、照り焼きチキンだけ買い占められた模様だ。それとも即売り切れるほどの超人気商品ということか。

全品並んでいるタイミングなので、1/4カット、1/2カットにされたピース売りも十分在庫があった。パン屋でよく売られているカットピザの不人気の原因は、実は品質よりも「ホールピザ」との対比ができないことの不満だと思う。それに加えて、パン屋のピザは大多数が値付けを誤っているというのが個人的な意見だ。単純にオーバープライス、高すぎる。自分たちの都合で勝手に売値を決めている。あるいは比較対象の想定商品が間違っているのだろう。、出来立てが食べられるレストランのピザや宅配料が含まれるデリバリーピザを値付けの目安にしているのだろうが、持ち帰りピザは冷えている状態なので、専門店と同等の値付けは無理筋というものだ。
オーケーのピザに代表されるホール500円前後の値付けであれば、ピース売りも圧倒的に戦闘力が増す。ソーセージとベーコンのピザ1/4カットが150円となれば、パン屋のカレーパンよりも安い。チーズが少なめなのは欠点にならず、逆に調理パンとしてみればバランスが良い。冷めても食べやすい。持ち帰ってからレンジアップするなり、オーブントースターやグリラーで再加熱しても再現性が良い。ホールではサイズが大きすぎレンジに入らないという問題が、カット販売で解決済みになる。これもメリットだ。

見た目の色気はないのが、欠点と言えば欠点だが、それを言いはじめればカレーパンは茶色一色だし問題ないと考えるべきだ。トマトを乗せて赤みを見せることもできるが、そうなると全品トマトピザになる。客目線で見れば購入時に好みのトッピングで注文する種類を決めているはずだから、色問題は気にならない程度だろう。色付きが食べたければ、トマトなどの野菜トッピングを選ぶだけのことだ。そもそも色にめくじらを立てるほどの価格でもない。

将来的には、この1/4カットが惣菜売り場でブイブイと威張る商品に成長していくような気がする。デリバリーピザ屋のハーブ&ハーフや4種トッピングの需要が高いのは、味のバラエティー感を求めることにあるが、それも価格が高すぎるのが原因だ。Mサイズのピザが一枚500円になれば、食べたいメニュー、味付けに応じて購入する枚数を増やすだけで良い。そして、1/4カットになれば、購入者の好みに合わせて好きなもの・味だけバラ買いするのだから、買い方が激変する。個人的な好みではこのソーセージ&ベーコンがよくできていると感じた。前回試した照り焼きチキンはちょっと甘いかとも思うが、子供向けには良いだろう。次回はトマトのピザを試してみたい。兎にも角にも一枚150円だから、ハズレを引いても惜しくもない。これはすごいことだ。

アフターコロナ対策として、ピザ業界だけではなく外食産業全体で、この変化は重要だと思うのだが、気がついている人はいるのかなあ。昼間にスーパーの惣菜視察に行く暇人は世の中あまりいないだろうし・・・。

食べ物レポート

ぎょうざの満洲 9月の新作

つけ麺はルックスが悪いのは仕方がないが・・・

埼玉県が誇る三大麺ブランド、「ぎょうざの満州」「日高屋」「山田うどん」がアフターコロナの時代にどう対応しているか、どう変化していくのか、興味が尽きない。どのブランドもいわゆる大衆価格、ワンコインランチ提供が商売の主軸になる。高級化、高価格化は企業のDNAに馴染まないらしいので、とりえる対策は似たようなものになりがちだ。大きく分けてコロナ対策は3つある。店舗の環境整備であるとか、衛生管理の強化はどの企業であっても同じものになるので(法規制的に同じにならざるを得ないので)ここでは省く。

一つ目がテイクアウトの推進と強化だ。現行メニューの中でテイクアウト適性が強い、米飯と炒め物、揚げものを中心にテイクアウト訴求を行う。その次は、単品ではなくセット化でバリエーション向上、単価引き上げといった戦術展開になる。ハンバーガーやフライドチキンと同じ作戦だ。

二つ目は、月間サイクルでのキャンペーン連続投入。平たく言えば「月毎の限定メニュー」で、リピートユーザーの利用促進を狙う。また、同時に定番商品より2割程度高価格に設定することで、単価上昇を狙う。できれば、麺と米飯を順次入れ替えるローテーションが望ましい。季節性を入れるのも定番戦術で、夏は冷たい麺、冬は辛い味付けなどにしながら、今年はこれが違いますよという独自性を訴える作戦だ。これもファストフードのやり方に習うことになる。

