街を歩く

日高屋に思うこと

日高屋では季節限定メニューの投入がすっかり減った感じがする。定番商品の値上げを頻繁に繰り返すようになると、新製品の開発が遅れるのは当然のことだろう。開発しているうちに想定原価がどんどん上がるようでは、値段見合った商品設計が難しくなる。当初六百円で売ろううとしてみたのに、試作品を作っているうちにそれでは利益が出なくなる。そんなことが何度もあったのではないか。それ以上に、定番商品の値上げ対策で原価を抑えるため原材料調達を変えたり、新規メーカーを探したりすると、既存商品の確認の方が忙しくなる。当然、皺寄せは新製品開発の中止、延期ということになり、全体の帳尻を合わせるしかなくなる。

そんな背景事情があるのかどうかはわからないが、久しぶり?にでてきた豚骨スープのつけ麺はどうにもバランスが悪い。これはもう少し研究の余地があったのではないかなと思うし、普通の醤油味のつけ麺で麺量マシマシでもした方が需要はあるのではないだろうか。なんとも中途半端な気がするものを投入したものだ。そして、ここ数年夏の定番だった冷麺が今年は登場しなかった。そちらの方が残念だ。食べたかったぞ、冷麺2026。。

ちょいと食い足りないのではと思い追加で注文した砂肝は、予想外に美味い。酒のつまみとして量も適当だし値段もこなれている。なぜかこう言ったちょい飲みのつまみ系は開発が上手なのだ。この辺りが町中華チェーンの雄である日高屋のつよみだろう。うちにはとてつもなく美味いものはないが、普通にうまい味を目指している、みたいなことを日高屋の社長が言っていた記憶がある。記憶に残る味の商品がなくても、記憶に残る楽しいちょい飲み経験ができる。それが日高屋の正しさなのだから、つけ麺がよっとバランスが悪くても笑って済ませるレベルだから個人的に問題はない。そろそろ味噌ラーメンの季節になるから、次回の日高屋では普通にうまい味噌ラーメンを注文することにしよう。

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