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エアーパーク 航空自衛隊広報館  って・・ 

エアーパーク についてもう少し話をすると・・・。
この看板を見て、どのような施設が想像できるだろう。プレハブの平屋で、6畳くらいの小部屋が2−3個あって、なんだか古いものが適当に並べてあるみたいなイメージしか出てこない。広報するなら、もっとしっかりした看板作ってアピールしようぜと言いたくなる。

ちなみに、これは航空自衛隊、空自の広報施設なのだが、陸自、陸上自衛隊の広報施設は練馬の陸自第一師団(首都防衛のため一番えらいのだね)の隣の朝霞の陸自施設にある。愛称は「リッくんランド」。あれれっと言うネーミングだが、これが陸自センスらしい。海自、海上自衛隊の広報施設は、帝国海軍の本拠地だった「呉」にある「てつのくじら館」と、やはり軍港佐世保にある「セイルタワー」。いちばん派手な?な施設は空自のエアパーク。すごさでいえば「てつのくじら館」。これは潜水艦を高さ10mくらいのビルの上に持ち上げ、中に入れるように改造した凄い施設。ただし隣が大和ミュージアムなので、ちょっと負け気味。大人しいのは佐世保の「セイルタワー」だが、歴史のお勉強にはここが一番よろしい。リッくんランドは、なんと言うか、良いプロデューサーを入れて構成し直した方が良いと思う。展示物が「物置に放置されたいらないもの」感が強く台無しだ。昔のデパートの屋上の遊園地状態というか、単純に展示品がかわいそうだぞ。

話を戻すと、エアーパーク も外見だけ見れば大型機の格納庫みたいだから、たいしたことないといえばそれまでかもしれない。でも、「私、実は中がすごいんです」ってことなのだ。この大型格納庫の中にどれだけ航空機が収められているか。

SFアニメファンの方は是非ここに来て実機モデルを愛でるべきだなと思う。質感と重量感を味わい、そして自分の体と比べての大きさを体験すべきだろう。カタログスペックで覚えた全長とか翼幅とか高さとかは、実機(展示機)の横で体感すべきだ。
ちなみネットで探索してみたが、三菱F1とコスモタイガーはほぼ同サイズで、翼幅がコスモタイガーが少し長いようだ。ただ、そうなると全長300m弱のヤマトに一体何機コスモタイガーが搭載できたかという謎は深まるのだが。3機載せたら、波動エンジン置く場所がなくなりそうだ。

F1機体解剖図なども、この施設にこなければ見られない。少なくともネットで見つけられるのは、この写真だけだった。好きな人はみんなここに来て写真を撮っているのだね。

ただ正直にいえば、この施設でも他の海自や陸自の施設でも、いちばんたのしいのはミュージアムショップで面白グッズを探すことかもしれない。特に陸自は首都圏にあるせいなのか、実に奇妙なものが売っている。陸自推薦のクッキー(キャラ付き)など、相当レア度も高いし、ネタにするにも楽しいと思うのだが。入場無料なのでお暇な時にちょっとよってみるのも良いと思う。お出迎えは制服自衛官だ。ただ現在はコロナ騒動のせいで休館中。おそらく6月になれば開くとは思うのだけれど。

言っておきますが、ミリオタではありません。カタログスペック、詳しくありません。61式戦車(多分)と海自観艦式で護衛艦に乗った経験ありますが。本当にそれだけです。

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浜松エアーパーク 日本の誇りになれなかった航空産業の無念が・・・

2年ほど前に行った浜松エアーパーク は航空自衛隊の基地のそばにある。ここに日本の最初の航空自衛隊基地が置かれたからのようだ。このエアーパーク は航空自衛隊の広報施設ということで現役自衛官が運営している。つまり国営施設で航空に特化した博物館ということだ。そもそもで言えば、航空機の発達は民需というより軍需で進んだわけで、今も昔も日本の商業路線で飛んでいた民間飛行機はほぼ輸入品。戦後になり、はじめて国産商業機が飛ぶようになったが(YS11)、今でも全日空や日本航空で国産機は飛んではいない。だから、民間機の航空博物館はできるはずもないだろう。所沢にある航空記念館では軍需、民需、ごちゃ混ぜの展示になっているが、国産機には関係ない。

