街を歩く

うまいもの居酒屋の残念な欠点

札幌駅前通りにある「刺身がうまい」と評判の居酒屋もコロナのために客足ハゲっているらしい。週末に行ったので、混雑した場合は2時間で・・・と言われて、「おお、コロナ前の繁盛に戻ったのか」と一安心した。良い店でも潰れてしまうコロナの時代なので心配していたのだ。

とうきびの天ぷら うまい

刺身もうまいが、酒の魚という点で、実に楽しい料理を出してくれる。イカのゴロ(肝)の醤油漬けがあれば、際限なく日本酒が飲める。塩辛を濃厚にしたような絶品だ。

名物の刺し盛りも、鮮度よし、味よし、文句の付け所などない。お値段もリーズナブルで、観光客には来てもらいたくない地元民の名店だ。

などと、いいことばかりだと思っていたら、最後にきつい一発を喰らった。焼酎をボトル買いして飲んでいた。保管期間は3ヶ月というので、次回も飲めるなと思いつつ会計を済ませて帰ってから気がついた。保管用の名前も書いていなければ、よくある名札をぶら下げてもいない。翌々日電話をして確認してみれば、もう処分したとのこと。どうも保管申告しない客の過ちなのだそうだ。

ボトルが残っていればまた来る客を、店舗の手落ち(名前の確認をしていない)を棚に上げ、あっさり断る。コロナで客数減少に悩んでいるはずなのに、従業員の対応がこれではなあ、来るはずの客も来なくなるよなあなどと思ってしまった。老舗の繁盛店だからこその高飛車対応なのか、経験不足の従業員の失態なのかはわからない。

結局、3時間以上いたのに一度も満席にならなかったのだから、料理のせいではなく対応の問題なのだろうなと、思った次第。この店は薄野方面に支店があるので、次からはそちらを使うことにしようと決めた。

食べ物レポート

旭川ラーメン

旭川ラーメンとは、札幌のラーメンとは異なる、北海道のもう一つのラーメン文化だと思う。有名な店はたくさんあるが、梅光軒はお気に入りの一つで、ここ最近あちこちにお店が増えている。大変結構なことだと思っていた。

旭川ラーメンの特徴は、歯応えのある麺にある。スープは濃厚で、典型的な厚みのあるラーメンだ。

ショッピングセンターのフードコートに出店していたのは知っていた、気にはなっていた。たまたま時間があったので、久しぶりにここのラーメンを食べてみようとした。期待感満タンだった。

見た目は懐かし風の味噌ラーメンで、これは普通にうまいだろうと思う。ルックスに問題はない。ところが・・・、実に残念なことに麺の茹で加減に大きな問題ありで、博多ラーメン風に言えばバリカタというか、麺の芯が固い。パスタで言えば強めのアルデンテというか、これ生でしょうといいたくなるレベルだった。おまけにスープが薄い。明らかに味噌の味が足りない。

やられた感と敗北感。せめて醤油にすればよかったかとか、ひょっとして早く食べすぎたのか、もう少し麺が伸びるのを待つべきだったかとか、自問自答したが残念感は消えない。千歳空港で食べた時の残念感が蘇ってしまった。

梅光軒の皆さん。ぜひ昔の通りのおいしいラーメンお願いします。

街を歩く

この頃のあれこれ ちょっと文句あります

知人に連れられて札幌の穴場食堂に行った。北海道議会の一階にある食堂は議員ではなくても利用できるのだそうで、おまけに蕎麦がうまいという。確かにメニューを見ると蕎麦のラインナップ、それも量的変化がすごい。ところが、目についたのはざるラーメンで、何やらものすごくうまい食べ物のように見えた。そばを食えという隣の御仁の忠告を振り切りざるラーメンを頼んでみた。

結果は、玉砕というところか。まずいとは言わないが、これはあんまりな食べ物だった。せめて付け合わせで何か追加しないとね。次回は絶対そばにしよう。しかし、議員食堂の予約席に「小学生席」と書いてあったのは、実に謎だ。文字通りに、見学に来る小学生用の席なのか。できればもう少し説明を書き足して欲しいのだが。

そのざるラーメン騒動(自分だけで騒いでいた)の次の日に、お気に入りの大通り公園を見下ろす喫茶店に行った。コロナ対応ということで、イ入り口で注文する。その後は勝手に好きな席に座るという仕掛けに変わっていた。そこまで諦める。ただ、大通り公園に向けて広い窓があるのだが、そこが全面的にカーテンをかけられて見通しがなくなっている。そのカーテンを向いて一人掛けの席になっているのだ。あーあ、とためいきがでる。この店を使う意味が、9割くらいなくなってしまった。またお気に入りの喫茶店が一軒なくなった。