三つ目は、「別ブランド」を立ち上げ、高価格帯に移行する。たとえば既存店の1/3を改装による高級ブランドに変更して、全体の(全店平均の)客単価を引き上げるという、中長期展望を含めた戦略級の作戦になる。

わが町発祥の「ぎょうざの満洲」は、地道に二番目の戦術を遂行している。月替わりメニューを見に毎月月初にサイトを覗きにいくが、食欲をそそられる月もあれば、今月はパスかなと思う月もある。商品開発力というより、微妙なセンスの差があるのかと感じる。これは大手ファストフードでも同じことなので、作戦としてあまり気にすることはない。万人受けの商品とは、支持が取りにくい凡庸な商品でもあるのは間違いない。
満洲は野菜や肉などの原材料に拘っている。定番商品を見ても理解できる。銘柄豚の使用、地元野菜の採用など方向は正しい。ただ、共感も得やすいかと言われると表現が正直すぎる気がする。というか「ちょい下手」かなという感じがする。野菜炒めやレバニラ炒めは、そもそも商品の質が高いので、メニューブック上での宣伝の仕方を変えれば、何やら大化けしそうだ。まあ、「ぎょうざの満州」と店名にある通り、大定番商品は「ぎょうざ」なので、餃子とセットで頼む町中華が基本コンセプトだから、そのあたりのブランド表現、立ち位置の店方が難しいことは理解できるのだが。

それをふまえて9月の新作だが、「つけ麺」だった。世間的にはスープ麺とつけ麺の二刀流が、今の時代では町中華でも必須要件になっているので、「つけ麺」導入の気持ちはよくわかる。できれば定番化したいくらいだろう。客側としても、ようやく「つけ麺」が出てきたかと期待も高かったが・・・。
これはちょっと手抜きではないかと思ってしまう出来栄えだった。つけ麺の要諦は、「超」がつくほど濃い味のスープと、それに負けない太い麺にあると思う。普通の麺の太さでは、表面積が多くなり濃いスープとは相性が悪い。細めの麺でつけ麺を作ると、スープが薄くなる。つまり食べている途中でスープが薄まりやすく弱くなりすぎるという欠陥がある。「つけ麺」の麺は、啜るものではなく、もぐもぐ噛み締めるものだと思うのだが。
せめて「つけ麺専用特製麺」の製造ができなかったのか。麺も自社工場製の満洲だから、専用麺できるはずでしょうと期待していたので、ちょっと残念。

写真は醤油味で、味噌味もあるから、もう一度食べにいくつもりだが、麺とスープの関係は同じだろうなあ。10月の新作に期待するとしよう。

食べ物レポート

はま寿司に行ってきた

スシローで感じたあれこれの疑問を、はま寿司で確認してみようと平日の昼にノコノコ出かけたみた。テーブル席に空きはあったが、なぜかカウンター席は満席だった。十人くらいが並んで黙食。考えてみれば、元々回転寿司や立ち食いそばの店で大声で話す客はいないだろうから、これが当たり前なのだが・・・。

ひとつ 100円皿

キャンペーン商品は、蒸し牡蠣一貫 100円という高価格帯で、牡蠣自体は大振りだと思うが、ちょっと花がないなあ、などと思いつつパクりと一口で食べた。牡蠣は好物だが、蒸し牡蠣だとちょっと違う食べ物だ。寿司ネタ向きかと言われるとちょっと違う気もする。価格も含めて微妙だなあ。

なんと一巻 280円皿

最高級品は、黒アワビで300円近い。確かにアワビの味がするが、カット形状が微妙で、なんとなくアワビっぽくない。たちの鮨屋では必ず頼む個人的絶対定番だけに、本物志向は嬉しいが、なんともルックスがねえ、という感じ。おまけに一皿で一貫となると皿の隙間が目立ちすぎ、余計やるせないかなあ。一皿2貫換算だと、500円皿ということで、これは来るとこまで来たかもしれない。次は一皿480円になるとすれば千円皿の出現だ。もはや100円均一の回転寿司は消滅するのかもしれない。

定番 二巻で100円

タコは、メニュー上でしっかり「まだこ」と「水だこ」が別物で注文できるようになっていた。注文したのは「まだこ」だが、確かに100円皿の定番という風情がする。スシローで感じていたシャリダマ軽量化疑惑(笑)だが、はま寿司では注文時に「米 半分」が選べるようになっているので、やはり疑惑ではなく真面目に米削減が行われていた。確かに、米が少なくなればたくさん種類を楽しめると思う人も多いのだろう。「半分」を選べば、一皿で1貫分の米量になる。寿司10貫分、5種類ではなく10種類楽しめることになる。客と店のウィンウィン関係(笑)が成立する。はま寿司で米矮小疑惑は解消されました。

