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街を歩く

埼玉二大中華対決 料理ではない話 

埼玉の二大町中華チェーン「ぎょうざの満洲」と「日高屋」がコロナ対策で全く正反対の対応をしている。どちらが正しいなどというつもりはさらさらないが、あまりに正反対なので面白くなってしまった。満州は酒提供をする。ただ、接種証明を見せろ、というのが条件で、これが埼玉県のご意向というやつだ。

平日の午後、昼のピークが終わり空いた頃を狙い、オペレーションを確認してきた。ラーメンとビールという注文をすると、すかさず接種証明を・・・と言ってきたので、スマホの画面を見せてチェック完了。おそらくラーメンだけだったら、普通に注文が通るのだろう。

埼玉中華対決

おなじ町中華でもちょい飲み需要で人気の日高屋は、バッサリと酒提供禁止としている。無条件に止めているのは、おそらく「ややこしい」客が多いせいだろう。オヤジが何人かで入ってきて、ビールなどを注文して、接種証明を確認しようとすると、そのうちの一人か二人し証明をみせず、残りは接種証明を持っていない状態を想像すればわかることだ。
絶対騒ぎが起きる。酒を出せ、出さないの問答が起きる。そのようなカオス状態が毎晩発生することは店にとっては悪夢以外の何物でもない。自社の客層を的確に把握しているというべきか。(逆に満洲では、それほど酒呑みが多く無いのだろうか。あるいは、ややこしいオヤジが少ないのかもしれない。)

そういうクレーマー予備軍のオヤジたちは、日高屋を追い出されて、酒が飲める満州に流れて行くのだろうか。そして、そこで接収証明を出さず、きっちり店を追い出されて、埼玉県知事を恨んで暴れるという展開が考えられる。ただ、所詮は酔っ払いオヤジの暴走だから、放っておけば良い。県警の手間は増えそうだが。
しかし、これは埼玉県内だけで起きる現象で、都内や近県では同じ看板を上げた店でも、この問題は起きないのだと思うと、ちょっと悲しい。「埼玉県エレジー」というしかない。なにより、埼玉県が県内企業を優遇もせず、逆に県内でいじめている構図と見える。
この先に県が郷土愛だの、地元品・県産品愛用など語り始めたら、さっさと引っ越してしまおうかと思う今日この頃。

「クズな行政」という言葉が頭の中で繰り返される。

街を歩く

店頭の楽しみ方

街をぶらぶら歩き、いろいろなお店の前にある「看板」を取るのが楽しみだ。思わず「座布団一枚」と言いたくなる気の利いたフレーズを見つけると、なんだか1日得したような気分になる。逆に、これ書いたやつ出てこい、俺が指導強いてやる、と偉そうなことを思うくらい下手くそな看板もある。書き手の想いが上手に出ているものを見ると思わず入ってみたくなる。逆に、これは上司に命令されて嫌々書いているなというのもわかるので、そういう店には近寄らない方が良いと思っている。
そんな「看板ウォッチング」で、最近のベストは「あと3歩」の焼肉屋さん、これ一択だ。看板を見ながら通り過ぎ、写真を撮りに戻ってしまったくらいの「名コピー」だ。今年はこれを超えるものに出会えるとも思えないくらいの秀作。

これも不思議な看板で、ビルの奥にジンギスカンやがあるという「誘導看板」。確かにビル通路の奥まったところに店があるとは、普通に歩いていてもわからない。ただ、この看板は日中はよく見えるが夜になるとどうなるのだろうと、ちょっと気になる。可愛い羊の絵が描かれているが、なんだかこいつを食べるのかと思うと、ちょっとためらいも出てきそうな・・・。ジンギスカン好きとしては、近々せひこの店に行かねばならない。と決心したのは看板のおかげです。

まさに「痛い」看板だった。気持ちはわかる。うまいものを、制限なしで、今日だけ限定で、自分を甘やかしていいのだよ、と悪魔の囁き。痛風に悩んでいない人には、クスッと笑える表現だろうが。
でも、本当に痛風の人には笑えない冗談のようなものだろう。社会的には多少余裕を持ってブラックジョークを受け入れる土壌が欲しい。だが、これはブツブツいう人がたくさんいそうで。著応戦的といえば挑戦的。無難な表現が多い、外食業の広告としては度胸がある。
まあ、痛風になるのは贅沢で暴飲暴食が原因と思う人が多いらしいので、そこを逆手に取ったとも言えるかなあ。どうせなら、プリン体総量〇〇g (1日の取得制限量の〇〇倍) とか書いてみるとい手もあるか?

