街を歩く

居酒屋、営業していません そろそろ解除のはずだが

この8月の事態は記録に残しておこうと思い、お盆明けの駅前商店街に行ってきた。

老舗居酒屋が休業。「当面の間」と書いてあるのが、政府を含めた行政への不信であることは間違い無いと思う。期間は予想通り延長されたから、「官」の愚かさ加減は「庶民」に見抜かれていたということで。

全国チェーン店は書き方が優しい。「県の要請で」とあるが、確かに緊急事態宣言や重点措置が出ていない地域もあるから、チェーンとしてはこういう書き方になるのだろうか。今頃は期間を書き換えて、張り替えているのだろうか。

焼き鳥屋チェーンでは、もっと優しい。まるで自分たちのせいでお休みするような書き方で、「官」の要請でとは書いていない。これも日付を書き変え張り替えているだろうか。ただ、休業開始日付がちょっと微妙だったけれど。

同じ全国チェーンでも、文言がきつい。これはちょっと店長の怒りが感じられる気がする。「宣言終了日まで」、つまり最初から宣言された期日で終了するとは思っていないのだろう。「官」には不信しかない、と言外の怒りを読み取れる。(気がする) その怒りは正しいと思うぞ。

こちらも全国チェーンだが、24時間営業という業態のせいか、ずいぶん休業期間が長い。店主のお言葉は客に対して丁寧な語り掛けだが、「緊急事態宣言発出」という言い方は、やはり無念さが滲むなあ。役人用語の「発出」を使うあたりが、ちょっと高等テクニックな批判かもしれない。隣に書いてある「埼玉県の要請により」は、いわゆる埼玉公式フォーマットなのか。

ちょい飲みが主力業態である中華料理店チェーン、酒類の提供について」と事務的な表記でサラッと流している。こういう酒と料理というハイブリッドな店(居酒屋的な食堂)は、ダメージ深刻でも休業もできないから、余計やりきれないだろう。

全国チェーン店は、「官」の要請に従っているが、個人営業のお店ではかなりストレートな「自粛を自粛」しているお店もあり、確かに自粛は強制でも命令でもないという法的な立て付けだから、魔女狩りみたいなこともできない。現在進行形で都に対して訴訟を起こしている企業もあるし、できれば行政としてこの辺りは触れたくない話題なのだろう。どちらにしても9月中旬で宣言明けになるとは思えない状況で、いつになったら営業できるよという店主の皆さんの怒りは、間違いなく次の選挙にあらわれるだろうなあ。

追記:予想通り延長で月末まで。やれやれ。

街を歩く

道の駅も大変です

スナック売り場が食堂化したらしい

秩父の道の駅で気がついたのだが、スナックコーナーというか軽食のテイクアウト店みたいのが入り口にあったのだが、それが、何やら重装備な店に変わっていた。どうやらコロナの影響らしい。弁当を売っているのもすごいなと思ったら、それが秩父名物、わらじかつ、豚味噌弁当なのだ。何気にうまそうだ。いつの間にか秩父コロッケなる代物も登場しているし。この窓口の脇にはテーブル席が大量にあり、つまり屋外食堂ということになる。なんだか、すごいことだ。

賞取りのラーメン屋らしい

そして、入り口の左側にはラーメンのキッチンカーが出現していて、こちらも車の隣には多数の屋外客席がある。コロナ対策として屋外というのはありだと思うが、ちょっと前だと保健所が嫌がる場所でもあったはずだ。まあ、保健所も暇がないだろうし、お咎めなしであれば、こういうキッチンカー展開は「あり」だと思う。醤油ラーメンが旨そうだった。次回は蕎麦とラーメンどちらにするか、真剣に迷いそうだ。