定番 2個で100円 おまけにわさびトッピングという不思議さ

イカもマイカ、スルメイカ、など品種が選べるシステムだった。そして、マジマジとメニューボードを見て確認したのが、イカのわさびトッピング。これには苦笑するしかない。確かに、回転寿司はずいぶん前から、わさび抜きが定番で、回転レーンを回っている寿司にわさびは入っていなくなった。若い世代でワサビが苦手という方が増えたせいだそうだ。わさび入り、わさびなしでの商品提供はロスが多いことから、基本的に「わさび抜き」スタイルの統一された形だ。回転レーンには追加用のわさび個パックが回っている。ワサビが欲しい方はお好みでどうぞと、わさびは取り放題サービスなのに、あえてわさびをトッピングにするのだ。ワサビが特別仕様ということらしい。
ただし、このワサビトッピングを試してみると、実にはおいしいと思ったので、できればイカ以外にもわさびトッピングを増やしてもらいたい。大人向けの渋いトッピングバリエーションは重要だ。

ハイボールテイストとオールフリー

このご時世なので、酒飲料の画面を覗いてみたら、全品終了マーク。ノンアルコールのハイボールテイスト、ノンアルコールビールは販売中。まあ、当たり前の対応なのだが、それでも違和感を感じることも確かだ。

やはりというか、当然というか、販売戦略、価格戦略に関して、「スシロー」と「はま寿司」は、ほぼミラーツイン状態だった。はま寿司の方が、ストレートに高価格皿を売っている感じがするが、これはスシローの展開エリアとはま寿司の展開エリアの差によるものかもしれない。
スシローとくら寿司から比べて出店が後発だったはま寿司は、陣取り合戦で残っていた地方中小都市部に出店の軸足を置いていた。二強である「スシロー」「くら寿司」との直接対決を避けた結果とも言える。だから、大都市周辺部では比較的店舗が少ない。当然、直接競合の殴り合いが少なければ、高価格帯への移行も楽になる。
アフターコロナで主戦場となる「都心部テイクアウト」専門店みたいな話は、もう少し後の対策になるのだろう。ちなみに、今年はくら寿司が最後の未到の地、札幌に出店したのだが、どういう結果になるだろうか、楽しみだ。

街を歩く

家電量販店の不思議なコラボ

家電量販店と言えば都心ターミナル駅にあるヨドバシカメラかビックカメラを使うことが多い。品揃えも多いのと、従業員の商品知識の多さが評価ポイントだ。郊外型ではヤマダ電機やケーズデンキもあるが、個人的には品揃えに偏りがあるような気がするので、小物を買いに行く程度だ。

ビックカメラは、家電以外の商品として、ずいぶん昔から「酒」の販売をしていた。家電製品とディスカウント酒屋という不思議な組み合わせだが、最近は酒コーナーでつまみ、スナックなども商品拡大が進み、PCを見た後に特別なポテトチップを買いに行く、みたいなことができるようになっている。
新型iPad 発売のニュースを見てノコノコとビックカメラに出かけてみたら、なんとも不思議な光景に出会った。「岩下の新生姜フェア」という、新生姜のスピンアウト商品の大量陳列で、ついついじっくりと手に取ってしまった。一番気になったのは、新生姜塩という調整塩のボトルで、他にもスナック菓子や調味料など盛り沢山だった。
これはどちらが持ちかけた企画なのだろう。「岩下の新生姜」側からの売り込み提案か、はたまたビックカメラの売り場主任が熱烈な新生姜ファンだったとか。色々と想像を巡らしてみるのだが、そもそもこの企画はビックカメラ全店なのかなどなど疑問が湧いてきた。そこで便利にネット検索をしてみたら、岩下サイドのニュースリリースを発見した。

HPはこちら → https://iwashita.co.jp/news/210602_biccamera/

どうやら、6月に新宿東口店(ビックロ)で始まり、順次あちこちの店に拡大したみたいだ。地元の所沢には3ヶ月遅れで到着したらしい。岩下の新生姜を豚バラ肉で巻き、串焼きにしたりフライパンで焼いたりしたものが大好物で、「新生姜」にはたまにお世話になる。おおよそどこのスーパーでも手に入るので酒の肴としても重宝しているが、これほど「新生姜」周辺商品があるとは知らなかった。記憶に残る関連商品といえば、宇都宮駅で売っていた「岩下コラボのしょうが駅弁」で、しょうが入りご飯がおいしいグッドな駅弁だった。
情報家電を見に行ったついでに酒の肴が手に入るというのは、ますますビックカメラ贔屓になりそうな気配がするのでありました。次のコラボも楽しみにお待ちしてます。