などなど、街を歩くと楽しい発見がゴロゴロしてますよ。

街を歩く

全国チェーンの埼玉対応はさまざまで

mだ憤りが収まらないのでコロナ対応の話を続ける。おそらくこれが埼玉県で普通の対応だと思う「検査パッケージ」ポスター掲示でほぼ通常営業可能というもの。県の担当者や知事からすると、まさに要求通りということだろう。自画自賛しているはずだ。
ただ、結局のところ時短営業だし、心理的要因で普段賑やかな店ほど客数減少を起こしているようだ。串カツのテイクアウトもなかなか魅力的だけど、やはり、あの「わいがや」空間が人気なので、客が減るとあまり楽しくないのかもしれないなあ。だから、応援に行く気にはなるのだが。

立ち飲み業態は、確かに大打撃というか、コロナ対応がむずがしい業態の典型だろう。酒を片手にしゃべるというのが商売の基本で客の来店動機だから、友人としゃべりたい人にとって「黙飲」しかできないのであれば、店に行く意味もない。「政府、自治体からの要請」という文言に無言の怒りが込められている気がする。

居酒屋業態でも、休業するところはあるのだなと、ちょっと意外だが、「措置終了日まで」という部分が、政府を信じていないというのがあからさま。実際に、三週間延長になったから、この不信感は正しかったというべきだろう。

個人的な興味で、あちこちの店の掲示物を写真に撮ってみたが、ジャーナリズムを名乗るライターや出版業の方は、歴史の教科書を書き残すためにも、こうした記録を丁寧に残しておくべきだと思う。
先の大戦になぜ日本が踏み込んだのか、という記録・検証が足りないのは、開戦を煽った新聞・雑誌などのメディア・出版業界の負目なのだから。コロナ感染下で危機をあおり扇動しかできないメディアには無理な要求かもしれないが・・・。人に厳しく自分に甘いメディアの特性といえばそれまでだが。

食べ物レポート

タンメンじゃないほう

埼玉県ローカルチェーンの雄「山田うどん」が送り出した、カカシラーメンの後継ブランド「山田太郎」は、去年のお盆時期の新規開店だった。それから半年が経過したが、相変わらずの人気ぶりで2号店も開くらしい。めでたしめでたし。
しかし、この埼玉タンメンというのは、いまだによく理解できない単語というか造語だろう。少なくとも「埼玉タンメン」なる概念は、自分の知る限りの埼玉各所には存在していなかったと思う。初耳だ。埼玉もそれなりに広いので、どこか、秩父の山奥とか限りなく群馬に近い県境周辺部で埼玉タンメンは存在しているのかもしれないが。
店内でメニューを見ても、店頭のポスターを見てもその辺りはフニャッとしているというか、「これが埼玉タンメンの定義」ときっぱりしたものが書かれているとも思えない。「ヘルシー野菜をお腹いっぱい」らしいが、これでは広告コピーでしかないしなあ。

魚介だしラーメン 煮干し系醤油ラーメン

などと、ブツブツ言いながらも、決して埼玉タンメンがまずいと思っているわけではない。ほぼ月に1−2回のペースで通い、順番にメニューを制覇してきた。最後に残っていたのが煮干し系ラーメンだったが、それをついに平らげてきた。
スープは確かに魚介だしだが、それほど強くない。よくある魚介系スープの苦味も感じない、スッキリとした(若干魚介系という言葉と矛盾があるが)仕上がりだった。チャーシューは「鬼チャーシュー」と書かれているが、鬼っぷりは穏やかなもの。全体的にはおとなしめでバランスしている。ちょっと期待値を上げすぎいていたが、普通に美味いラーメンだった。
ほぼ全種制覇した感想として、やはりこの店では濃厚タンメンがよろしいようだ。野菜はマシマシでも物足りないので、もう少し追加しても良いかもしれない。「痺辛」はくせになる辛さだが、味噌味の痺れる辛さ「麻辣」が自分好みだと思う。今後は、山田太郎ブランドで出店拡大していくのだろうが、できれば既存の「山田うどん食堂」で埼玉タンメンを発売してほしい。そうしたら、うどんとたんめんのW 麺セットを頼むのにな。