言いたいこと多すぎで、どれを読めばいいんだ状態はコロナ禍の象徴

道の駅ちちぶはいつ行っても良い意味でカオス状態だと思う。アニメの聖地巡礼者対応と、秩父名物の混在とか、コロナ対応であれこれ大変なのもあり、入り口のメッセージを見ると「戦時中なのね」と思ってしまう。まあ、でもこのカオス状態が好きなので、文句を言うつもりはないし、美味しい食堂も営業中だった。コロナで観光客が減っているので厳しいことは想像がつくが、施設としての対応策もよくわかる。同じ県内だし、不要不急ではない用事の時には、また道の駅で楽しんでみたい。次回は、味噌ポテト忘れずにゲットしよう。

食べ物レポート

回転寿司でワンコインランチ

イカ、タコ、鯖がマイ定番

コロナで外食産業各社は大変な苦しみを味わっているのだが、例外的に業績を伸ばしているのが洋風ファストフードと回転寿司だ。くら寿司、スシロー、はま寿司など業績好調で、この夏の時期には本鮪だのウニだのを使った、高い寿司キャンペーンをやっていた。一皿100円(税別)のはずが、いつの間にやら150円皿とか200円皿が登場している。その上に一皿に一巻しか乗っていない超高級皿も出現していて、客数と客単価の両方を引き上げるという積極的な作戦だった。
そこで高いネタの皿を見学に行ってみたのだが、結局注文したのはほぼ100円皿で見学は失敗だった。というのも、お高い皿のネタは人気があるらしく、販売中止、売り切れが目立つ。キャンペーンが始まったらさっさと食べに行かないといけないらしい。回転寿司各社がテレビCMをやるようになったので、余計キャンペーンネタが売れるのだろう。
この点は、業界的に今後要注意だと思う。回転寿司が洋風ファストフード業態と同じことをやるようになったことの意味は大きい。大袈裟に言えば、業態転換、コンセプト変更が一歩進んだと考えるべきだ。回転寿司は食べにいくところではなく、買いに行くところに変わっていくのだろうか。テイクアウトマーケットで最大勢力に成り上がる可能性がある。

全品タブレット注文だから、会計するのも会計ボタンをポチッと押して、席番号表を持ってレジに行くだけなので、従業員と話すこともない。そもそも入店時に、案内機で席取ボタンを押して席番号を指定され、従業員と話すこともなく席までたどり着く。入店から、食事、会計、退店までほぼ無人だ。
カウンターに座れば孤食、黙食が徹底できる。アフターコロナでは回転寿司で一人飲みが爆発的に増える可能性もあるかなとも思っている。回転寿司のカウンターでは、隣の席とアクリル板の間仕切りができたことのためか(心理的なバリアー感ができる?)、女性の一人客が多いような感じもする。回転焼肉の実験店も好調というニュースを見ると、孤食+テイクアウトというコンセプトで、新しい業態、商売の可能性が出来上がるのではないか。などと「贅沢な鯖 一皿150円」を食べながら考えていた。お安い贅沢なのだなあ。

街を歩く

ヤオコーの影も形も見えないスーパー

ネットのニュース配信サイトでなければ手にに入らない情報というのはあるもので、埼玉県飯能市に開いた、スーパーマーケット「ヤオコー」の低価格型新業態は、その典型だった。ニュース配信の良いところは、メディア各社の記事、報道が切り貼りされているので、朝日毎日VS読売産経みたいなお手軽に拾い読みできることだ。まともに大手新聞5誌の比較をするとなれば、大仕事になるが、ネットニュースではちょちょいのちょいだ。たまに、有料記事などもあるが、実は読者?の関心の高い記事は無料配信が多い。朝日が有料で産経が無料記事となれば、朝日の記事を読むのは「朝日新聞信者」しかいない。その逆もありなので、新聞各社とも競合者とアピールしたい記事は無料のことが多い。
ただし、ニュース配信ではそんな政治的な、そして経営的な目論みの記事だけが配信されてくるわけではない。配信記事を選ぶのは配信サービスの編集員らしいが、それでも配信ニュース各社によってい、多少なりとも政治的というか好みの差がある。そして、エンタメ、グルメや経済情報の中に混じり込んで、「お安い」「お得」「新店」のようなキーワードで括られた生活情報が流れてくる。ファストフードの新製品や、キャンプ用品、100円ショップの新作などの情報が、政治経済情報とごちゃ混ぜになりながら流れてくる。
この手の生活情報、最近ではライフハックなどと呼ばれているが、なんとなくお得感が感じられるので楽しみにしている。そんな中で見つけたのが、埼玉県を中心に展開している「ちょっと高級なスーパー」ヤオコーが実験店としてディスカウント系店舗を開店したという記事だった。8月3日開店で大混雑しているという情報だったから、ひと月くらいして落ち着いてから見に行こうなどと思っていたが、ようやく先日、のこのこと視察に出かけた。