街を歩く

グズ政策の象徴・・・ですかね

緊急事態延長を受け、終日休業の張り紙が書き換えられていた。去年の今頃は色々と論議を読んでいた「エアロゾル感染」なる怪しい言葉も新語として定着したようだ。空気感染(マスクは役に立たない)と飛沫感染(マスクで防御効果あり)の中間形態で、飛沫よりも微粒な状態でウイルスが存在し空中をただよう浮遊物=エアロゾルという定義のようだ。対策としてはマスクよりも、換気の方が重要らしい。そうなると、換気基準の設定がコロナ対策の中心になるはずだが、その対策案が全く出てこない。政府案では11月に酒販売基準を緩めるようだが、対策専門家たちはそれに反対している。代案なき反対、という典型例だ。
うーん、どちらも理論的根拠を示さない「気分」で話すのはもうやめてくれないかな。確か去年の今頃には、ワクチン接種拡大による集団免疫獲得みたいな話をしていた「専門家を称する人々」がたくさんいたはずだ。その「専門家を名乗る輩」が今は全く違うことを言い始めている気がする。オオカミ少年化するのは政府だけに限らないようだ。そもそも少年と言える年代ではなく、「おおかみじじい」ばかりだ。

元西武百貨店所沢店、現在は所沢SCの一階はフードコートとベーカリー、菓子販売というちょっと変わったテナント構成をしている。所沢駅改良工事とともに、駅から歩行者通路が伸びて駅と二階が直結することになった。つまり、客動線で言えば、二階が一階相当になり、地上一階は地下扱いとなる。その駅に近い地上入り口というちょっと微妙な場所にクラフトビールの専門店があり、これが穴場というかお気に入りの場所だった。フレーバー違いのビールをちびちび飲むカウンター主体の飲み屋で、テーブル席は3−4卓くらいという小ぶりのお店だ。そこが、現在は完全クローズ、それも店内通路に面しているので囲いの壁も作れないのか、何やら悲しいラッピング状態になっていた。クラフトビールの店で、酒なし営業は無理だろうなと思う。それにしても痛ましい姿だ。
また、本当の地下階には酒類販売コーナーがあり、日本酒とワインの品揃えはなかなかのものだ。その日本酒売り場の片隅に、このクラフトビールの店と合わせているのか、カウンターだけの日本酒バーがある。現在は「酒なし」で「つまみだけ」が食べられるという、これもまた悲しい営業をしていた。

そもそも一律に酒販売を禁止するのがおかしいと思っている。たとえば、孤食で一人で来店して、黙食で会話もしない客に酒を販売することの是非を論じていないではないか。このようなカウンター形式の酒提供は例外にすることもできるはずではないか。
四人以上の会食と二人、三人での会食の危険度の違いはどこにあるかの明確な説明を聞いたことがない。(どこかの政府文書の隅に埋もれていて、知らないだけかもしれない)
この「そもそも論」からして、政府感染対策のダメっぷりが証明されていると思う。こんなモヤモヤしたダメダメ対策しかできなかった政府、その代表の首相が実質的なクビになるのは当たり前だろう。官邸にこもっていないで、マスクを3重にかけてでも、街の中を見て回ればよかったのだろうが。
実行力があると自画自賛していたが(賛美者が褒めていたが)、行動力もなく現地視察にでかけて状況分析もできず、実行力とは笑わせてくれる。個人的には、戦後最大のお笑い政権だったと思うがなあ。校長が卒業式で式辞を1ページ飛ばしたら、普通に処分されると思うぞ。

本日は、「怒り」発散モードの政治ネタです。すみません。

食べ物レポート

食文化としての回転寿司の変容

回転寿司の話を続ける。うまいまずいという感想文ではなく、食文化、外食産業の今後みたいな、ちょっと真面目な「論考」のつもりで整理してみた。すしの写真を撮るとブランド名が映り込む。某回転寿司チェーンとは書けないので、実名表記になる(笑)。写真にぼかしを入れるという手段もあるが、それでは別の意味でフードポルノ(笑)だし・・・。

