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高知名物の「こうち」はどこか?

高知の友人たちに聞かされていたご当地名物麺「ジャン麺」は気になっていた。ただ、その店は高知県中西部の小さな街にある焼肉屋で、そこに行くのはかなり難儀な場所にある。ついついのびのびにしていたら、いつの間にか有名になった「ジャン麺」屋を3件も高知市内に開店していた。と、テレビ番組で知った。これはやはり一度食べてみなければと、高知市内にある店を訪ねてみた。
このルックスでそんな大人気に鳴るのだろうかと思わせる、強面な麺料理だった。仙台で食べて、これもご当地名物の麻婆麺はまたどうふの形が整っていたり、赤と白のコントラストが綺麗だったりと、それなりにビューティーさがあるのだが。このジャン麺、なんとなく卵スープを思わせる微妙な配色だ。
丼の底に茹でた麺が入っている。その上にあんかけ卵スープのようなものがたっぷりとかかっているという、堅焼きそばの変形版と考えるべきか。なんとも表現が難しい。それを底から麺をすくうようにかき混ぜる。何度も何度かき混ぜる。麺は茹でた後で固まりかかっているから、それをあんかけスープとよくなじませる。混ぜ終わると、やはりルックスはいただけない。汁なし担々麺よりも、おそらく不細工だ。
熱々のうちにもぐもぐと麺を食べて初めて良さがわかるという、難度の高い料理だ。スープはちょいから的な甘いスープで、ニラがたっぷりと入っている。そして卵の黄色の中にぷかぷか浮かんでいる白いものが、ホルモンなのだ。このホルモンから出る脂を楽しむ料理だと思う。これまで食べたことのないまさにご当地名物といい切ってよろしいユニークさだ。

ただし、高知名物とはどこを指すのかという疑問が残る。高知市内で店舗を営業しているのか、高知県内で広く食べられているという意味があるのか。
高知名物と言われると、やはり高知県内全域に広がりを持つというイメージがある。鰹のタタキとか皿鉢料理とかいう感じだろう。
この店は県中西部の地方都市に焼肉店がありそこが本拠だ。ただし、麺専門店は高知市内にある。なんとも判断が難しい。高知県人気質からすると、これはオーバーな表現ではないのだろう。

高知中心部を東西に走る幹線道路沿いにある「麺専門店」の本店は午後になっても満席が続く人気店とのことで、客には男女の差がない混雑ぶりだった。

やはりすごく気になったので、別の日にショッピングモールに入っている別の店に行ってみた。本店より盛りが少ない気軽が、味は同じだった。

確かに高知名物として認定しても良いうまさなのだ。敢えて言えば、ニラたまホルモンあんかけそばとでも言えば良いのでしょうかね。

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2ヶ月に一度の朝渋谷

所用があり、二ケ月に一度程度で渋谷の街に行く。それも出勤ピーク前の早朝なので、街を歩いていてもすれ違うのは深夜勤務の後に酒を飲んだ若者くらいだ。現在、絶賛増殖中のインバウンド観光客の姿も早朝には見かけない。そんなハチ公前の広場で、定点観測的に看板の写真を撮っている。おそらく日本で一番お高い看板ではないかと個人的には思っている。
この地面に立っている看板(青色のもの)と空中に立っている看板(黒いもの)は2枚でセット販売されているのだと思うが、今回は上下の看板に連動性が見られない。ちょっと不思議だ。立つ位置にもよるが、真正面に立って看板をみると上下2枚の看板が合成された巨大看板に見えるのだ。が、今回のは敢えて分離させている。デザイナーの意図がようわからん、不思議設計だ。


ちなみにこの時間帯に渋谷を歩くと、センター街を中心とした飲食エリアは路上がゴミだらけで、まるでニューヨークかと言いたいくらいの散らかり具合なのだが、8時前後になるとどこからともなく清掃員が登場してきて、9時くらいにはゴミがすっかり消えてしまう。
路上の汚れは水洗いされ街が再生する。そこがこの街のすごいと思うところなのだが、渋谷の街に遊びに来る連中は自分たちが汚した街を誰かが清潔に保ってくれている、とは思わないのだろうな。渋谷に寄ってくる輩とは、Gなみの繁殖力と環境破壊力を持つ、特殊才能の持ち主ではないか。個人的には社会的に撲滅を目指して欲しい「悪しきもの」だが。