入り口に現金のみと書かれたポスターがあった。確かにこれは大事だ。最近はキャッシュレス化が進んできているので、会計時にレジで現金がないと揉められても困るだろう。そして、「価格を安く」と書大きくいてあるのでワクワクしながらそれを確かめに入った。事実、安かった。
生鮮三品は感覚的な判断だが、通常スーパーと比べて3割くらい安い。品質は実際に買って食べてみるしかないが、当日購入した魚と果物に関していうと、普通に美味いレベルだった。安くて不味いということはなさそうだ。惣菜も全般的には3割安という感じがする。また、店内にヤオコーPBが全く存在しない。NB品だけの展開なので、尚更安さが強調されるようだ。
レジも読み取りは従業員がするが、支払いはセルフ形式で、速さ=人手削減は実現されている。フードコートはない。なぜか婦人用衣料品の売り場があるが、この意図はよくわからない。衣料品は利益率が高いのだろうか。

この実験店がうまくいくと、既存ヤオコーとの配置見直しをして、ヤオコーがもう一段高級化すると同時に隣に「お安い店」を展開するという戦略が成立するだろうか。そうなると大型モール店では「高級ヤオコー」、近隣ショッピングセンターでは「フーコット」という棲み分けができそうだ。アメリカではすでにスーパーの階層化、ランク分離が進んでいるが、ようやく日本でもそういうことが起きるのかもしれない。
地域の中流市民を一網打尽にする、これまでの地域ドミナント戦略から、高価格帯と低価格帯を異なるブランドで住み分けし、確保する階層戦略への転換とみて良いのだろうか。私鉄沿線で鉄道各社が目論んだ高級スーパー路線は、少なくとも関東では成功していない。百貨店ブランドの高級スーパーもうまくいっていない。比較的うまく行っている成城石井もスーパーというよりは輸入食料品+限定惣菜というのが実態だろう。高価格帯スーパーは失敗するコンセプトなのかと思ってきた。
埼玉発のローカルスーパー「ヤオコー」が進めてきたちょっと高級路線が日本マーケットの限界かなと思っていたが、低価格対応の別ブランドを作り出す二層分離作戦は、意外と正解なのかもしれない。(この作戦はヨーカドーも成功していないし、ダイエーはその前に破綻した)

フーコットで買ってきた「シナノパープル」を食べながら、あれこれ考えていた。ちなみにシナノパープルは、地元の長野でも低価格スーパーでは売っていない高級品なのに、なぜ埼玉の低価格店で?という疑問もありますが・・・。一房1000円という高級ブドウなのでありますよ。不思議だなあ。

食べ物レポート

秩父 立ち食いそばで、ちょっと一息

秩父に所用があり、その帰りに道の駅ちちぶに寄った。いつも使っている蕎麦屋が休業していて、昼飯難民になってしまったせいだ。困った時は道の駅にお世話になろう、という程度には道の駅ファンなのだ。ということで、好物のしゃくし菜の漬物を買った後、ふと気がついたのが立ち食いそばだった。ここには何度も来ているのに、この立ち食いそばを見かけた記憶がない。気になってあちこち眺めてみると、「秩父そばの会」というのが店名らしく、おまけに蕎麦は生蕎麦らしい。埼玉県だからうどんもアリなのだが、蕎麦はどうやら茹でたて提供みたいだった。
トッピングは普通の蕎麦屋とほぼ同じだが、秩父らしいといえば「くるみだれ」そばがある。これは山ぐるみをすり潰したもので、秩父の蕎麦屋にはたいてい置いてある。濃厚味で普通のつゆと2種類頼み味を比べてみるのも楽しい。