先の大戦であれだけ他種の航空機(軍用機)を設計製造したにもかかわらず、敗戦後には航空機製造が許されなかった為、日本の航空機製造技術は断絶したと言ってよい。現在、ビジネス航空機製造に乗り出している三菱は戦前の流れを辿れる航空機メーカーだが、ホンダはもともと二輪車メーカーだし、当時の三菱と並ぶ中島は自動車メーカーに分解されてしまった。(それでも日産系の会社が日本のロケット製造の一翼を担っているので、なんとか航空屋の血は受け継がれたと考えるべきだろう)だから、日本の航空機開発の歴史といえば、軍用機が主体にというのも無理はない。などと考えながら、正面にあるセイバーを見上げてちょとお複雑な気持ちになった。これは戦後の最初の主力ジェット戦闘機だったはずだ。もちろん米国製。世が世であればジェット式震電がここにいたかもなあなどと思う。

普通の大きさの体育館(中学校とか高校にあるサイズ)でいえば10個分くらいの広さがありそうな屋内展示館に入ると、やはり一番良居場所にあるのは、日本の名機、零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦だった。三菱の設計ではあるが造機数は中島の方が多かったという記述を見たことがある。あとは、機体が完成した後の移動が牛車だったという解説を読んで、当時の日本の工業力のアンバランスに笑ったこともある。何にせよ、零式艦上戦闘機の実機を観られる場所は日本の中でも数少ない。アメリカ合衆国首都にあるスミソニアン博物館でも見ることはできる。保存状態は非女王によろしいようだ。が、あそこは日本人にとってはずいぶんと居心地が悪いところでお勧めしない。ワシントンで第二次世界大戦の説明文を読んだら、それは当たり前のような話だと思うが、日本はアジアの悪の帝国扱いされていた。だいぶ気持ちが落ち込む記載なのだ。

零式艦上戦闘機に匹敵する戦後の国産軍用機の傑作は三菱F1だが、その製造に至るまでの同盟国からの輸入機の数々も展示されている。F86、F104、F4、F15と続くファイター系。その他支援機、警戒機、ヘリコプターなどなど。コックピット内をのぞける機体もあるので、いくら時間があっても足りない。もしも、の話で妄想するのだが、現時点で欧州勢のエアバスと合衆国のボーイングの一騎打ちになっている大型旅客機も、ひょっとしたら三菱中島航空製造社製の「さくら」とか「ふじ」とかいう機体が対抗していたかもなあ・・・。日本製の機体はやはり空気が優しいねえ、とか、トイレの作りにきめ細かさが出ているとか、脱出時のスロープの手触りがなんともいえないとかいう評判があったりして。これぞ日本の誇り「第三世代さくら 34式改2型」なんて航空オタクが騒いでいる時代があったかもしれない。

学生の団体見学に使われることも多いようなので、曜日と時間によっては結構混雑するのかなとは思うが、航空機ファンにとってはまさしく羨望の場所だろう。実際の機体の大きさは、やはり隣に行ってみなければわからない。アニメでよく登場する空対空ミサイルも、機体の下にぶら下がっている絵だけではよくわからないが、展示機のダミー弾を見ればなるほどと思う大きさだし重量感がある。
ミリオタと言うには知識が足りないが、この機体に乗って飛び回っている人たちがいたことはよくわかる。

虫歯があると航空自衛隊に入ってもファイター乗りにはなれないと知って諦めた元航空少年としては、まさしくエアーパーク は楽園に一番近いところだった。ちなみに、虫歯はしっかり治療すればファイター乗りになれると聞いたのは30歳過ぎてから。遅すぎるんだよね。

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伊勢で食らう 伊勢神宮周りはグルメどころ

伊勢神宮は、日本の神社の元締めというか、本拠地というか。昔は「伊勢へ七度、熊野へ三度」と言われていたそうだから、あと3回はいかねばならないなどと思いつつ内宮詣をして来たのは2年まえだが、実はお伊勢参りの楽しみは、その手前に広がる門前町のブラブラにあると言いたい。