ちょっとお化粧なおして推していたカイザーサンド おしゃれな食べ物であります

そんな早朝の渋谷で、いつもは立ち食い蕎麦屋で朝飯を済ませる。ただ、時にはフラッと洋風な食べ物も良いかなとカフェに入ってモーニングセットにすることもある。最近のカフェはほぼ全面禁煙になったので居心地が良い。
ただ、完全喫煙OKの喫茶店はものすごい人気なのだそうで、一度覗いてみたことがあるが、店内の曇り具合というか煙に恐れをなして2度と近づくことはない。


このカイザーサンドは、そんな都会的朝食ではお気に入りのもので、特にカイザーロールというセミハードなパンが好きなのだ。カイザーロールはパン屋で見かけることはほぼないと言って良い。ハード系バゲットを使ったサンドは、バゲットの固さがサンドイッチとして厳しいものがあるのであまり好みではない。食パンのふわふわとバゲットのガチガチなハード系の中間であるカイザーロールはもっと普及して欲しいのだがなあ。

ちなみにこれは新作で、緑色の葉はバジル、ソースにはトリュフ・マヨネーズを使っている。なんとも都会的というか、洒落のめした食べ物なのだ。

実にたまに感じる、都会暮らしも悪くないのかもね、という気分になった朝でした。

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これが食べたいのだった

もっとたっぷりケチャップをつけて欲しい

ここ半年くらい、妙にフライドポテトを食べることが多い。全く個人的な感想ではあるが、フライドポテトは国産芋よりアメリカ産、特にマクドナルドで売っているものが一番うまいのではないかと思っている。それにケチャップをたっぷりつけて食べるのが良い。
普段使っているケチャップはカゴメ製一択なのだが、フライドポテトの時だけはアメリカ的なけばい味のハインツが良いと思う。

アメリカでしばらく暮らしていた頃、日本と変わらない味だなと思っていたのがフライドポテトだった。正確にいうと日本ではアメリアのフライドポテトを正しくコピーしていたので、日本の味と思っていたのは実はアメリカの味だった、ということだろう。
同じアメリカ製品のコピーであるはずのガンバーガーは、アメリカに行って食べると全く別物になる。日本製の方はバンズが高級すぎる。アメリカのバンズは、現地では標準的な斧でも、日本人的感覚で言うと二級品と言うかボソボソとした食感に感じるせいだろう。そして、肉が実に獣臭い肉なのだ。本来的にはアメリカ製が「正しいハンバーガー」なのだろうが、おそらく日本で販売するときに、この強い肉臭を嫌って肉の配合を変えたのだろうと思う。
ただ、その米国本場のハンバーガーに感じた違和感もすぐになれる。一年もアメリカにいるとすっかり染まってしまい日本のハンバーガーが薄っぺらい味付けのように感じるのだから、その程度の差異でしかないのだろう。ただ、フライドポテトの味は変わりがないので良く食べたものだった。

最近はしたの感覚が子供会期を始めたのではないかと思うことがある。フライドポテトやコーン、甘いイチゴ、その果てにはソフトクリームなど、大人になってからはあまり食べてこなかったものがやたらと食べたくなる。
還暦という言葉には、こうした子供帰り、味覚の幼児退行も意味もあるのだろうか。ポテトを食べながらそんなことを考えていた。
ちなみに、日本ではフライドポテト向きの専用品種が開発されないのは、農水省と経産省のアメリカに対する忖度だと疑っているのだけれどねえ。

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季節限定の鳥唐揚げ

からあげについてくる謎のドレッシング いつもキャベツにかけているが、からあげようなのだろうか

ぎょうざの満州は、町中華というより中華ファストフードではないかと時々思う。提供時間が早いこともあるが、メニューの絞り込みが待ち中華としてはありえないほど厳しいからだ。
その一端として、町中華では絶対定番と言って良い鳥の唐揚げが季節メニューになっている。冬場しか売らない。餃子がメインだからという理由なのか、揚げ物(フライヤー)がオペレーションの邪魔なのかはわからないが。
当然、揚げ物を使ったメニューは存在しない。だから酢豚もない。魚のフライもない。エビフライさえ存在しない。

その冬にしか販売しない唐揚げが登場していたので、とりあえず注文したのだが、いつもと同じ味だった。季節メニューとは言え、一度販売を止めた後の再登場では、普通にあれこれいじくり回すものだと思うが、それがない。休止中に進化させるという発想はないみたいだ。
確かにコロナの前あたりから、満州のの季節メニューは昨年の焼き直しばかりで目新しさは無くなっている。同じ町中華「餃子の王将」あたりのめぐる真しいメニュー変化を比べると、その差は歴然とする。