街を歩く

埼玉の特殊事情の現場 ブツブツ言いたいぞ 【続き】

首都圏の4自治体で埼玉県だけが特殊な対応をとっている「まんぼう 酒対応」で、とりあえず営業する店舗の方たちはそれぞれ法規制に従った対応をしている。簡単に言えば、全国チェーン店の多数が「埼玉県、面倒でうるさいから酒やめた」で、ファミレス・ダストフードを中心に酒提供をしていない。
ところが個人店、中小企業はそうもいかないので、埼玉県独自で実施している「検査パッケージ利用すれば酒提供可能」ということに対応して何とか酒営業を継続するようだ。

ところが客の立場からすると、どの店では酒売っているか、売っていないかが実に分かりにくい。県の指導は、当然ながら規制することに意味があるので、客の利便性など考えてもいない。
まあ、この時期に酒なんか飲むんじゃねえ、という「官製」の命令だから、下々のことなど考えているはずもない。それでも、面倒臭い「ど・埼玉」対応を考えてくるチェーン店もあり、店頭に行って一つずつ確認してみないと、何が何やらわからない。地方自治体の独自性を、こんな時だけ主張するのも、どうしたものかと言いたい。たった一年前は首都圏1都3県で同一対応をすると威張っていたのをすっかり忘れているらしい。頭が悪いのを健忘症のせいにしているのかと言いたい。「塩対応」「クズ反応」だと、個人的には憤激している。

どうも掲示物制作が間に合わなかったらしく、なじみの居酒屋では情感溢れる段ボール紙に手書きの注意書きがあった。思わず涙が込み上げるほどの「切なさ」が溢れていたので、とりあえずお店に入ってみた。当たり前だが、ちゃんと接種種証明(スマホ)を確認された後でようやく入店できた。店内はガラガラだった。おそらく「スマホ不得手」の高齢者は、この接種証明をスマホで提示というだけで店に入る気力を無くすだろうなあ。

埼玉全県でこうなっているのかはわからない。また、この後に県が何らかの「お店にやさしい」対応なり指導なりをしたのかもしれない。コロナ感染が始まり最早2年目。何もわかっていなかった一年目とは違い、科学的検証も進んでいるはずなのに、合理的、論理的な説明や分析もしない。魔女狩りのように特定業種をいじめて自分達の責任は果たしたつもりらしい「県」の対応は(国対応もだが)、歴史の教科書に「くず」「無能」と書かれるのは間違いないと思う。
ただ、歴史の教科書に書かれている明治以降の現代史は、決して教えてはいけない教育界のタブーらしいので、教科書に書いてあっても教えられることはないからどうでも良いのだろうな。
第二次大戦で国を滅ぼす戦争を始めて、オマケに戦争に負けた政治屋を咎めないのであれば、歴史を学ぶ必要などない。戦争に負けるのも、パンデミックに負けるのも、同じようなものだろうからね。

街を歩く, 食べ物レポート

2月の満洲は麻婆豆腐

ぎょうざの満州 2月メニュは辛麻婆豆腐

今月の満州 月例メニューは「辛い麻婆豆腐」で、これは試してみなければと、イソイソ本店に出かけた。確かに、満洲の定番麻婆豆腐は甘めというか辛さがないというかマイルドなものだ。だから、ちょっと不思議な、わざわざ「辛い」とこだわる麻婆豆腐に興味があった。
家庭でつくる「麻婆豆腐の素」が普及したせいで、すっかり日本の麻婆豆腐は「お子様」向けの甘いものに変化したと思っている。本場四川で食べたことはないが、大陸で食べた味と比べると、似たような別物であるのは間違いない。パンダとレッサーパンダの違いくらいはある。インド料理屋のカレーと家庭のカレーの違いような「差」はある。
どちらが上だとか、うまいとかいうつもりはない。麻婆豆腐もカレーも家庭料理には子供を許容する優しさがあり、専門店で食べればそれなりに大人の味が楽しめる。料理とはそれでいいのだが、なぜか町中華の麻婆豆腐は家庭の味に寄り添っているのだ。甘めの麻婆豆腐というか辛くない麻婆豆腐の存在が不思議だ。だから、町中華でも麻婆豆腐は甘いので、ラー油をかけて味変がデフォルトな食べる食べ物というのが我が認識だ。
そして、今月の満洲「辛い麻婆」だが、確かに辛味はアップしている。それでも追いがけでラー油が欲しくなるので、中辛といったところだろうか。できれば、これを定番にしてもらって、麻婆 甘辛が選べるようにしてもらえないかなあ。

