
9月の終わりに北海道で手に入れた昔の葡萄だが、なんと2品種がセットになって売られている。何軒かスーパーを回ってみたが、大抵は単品2個での販売だった。昔ながらの八百屋では二回りほど大きいものが売られていたが、値段は倍ほどになっていた。
面白いことに地元のスーパーでは取り扱いが少ないのに、全国チェーンのスーパーではかなり大きく扱っていたし、箱売りもやっていた。この2個セットはコープで見つけたもので、ある意味で一番魅力的な売り方をしているのがコープというのは、札幌特有の現象かもしれない。コープ札幌はマーチャンダイジングが上手いのだ。逆に地元のスーパーが一番売り方が下手くそであると思えるのは、バイヤーの質の問題か。店舗の売り場れ担当者の問題なのか。全国でローカル・スーパーが次々と潰れて統廃合を繰り返していうが、結局は品揃えと売り方、マーチャンダイジングとマーケティングの力不足が原因だろう。
すでに全国チェーンの価値g味はイオン一強でダイエー、ユニー、サティは消滅し、ヨーカドー、西友は身売りされて敗戦処理組だ。ローカルでも生存し拡大を続けているのは、東日本でラルス、ヨークベニマル、ヤオコー、ライフ、西日本ではバローズ、いずみくらいか。九州と四国はすでに全湖国チェーンに飲み込まれてしまった感がある。
結果的に、勝ち組のイオンが全国チェーンでありながらローカルスーパーより優れた商品戦略をとって胃ということがわかるし、自分の全国スーパー観察経験からいっても当たっているように思う。ただし、これもイオンの特徴だが、新しく店が開いても1ー2年は売り場がダメダメなのだ。教科書通りというか、新しい販売理論の実験台にさせられるからだろう。開店後3年くらいしたあたりから急速に地元密着型売り場に変容し始める。最初からこうすれば良いのにといつも思うのだが、現場で理論修正を図るタイプの企業らしい。だから勝ち組になったのかもしれない。

そして、その流通ジャイアントに対抗するのがローカル生協という構図で、おまけに価格帯効力もある。この戦闘力が昔の武道にも現れているのだと思うと、ちょっと楽しくなる。今や種ありの葡萄など好んで食べるのはジジババくらいしかいないだろうが、王者シャインマスカットの負けない売り方をしている。顧客層を高齢者に絞り込んだ戦略商品であり、ノスタルジーマーケティングの実践例などと穿った見方をしてしまうのだが……………
昔はこういつ知識は業界専門誌でよく特集を組んでいた。今ではスーパーどころか、その専門誌自体が消滅しているご時世で、若き企業人たちはどうやって勉強しているのだろうか。ネットマガジンの情報なのだろうなあ。いや、AIか。