似たような傾向、つまり季節メニューの使い回しは、埼玉発でもう一つの町中華チェーン日高屋でも見受けられる。それでも日高屋では一年に一作くらいは新商品が投入される。夏場の冷麺だったり、ドラゴンチキンが良い例だ。

日常使いの町中華としてメニューを絞り込み食材の無駄を省き、オペレーションの完熟を図る。そう考えらば飲食業経営の鏡のような存在だが、どうも最近の方向性は「高齢者向けのファストフード」に邁進しているように見える。

まあ、それはそれで正しい選択なのかもしれないなあ。確かに、毎年、冬に出てくる唐揚げは安定の美味さだ。だが、これも昔は定番メニューとしていつでも食べられたのだよね。そこがちょっと不満なのだ。

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油そばではない、汁なしラーメン

イオ中田寿夫毛が足りないので、何か赤い食材をトッピングすれば「映える」?

たまたまテレビのスイッチを入れたら、町中華チェーンの人気メニューランキングを当てるというバラエティー番組が放映されていた。ちょっと気になってみてしまった。その訳は、いわゆる油そば、つまりスープのないラーメンが人気上位にあるといっていたからだ。

ちなみに一般的にはスープのないそばは油そばと呼ばれている。濃厚で脂ギラギラな濃いタレとゆでた麺をぐるぐるとかき回して食べるので、まぜそばなどとも言われている。特徴はスパイスの効いた濃厚ダレと香味油の組み合わせだろう。ニンニクや唐辛子など刺激性の強い味付けのものが多い。強いタレに合わせて麺は極太が多い。
油そば専門店もあり、麺をモリモリと食べたい若者世代には、つけ麺と同様に油そばも人気のようだ。
個人的には麺に絡んだタレの油っぽさがどうにも苦手であまり食べてはいない。伝統的なスープに入ったラーメンでさえ過剰なバリエーションがあるので、油そばまで手を伸ばすのが難しいというのも理由だ。つけ麺は言ってもみれば日本蕎麦、もりそば系の延長にある食べ物なので、腹ペコの時には重宝しているが、油そばが苦手なのは大陸系の香辛料過多な麺料理に原型があるせいだろうか。

さて、この汁なしラーメンだが、確かに脂っ気が少ない。タレも濃い味付けだが、あの油ギラギラスパイスたっぷりな感覚は見当たらない。勝手な言い分だが、高齢者向けの「油抜き」油そばという感じがする。
よくタレと混ぜて食べてみたが、さっぱりとした感じだ。ただ、、麺量が多いので食べ飽きる。この辺りの麺量と味付けの兼ねあいは難しい。麺を減らせば味付けは薄くできるが、満腹感に欠ける。麺量を増やせば最初は濃いめの味も食べるにつれて薄まってしまう。あとで足す追いタレ方式にする、あるいは別の味のタレを追加して味変を楽しむとか、なかなかややこしいことになりそうだ。
麺料理として普通にうまいが、また注文するかと言われるとちょいと微妙な感じで、これを選ぶならタンメンの方がより健康的だし、感覚的に野菜たっぷり食べたという満足感もある。普通にラーメンを食べるなら、お江戸では標準味な味付けの「関東系」味噌ラーメンは尖ったところがない分だけ安心感がある。

ただ、値段と麺量のバランスを考えれば、この汁なしラーメンは確かに大食いな方にとってお買い得な商品だ。スープがない分だけ、ささっと食べるのにも向いている。もし、そういう特別な客層に合わせて開発されたのだとしたら、確かにこれは高い完成度があるのだろう。提供時間も早かったし。
油そばは太麺の店が多く、麺茹での時間が長いのが弱点だから、その点でもこの汁なしラーメンは優れものなのだろう。

ただ、ネーミングセンスはいただけない。何か違う名前にならないものですかねえ。

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1月の初カツオ

1月の終わりに高知の友人からカツオが届いた。例年であれば1-2月はカツオが揚がらない時期だが、今年はなぜか順調につれているらしい。昨年は4-6月、つまり初鰹の時期にカツオ漁が絶不調だった。季節知らずのカツオとは、何か黒潮に異変があるのだろう。
確か、去年の夏は黒潮が千島海竜に負けて宮城沖から千葉沖まで押し下げられ、宮城ではカツオが超絶不漁だった。北に上がれなくなったカツオが土佐沖あたりに居着いているのだろうか、などと思ってみたりもする。
ちなみに、北海道襟裳沖にも似たような現象が起きていて、日本海を北上する暖流、対馬海流が強くなり青函海峡から太平洋側にはみ出してい流そうだ。それに乗っかったブリが「えりも沖」を不法占拠している。そのため、千島海流に乗ってオホーツク海から故郷のえりも沖に帰ってきた鮭が、ぶりにいじめられてどこかに行ってしまったらしい。えりも沖の美味しい鮭が食べられない事件がここ数年続いている。