新しい生活様式とは、呪いのようなものだ。街と人を破壊する、何やら禍々しいものなのだ。

街を歩く

久しぶりの神社詣で

晴れた日に自転車で街を乗り回すのは意外と快感だった。札幌の都心部は、歩道の幅が広いところは自転車通行可になっているらしいのだが、交通標識がまだらに設置されているのと、古いビルの前は歩道が狭いままだったりするので、自転車は車道を走るのか歩道を走るのか、まるで博打のような状態だ。そこを老若関係なく爆走チャリ、もちろん交通ルール違反が団体でのさばっている。

チャリの暴走の話の危険シティー札幌だった。それでも中心部を抜けて、きちんと車道を走れば、それなりに快適なサイクリングになる。10分も走れば円山公園にたどり着く。

円山公園の外れには北海道神宮がある。神社としては新参者で多分150年くらいしか歴史がないはずだが、それでも境内は清々しい、神社らしさがある。一年前には、外国人観光客で身動きが取れないほど混雑していたものだが。日本人が団体旅行でローマの神殿や教会堂を占拠していたのと同じことだから、ここは心を広く持とうなどと、イライラしながら思っていた。その外国人観光客がいなくなれば、普通の神社の風景に戻ってしまう。正直、ほっとした。

伊勢神宮は別格として、日本のあちこちにある神社の風景とはだいたいこんなものだろう。あまり人影も見えず、音もせず、掃き清められた境内をのんびりと歩いて、ちょっとだけお参りして帰る。宗教心はあまりないけれど、神社に来ると厳かな気分になる。そんな場所だ。

自転車で来て正解だったな、などと思いながら、帰りには円山公園でオシドリ探し。札幌の9月はサイクリングに向いている。

街を歩く

札幌 ゴマ蕎麦で一休み

札幌都心部にある老舗のファッションビルの地下2階に、実に不似合いだと思うが蕎麦屋がある。札幌都心部はすっかり蕎麦屋が減ってしまい貴重な店なのだと思うが、民芸風の内装という昭和中期のままの店構えだ。居心地はすこぶる良いので文句はないが。女子高生が来たりすることは、絶対にあり得ないという店でもあるので、店内の平均年齢はすこぶる高い。

昼のピークと夜のピークの隙間、午後4時くらい入るとほとんど客はいない。それはしめしめという状態なので、すかさずお銚子を一本頼んだ。当然、冷にする。

銚子を半分くらい開けたところでもりそば登場。この時間は注文が入ってから茹でるのでちょっと時間がかかる。それを見越してのお銚子だ。往年の江戸の不良の食べ方らしい、そばにちょっと酒を振りかけ食べてみる。

なんとなく不良の気分になりながら、蕎麦を食べ終わったら、次は小洒落た飲み屋で待ち合わせだ。待ち人が妙齢の美人さんだったらうれしいのだが、世の中はそんなに甘くはない。オヤジ二人の怪しい飲み会なので、テンションは上がらないまま地下鉄に乗った。地下鉄の中で冷めて行く酔いが物悲しい。

食べ物レポート

Back to the 80’s

ザンギを食べに「布袋」に自転車で行った。9月の初めとしては格段に暑い日だった。最近の札幌は夏でもカラッとした天気にならない。湿度が無闇に高いのは、インド洋から流れてくる暖気のせいらしい。そして、その影響は店内の蒸し暑さと言う問題につながる。ともかく暑い、待っている間に汗が出てくる。エアコンも効き目はない。

ザンギ、うまし

ザンギを一個だけ注文できるのはありがたいが、メニューに載っているのは3個からなので、いわゆる裏メニューというやつらしい。ザンギを食べながら、ラーメンが出てくるのを待つ。汗が止まらない。

ここで醤油ラーメンを食べるのは初めてだったが、なんと想像外の品物が出てきた。予想していたのは、もっとこってりした今風のラーメンだった。現物は、昭和中期のラーメンで、今時なかなかお目にかかれない簡素なもの。まずいとは言わないが、今でもこんなのを懐かしがる人種はいるのだなと、妙に安心した。店内の暑さは、確かに昭和中期のエアコンなど存在しない町中華を思い起こさせる。その中でフーフーしながら食べたラーメンは、まるで中学生の時代に戻ったようで、プチタイムスリップ経験だった。

醤油ラーメンでこうだと、味噌ラーメンはどうなのか?名物麻婆ラーメンは後回しで、味噌ラーメン確かめなければ。

街を歩く

バー で過ごすひとときの意味

すすきのは、今やかなり覚悟して遊びに行かなければならない場所という社会的雰囲気があり、飲みに行くとしても微妙な距離で薄野の周辺にすることになる。おそらく半年近く薄野界隈に足を踏み入れていない。

なので薄野から南に地下鉄で数駅離れた飲み屋街をうろちょろするハメになっている。コロナが拡大する直前くらいに来て、非常に気に入っている店は立ち飲みのバーだ。

店主おすすめの氷無しハイボールが気に入ってしまった。確かにハイボールは飲む時に氷が邪魔だということに気ずかされた。なんでもカクテルはグラスの表面に水滴がついたら、それが流れ出す前に飲み干すのが良いと聞いたことがある。氷無しハイボールもその話を思い出しながら、キュキュッと早めに飲みきるのが良い。ぬるくならない。泡がしっかり聞いている。

