街を歩く

すすきので朝ラー

わざわざ札幌醤油ラーメンと書いてあるが、確かに山岡家の標準ラーメンとはちょっと異なる

北海道から帰ってくる最終日は、朝ラーにすることが多くなった。理由は簡単で、まず札幌の街に早朝営業の立ち喰い蕎麦屋がない。朝飯を軽く済ませるにはマクドナルドか牛丼屋しかない。モーニング営業をする喫茶店は都心部では壊滅しているせいもある。

すすきのには24時間営業のラーメン屋があり、そこは朝ラーではなくオールで飲んだ後の締めラーメンを求める若者で溢れている。その中に混じって一人朝ラーを楽しむ。

ちなみに千歳空港のラーメン店はコロナの頃、客がいなくて暇そうだったが、あの頃が一番品質が安定していた。今では、どの店も混雑し過ぎているし、味が……………とてつもなく暴れている。もう、空港でラーメンを食べる気にはならない。なのですすきので朝ラーをするのは、朝昼兼用ということになる。

山岡家の新業態、味噌ラーメン専門店が比較的空いている。おまけに味噌ラーメンの店だが醤油ラーメンをやっているので、サラーにはなんの問題もない。

札幌の味噌ラーメンと言っているが、いわゆる「サッポロ味噌味」とは異なる、進化系ラーメンだ。現代的な嗜好に合わせてより濃厚で、より味噌味が強くなっている。スープが濃い味になっているためか麺も太い。

これはこれで美味い。文句をつけるつもりもない。ひよによっては朝ラー向きでないというかもしれないが、そこは個人の好き嫌いの範疇だろう。

空いている店内でのんびりと食べていたら女性客が一人入ってきた。ラーメン屋で女性客は珍しくないが、一人はあまり見かけない。ぼうっと眺めていると激辛を大盛りで注文したようだ。なんとなく圧倒された。性別で差別するつもりはないが、大盛り激辛の注文で連想するのは巨漢タイプの大食い男性だったからだ。それも朝からというのが凄すぎる気がした。

あとで気になってラーメン大食いの動画を検索してみたら、驚くほどスリムな若い女性の動画が多い。現代的なダイバーシファイという言葉は、こういう場面でこそふさわしいのだろうなあと、変な感心をしてしまった。

朝ラーで現代社会の実態を知る。貴重な経験だ。

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