これぞ回転寿司の原風景 ただし、ネタは魚だという時代は遠い昔

繁華街での高速回転型商売であった回転寿司が、郊外型ロードサイド展開で急成長したのはバブル崩壊の平成後期だった。要因は色々とあるが、極めて単純にいうと「何でもありのファミレス」から「一芸に秀でた専門店」に客が流出したことだと思う。バブル崩壊の前半では、居酒屋がファミレス化した。郊外型居酒屋の出店が目立ったが、それも飲酒運転撲滅の道交法改正であっという間にとどめを打たれた。ファミレスキラーとして一大勢力化したのが、牛角に代表される低価格焼肉屋と、一皿100円というワンプライス戦略を取った低価格回転寿司だった。
同時期に高級ネタを提供する複層価格帯(100円皿、200円皿、300円皿など皿の枚数と支払い価格の関係が面倒くさい)回転寿司は次第に劣勢になっていった。回転寿司王国とでもいうべき、北海道や北陸以外では、大都市圏を中心に高級回転寿司はほぼ駆逐されたと言える。ちなみに、北海道や北陸では、逆に100円寿司が負け組で、高級回転寿司が市場独占している。類推するにネタの質問代が絡んでいる。うまい魚が安くて豊富という地方特性なのだろう。逆に海なし県では100円逗子が圧勝している。
ワンプライス回転寿司での勝ち残り組は、関西発のくら寿司とスシロー、関東ではかっぱ寿司とはま寿司になる。ただ、かっぱ寿司は上位組から脱落しつつある。100円回転寿司の勝因は、まず第一に皿枚数=支払額というワンプライスの分かり易さだろう。ただ、そこに頼り切るのではなく商品の多様化というマーチャンダイジング、タッチパネルによるバイオーダー(注文したら出来立てが来る)体制構築でロス削減、人員効率化などある意味技術革新の連続で経営効率を改善し続けた結果だ。結果的に、今の回転寿司では寿司はほとんど回転していない。
だから、その経営革新、運営技術改善について来れない(経営的に変化が遅い、あるいは技術革新に対応する投資が出来ない)チェーンから競争脱落してM&A対象になった。すでに回転寿司を新規開店するための設備投資は大きく膨れ上がり、経営体力のない企業では参画できないレベルになっている。そして、大手3社の競争も出店攻勢が一段落しているため、既存店の競り合いという構造に変化した。陣取り合戦から攻城戦に変わったということだ。ゼロサム競争の中に新規参入は余計難しくなっている。

厚切り鮑 300円 高級皿だ

その攻城戦の主たる戦略が、まずは寿司ネタの拡大、魚がのっていない寿司の開発で、典型はコーンの軍艦巻。その後、ハンバーグや焼肉が乗った寿司が定番になっていった。これは回転寿司がファミレス化したため客層が子供、大人、高齢者と複層化していったことへの対応だろう。魚を乗せない寿司は(鮨とは言えないので寿司と書く)、減価率低減に貢献したはずだ。軍艦巻きの上に乗るマヨコーンの原価とマグロの原価を考えれば一目瞭然だ。おまけに、マヨコーンの方が(多分)大量に売れているはずだ。
攻城戦戦略の二番目は、デザートの拡充と麺類の投入で、これはメニューバラエティーの拡大というより高単価商品の導入(例えば200円デザートや380円ラーメンなど)にあったはずだ。買い上げ点数(皿数)を増やす作戦であり、それも寿司の100円皿ではなくラーメン380円という定番皿よりおよそ4倍も高いものを売り出すことだ。
すし屋でラーメンと聞くと、まさに冒険的メニューというしかない。しかし、麺類展開作戦としてまずはかけうどん、かけそばを投入し、それに天ぷらを乗せ、最終的にラーメンを投入するという、それなりに手順を踏んだ作戦だった(と記憶している)。ただ、仁義なき戦い(笑)継続中の回転寿司御三家は、どこかが何かを導入して成功らしいと気がつくと、おおよそ3ヶ月もすると三者とも同じメニューが揃い踏みするという対応の速さだ。それはそれで商品開発力があることを意味する。コピー商品とはいえ、1000店近い規模の店舗網に新商品を即時投入するのは、相当な力技だ。それができる体力がある外食企業は少ない。
なので、今や回転寿司のラーメンはキャンペーン対応を含め定番化しているし、デザートの更なる高価格化も進んでいる。(400円台のパフェは当たり前の時代になった)
そして、攻城戦略の第三弾と言って良いのか疑問はあるが、今や当然の如く、高価格寿司皿投入が行われている。ラーメンで外堀を埋めて、客の価格意識を変えたあと、100円ワンプライスの建前を捨てる。用意周到なのか、流れのままにその場しのぎの対応をした結果なのか、ちょっと微妙ではあるが。
ここ一年はコロナ感染の影響もあり、3社とも高価格商品のキャンペーン投入(限定時期提供)が主流になった。ウニ・アワビ・本鮪など100円皿では提供不可能だったネタが次々投入されている。おそらく1年以内には一皿500円が定着するだろうと思う。もはや回転寿司は千円札一枚で満腹になる低価格需要対応業態ではなく、うまいけど高いというアッパー業態へ変化しつつある。

