街を歩く

とんてき丼定食に物申す

ガストは行くたびに色々と驚かされる。良い意味ではない。こんなのありか都いうメニューが並んでいることが多く「ビックリ仰天」させられるからだ。

今回はメニューを三度見直したが、何度見ても「どんぶりていしょく」とよめる。これは日本語として正しいのかと自分の脳細胞内で反芻した。丼と定食は両立する概念ではないのだと思う。

どうやらガストの定食の定義とは味噌汁と小鉢と漬物がついた、なんらかの食べ物を指すようだ。そして、丼は「白飯の上に頭が乗ったもの」ではなく、味噌汁と一緒に食べるおかず的なものであるらしい。こうなると別添で白飯をつけてもらう良いのか。丼をおかずに白飯を食うということか。あれこれ疑問が脳内を渦巻くのだが……………

とんてきは四日市のローカル名物メニューだが、基本はラードで炒めた大ぶりの豚肉をソースで味付けするという濃厚な肉料理だ。白飯の上に乗せて丼にするのもありだとは思う。しかし、このとんてき丼なるものは、それとは似て悲な(非なるではないなあ)もので、肉は細切れになっている。ソースの味付けは随分と薄い。四日市まで食べに行った、あの野卑とも言える濃厚さ、どろりとしたワイルドさは見当たらない。

そもそも丼に味噌汁と漬物がつくのはデフォルトだろうが、それを定食呼ばわりする暴挙ははっきり言って「だまし」ではないかとおもうのだ。

まあ、スカイラーク時代には見当たらなかった酩酊したメニューラインで、価格帯もバラバラ。これが日本最大級のレストランチェーンというのだから、笑ってしまうしかない。このラインを本気で推し進めるのであれば花巻のダイカンビル食堂に行って勉強し直した方が良い。

どうせやるるなら本物の「とんてき」をしっかり再現するくらいの力はあるだろうに。ガストの迷いは深すぎて、もう陽の当たる世界に戻って来れないのかもしれないなあ。

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