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山籠り調理日記7 バナナときゅうり

見た目が悪いが、これはバナナを炒めたもの。味付けはちょっとだけマヨネーズで、焼き鳥の缶詰をひと缶使っている。バナナは皮の表面に茶色い点々がで始めたくらいの柔らかめのものをつかう。薬味で紅生姜と乾燥ネギをかけてみたが、まあ、彩り程度で味の変化はない。バナナは炒めて食べるとうまい。香りが強い方が良いので、安物のバナナではなく、ちょっとお高めの方が良いと思う。焼き鳥缶は常備しているので、バナバが完熟になりちょっと危ないかというタイミングでよく作るのだが、安物の赤ワインにはよく合うと思う。

昼のテレビ番組で、なんちゃってカレーのレシピーがうまそうだったので、とりあえずチャレンジしてみた。玉ねぎ半分を飴色になるまで炒め、トマト一個を投入する。トマトに火が通ってペースト状になったら、クミンとコリアンダーとターメリックを小さじ一杯ずつというアバウトなものだが、これがなかなかうまい。ただし、正確に計量していないので何度作っても微妙に味が違うのはご愛嬌というものか。それに炒めて挽肉を合わせて、蕎麦つゆで味を整えたキーマカレーもどきを作ってみた。米が炊き上がるまで待ちきれず、きゅうりを切って載せてみたら、なんと予想以上にうまいではないか。ということで、早速キンキンに冷やした日本酒「水尾 純米吟醸」(長野県)でいっぱいあることにした。なんだかとてつもなく納得した、なんちゃってもどき料理だが、所詮料理は順列組み合わせなので、満足すればそれで良いのだ。

近くのパルコにある肉屋で、最近オーストラリア産のサーロインステーキ用肉 150g ¥440を売っている。スーパーのステーキ肉は肩ローズが主流になった感じがするが、サーロインがうまいよねと思う。それも和牛では脂が乗り過ぎなので、アメリカ産かオーストラリア産が良いのだが。さっとミディアムレアにあぶったステーキに安いワインで、あるいは高い日本酒(安い日本酒は肉と一緒に飲んではいけないという個人的偏見)で一杯やる時に、バナナやきゅうりはよく合うのだよね。

冷蔵庫の残り物整理の時にでもどうぞ。

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埼玉のエース

所沢に本社のある「山田うどん」が、どうやら全店「山田うどん食堂」に変更したようだ。

黄色いカカシの看板は相変わらずだが、食堂化によって定食が増えたのはありがたい。最近の山田うどんはなかなか味が良くなっていると思うのだが、20年以上前に初めて食べた時は、実にがっかりしたものだ。

埼玉県の道を走っていると、15分に一軒くらいの感じで山田うどんの店が登場する。密度で言えばガストよりは多い。セブンイレブンよりは少ない、感覚的にはそんな密集度なので、埼玉県民にとっては、あって当たり前な山田うどんだ。ただ、うどん県と言われる埼玉のデフォルトスタイル「むさしのうどん」とは違って、うどんの腰は極めて弱い。なので、山田うどんでうどんを食べることはないのだが、今回初めて気がついた「肉汁うどん」は、典型的な武蔵野うどんなので、これは試してみても良いのではと思うが・・・。ただ、いつものうどんだとすると腰のない肉汁うどんかあ。ちょっといやだなあ。

というわけで、うどん屋で安心して食べられるのは、蕎麦とチャーハン、あとはカレーという不思議な使い方になる。どれも普通にうまいし、お値段はリーズナブル。最近は女性の一人客も見かける、普通の食堂になってきたようだ。

ああ、すっごくうまかったと思って帰ったことはないが、なぜか看板を見ると入りたくなる不思議さ。山田うどんは埼玉のエースだ。

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ファミリーレストランのテイクアウト弁当

大手外食企業の決算が発表されるたびにクラクラする数字が並んでいる。大手でこの数字なら、中小はどうなるのだと本気で心配してしまう。

そんななか、ファミリーレストラン各社は必死のテイクアウト拡大に乗り出しているが、和食系ファミリーレストランがお盆の時期にすごい値引きをしていた。ほぼ半額なので、儲けが出るのかと言いたいくらいの終結サービスだった。それでもエビが3本乗った天丼が390円と効いて、思わず遠征して買いに行った。確かに立派なエビが乗った天丼だった。(正式には天ぷら丼なのか?海老しか乗っていないのが天丼で、海老以外が乗っているのは天ぷら丼だと、東京下町出身者に言われたような気もする)