生だこ 100円 煮だこは150円というのが不思議

ただアッパー価格志向のキャンペーンを行いながら、これまでと同じように、ワンプライス回転寿司のDNAというか、100円にこだわる部分も残っているようで、生だこは100円皿だ。一般的に100円で提供されているタコは煮ダコだったはずだが、最近の世界的なタコ不足のためか、普通の煮ダコは150円皿になっていた。真ダコと水ダコのような、似ているが違う原材料の使用は、100円キープのために重要だろう。イカもマイカ資源が急減少しているため、安価な定番ネタから高価な季節ネタに変わる可能性がある。青魚で言えば「秋刀魚」は漁獲量が減りすぎ、最近資源が拡大している「イワシ」にシフトするだろう。鯛やハマチなどの養殖魚はコロナ感染の影響を受け、価格が変動しているようだから、この先の目玉商品化する可能性がある。安定大量買い付けは、いつの夜でも価格破壊の要因になる。

カニ味噌 100円  これぞ回転寿司の工夫だろう

この蟹味噌の軍艦巻きも、涙ながらの工夫だといつも思う。ウニやイクラなどの原価の高い商品を100円皿で売るために編み出された、キュウリをスペーサーに使用するという苦肉の作戦だったはずが、蟹味噌程度でも使われるのは原価調整の最たるものだろう。ただ、蟹味噌は味が濃いので、こんなふうに一巻あたりの量を減らしたほうが味のバランスがよくなるとは思う。個人的にはキュウリはいらないが、それは人それぞれ。

高級ネタのウニトリオ うまいが100円寿司の掟破りかも

ウニの三貫セットで480円という売り方も、一皿500円突破のための実験だろうと読んでいる。それも同じものを三貫のせるのではなく、ベースのウニ寿司は同一で、トッピングによる変化を打ち出す。そして、トッピングしたウニ寿司の単品販売はしないので、3個の合計価格の計算ができない仕組みにする。実にエレガントなマーケティング戦術だと感心した。いや、業界の常識としては「感嘆」するべき優秀作だろう。
同時期に本鮪だけ8個乗せた大皿が980円で、これも席に着くと従業員が本日のおすすめとセールストーク。商人(あきんど)精神が復活したらしい。

もはや回転寿司は生まれた当初のビジネスモデルとは全く異なっている。そして、現在の外食産業では、回転寿司が技術革新を含め最先端のビジネスモデルに進化している。寿司を安く、早く提供するという事業から遠く離れ、テイクアウトも含めた事業領域拡大に爆走中というところだろう。また、DX、デジタル武装も業界を上げて進めているので(お互いに切磋琢磨というより競合のデジタル競争に引きずられてということか)、もはや斜陽産業化しているファミレス業態との差はますます開くような気がする。
回転寿司から新しい業態に進化するのか、あるいはスピンアウトして似て非なるコンセプトが生まれるのか、なかなか楽しみな業界なのだ。ただ、外食産業のメインストリーム、主流業態に躍り出た回転寿司が新しい外食文化を牽引することは間違いないだろう。

おまけとして個人的な感想だが、ここ数年でシャリ玉(にぎりのコメ部分)が小さくなっている気がする。シャリ玉とネタの重量比は鮨屋の重要ノウハウだろうと思うのだが、全体に小ぶり化して原価削減という気もするし、寿司が小さくなれば10皿ではなく11皿食べるという買い上げ点数拡大にもなるのだよね・・・。気のせいだろうか。それでも回転寿司は大ファンだけど。

食べ物レポート

100円均一回転寿司の変質

くら寿司、スシロー、はま寿司が回転寿司界の三強だと思っているが、これにかっぱ寿司を加えて100円回転寿司の市場を考えると、中小チェーンを含め年商5000億円は超えるのだろう。回転寿司はもはやファミレスを超える外食産業の一大部門であることは間違いない。ちなみにマクドナルドとKFCとモスバーガーを合わせるとそれに近い規模になる。アフターコロナでは回転寿司とファストフードが勝ち組になったので、ますますこの二つのカテゴリーが強くなっていく。
個人的には、昔からアイデア全開のスシローが好みだが、くら寿司も時々自分たちが寿司屋であることを忘れたようなぶっ飛び商品を出すので観察対象として要注意だ。そうした大手回転寿司屋が夏の需要期のキャンペンを終え、9月から秋キャンを開始している。スシローは何と「ウニ推し」を始めたので週末明けの平日を選んで行ってみた。結果は、お目当てのウニが入荷待ちというか選択的販売に変わっていて、気分的にはちょとやられたなあ感なのだ。もっとはっきり言えば、騙されちまったぜという気分というか。
まあ、お目玉商品の売り切れごめんは仕方がない。それはいいのだ。ただ、関連商品の売り方が、ファミコンソフトの抱き合わせ販売(これもネタとしては古くなりすぎだが)みたいな気がする。抱き合わせ販売は公取の規制も入ったご法度手法なのだが、飲食業界的にはまだまだ変形抱き合わせ手法が生き残っているのだ。