地球温暖化の影響だとあれこれ騒ぐお馬鹿さんは多いが、それは平均気温が何度上がったなどというより、こういった身近な例を取って説明すれば良いのになあといつも思う。科学的データだけで人は物事を判断できるほど知的な存在ではないのだ。

九州では気温が上がりすぎて米が不良になり、10年がかりで暑さに強い品種に転換した。うまい米作りには不向きと言われた北海道でも、気温の上昇とともに米の品質ランキングで新潟米を抑える優良米の供給産地となった。まあ、この件は福岡出身の元首相がぼやいていたのでニュースになったくらいだ、

結果として、1月に初鰹を食べられるようになるとはなんとも不思議なことだが、うまいカツオが年中食べられるのはありがたい。しかし、この土佐沖にいついたらしい怠け者のカツオをなんと呼べば良いのか。これを初鰹と呼べば、5月にやってくる鰹はなんになる? 
春告げ魚はニシンだが、鰹も春告げ魚扱いで良いのかか? それとも初夏鰹とでも呼ぶか?

やはりここは、怠け者で回遊しなくなった鮭と同様に「時知らず」と呼ぶのもありか。つまり旬の時期にやってくる回遊魚ではなく、季節に関係なく一定の海域に定住していると時間を忘れたうっかり者と、呼べば良いのではないだろうか。

ことしの「時しらず」カツオは油が乗っていてうまいよーなどと魚屋で言われても、ぴんとこないかもなあ。

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コーンのピザの苦い思い出

なぜか大手冷凍食品メーカーは手を出さないが、出せば大ヒット間違い無いと思う

ピザ屋をやっている時に、どうしても認めたくないと思っていたのが「コーンのピザ」だ。競合チェーンでは売れ筋No.1らしいとは聞いていた。その会社の社長にあった時に確かめたら、確かにそうだと言われた。普通であれば競合店で人気商品となれば、デッドコピーであっても揃えるものだ。コーンピザがないから、この店では注文しないと言われるのを避けるために仕方がない。

ただ、自分たちのピザはチーズたっぷり、トッピングがいっぱい乗っているものを目指していたので、コーンだけ、それもマヨネーズをソースがわりに使うというのはなんとも情けなく導入に抵抗があった。おまけにそれが人気商品になると単価が下がるという悩ましい問題も抱えていた。

今思い返せば、なぜそんなことにうじうじとこだわっていたのだろうと呆れてしまう。ブランドがとか、商品の差別化とはなんぞやみたいな面倒くさいことばかり考えていたのだろう。当時の自分に会えるとしたら、お前はバカだと罵倒するのは間違いない。

人気にコーンピザを売り出し、それにトッポングなどを加えてゴージャス系に進化させるとか、お子様大好きなサイドアイテムとセット化して単価を上げるとか、なんとでも対応はできる。競合を追い込む作戦の一環として何がしかは考えられたはずなのになあ。やはり年が「若さ」というのは、「バカさ」と同義かせいぜい紙一重の差でしかない。

そんなつまらんこだわりなど微塵もないであろうファミレス大手で、コーンピザを頼んでみた。言うまでもなく、まあ、普通に美味しい。自分の中のピザとはなんぞやという定義とは、確かにかけ離れているが、うまさは注文した客が決めるもので、提供側にそれを決める権利はない。おそらく「旨いと言ってくれる」と類推して、期待して商品を作っているだけだ。
シェフがずらっと揃って、どこかの店の商品をうまいまずいと論評するテレビ番組があるが、あれこそ愚の骨頂であり夜郎自大なおバカたちの遠吠えだと笑っている。この出演者たちには「うまいから売れた」という思い上がりがある。事実は「売れたものがうまいという評価を得ている」だろうに。
いくらうまいものを作ったと自慢しても、一つも売れないということは「客に支持されていない」つまり商品として不完全ということだ。ただ、残念ながら自分もそんなことに気がついたのは、マーケティングに携わって随分経ってのことだから、やはり「若さ」というのは「未経験のおバカ」ということを実践で証明していただけなのだ。