たれもたっぷり別添

すこいなと思ったのは、天丼のタレが別添だったっこと。これは天ぷらがベタベタしないのでありがたい、グッドジョブだ。

うな丼

そしてうな丼が500円だった。これは微妙な感じで、確かに500円はお値打ち価格だと思うが、弁当箱に入ったうな重が800円ちょっとで売っていたので、そちらの方が良かったなあとちょっぴり後悔した。

どちらも超お得価格だったが、ファミリーレストランの苦境をそのままに見せてくれるバリュー価格でもあり、この先の外食産業の苦闘が現れた先行指標として、ほろ苦い思いを感じながら美味しくいただいた。

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六本木でタイ飯 続き

タイ飯の話の続きをもう少し。オーナー曰くこれが新作とのことで、見た目はサラダっぽいのだが、カレー麺だ。冷たい麺にカレー味のソースが絡まり、野菜がたっぷり乗っている。どうもこれが生まれて初めて食べた冷たい麺のタイ料理だった。これは、夏には向いているなと思うが、本場タイでは油で炒めた麺しか食べた記憶がないので、ひょっとしたらこれは東京オリジナルなのか・・・。

カレー冷やし中華というかタイ麺

このかたいいため物も好物の一つだが、名前を知らないのが情けない。これぞまさしく自分の中のタイ料理そのものという感じで、ヒーハー系の辛さが圧倒的に夏むきだ。個人的にはレモンをたっぷり絞って酸味をこれでもかとアップしたものが好みなのだが。

この辛い取引肉炒めが絶品で、つい話に夢中になってしまったため、なんだか味の記憶が飛んでいるのが残念。きゅうりと合わせて食べると辛さ抜群で、匂いも強烈なのがエスニック料理の良さだ。

ビールとの相性は抜群

いろいろと面倒な世の中で、こういう美味しいプロの料理は簡単に食べられないのだが、コロナの広がりで、どんどん良い店が潰れてしまう。コロナが収束したら、おいしい店も終息していたなど想像したくもないが。せめて、ひとり飯で応援しよう。

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六本木でタイ飯

お盆の最中に、六本木で鯛飯を食べることになった。六本木に行くのも久しぶりだし、タイ料理など一年以上お目にかかっていなかった。

サラダなのだが名前がわかっらない

タイ料理のうまさは、あの毒毒の香辛料ナンプラーとニンニクの混じり合った強烈な味にあると思っている。ココナツミルクも良いのだが、やはりあの匂いがなければいけない。それが、ドカンと感じられるのが酸味の効いたサラダだ。しかし、タイ飯は何度聞いても名前が覚えられない。

誰でもわかる卵焼き乗せのご飯

タイ米の好き嫌いは個人差があるようだが、白飯で食べるのではなく、こうして炒め飯にするとタイ風の味付けがぱらっとしたタイ米によく合う。ガパオは、汗をかきながら食べるチャーハンだと思えばよろしいのだ。

これも名前が覚えられないが・・・卵焼きと頼めば出てくるので

タイ風卵焼きもスイートチリをつけて食べると満足度が高い。パクチーの匂いが嫌いな人には東南アジア系料理全般が評価の難しいものだろうが、20代前半にあのあたりを放浪していた経験のおかげで(旅ではなく仕事ですよ)、パクチーだのナンプラーだののエスニック調味料に対する抵抗がない。ホイホイと美味しくいただけるのは、自分の人生の得な部分だと思う。唯一苦手なのが台湾でよく露店で売っている腐った豆腐を揚げたやつクリアのものだ。

せめて半年に一度くらいはタイ飯を食べて、舌のチューニングをしないと全くこのまま老化してしまいそうだ、と言う危機感を抱いた六本木の夜だった。

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山籠り調理日記6 夏野菜を食う ちょっとイタリアン

ズッキーニという野菜が結構好みだ。夏になれば一本50円くらいに値下がりするので、その時期には大量に食べる。焼いたものをポン酢で食べる、焼きなす的な食べ方も好きなのだが、一番はやはり煮物にするカポナータ(イタリア料理だ)だ。ラタトゥイユ(フランス料理)とどこが違うのか、よくわからないがここはカポナータで押し切る。

とりあえずオリーブオイルとガーリックで炒めた夏野菜(ズッキーニ、ナス、その他適当)に塩胡椒で味付けし、トマトを何個か放り込む。トマトの皮剥きをしたい時は、トマトを丸のまま冷凍にして、それを水洗いするとあっという間にむける。好みでブイヨンの素を入れても良いし、めんつゆを入れても良い。ひと煮立ちしたところで、真空保温鍋に移し2時間ほど放置する。弱火で煮込んで焦がしてしまうこともないので、煮物料理に真空保温鍋は必需品だ。

カポナータ?