普通にうまい 日高屋の麻婆豆腐 

などと、麻婆のことを考え続けた挙句、日高屋に行って麻婆を頼んだ。比較してみようと思ったのだ。そして結論はシンプルだった。日高屋の麻婆は満州より辛味がアップしている。が、満州の「辛い麻婆」ほどではない。要するにマイルド系麻婆だった。これはこれで酒の肴として食すに良さそうだ。ラー油をかけると味変可能で楽しい。こうなれば、麻婆を連続的に食いまくって「王将」「大阪王将」「ばーみあん」辺りを攻めてみようか。でも、どコマ「甘い麻婆」なのは間違い無いだろうなあ。

日高屋 おすすめは半ラーメン

麻婆を楽しむにあたり、個人的なおすすめとして日高屋の「半ラーメン」をお勧めする。添え物として食べるにはジャストサイズだ。満洲も麺少なめラーメンがあるが、お値段がそれなりなので、お買い得感があるのは日高屋。
ただ、この発見も、ランチで高齢者が連続4人、半ラーメンを注文しているのが気になっていたからだ。自分で半ラーメンを試してみる気になったのは食い気からでは無い。
おそらく半チャーハンと同じ発想でできた半ラーメンだと思うが、全く別の客層、別の利用動機でヒットしているようだ。追加の半ラーメンではなく、食が細った高齢者にちょうど良い量という需要だ。
この辺りが、量・ボリュームの変化で世代別攻略法があるという典型だろう。甘い麻婆豆腐と量の少ないラーメンに、新メニューを考えるときのヒントがあるような気がする。町中華は学びの場なのだ。

街を歩く

埼玉の特殊事情がたいへんです

埼玉県の特殊禁酒事情はあまり知られていないはずだ。日本国政府が検査パッケージ利用をしないと言っているのに、埼玉県だけがこれを使うと言っている。
埼玉県でオミクロン株「埼玉限定変異体」でも流行しているというのなら特殊事情として認めても良い。あるいは、埼玉の風土病みたいなもので、埼玉在住者だけがDNAに変化を受けて、オミクロン株耐性に支障があるとか、埼玉県の空気を吸うと感染度合いが重症化するというなら、埼玉独自対応もあるだろう。
ところがそんな説明を「県」はしない。論理的説明もなく、隣町の東京都東村山市では不要なことを、県境を跨いだ瞬間に要求する。その混乱をほぼ全面的に飲食店に背負わせる。次の選挙を見ていろよと言いたくなる飲食業者は多いはずだ。
そんな混乱の中で、一番分かりやすいのが、この「制度利用店」という赤いポスターだが、どうもこれも県統一デザインではないようだ。

埼玉の県鳥?らしきコバトンという鳥型の県キャラがいるのだが、この「・・・・・安心宣言飲食店プラス」というステッカーが貼ってあり、「検査パッケージうんねん」という赤いポスターが掲示してあると酒が飲めるらしい。
ところが、この「コバトン」ステッカーを貼っていない店も多い。赤いポスターは少数派だと思う。まんぼう延長がきまったから、ひょっとすると赤いポスター掲示も増えたかもしれないが。
そのうちに、この例が拡大して酒の飲める店は「赤」「青」のポスターが掲示してあるとか、「黄」ポスターは高齢者入店不可とか、「緑」はジェンダー差別お断りとか、「黒」は喫煙可能だとか、まさしく色々な規制ができそうな気もする。それならいっそうのこと、店頭にQRコードでも掲示してもらって、スマホで入って良いかどうか確かめるようにしたらどうか。
自治体DXとか言って、率先して埼玉県はやりそうだが。そうなったら引っ越すしかないなあ。

駅弁

大好きな駅弁大会 その3

今年の駅弁大会はなかなかか盛況だったと思うのだが、開催直後から一斉に感染拡大が始まり、なんだか後半は息切れした感じもある。それでも実演弁当はどれもこれもうまそうな気配を醸し出していた。出来立ての駅弁というのも不思議な話なのだが、そこが楽しみといいう人も多いのだろう。

今年の出店の中で、我がイチオシだったのが秋田県から登場した「鶏めし」で、これを買うために駅弁大会に来たといっても良いくらいだ。行列に並ぶと製造工程が見えるので、それがちょっと楽しみだった。鶏めしは将軍ランクにある有名弁当だが、それを超えるアップグレード鶏めしも販売していた。