一緒に行った知人はさっポリウイスキーなるものを注文していた。気になったが確かめる前に酔っ払ってしまったので、次回はこれを試さなければならない。確かこの店のポテトサラダもなかなかの名品だったはずで。

一軒目からバーに行くというのもよいかもしれない。地下平岸駅直結のバー。

食べ物レポート

米風亭の油そば

もはや老舗の風格があるレストランというかパフが、札幌都心部の外れにあって、ここはわざわざ行く場所だ。ついでの用事にするようなものや店は辺りにない。あえて言えば、本屋に買い物に行った時か?札幌市内は本屋がほぼ壊滅したので、大型書店はとろも貴重な市民の財産だ。その本屋で買った本を薄暗いパブでパラパラと眺めるというのは、趣味の良い生活だと思う。

この店の本領は夜のビールにあるのは間違いないが、実はビール以外の名物がある。油そばだ。札幌では油そばの草分けの店でもあるはずだが。構成はシンプルで、肉とメンマと乗りだけ。めいいっぱいぐちゃぐちゃに混ぜた後でもぐもぐ噛み締め食べるのは、油そばの定番的な食べ方だ。梅雨はあまり辛くないまいるどけいだった。普通にうまい。油そばはなかなか難しい食べ物で、「ふつうにうまい」店が少ないのが特徴だから、うまいのは本当にありがたい。昼前の早い時間だったので、店内には客はいない。遠慮なく音をたてて麺をすすってもよいのだが、油そばだとせいぜいもぐもぐの頻度が増えても音無しだしねえ。

よくつけ麺とか油そばは麺を食うものだから大盛りにせよ、みたいな無責任なお勧めがあるが、それに騙されると最後に「麺に飽きて」持て余すことになる。麺の食べ残しは罪悪感が大きいので、まずは普通盛りで様子を見てから、次回に大盛りにするかどうか決めるようにしている。

ランチメニューはシンプルで良い。歩いてくればビールと油そばの組み合わせが絶妙だと思う。麺は。普通盛りでちょうどよかった。次回は辛口の方を食べてみよう。

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チャリで爆走するのが良いぞ 私的札幌観光術

日本中あちこちで使えるレンタサイクルのシステムをdocomoが仕掛けているらしい。仙台で仕事に使った仕組みがそのまま札幌で使えるので重宝している。

駐輪スペースの前で空いている自転車をスマホで確認。1時間150円くらいの料金で、時間貸しだから街中をちょっと乗り回すのに向いている。ただ、都心部の駐輪ポイントをわかっていないと変キャうじに不便な思いをする。最近ウーバーイーツなどで自転車乗りのマナー問題が指摘されるから、都心部では乗り方注意だが。電動アシストなので坂道にも強い。

都心部には店舗がないホームセンターに行くには、地下鉄やバスは不便で、場所さえわかっていれば自転車のほうがずっと便利では早く着く。なので、市内外れのホームセンターは自転車移動。ついでに昼食も自転車で移動して郊外レストランで済ませることにした。

しかし、この山菜採り道具一式という展示は生まれて初めて見た。仙台のホームセンターでも見たことはないし、埼玉県の山奥でもこの展示はないだろう。熊除けの鈴があるあたりが北海道式なのかもしれない。しかし、熊対策って、山菜採りも命がけだな。

やはり山菜は自分で撮りに行くものではなく、人が採ってきたのをもらうのが良いと思う怠け者でありたいな。

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ホテルの朝食の後、散歩してギネス

札幌都心部にあるシティーホテルが、取り壊されて新しくなるらしいので、是非一度泊まってみようと思った。今の時期は観光客であふれているはずだが、そんなことはいつのことだったのかというくらいの空き状態だった。朝食もこのご時世に合わせて、ビュッフェではなくフルサービスで、洋食だった。卵の焼き方を聞かれる本格派だった。

シルバーもフルセットとは。朝から大変なことになったが。それはそれで楽しいもので。コーヒーをお代わりしてのんびりした朝食になった。そのあとは午前中の晴れた街中を散歩。

昼飯を軽く食べたあとはアイリッシュパブでギネスを飲んだ。周りはしっかりとランチと格闘中だが、素知らぬ顔でギネスを半パイント。少し放置してぬるくしてから飲むと、なんだかロンドンで飲んだ時と似たような味になる。冷たすぎるビールを飲むのは日本人とアメリカ人だけだとロンドンのパブでいじられた記憶がある。いじったやつはシンガポールチャイニーズだったが、イギリスに留学していたので食文化的にはイギリス風のやつだった。

流石にそいつも日本の北の果てでギネスを飲めるとは思っていないだろうが、なぜかしっかりアイリッシュパブもあるのだよ。

実に堕落したものだと、ギネスを飲みながら思う初秋の札幌だった。しかし9月に入って30度越えというのはどういうことだろう。