もう一つの秩父的メニューが「しゃくしなそば」だ。しゃくし菜の漬物が乗っているのかと思って注文してみたが、どうやら「しゃくし菜」の漬物を甘辛く味付けしているようだ。これは、とても気に入ってしまった。できれば、このしゃくし菜トッピングだけ買って帰りたいくらいだ。蕎麦も良いが、そばつゆがちょっと薄口で、それがこの夏の暑い時期に食べるにはちょうどよかった。

立ち食いそばで、このレベルの高さは驚嘆に値する、などと蕎麦つゆの残りを啜りながら思っていた。そんなことを考えていたら、蕎麦湯をもらうのを忘れてしまい、あらあら、失敗したと後悔したが、また食べにくることもあるだろうし、サクッとスルーしておこう。次回は蕎麦の旨さを堪能するべく、もりそばに決まりだ。しかし、秩父の蕎麦屋は街道筋にあるプレハブみたいな店でも相当高レベルなので、外見で侮ってはいけない。秩父良いとこ、百度はおいでだと思う。

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味噌ラーメンうまし うちの近くで楽しむ

家からクルマで20分ほど離れた隣町にある「味噌ラーメン」が、最近のお気に入りなのだが、ラーメン食べにいくのが不要不急の外出になるかと多少考えてはいる。遠出をしないで近くにあるラーメン屋にすればいいではないかとか、そもそもラーメン食べにいくのは我が人生にとって不要不急と言えない重大事だとか、色々と哲学的思考をしてしまう。まあ、美味いもんを食べにいくのは人生にとって重要事ということで良いのではないかとは思うのだが。これがステーキだと、不要不急だなとか、焼き鳥だと不要不急には当たらないとか、自分勝手な理屈をつけているのも確かだ。この理屈の延長で、銀座のバーに行ったり、個室カラオケで大人数飲み会やったりするのだから、「不要不急論」自体が成立しないと言う気もする。

埼玉には日高屋、満洲、山田うどんなどローカルヒーロー的麺チェーンが多い。ただ、そのどこも味噌ラーメン推しではない。「味噌ラーメンですか、とりあえずうちでもやってますけど」的なおまけ感がある。だから、味噌ラーメン専門店を見つけると、ついつい入りたくなる。単純に味噌ラーメン好きと言うことだが。ただ、「ああ、これは正解だった」と思う店は意外と少ない。頑張ってるねー的な応援感想で終わることも多い。だから、この店は貴重だ。できれば月に一回は食べにいきたい。

見た目は普通な味噌ラーメンだが、ちょっと味噌の甘さが強い。スープも味噌に負けない強さがある。麺は中太麺で自分好みだ。そして、この店で食べるときには、途中からニンニクと生姜をたっぷり入れて味変させる。味噌ラーメンの楽しみは味編にあると断言したい(エヘンエヘン)。味噌タンメンもあるが、頼むのはいつも普通の味噌ラーメンになってしまう。チャーシューが食べたいからだ。ただ、味噌タンメンに追加チャーシューと言うのは「アリ」かもしれないが。

久しぶりに来たら、店の前に餃子の自動販売機が置かれていた。確かにセルフ販売の餃子店が流行りみたいだから、これもありか。販売機下のイラストが謎だけれど。多分、川越の時の鐘なんだろうと思う

ちなみにこの味噌ラーメン屋から車で2−3分のところにある姉妹店が、「小江戸タンメン」というこれまた謎の看板がかかっていて興味がそそられる。「小江戸」とは川越のことだろう。川越タンメンと書くより、オシャレということだろうか。次はこちらに挑戦。

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スーパーのピザがおすすめ?