食べるときに、サッと火にかけて温め直しにするのだが、そのまま冷やして「冷やし野菜」にするのも良いと思う。厚めのトーストのたっぷりとかけて食べるのもうまい。余った時はジプロックに入れて冷凍保存だ。

フライパンでごった煮する

調理は基本的にフライパンを使うが、火の通りにくいものから順番に入れることに気をつけるくらいで、実に怠け者の料理だ。カレーを作る時も似たような行程だが、煮物とはそんなものなのかもしれない。
肉なしで作るのが、カポナータの良いところで、これをソースがわりにして肉を食べるとちょっとゴージャスな料理になる。ローストポークの付け合わせ兼ソースみたいな感じだ。
あとは、前日の残りご飯をサッと水洗いして、その上に冷えたカポナータをかけて「冷やしおじや」にすると、暑い夏の朝飯にはぴったりだと思うのだが。カポナート丼+温泉卵もなかなか捨てがたい。

手抜き料理なので、一度作れば色々楽しめる。

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山籠り調理日記5 夏の肴は、きゅうりにかぎるって?

美濃の外れに車で行った時、たまたま入った道の駅で「織部焼」アウトレット市が開催されていた。きれいな色だと思い、皿と鉢をいくつか買ったまま、荷台に置き去りにして忘れてしまっていた。荷物の整理をして気がついて、なんだか使わないと申し訳ない気分になり、器の色から、これに似合うものはきゅうりだなあなどとおもったので・・・。

手抜きの典型だが、うまいものはうまい

何年か前に無限ピーマンという料理が流行っていたようだが、それをキュウリに応用してみただけの簡素なものだ。きゅうりを適当に切って、塩昆布とゴマをかける。それに「食べる辣油」をお好みの量だけかける。味付けは塩昆布で決まるし、足りなければ適当に醤油でもだしでもかければ良い。
個人的には、ヒーハー系の味にしたいので花椒を小さじ半分ほど追加する。夏には「痺れ系」がたまらんなあと思うが、これは胡瓜ではなく焼きナスであるとか、野菜の煮物を作ったときにも隠し味で使える。(まあ、花椒の痺れは隠せないが・・・)

アヒージョも手抜き料理の極みだが、うまい

無限胡瓜だけで物足りない時は、お手軽アヒージョでタンパク質と油の補給をする。アヒージョの具材は、冷蔵庫の中の在庫で良いと思うのでなんでもありだが、旨味という点では「きのこ」と「プチトマト」は、外してはいけないと思う。特に、プチトマトを丸ごと放り込み、皮にシワがよったくらいで熱々のトマトをフォークで突き刺し、ヒーヒー言いながら食べる(間違いなく舌を火傷する)のは、ささやかな贅沢だ。
パプリカがあれば、なおさら良い。パプリカの甘みは、生の時より火を通した方がはっきりとする。タンパク質は安物の冷凍エビで十分だが、刺身の残りの切れ端とか、ベーコンやハムの切れっ端でも相当にうまい。要は冷蔵庫の中の残り物処理で美味しくいただける。

夏野菜をつまみながら、ビールで一杯というのは、なかなかチープシックな贅沢な時間だと思うがなあ。

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山籠り調理日記4 焼きそば 温玉乗せ

普段はラーメンだの冷や麦だのを延々と食べ続けている「麺食い」なのだが、時々無性にソース焼きそばが食べたくなる。それも、細麺ではなく太麺のもちもち系だ。スーパーで大量販売されている焼きそば(まるちゃん製)は、麺がちょと細すぎるので、ここ一番の時は太麺を買ってくる。
具材はほとんどなしのストロングスタイルで、豚バラ肉のペラペラが入っていれば、それで満足だ。

温玉うまし

ところが、今回はもやしが余ったので、もやし焼きそばになった。それでは味が薄いので、大量に作った温玉の乗せてみることにした。焼きそばといえば目玉焼きという思い込みがあったが、実は温泉卵の方が相性が良いということに初めて気がついた。ソースたっぷりで作った味の濃い太麺には温玉がよろしいようだ。

味噌漬けの大根で作ったもやしのサラダ

大量のモヤシをさっと茹で、ラー油とポン酢でたべてみようとおもったが、それでは味に変化が足りないと思い直し、かいわれ大根と、大根の味噌漬けを千切りにしたものを乗せてみた。だいたい味噌漬けというのは塩分高いので、ご飯に乗せて白飯を爆食いする時くらいしか使い道がないのだが、刻んで薬味にすると万能調味料に変化するので、冷蔵庫の常備品だ。
自家製の山椒の実の醤油漬け・塩漬けとみじん切り生姜の醤油漬けと合わせ、三大常備調味料で、だいたい次の年までは持つ量をストックしている。
今年はこれに、北海道東北名物「三升づけ」が追加投入される。暇さえあればいろいろ出来るものだな。