ウニ3種盛り 480円税別

写真手前にあるのがプレーンなウニのすしで、これが100円税別というのが今回のお目当て商品。だが入荷待ち、つまり販売していない。ところがタッチパネルをぽちぽち押してメニューを確かめていたら、ウニの上にトッピングが乗った3種盛りは売っている。ウニ一巻が100円だから、トッピング代が二巻分で180円ということか。そもそもウニ単品が売っていなのに・・・というモヤモヤ感が強い。
やれやれだな、と思いつつ食べてみた結果だが、やはりウニ単品が好みという個人的な結論になった。食い物屋がモヤモヤ感を提供してもねえ、と言いたい。ただ、100円でウニを食べるというのは原価割れどころか赤字商品だろうとも思うので、大きく文句を言うつもりはない。しかし、ちょっとだけ文句を言いたいのだ。何にも言わずにウニを3種盛り限定で売れば良いのではないかと思いますよ。この値段でウニを売るのがすごいのは間違いない。

すじこ 一個150円なり

鮨屋の人気者はいくらだろうと言われると、そうですねと答える。ただ、個人的な嗜好では筋子なんだよね、と言いたい。回転寿司ではあまり見かけないネタだ。北海道のタチの鮨屋ではよく見かける。いくらよりもしょっぱいが味のねっとり感は強い。個人的にはうまい鮨でお気に入りだからスシローでも定番にして欲しいと思う。
ただ、一皿二個乗り、均一100円という低価格回転寿司からすると、一個売りで150円とは3倍高いネタということになる。色々と理由があるのだろうが、これまでやってきた、ネタにソースやトッピングを載せてバリエーションを出すという手法では、100円均一を守りきれない状況になったのだろう。イカの明太乗せとか、タコのしそジュレソースとか炙りアジの生姜だれみたいな手法が通じなくなったようだ。
それでも、定番は一皿100円から離れた値付けはしたくないので、一個150円というのが苦肉の策で対応していると勝手に思っている。昔からの繁華街にある回転寿司では皿の種類が10種類近くもあり、皿と枚数では計算が難しい。この売り方は何だか不便だなあと思っていたが、大手回転寿司もその世界に入り込んできたみたいだ。
チェーン店理論で言えば、これは業界的には末期で、またワンプライスの価格破壊者が出てくる前段状態になったとも言える。アフターコロナで、最強生き残りグループの回転寿司を超える新業態が生まれるのかどうか興味津々だ。

回転寿司大手ではすっか英主力商品化したラーメンなどの麺類だが、これも色々と問題は抱えている気がする。一番の課題は厨房から出たての商品が届くはずなのに、スープがぬるいという温度問題だ。これは純然とオペレーションを調整すべきだろう。スシローは回転レーンに乗ってやってくる。くら寿司は従業員が持ってくる。(今はコロナのせいで変わったかもしれないので後日確認しよう)
ただし、くら寿司のラーメンはスシローより100円以上高いので、その辺りが微妙なのだ。それで今回の一番のびっくりは、「魚介だしの北海道味噌ラーメン」。魚介だしのスープは印象が薄い。びっくりの原因はトッピングで、何とフライドポテトと筋子とホタテフライがトッピングされている。赤い筋子の見た目で、最初はチャーシューだと思ったのだが、食べたらしっかり筋子だったので、超びっくりだ。フライドポテトは炭水化物に炭水化物という、コテコテ系の合わせ技だし。
これと同じ作り方、トッピングでラーメン専門店が作ってくれたら・・・と想像してみた。何だかものすごく美味しいものになるような気がする。スシロー傘下でラーメンチェーン作ってくれないかなあ、などと寿司とは全く関係ないことに感動した。

回転寿司が、「すし」産業からどんどん離れていっているのは、外食産業として進化と呼ぶべきだろう。ただし、すしやとしては変質だ。たちの鮨屋が、鮨屋が発祥した東の地平線にあるとすれば、回転寿司は西の地平線の方へ全力疾走している感じがする。もうすぐ、すし世界の地平線を超えた新天地に行くつもりなのだろうか。味噌ラーメンのスープに沈んだコーンを摘んで食べながら、そんなことを考えてみた。