比内地鶏の鶏めしは、鶏肉の代わりに比内地鶏が乗ったスペシャルバージョンだった。たまたま、この日は比内地鶏の方が人気だったようで、売り切れ中だった。30分ほど待てばできるというので、迷わず予約して店内をぶらついて時間潰しをし、ようやく調達できた。いつもの赤い包装紙ではなく、高級感のある地味目の包装がなぜか食欲を刺激する。高そうだから、うまそうというわけでもないが。

蓋を開ければ、普通版鶏めしと似たようなルックスだが、既に脳内には「比内地鶏=高級鳥」という情報がインプットされているので、情報バイアスかかりまくりで、何やらとてつもなく高級そうな魅力を感じ始めている。当然、一口食べると「うまい」と思う。ただ、頭の片隅で「普通の鳥飯と何が違う?」という悪魔の囁きも聞こえてくる。仕方がないので、普通版鶏めしの写真を引っ張り出してきて比べてみた。

ご飯の上に乗った卵と鶏そぼろはレイアウト違いだがほぼ同じだろう。鶏肉トッピングは明らかに見た目が違う。味も確かに違っていた。一番違うのは、付け合わせのおかずの品数だが、内容はほぼ同一でも、ちょっとしたアップグレード感はある。

鶏肉の好みで言えば、普通の鶏めしの方が気に入っているかも、とも思う。ただし、そこは個人の好みの範疇で、歴然とした味の差があるほどでもないとも思う。それでも、普段口にすることが難しい比内地鶏を食べたという、情報過多で情緒的な満足感はあるから、駅弁としては「比内地鶏の鶏めし」のほうが記憶に残るかもしれない。
どちらにしても、この駅弁「鶏めし」が駅弁自己ランキングでは最上位グループに入るのは決定なので、食べて残るものは満足感だけだ。
あとは、この鶏めしと比較するため、かの有名な「九州のかしわ飯」を食べねばいけないが、博多駅で売っていたかなあ。鶏めしは全国あちこちで販売されているので、鶏めし駅弁行脚でもしてみようか。たのしそうだなあ。

食べ物レポート

完全に脱帽したオリーブの丘

すき家の姉妹チェーンというべきなのか、サイゼリヤのコピーコンセプトなのか、などと思っていた「オリーブの木」が、自宅近くにあったココスを改装して開店した。一度見てみたいと思っていた、低価格イタリアンレストランだが、神奈川県、東京西部あたりに店舗があったため、サボってみに行ったことがなかった。久しぶりに向学心が高まりお勉強に行くことにした。そして、結論を言うと、サイゼリヤのコピーではなく、低価格イタリアンとして秀逸なコンセプトに仕上がっていると感じた。個人的には、こちらの方が「良い」レストランだと思う。サイゼリヤが割り切って切り捨てた部分を、丁寧に拾い集めた感じがすると言えば良いのだろう。

イタリアンといえば、短絡的にパスタを思い浮かべるのが日本人的特性だと思うので、まずは定番トマト味のパスタを注文した。化学調味料の味が強すぎることもなく普通に美味しい。トマトソースの味もしっかりしている。パスタは硬めで、最近はヤリのもちっと系ではない。カルボナーラなどのクリーム系パスタはソースの加工度よりも生クリームの使用量で加減ができるので、そちらもチェーンの実力を図るには試食するべきだが、とりあえずトマト系は十分人気商品になる力がある。

ピザはサイゼリヤと比べると、さっくり系だろう。一般的なファミレスは「パン」のような記事が多いが、こちらはナポリ系に近い。リーンな生地と言えるほどさっぱりはしていないが、個人的にはこれくらいが好みだ。生地の仕上がりは、そのチェーンの考え方次第でいくらでも帰れれる。サイゼリヤはパンよりに仕立てている。こちらは、より「イタリアン・ピザ」の方向を目指しているという違いだ。
マルゲリータをバジルソースで逃げるか、バジルの葉を使うかは、チェーンの食レベルの差に直結すると思っている。バジルソースを使うと決めた時点で、なんちゃってピザ、ピザのようなものを容認するということだろう。
縁、エッジの焼け焦げを嫌う人も多いが、そこはしっかりと焼き焦がすべきだ。焼け焦げができないピザは工業製品で料理ではないと思っている。
という諸点から考え、このピザは間違いなく「良いピザ」認定とすることにした。

ムール貝の料理は、ビジュアルインパクトが強い。これをアサリの酒蒸しと比べれば歴然となる。料理は味も大事だが、最初の見た目で8割決まる。という点で、この盛り付けの多さも含め合格品だ。サイゼリヤでにたようなメニューはあるが、ビジュアルで負けている。
個人的には、貝の味として考えると、アサリの方がより味が濃いとは思うが、アサリではこの見栄えが作りにくい。おまけに、貝のみを食べる時にムール貝は大きくて撮りやすい。ファミレスに適した食材だろう。