どうやら伊勢神宮の起源は征服王朝の苦労話にあるようだ。古代の騒乱期に西から遠征に来た古代王国の軍団が、現在の大阪方面から大和に攻めきれず、それでも諦めずに紀伊半島をぐるっと東に迂回して伊勢側から大和に攻め込んだ、みたいな話を読んだことがある。確かに奈良の地形を読めば、侵攻路は現在の東大阪周辺か、三重県から伊賀を越えてと言った選択肢になるだろう。だとすると伊勢神宮は敵前上陸の記念地みたいなもので、第二次世界大戦でいえばドーバー海峡越えのノルマンディーにあたるのかなどと「赤福」を食べながら考えていた。(伊勢といえばもちろん赤福だ)

そして赤福の次といえば、「伊勢うどん」ということになる。しかし、名物にうまいものなしというが、確かに「伊勢うどん」は何度食べても苦手だ。それなのに懲りずに注文するあたりが、我ながら悲しい。なんとなく、これをうまいと思うまで食べ続けなければ、お伊勢様に申し訳ないみたいな気がしているからだ。
ただ、やはり田舎者の舌のせいか、コシの無い麺類、うどんはとにかく苦手で、博多のうどんも性に合わない。伊勢うどん、見た目は本当にうまそうなんだけどねえ。でも、きっとあと3回は食べるんだろうな。

カツオの手こね寿司も伊勢?名物で、こちらはカツオ好きにとっては天の恵みのような食べ物だ。ただただ、うまいなあ、美味しいねえ、と言って完食する。ただ、カツオ好きなので、「追いカツオ」というか追加でカツオトッピングをお願いしたい。もうちょっとビジュアル的に乱れても、ご飯とカツオがぐちゃぐちゃになっていて欲しい。などなど勝手な想いはあるが、とにかく満足度の高い食べ物だ。

あと伊勢で食べるべき物といえば、松坂牛なのだろうけれど、これはちょっと度胸がいる食べ物なので、また別のお伊勢参りの時にでも・・・と言いながらいつもパスしている。
次回は食べようか、松坂牛。

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浜松フラワーパークでサボテン

浜松に行った時に立ち寄ったフラワーパーク、本命はエアーパークだったのだが。

浜松市郊外にあるフラワーパークは広大な敷地の中に点在する特別展示館みたいなものがあり、花好き、植物好きな方にはたまらないのだろうが。どうにも花の名前もよく知らない、花の名前知ってるかランキンで言えば小学校低学年レベル(わかるのは桜とチューリップとひまわりとアサガオくらいだなあ)の人間には、難度が高い場所だった。それでも、これは知っているぞと言うのがサボテン館で勢揃いしてお出迎え。

なんだか西部劇で見たような、ヒョロヒョロと背の高い奴もいれば、その昔実家の窓際に転がっていた丸々したやつやら、あー、これ見たことあると言う連中が揃っていて、これはお見事と言う風景だった。しかし、名前は何一つ知らない。丸いサボテン、長いサボテン、小さいサボテン、葉っぱみたいなサボテン・・・。恐竜をとかけの親玉とでも括るようないい加減さだ。(ちなみに恐竜の名前は人様に威張れるほど覚えているが・・・)

そもそもサボテンにトゲがある意味は、ステゴザウルスやアンキロサウルスと同じで、つまりいろんな奴から食べられるので、ト身を守っているのだと思うのだが、それはサボテンってうまいってこと?