自家製調味料を使ったサラダドレッシング作りもなかなか楽しい。

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山籠り調理日記3 焼き野菜とビールの関係

梅雨明けで夏本番と思ったら、本番すぎて猛暑どころか酷暑になってしまっている。しかしこの時期は、夏野菜がうまい季節で、暑さの中で野菜を美味しく食べるにはどうするか。答えはいつもの焼き野菜を、たっぷりのエクストラバージンオリーブオイルとお酢で締めたもの。

トマトが和洋折衷がうまい

基本的には、網で焼いた野菜の酢漬けなので、野菜は何でも良いのだが、やはり夏ということでナスとズッキーニが主力。あとは、トマトや大葉などを薬味としてたっぷり目で乗せれば良い。忘れてはいけないのが多めのバジルとオレガノで、これがたっぷりかかれば、おしゃれな焼き野菜になる。酢の代わりにバルサミコという手もあるが、今回は味付けにポン酢を足したので、あえてコメ酢にしてみた。何だか血液サラサラになりそうな(効能はさっぱりわかっていないが)、体に良い系の一品に仕上がった。タンパク質が足りないというのなら、チキンとかツナとかを乗せるのが良いだろうし、サバ缶、鮭缶あたりも合いそうだ。

予想外のうまさだったのは椎茸の石づき

野菜を焼きながらチャチャっと作ってみたのが、豚肉のポン酢煮で、テレビのCMでやっていたやつをパクってみた。臭い消しに長ネギの先っぽの緑のところを放り込んだくらいで、基本は和風だしでサッと煮た豚にポン酢と砂糖と椎茸を投入しただけ。仕上げに紅生姜と大葉を乗せてみたのは「味変」狙い。
夏には豚の冷しゃぶをよく食べるが、ポン酢の方が味が濃いので、酒の肴には良いと思う。

この夏野菜と豚肉ポン酢煮で、今年の夏は乗り切ろう。どちらも簡単で(ただし野菜を焼くのに時間はちょっとかかる)、手抜きしててもそうは見えないのが大変よろしい。

焼き野菜はアスパラとかとうもろこしを加えれば色がたっぷりになる。豚肉ポン酢は、黄色のズッキーニを入れるとか、仕上げに赤パプリカ細切りをかけるとか、こちらも色アレンジは簡単なので、夏のお父さん料理としてレベルアップしますねえ。
ご飯のおかずに向いているかどうかは、それぞれの判断で。あくまで酒の肴として作っているから、そのあたりはつっこまないように。

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山籠り調理日記2 サーモンユッケ 自作したら・・・

刺身用サーモンを買ってきて、札幌の鮨屋で食べたサーモンユッケを再現しようと試みたら、何となく簡単にできてしまった。人によっては好き嫌いのある、九州の甘い醤油を流用しようと思っていたのだが、ふと気がつき、自作の蕎麦つゆ用の「かえし」を使ってみた。おまけでちょっとだけ日本酒を足してみたのが正解だったようで、大振りに切ったサーモンに山葵を乗せてぐちゃぐちゃに混ぜてみれば、あっという間に出来上がり。これは、早い、簡単、うまいの三拍子が揃ったスーパーな酒の肴になった。自分で作って思ったが、きゅうりの細切りがポイント高い。歯触り、食感のカリカリというのはサーモンのねっとりした食感と合わせて楽しむのに良い。

自分ようなのでサーモン山盛りにしてみた

サーモンの切り身が余ったので、今度は九州醤油で温玉乗せにしてみた。きゅうりの追加も忘れずに。ただし、温玉乗せなので、これはぐちゃぐちゃに混ぜるのはやめて、卵の黄身と混ぜながら食べることにした。個人的にはこの温玉乗せの方が多少料理した感が出るので、皿を変えて薬味別添で、みたいなチョコザイな技を使うとグレードアップしそうだなどと思ったが。

ちょっと放置しすぎて硬めになってしまった温玉

スーパーで売っている切り身の刺身も一手間かけると、それなりに高級居酒屋の一品風になる。コロナ の時代の生活の知恵として、後世まで長く残ることだろう(嘘です)

ちなみに、お湯を入れて放置するだけで出来るという温玉製造器をもらったので、最近は温玉づくりに励んでいる。温玉というのはなかなか使い勝手が良い食材で、眼から鱗というか、今まで使わなかったことを後悔している。温玉料理の専門店ってないものだろうか。