アヒージョも自宅で簡単に作るのは手間がかかる料理だ。大量のオリーブオイルで食材をあげるというところはなんとかなる。しかし、アンチョビーが課題だ。一度開封したアンチョビーを使い切るのはなかなか難しい。2−3日連続でイタリアンメニューを続けなければならない。あとは小鍋でオリーブオイルを加熱すると、ものすごく周りに油が飛び散る。
ただ、オリーブオイルに溶け出した塩味と旨味がたまらない。中に入れる具材は、日通りが良ければなんでも良いが、キノコ類や鳥肉が合うと思う。このメニューは温泉卵を投入していた。これが予想を遥かに超えてうまいと感じた。卵とアンチョビー・オリーブオイルの絡みが想定外の美味さだった。バゲットをガーリック風味のついたオイルにつけて食べると、食欲が増してくる。逸品というべきだろう。

メニューをじっくり眺めていると、サイゼリヤとの対比が見えてくる。原料で大きな違いはない。サイゼリヤがオペレーションの簡素化のために落としたようなメニューがあちこちに目立つ。これが王者サイゼリヤを迎え撃つために研究した成果だろう。敵の嫌がることをやるはマーケティングの鉄則だが、それを忠実に実現している「オリーブの丘」はすごいのだ。

グループ本家のすき家は王者吉野家に対して、立地では都心部繁華街ではなく郊外ロードサイド、メニューでは牛丼専業に対して、トッピング牛丼とカレーで対抗した。それと同じ血が流れているような気がする。定点観測していくことにしよう。

食べ物レポート

大都会池袋で居酒屋「大都会」

大都会池袋にある「大都会」。知る人ぞ知るセンベロの聖地らしい。超省エネ運営で低価格を実現しているので、コロナ前は繁盛していたようだが、ようやく復調してきた感じがする。ただ、寒い季節になってもドアが開放モードであるあたりが、まだまだコロナな日々ということだろう。だから、この季節は背中が寒くならない席を確保するのが一番重要なポイントになる。

入り口に書かれているメニューに嘘はない。実に大衆居酒屋っぽいメニューだ。個人的にはチーズサラミという昭和中期の人気メニューが健在なのが嬉しい。キャベツコンビーフ炒めというのも、これまた郷愁をそそるというか、実に東京の大衆居酒屋らしいメニューだと思う。我がホームタウンである北海道の都市部では、こんなメニューは見たことがない。そういえば、エイヒレも東京に来て初めて食べた「びっくり食べ物」だった。東京で当たり前の食べ物が、地方都市に行くと存在しないことは多い。

高級メニューのマグロカツ 420円は初めてだった。

店内でも入り口の看板に書かれているメニューは注文できる。ただ、店内に入ってから初めてわかるメニューの方が、もっと冒険的で、あれあれと言いたくなるものが多い。
この店は自動販売機で食券を買い、飲み食いした後は自分で下膳するセルフサービスの店なので、あまり酔っ払うと行動に問題が出る。なので、適度な酔い、できればほろ酔い程度におさえる必要がある。とは思うのだが、店内には歩行がおぼつかなくなるほど酔った男女も多い。

どちらも120円の「揚げたこ焼き」と「イカフライ」

その対策として、1000円分の100円玉を用意して、それを使い切ったら帰るという方式をお勧めする。小学校の遠足のおやつルールみたいなものだ。千円札でもお釣りは出るから、使用に問題はない。ただし、一度お札を使えば、二枚目三枚目の千円札を使う誘惑から逃れるのは・・・難しい。100円玉を準備する方が無難だ。
またこの時に、おやつにバナナば入りません的なルール違反をしてはいけない。つまり、最初のビール一杯はカウントしないとか言い始めるのはいけないということだ。言い出したらキリがないし。
ハッピーアワーのつまみは120円から、飲み物も140円で購入可能なので、1000円ルールは十分に有効だと思いますよ。

140円の酎ハイと120円の塩辛

店内のBGMは1970年代の昭和歌謡なので、ジュリーや山口百恵ちゃんがガンガンかかっている。よく考えると、この楽曲がわかる昭和世代は、もろ前期高齢者だからなと周りを見渡してみたら、確かにそういう客層でした。