この丸いサボテンたちは実はスイカやメロンのように、とてつもなく美味いのではないか?中はジューシーで糖度15度などと言う天国の味なのでは・・・ズルっとよだれが出てくる気がし始めた。薄ぼんやりした記憶では、伊豆あたりでサボテンの天ぷらを食べさせるお店があったような気もする。いや、アロエのような刺身だったかなあ。

この浜松フラワーパークは、広大な敷地の中でもかなりの高低差があり、季節が合えば良いお散歩ができる。ただ、気温の高い夏場だとサボテンのように、酷暑に耐性を持っていないと日干しになって半死半生になると思うので注意しましょう。

街を歩く

コロナ対策の日々 札幌で張り紙あれこれ

1月も終わり頃は、まだコロナ騒動が今ほどになっていなかった。怒涛のように中国人がマスク買い占めをしていた時期でもあったのだね。それからしばらくして、日本に入国制限が始まったが、あまりにも遅かったとうことだ。忘れてはいけないのが、これがたった3ヶ月前だったことだ。

それにしても中国頑張れという、どこか高みの見物的余裕だったのだな。

まだ春節観光客が来ていた頃の表示 日本にも余裕があったのかな

確か先週まではマスクが買えていたと思ったドラッグストアの光景。それくらい一気にマスク買いたい人が押し寄せて対応に追われたということだ。店頭でのマスクありません掲示は、この時はまだ珍しかった。

このあと、ドラッグストアは酷い目に遭うことになる。日本人客からの暴言という、サービス業では想像できなかった事態。

マスク在庫ありません  これが悲痛

チェーン店では一番対応が早かったスタバだが、結局このあとはすべての飲食店が休業と閉店の嵐に巻き込まれていった。

東日本大震災後の当時の政府の対応もひどいものだった。あれは一生忘れないが、その時の政府を批判して成立した現政権も、コロナという大災厄に対応しているかと言えば、ほぼ失格。どんぐりの背比べというとどんぐりに失礼なレベルだ。

今回は、東北地方だけではなく日本全国にわたる大騒動だけに、もたないだろうな。

お得意の公共事業もオリンピックで無理しすぎてもう何も残っていないし。あとは、「めざせ、世界のマスク工場」くらいかな。

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Stay Homeでネタが切れた

あちこちに行って撮ってきた写真をネタにぶつぶつと書いてきたのだが、全く外に出ない暮らしが続くと、家の窓から覗く隣のうちのことぐらいしかネタがない。それではあんまりなので、昔撮った写真を使って、5月はあれこれと凌いでみようかと。まずは2016ー17年当たりのネタで

フォックスフェイスというのだそうだ。狐の顔みたいということで、ナスの一種。黄色いのでかぼちゃの仲間だと思ったが、なす。おまけに毒性があり食べては危険だそうで。

まったく、現在のハワイとは関係ないのだが、イリカイ付近のビーチでこの時でもsocial distanceだったじゃないか。などと振り返ってみれば面白い。ワイキキのビーチはさすがに密集しているが、オアフ島のほとんどはこんな感じだったような記憶がある。

ただ、今年はコロナが終わった後はハワイは行けないだろうな。とりあえず国内旅行で、経済協力だ。瀬戸内あたりで城巡りでもするか。高知に行って太平洋を満喫するか。

ハワイは来年だなあ。でも日本人入れてくれるか、それも心配。世界で収束が一番最後になりそうな気もする。

食べ物レポート

シウマイ弁当 駅弁完成形とは

最初から結論めいているが、駅弁の完成形だと思うのが「崎陽軒のシウマイ弁当だ。これに並ぶと駅弁いえば、碓氷峠の釜飯くらいだろう。全国で海鮮系の駅弁も多くあり、蟹やらエビやらが舞い踊りしているのもうまいとは思うが、やはり究極形態というものはある。駅弁はどうあるべきだという理論があるわけでもないが、この白飯とおかずのバランス、甘いと辛い味付けの比率は駅弁として最上のバランスだと思うのだ。