ネットのニュース配信記事を見ていると、時々思いがけない情報にぶち当たることがある。政治の課題と国際情勢とアイドルの恋バナと格安グルメ?情報が並列で流れているせいだろう。「首相退陣か?」みたいな記事と「コンビニ弁当で一番安くて美味い〇〇」が同列の価値を持っている。
そんな格安グルメ話の中で、よく見かけるのが「スーパーOK」の弁当と惣菜の話だ。確かに安いし、よく研究されている商品が多い。その中でも焼き立てピザが興味を引いたので、久しぶりにオーケーに行ってみた。オーケーは最近のスーパーでは珍しく、インストアベーカリーコーナーを持たないが、店内でパンは焼いているらしい。見せないだけということかもしれない。
格安500円のピザを定期的に焼いているようで、並んでいるピザの箱を触ってみると暖かい。基本は売り切れごめんらしく、開店時、14時、17時みたいな焼き上げタイムに追加補充されるようだ。トマト系ソースのシンプルピザが500円、肉系のソーセージや照り焼きチキンがトッピングされると600円弱という二段の値付けになっている。照り焼きチキンのピザを11時ごろに買ったのだが、まだ暖かい。

宅配ピザで頼むとMサイズに当たる大きさだが、Mサイズはだいたい定価が1500円から2000円くらいなので、このスーパーオーケー・テイクアウトピザの値段は破格ということになる。デリバリーのピザと違いテイクアウトで買うと、ピザは必ず冷めてしまうから、スーパーで買おうと宅配店で買おうと品位に差は出にくい。確かに、スーパーのピザはお値段それなりという感じがするが、専門店のピザとの価格差を考えると、これで十分と考える客は多いだろう。そこで、500円ピザが成立する条件を少し分析してみた。
ピザの原価は非常に乱暴にいうと、生地(+ソース)とトッピングとチーズの原価がほぼ同じ。つまり100円の生地+ソースを用意すると、それに100円分のトッピングを乗せ、100円分のチーズを乗せる。
またピザは円形なので、直径が2割大きくなるとトッピングやチーズは5割多く乗せることになる。これがピザの原価を決める大きな要因になる。
原価を削減するためには、ピザの生地(直径)は大きく見せながら、トッピングやチーズを減らすことが重要で、そうなるとフチを大きくすることになる。フチが太くなれば内側のトッピングとチーズの面積が減る。フチを直径の1割程度から2割程度に増やせば、トッピングとチーズは二乗に反比例(?)して3割ほど減らすことができる。テイクアウトピザ(冷凍のピザも含めて)は、だいたいフチが太いのだが、理由はこれだ。
肉トッピングにすると値段が100円増しになるのは、肉トッピングのコストが高いせいだが、その時にチーズ増量ではなくマヨネーズソースで「濃い味」を追加するというのが、コスト管理の原則になる。
宅配ピザとテイクアウトピザの見た目の差は、こんなことをあれこれと工夫した結果なのだ。

ピザは、フチを食べ残すことが多い。単純に生地だけでは味がしないせいだが、そうなるとテイクアウトピザの食べた後は、フチの残骸が山積みされることになる。これが一枚2000円もすると、微妙なもったい無い感が出ると思うが、500円程度であればそれほど罪悪感も出ないのかもしれない。
500円ピザを実現するには、意外と綿密に、そして理論的なものづくりの取り組みをしなければいけないのだが、その割に低単価で儲からないからスーパーではなかなか広まってこなかった。ただ、これだけテイクアウト食品の市場が広がると、テイクアウトピザは新しい目玉商品に大化けするのかななどと思っている。
スーパーのピザは500円のシンプルなやつを買ってきて、家で追加トッピングをちょい乗せすれば、実は簡単に宅配専門店のピザを超えるうまさになる。スマートピザを作るスマートレシピーがはやりになるかもしれない。その話はまた次の時にでも。