ファミレスで食べたコーンピザでそんな情けない思いをしてしまい、やはり自分に取ってコーンピザは不幸の素でしかないと、改めて実感した。

ちなみに、このピザは子供に大人気でおまけにコスパも良いので、ぜひ一度お試しください。(とい認めるののが、とても辛いなあ)

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友、春日部より来たる

お通しで出てきたて刺身三点盛り

遠い昔、同じ会社で働いていたお仲間と久しぶりに会った。お互い確認してみたら15年ぶりくらいになるらしい。見た目は互いに老けたが、話をすればあまり変わり映えもしない。よく飲み、よく食べ、よく話をした(聞いた)。
昔働いていた会社の人間とはあまり会わない。特に、元上司とは滅多に会わないが、若い頃のお仲間たちと会うのは楽しい。ただ、最初にお断りするようにしているのが、歳とともに話題に上がるものはご遠慮いただきたいといことだ。

一番目が健康と病気話題、二番めが年金関連、三番めが昔は良かった的ノスタルジックな振り返りだ。これを除いたら何が残るのかという向きも多いだろうが(特に引きこもりジジイになると新しい話題が増えないので)、現在進行形の趣味の話とか、最近訪れた楽しいところとか、あるいは自分の知らない「それぞれのお仕事」の話などをしてもらう。
スマホで撮った家屋の写真を見せるくらいはご愛嬌だが、この歳になるとこれも話題としては地雷を踏む可能性が高い。熟年離婚なる大型爆弾を抱えている者が多いからだ。

そんなわけで、昔のお仲間たちと池袋の居酒屋で一献傾けたのだが、ふらりと入った魚居酒屋がなかなか良いところだった。

注文した おすすめの三点盛り

まず開店前から並んでいた。ほとんどの人が予約していた。つまり人気店なのだが、たまたま開店数分前に見つけたので、運良く予約なしで席が取れた。予約していたら半個室の席になるらしい。お値段はお江戸プライスとして良心的でコスパも良い。お江戸の魚居酒屋でありがちな、劣化品は全く出てこなかった。揚げ物も良好。
女性客も多いのが目立った。週末の昼から酒を飲むのはジジイだけではなく、お若い女性(比較的)もグイグイと飲んでいるらしい。まあ、ジジイが騒々しいのは若い女性のにぎやかさと比べても仕方がないが。ジジイの騒々しさは都市における公害の一種だといつも思う。おそらく耳が遠くなってくると、ああいうふうにあたりの迷惑わきまえない騒音発生事案を起こすのだなあ。

外見には似合わない、店内はかなり落ち着いた感じだった

池袋といえばインバウンド客に席巻されていると思っていたが、今回は外国人客がほとんどいない。日本人同伴でどこかの異国の方が一人だけいたが、すぐに帰った。どうやら魚が苦手だったらしい。

春日部から参戦した古き友人は、散々に飲み、実にご機嫌でお帰りになった。次回は大宮開催ということになり、どうやら築100年みたいな老舗(おんぼろ)居酒屋でセットしてくれるらしい。池袋に続き埼玉とは、確かに昔馴染みでしかできな飲み会だなあとしみじみ思いましたよ。

ちなみに埼玉人にとって池袋はお江戸デビューの登竜門で、まず大宮から池袋をめざし都会慣れした後、渋谷、青山、赤坂あたりの大都会ど真ん中へ進出していく。つまり、池袋こそ「我が東京のホームタウン」という埼玉人人は多く(帰りの電車が近いので)、街を歩く人の大半が埼玉人ではないかという錯覚を起こすほど馴染み深い街なのでありますよ。自分の場合もお江戸に来て最初に出張った都会の街は池袋でありました。はい。

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2024年2月の写真

徳島市中心部を歩き回ったが、車優先の歩行者には優しくない街だった

2年前ともなれば朧げながら記憶はあるが、やはりデジタルアーカイブの威力は凄まじい。この頃はコロナも終息したせいで一気に国内旅行が勢いを取り戻していた。そこい円安に乗じてインバウンド客がどっと押し寄せホテルの料金がどんどん値上がりしていた時期でもあった。すでにコロナ怖い怖い症候群な方達は存在を消していた。が、蚊の人たちはまた違う「シンボル」を担ぎ出して怪しい宗教団体的活動を始めるのだろうな。確かこの頃に、反ワクチン運動デボ力騒ぎを起こした団体の裁判が結果を出していたような。