食べたことのある人には無駄な説明かもしれないが、一応の能書きを書くと。
まず、崎陽軒には横浜工場と東京工場があるそうで、横浜港情勢は放送に紐がかかっている。羽田空港で買うと紐付きなので横浜工場製ということだろう。
白飯は、俵型で8個、ごま塩と小梅が嬉しい。おかずは焼売が5個。この5個というのが微妙で、俵ご飯2個につき焼売1個のペースで食べ進むと、最後に焼売が一個残る。この余韻が楽しめる一個が重要なことは言うまでもない。しゅうまいのでダンに並んでいるのが、左からたけのこの煮物(個人的にはこれが最高に好みで、たけのこだけ入れた弁当を売って欲しいくらいだ)、マグロの煮物、蒲鉾、卵焼き、鳥の唐揚げ、そして刻み昆布と生姜が斜めの区画の中にひっそり収まっている。真ん中にあるのが杏で、これがいわば最後のデザートということになる。
食べる順番は、それぞれ好みはあるだろうが、焼売、マグロ、焼売、鳥から揚げ、焼売、箸休めに生姜、竹の子、焼売・・・と焼売の前後にサイドを間イメージがよろしい。弁当箱がすっかり空っぽになったところで、最後に杏を食べると、実に幸福感が押し寄せてくる。

仕事が終わった後であれば、これにビールのひと缶もあれば、人生そんなに悪いことばかりでもないよなあという、小市民的幸福をしみじみと感じる。

そんなシウマイ弁当だが、バブルの後毎年のように着実に値上がりしていて、来年には900円になってしまいそうなのがちょっと残念だが。焼売減らして値段据え置きはやめて欲しいので、そこは我慢することにしよう。

街を歩く

串鳥で一人飲みは哲学的になる?

普段から当たり前に使っているものが使えなくなると、何やら、ものすごい喪失感に襲われる。この外出自粛の時期で、一番こたえているのは焼き鳥屋に行けないことかもしれない。ファミリーレストランもハンバーガ屋も仕方がないと諦められる。鮨屋や居酒屋も同じだ。ボディブローのように効いているのがラーメン屋とか蕎麦屋とかの麺麺グループだが、これは内食でもなんとかなる。決定的にダメなのが、安くて旨い焼き鳥屋だろう。

北海道スタイルのもっきりで千歳鶴を飲みながら、焼き鳥が出てくるのを待つ時間というのは、なかなか一人酒をする時のお作法というか、決まりごとというか、ルーティンというか。なんともありがたさを感じる時間だ。

もっきり 常温よりちょっと冷たい千歳鶴

串鳥のメニューを見るたびに、いや、おっしゃる通りと思う。焼き鳥は安価で安直な食べ物だ。高級焼き鳥屋に行き、一本500円もする高級焼き鳥をたのめば、それは確かに旨い。銘柄地鶏の歯応えや旨味は価格に見合った満足感はある。ただ、なんとなく違うという気がする。例えていえば全国チェーンのハンバーガー店でグルメバーが1500円みたいな感じだろうか。一杯2000円の超絶美味い黒毛和牛100%の牛丼を頼んだみたいなものだろうか。うまさは実感できるが、支払った金額を考えると目がくらむみたいな話だ。

まさしくその通りと言いたいメニューに勇気づけられる

串鳥の焼き鳥は1本120−150円くらい。リーズナブルな価格帯だ。東京ではひと串50円の廉価焼鳥屋はあちこちにある。それでも串鳥のほうが良さそうに思えるのは、品質と量のバランスが良いからだろう。
一気に五百店近くまで拡大した鳥貴族が、北海道に侵攻しがたいのは、明らかに串鳥の存在があるからだ。すでに札幌市内を中心に厚い店舗網を築いている上に、それぞれの地域で良い場所を抑えている。そこに戦争を仕掛けるとしたら、焼き鳥屋としてはずいぶん良い立地に出さなければならない。おそらく繁華街の中でマクドナルド の隣みたいな場所だ。二級立地で、おまけに二階や地下でも戦闘できる、勝ち残れるというのが鳥貴族の出店力だが、串鳥の横でそれができるかというと、かなり疑問だ。これまでなれ親しんできた「鳥貴族的立地」では、串鳥に完敗するだろう。
味で圧倒的に相手を上回れなければ、場所が劣る時、競合ブランドとは勝負できない。
メニューも価格帯も差がないのだから、最初っから戦争をしようとしないのは正解だ。
などと1人で焼き鳥を食べながら考えていた。