食べ物レポート

低価格スーパーの惣菜 あれこれ考える

埼玉県飯能市に開いたスーパーヤオコーの低価格業態実験店フーコットを再訪してきた。前回行った時に気になっていた惣菜コーナーをもう少し見てみようという意図がある。別に惣菜評論家でもないから、文句をつけに行ったわけではない。最近大流行のsnsデマ流しになるつもりもない。
ここ数年間、スーパーの惣菜売り場が進化を続けていると思う。2年前までの流行りといえば、大皿に盛り付けた色とりどりの惣菜をビュッフェスタイルで取り分けるというものだった。米国流の惣菜進化を取り入れたものだというのが自分の理解だった。それまでのパック商材とは異なり華やかさと豪華さがある。レストランとも対抗できる品質と品揃えが浸透していた。
ところが、昨年来のコロナ感染拡大の中、コロナ対策として全商品がパック詰めされるようになり惣菜売り場は実に無味乾燥なものに逆戻りした。おそらく、もう数年間はこのパック詰め商品の時代が続くだろう。そうなると、パッケージの改良、陳列台の工夫、提供商品の見栄えなど、新しい突破口を探る実験が必要になる。高価格帯スーパーでは比較的挑戦しやすい課題だが、低価格帯店舗ではそれをどう対応するかによって、業績が左右されるくらいの重要性があるのではと思った。

という論点で、比較対象商品として追跡しているのが焼成済みピザとコロッケだ。ピザはMサイズ 25cm程度、500円前後での販売が多い。コロッケは大別して一個50円で売る店と100円の店に分かれる。コロッケは食べ比べてみてわかるが、値段が高い方がうまいとは限らない。というより、かかくによる味の差はほとんどない。
目玉商品として価格を下げるが、コロッケでは儲からないと割り切って売るか、原価計算に合わせかつ、値ごろ感にあわせて100円で売るかという、戦術的な違いだろうと推測しているのだが。ちなみに肉屋のコロッケ的な惣菜店では、値段に応じた味の差が存在するので、このコロッケ価格法則はスーパーの価格哲学みたいなことを推し量る目安にしている。
安売りスーパーの王者オーケーでは600円で売られていた照り焼きチキンピザが、この店では550円だから、やはり「価格を下げる気合い」がはっきりと見えている。ヤオコー本体よりも安いのは間違いない。ちなみに埼玉県中心のマミーマートも同じような値段だが、頼めば焼き立てを売ってくれるという「付加サービス」がある。たかがピザ、されどピザという感じだ。

今回の発見は鳥の半身揚げだった。鳥半身の唐揚げというものはあまり広まっている惣菜とは言えない気がするが、その価格が破壊的だった。だいたい鶏肉の半身相当の重量で唐揚げやグリルチキンなどを買う時に、1000円前後の値付けが多い。お値段高めと評価される典型的な米国発フライドチキンチェーンでは5個がほぼ半身分に当たるが、1200円程度なので、この499円という価格設定はすごい。ちなみに、北海道札幌周辺では鳥の半身揚げの専門店が多くあり、そこでも半身の価格は1000〜1200円程度だ。埼玉と北海道の物価格差を合わせると、この500円を切る値付けはすごいことだ。この半身揚げの周りには鳥の唐揚げも2種類が山盛りになっていたので、半身上げが一推しということではないだろう。おそらく実験商品という位置づけではないか。

実際に食べてみると、ブロイラーの素揚げなので肉は柔らかい。表面に塩と胡椒その他で味付けはされている。肉の裏面に火通りのための筋を切った跡は見当たらないので、筋切りの前工程はなしでゴロンと半身をそのまま揚げたということらしい。個人的な感想では、普通にうまい、だった。自分の家にある調味料を適当につけて食べればもっと味変が楽しめる、そういう素直な味付けだ。この低価格で辛いとか甘いとかの変化、バリエーションで複数フレーバーを販売する必要はない。だからシンプルな味付けで良いと理解した。低価格店での惣菜は廃棄ロスを考えると、品種の絞り込みは必須条件で、通常の食品スーパーのような多品種展開は不要だと思う。

などなどとちょっとだけプロ意識を働かせながら、あれこれ考えてみたが、最後は自家製越年三升漬け(タバスコソースより辛くなり過ぎてしまったもの)をつけて、ビールごくごくしながら食べた鶏の素揚げは、いとましでありました。有名フライドチキンにまけないうまさでございます。