食べ物レポート

山田太郎アゲイン・・・ちょっとだけブランド論

前回行った時には気がつかなかったが、入り口脇にバナーがかかっていて、商品説明がされている。ただ、個人的にはこの仕上がりが広告的には弱いなあとおもってしまった。バナーが客の目に入るのはせいぜい5秒、駐車場から入り口まで歩いてくる10m程度の距離で「見るもの」であって「読むもの」ではないのだと思うが。広告として言いたことを推測してみると「国産野菜」、「北海道小麦の麺」、「埼玉産の豚」なのだろうが、この三つを語るにはバナーという広告媒体は不向きだ。もったいない使い方だ。野菜たっぷりを言いたいのであれば、やはり先駆者のはなまる、リンガーハットなどを見習うべきではとも思う。「1日分の野菜」「半日分の野菜」などのわかりやすい表現での落とし込みだ。

山田太郎のブランドロゴが入った暖簾は、相当おしゃれ感があるが、これも暖簾自体を倍くらいの大きさにして「ブランドロゴ」の刷り込みをした方が良いのではと感じた。そもそも、「山田太郎」という言葉自体が、覚えやすく強さがあるので、もっと強く押し出してもよいのではないかなあ。ちょっと惜しい気がする。

そして肝心の埼玉タンメンだが、今回は二回目なので、味噌味にしてみた。味噌の味はそこそこ強く感じるが、スープにはちょっと負けているかもという感じもする。野菜は無料増量にしているが、普通盛りだとこの半分くらいなのか。だとすると野菜たっぷり感が足りないような気もする。前回は鳥唐揚げをサイドに頼んだので、今回は餃子3個盛りを注文した。餃子はラーメン店の必須サイドアイテムと言いきって良いと思うが、やはり実力差が残酷に出る商品とも言える。
埼玉県では「ぎょうざの満州」「日高屋」「幸楽苑」などの中華・ラーメンチェーン店がしのぎを削っている中華激戦区なので、餃子で勝負しようとすると相当に品質を上げなければいけない。個人的な好みではあるが、ぎょうざの満州がいちばんレベルが高いと思う。幸楽苑はたびたび餃子の改良をしているが、どうしてもぎょうざの満洲のレベルには追いついていない気がする。日高屋はバジル餃子という名品を投入した。
その競合他社と比べると、山田太郎の餃子は発展途上というか、コンセプト調整が必要というか・・・。肉たっぷりのガツンとくる系を目指すのか、野菜たっぷり、スッキリ系を目指すのか、どちらかを選んだ方が良いと思う。肉系で行くなら豚肉のマスキングに埼玉香味野菜を使う。スッキリ系て行くなら埼玉野菜、例えばしゃくし菜を使ってみるなどのローカライズもありだと思う。それとも、サイドアイテムとしての餃子は捨てて唐揚げに一点集中して、突破力向上を目指すか。一号店の実験コンセプトは、完成形・量産モデルを目指し商品やオペレーションを検証して改良するためにあるので、どんどん変化していってほしいものだ。
間違っても山田うどんのヒット商品の投入はして欲しくない。パンチを食べたいのであれば山田うどんに行けば良いので、山田太郎はここでしか食べられないものに拘ってほしいぞ。ちょっと真面目に書いてしまったが、一号店のポテンシャルは高いからの期待でありますね。

次は魚介ラーメンと辛いやつを食べに行こう。

街を歩く

神社の隣のサンドイッチ屋

恵比寿神社のすぐ脇に、とてもおしゃれなお店ができて、大行列ができていたのを見たのは去年の秋口だったから、一年近く前のことになる。その後も、横を通るたびに行列ができていて気にはなっていた。3ヶ月ぶりで恵比寿に行ったら、なんと行列なし。確かに、この8月の猛暑の中で行列するのは嫌だろうなということは理解できる。これは幸いと店内に入ってみると、ショーケースの中は実に綺麗な色彩で、今風のグルメというか、目に優しい、写真映えのするフルーツサンドイッチが並んでいた。ネットで見るとヴィーガンフルーツサンドらしい。