首都圏では鳥貴族の侵攻が一段落したようだが、迎撃に失敗した焼き鳥ブランドはたくさんある。業績悪化に苦しむ居酒屋が新業態として焼き鳥屋に挑戦したが、死屍累々というお粗末な結果になった。鳥貴族は自家中毒的に出店が止まっているが、潜在的な戦闘力は強いので、首都圏外にもじわじわ出店するだろう。
串鳥との最初のバトルは仙台になるのだと思うが、そこで勝負をかけないと北海道上陸は夢のまた夢になる。

鶏皮ポン酢は、絶品だ

カウンターで千歳鶴をちびちび飲みながら、鶏皮ポン酢と串3本も食べると、これは実にちょうど良い腹具合で。おまけにもう一杯お代わりをしたら本日は終了。
焼き鳥屋のカウンターであれこれ妄想するのは、オヤジの特権ではないかと思いつつ撤収するのだ。

街を歩く

コロナのもたらしたもの メディアの横暴

現在進行形で続いている「コロナ禍」だが、テレビ、新聞を中心としたメディアの暴走には随分と腹立たしい思いがあるので、チョとだけブツブツと書いてみる。

コロナの医学的な「エセ知識」や「インチキ対応」については、この3ヶ月の報道で随分暴かれてきた。2月に誰かが偉そうに言っていたコロナなんか怖くないとか、マスクなんて役に立たないとか、コロナ対策よりインバウンド重視などなど。だいぶインチキな発言がバレてしまい、「そんなつもりで言ってはいなかった」と今や必死で弁明する医療従事者、評論家、コメンテーターは一山いくらで出現しているが、すぐにいなくなるのでそれは仕方がないとしよう。

確実にダメなのは「売り切れ」などを報道することだった。トイレットペーパーが売っていないことを報道して、一体誰が得をするのか。それが飛び火をして冷凍食品がなくなるのは、全くお笑いだが、ニュースの名の下に流言飛語を流せば、それはもはや報道ではない。コロナ関連の報道については、厚生労働省の発表が信じられないという論点も目立つ。確かに、厚労省は隠蔽とは言わないまでも事実の公開レベルが低すぎて遅すぎるとは思う。しかし、そこに提灯記事を書いても仕方がないだろうし、根拠のない(医学的裏付けのない)批評ばかりしているメディが多すぎる。「偽情報も売れれば商売」という、メディアの精神の低廉さ。そして、これをネット上で遠慮なく罵るという環境がすでにある以上、メディアの情報は大多数がインチキ扱いされるのはもはや常識だろう。
メディアの経営陣(おおむね60代から70代のIT理解が足りない)の総入れ替えでも起きない限り、このメディアの出来の悪いサーカス的デマの流布は治るはずもないのだ。

しかし面白いのが、冷凍食品でも売り切れ筋が違うことだった。例えば冷凍パスタではメーカー品の高級商品は味に関わらず全部売れ残っていた。売り切れていたのはPB品でこれは全滅。安価な商品もほぼ消滅。残っているのは和風味という微妙な選択肢。
買い占め客の心理状態を読むと実に興味深い。
「大量に買うなら安いもので良い」という身も蓋もない心理なのだろう。後は自分の家の冷凍庫の容量との兼ね合いか。冷凍調理米飯でも傾向は似ていて、残っているのは少量包装で高額な「グルメ系」ばかり。カップ麺でも売り切れ筋には偏りがあったが、袋麺は「隣の国の辛い麺」だけが残っていたのが、これまた微妙な感じだった。

しかし、極めて個人的に困ったものが「納豆」の消滅。東日本大震災の時も納豆はしばらく売り場から消えていたが、あの時は生産が止まったためで仕方がなかった。ちなみに震災から3週間くらい経って、関東ではまだ納豆が無かった頃に北海道出張したら、スーパーにあふれるほど納豆が並んでいて、思わず土産に買って帰ろうかと思った。つまり、あの時は関東と東北だけ納豆がなくなっていたのだろう。しかし、今回は全国規模に違いない。

