街を歩く

一筆書きの旅 弘前で

恐山から青森経由で弘前に向かった。青森には津軽三味線のライブを見にいく店があるが、このと時は日程の都合でパスした。
弘前は津軽のチ中心地だったが、今では交通の要衝である青森市に県庁がある。全国的には城下町以外に県庁があるのは珍しい。ここと山口の萩くらいではないか。戊辰戦争で滅ぼされた会津も例外的と言えるか。明治政府は当発足当初から地方行政経験しかない素人の寄り合い所帯だったせいで、統治能力が低かったのと反革命を恐れていたから、行政区分の再編が無茶苦茶だった。まあ、そのメチャクチャなまま150年も立てば、昔からの当たり前見たくなっているので、現在の地方区分いついて文句をつける奴もいなくなっただろう。

青森県はもともと津軽藩’(西側)と南部藩(東側)が強制合体したので、言葉も違えば風習も違う。元々は戦国時代末期に南部藩家臣だった津軽氏が独立した地域ということもあり、一つの剣としてのまとまりは視線発生的には生まれるはずがないのだが。
その津軽藩の城下町弘前はなかなか文化の高い地域であり、現在は喫茶店の多い街として知られている。個人的には喫茶店が存続している地域は好みであり、文化レベルが高いと尊敬している。
そのせいで弘前には足繁く訪れているのだが、なんといっても弘前の食は北海道の食にとって最大ルーツであり、個人的には自分との相性が抜群に良いからだ。

津軽料理の最高峰としてあげたいのが「いがメンチ」だ。いかではなくイガ と濁音になる。正確には『ガ』でなく鼻に抜ける鼻音のGu-Aだと思うが。これがうまい。店によって味付けも違うが、どれもうまい。一番うまいと思っているのは、弘前バスセンター側にあるショッピングセンターの惣菜やのものだ。
弘前の居酒屋に行けばどこの店でも食べられる。(はずだ)一度自分で作ってみたいとも思うのだが、いまだに果たせていない。

弘前に行って、イガメンチを肴に弘前の銘酒豊盃でいっぱいやるのが無常の楽しみで、この時も恐山の風景を思い出しながら堪能した。

弘前で胃がメンチを食べてしまえば、あとはもう帰るだけ。ここから東北日本海側を新潟まで抜けてサクッと帰るつもりだったのだが、なんと大雨の影響で一部路線が普通となり、青森秋田間の途中で代行バスに乗り換えるというハプニングもあり、盛りだくさんな帰り道になった。

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