ヴィーガンなので当然クリームもこだわりまくっているのだろうが、美味しそうな食べ物は、やはり見た目8割!! 的な気分がする「映え」商品。清潔な店内も含め、これが令和の流行だと感心する。ただし、このサンドイッチのお値段がハンパではない。某洋菓子チェーン店であれば、このサンドイッチ一個の値段でケーキが2・3個買える超高級品だった。個人的には、自己消費用としては2度と買うことがなさそうな気がする。ただ、お土産に持っていくには話題性もあり、見た目も麗しいので良いのかなとも思う。恵比寿の土産といえば目黒の揚げまんじゅうと決めていたが、フルーツサンドもありかなあ。おしゃれだし。貰った人も、自分で買うには高すぎるが、貰いものであればうれしいというのが、ほぼベストな手土産だと思う。恵比寿の新名所でありますね。

駅弁

駅弁風弁当の戦闘力

最近ほとんどコンビニ弁当を食べることがなくなった。昔は週に2回3回と食べていたことを思うと、何やら感慨深いものがある。(と、遠い空を見上げて・・・懐かしむはずがない)コンビニ弁当は好きで食べ続けていたわけではなく、超ブラックな職場環境で、食事をとりに行く時間すらなかったから、出勤前にコンビニ弁当を買っておき、5分でもすきま時間があったら一気にかき込むという暮らしをしていたからだ。なので、コンビニ弁当を懐かしむ情緒などは全くない。どちらかというとコンビニ弁当とテイクアウトの牛丼は黒歴史として封印したいくらいだ。
だから、ネットニュースで目にした「駅弁風」弁当の記事にはちょっと心が動いた。肉モリモリのコンビニ弁当とか、北海道産素材の海鮮丼弁当みたいなものでは食べる気も起きないが、「駅弁風」と言われると、何やら心が動かされる。
その記事にはあなご飯風と味噌カツ弁当の2種類が発売されると書いてあったが、味噌カツはパスでよろしい。しかし、あなご飯にはドキドキしてしまった。相当な昔になるが、広島のあなご飯のテイクアウトのため、宮島にある名店に夜の7時くらいに飛び込んで行ったことがある。なぜその場で食べなかったのかは思い出せないが、おそらく時間がなくて無理やりテイクアウトしたのだろう。格別の穴子好きというわけではないが、「ああ、これはうまいものだ」という記憶が残っている。できればまた広島であなご飯が食べたいぞ、というつよい刷り込みがある。だから、この「駅弁風弁当」に心が引き寄せられた。穴子だし・・・。

見た目はシンプルで、うまそうだ。広島で食べたあなご飯は、下のご飯が見えないくらい穴子がびっしりと敷き詰められていた。それと比べてはいけないなあ、とは理解していた。そこまでは期待していなかった。が、予想外無ことに、それなりの穴子で覆われているではないか。普通のコンビニ弁当は、おかずがちまちまと入っていることが多いが、それとは違い「穴子+おまけおかず+漬物」というシンプルさがとても好ましい。まさに駅弁風だ。
そして穴子と飯を一緒にモリモリと食べ始めた。確かに、これはうまい。数ある駅弁で大人気の山形県米沢の駅弁「牛肉ど真ん中」もこれと似たルックスで牛そぼろしか見えない弁当だが、うまさのバランスが素晴らしい。ただただ、白飯をうまく食べるためには出来上がっているという感じがする。
このあなご飯も米をおいしく食べるという「セオリー」を守っているようで、コンビニ弁当的なぶれがない。コンビニ弁当としてはちょっとお高めの599円(税込)だが、駅弁風という企画としてかんがえると、駅弁王道のご飯を美味しく食べるという意味でよくできた商品だろうと思った。ぜひ第二弾、第三弾と続けてほしいものだが、次の希望を言わせていただくと、牛肉ど真ん中系の肉そぼろ弁当、ただし、ご飯はちょっと拘った銘柄米を使っています的なものがいいなあ。牛肉ど真ん中と名乗るのは無理でも、牛肉・外角に逃げるカーブとか牛肉・レフト寄りセンター、くらいのネーミングはできそうではないか・・・。