西日本の非納豆消費社会ではあまり話題にはならないかもしれないが、納豆文化圏、納豆消費圏である東日本では、メディアにより起こされた「許し難き蛮行」と言いたい。
まさか納豆業界から多大な裏金が流れたはずもないので、やはり「コロナネタ」で一儲け、視聴率稼ぎをしようという阿漕なメディアの思惑しか感じられない。そんなに納豆がコロナ対策になるというなら、政府配布のマスク報道するより、全国に100箇所納豆工場を作ろうキャンペーンでもやりたまえと言いたい。

納豆ファンとしては、「このデマ?を流したテレビ局」の仕打ちは絶対忘れないからな。昔インチキ情報を流して潰れた「ウンチク系」番組と一緒だ。個人的に密かにネガティブキャンペーン(参加者1名のみ)を貼ってやると、たいへん恨みに思っている。しかし、自粛要請が始まってからも納豆不足は治らないので、ひょっとして本当に納豆は効き目があるのと思い始める自分を叱咤激励しなければならない。

「納豆は嗜好品」「発酵食品だけでは健康は保てない」「伝統食なら梅干も食べよう」を三つのテーマに地道な活動を続けたいと思う所存。

結論は、メディアを信じちゃいけないよ。視聴率のためなら「人」を貶めるのもへっちゃらな体質が治るまでは。某公営放送も体質は似たようなものだし、あの局には強制的に支払わされているから、こちとらスポンサーだ、フン。

食べ物レポート

布袋本店にて

中国料理布袋は、小ぶりな店だ。札幌の繁華街中心部、大通りから歩くと5分くらい離れている。決して便利な場所ではないから、この店に来るということは「わざわざ」来るということだ。周りにマンションもたくさんあるが、住宅立地というわけではない。オフィス外の外れというところかもしれない。
店内はカウンターには5−6人、テーブルが5卓くらい(テーブルがくっつきあっているので微妙な感じなのだ)あり、全体では30人入ると満席満卓というところだ。店頭では、揚げ物を調理する匂いがガツンと来る。この油感は、はらぺこの客にはズシっと来るボディーブローになる。

小体な店で、テイク注文も多かった

いっぺんに10人前くらい揚げている「ザンギ」は、テイクアウトの分も含め、一斉に出てくる。ザンギ単品は3個の小盛り、定食になるとこれが7個ついてくる。ザンギ定食を頼むには、前の夜から絶食して供えるくらいの気合が入りそうだ。と思っていたのだが、小盛りのザンギ3個はビールとともに、あれよという速さで完食。最初の2個は何もつけずにプレーンで食べる。最後の一個は特製のタレ(甘酸っぱい)をかけて味変した。あ、これだと7個食べられるかもしれないなあ、などと呑気に考えてしまった。表面はカリッと、中は熱々という揚げたての鳥唐揚げ、北海道バージョンが「ザンギ」だ。味付けはニンニクと生姜と醤油。不思議と東京あたりでこの手の唐揚げが売られていない。布袋は、中国料理点というより「ザンギ専門店」という感がするが、普通の中華系メニューも充実している。

名物 ザンギ

酢豚は、オーソドックスな中身で、豚肉は生姜醤油で下味がついている。ザンギを食べた後で、酢豚はきついと思ったが、完成度が高いのは間違いない。具材は玉ねぎとニンジンにピーマン。普通の組み合わせで、普通にうまい。酢豚定食も人気がありそうだ。最近流行の「黒酢の酢豚」的な(豚肉ごろりで野菜なし)モダンな料理は好みに合わない。酢豚は、やはり申し訳程度の豚肉と大量の野菜というのが、昭和の貧困世代にはあっているようだ。この酢豚は豚肉の量を見れば、限りなくご馳走というレベルで、涙が出るほど嬉しい。そういえば、もう一つのお気に入りの町中華「香州」の酢豚も肉が多かった。札幌の酢豚は肉推しか?
(個人的体験では、東京の中華の酢豚は肉が2−3切れというところが多い)

肉多めの酢豚 うまし

もう一つの評判メニューは麻婆豆腐なのだが、それはまた次回にしよう。