この年は西日本のあちこちに出張っていた。ずっと乗ってみたいと思っていた四国と九州を結ぶフェリーにも乗ったみた。東日本であれば自分で運転しての車移動が多いのだが、西日本では鉄道の旅が中心になる。乗り鉄としては楽しい旅をした記憶がある。例えば山陽本線を制覇した。山陰本線は山口県部分を乗り残しているが、これはいつか完全制覇したい。四国も徳島県内の部分が徳島線(池田徳島)と高徳線の徳島以南が乗り残しだが、これもなんとか乗ってみたいものだ。

徳島ラーメンは濃厚とんこち醤油味

徳島名物といえば阿波踊り、藍染、徳島ラーメンなどを思い浮かべるが、この時にきちんと挑んだものはラーメンだけ。できれば藍染の展示館?にも行ってみたいが、なんとか機会を見つけてチャレンジしたい。そういえば、和歌山から徳島にフェリーが運行しているらしいので、それにも乗ってみたいものだ。

東日本はその辺境で生まれれからずっと生活してきた地域なので、関東東北北海道には馴染みがある。ところが西日本、特に中四国と九州は随分と年をとってから始めて行ったこともあり、どこか異国の地という感覚がある。仕事柄海外のあちこちにも出かけたが、南方アジアの雰囲気と西日本の雰囲気葉に通ったものを感じる。おそらく東日本は大部分の地域が寒冷地なので、南の暖かい場所に憧れているみたいなものがあるのだと自分では思っている。

確かに次の旅をするとしたら、奈良から和歌山を抜けて徳島、高知、そこからフェリーで南九州みたいなコースが良いなあ。

自分の撮った写真でザクっと5年間くらい振り返ってみたのだが、これはやはり脳の外部記憶装置として十分異常に機能している。このデジタルアーカイブ環境で育った子供達は、一体どういう記憶の持ち方をしていくのだろう。デジタルネイティブなどと言われる世代から、何か新しい価値観や社会理念が生まれていくのjは間違いなさそうだ。
ジジイは大人しく撮り溜めした写真を眺めて思い出に耽るくらいのことしかできないけどね。

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2023年2月の写真 おまけ

日本酒の酒蔵でワインを買うのも楽しい

この頃、よく秩父に行っていた。秩父市がコロナ対策で補助金を出していて、秩父行きの切符が特別に安かったせいもある。秩父市の観光事業対策は機能したということか。秩父は自宅から車で行っても1時間くらいとお手軽な日帰り旅行先なのだが、電車で行けば秩父の酒蔵で試飲ができる。そんなあれこれの理由があり、何度か秩父散歩に行った。
埼玉県は案外と知られていないようなのだが、日本酒製造量が多い。関東では一番多いのではないか。酒蔵も埼玉北部にたくさん存在する。秩父はその酒蔵大国埼玉でもちょっと特殊な産地で、日本酒以外にワインや焼酎も生産されている。何より地ウイスキーブームのきっかけとなった、ウイスキーのディストラーがある。
昔はあまり売れていなかったような気がするが、今ではプレミアムがつくほどの人気ぶりで、埼玉県内であっても入手に苦労する。現地秩父に行ってすら、限定本数しか買えない。だから秩父に行くと、大抵は1本だけ地ウイスキーを買ってくることにしていた。
日本全国各地で製造される地域限定生産のウイスキーを試してみたが、秩父のものが一番美味しいようだ。(決して地元贔屓ではない)

開き直って冬の夜の寒さを楽しもうという、北国的発想のイベントもあるが、ああ寒い……………

秩父といえば12月初頭の夜祭が有名だが、実はこのお祭りは2度ほど行って卒業した。まず、とても寒い。夜祭の山車を写真に撮ろうと一眼レブカメラを抱えてノコノコ行ったのだが、ともかく寒い。おまけにやたら人が多いので、カメラを構えるにも一苦労する。おまけに、どこかで一休みして食事でもしようと思っても、ほぼ全ての店が満席なのだ。
夜祭の翌日にはどの店もガラガラになるので、美味しい蕎麦屋わらじトンカツなどの秩父名物を食べたいのであれば、夜祭翌日以降がおすすめだ。
冬の秩父はともかく寒いが、その分だけ凛とした空気が楽しめる。街中を歩く観光客も少ないので、どこでもスイスイ入れる。お手軽な日帰り旅行や一泊旅行であれば、冬の秩父は案外と良いところだ。おすすめは古くからやっているパン屋と蕎麦屋、そして昭和レトロどころか大正を通り越した明治の風情も感じる「パリー食堂」がイチオシであります。