
まだ家族でキャンプに行っていた頃、子供が小さかったこともあり、サイト周りにたっぷりと照明を配置して明るくしていた。テーブルの上で本が読めるほど明るかった。
今は、ソロキャンプなのでオイルランタンとサブのガスランタンだけ。本は読めない。が、それで良いと思うようになった。ちなみに、充電式の小型LEDライトをポケットに入れておくので、トイレに行くときなどはそれを使う。当時の懐中電灯はかなり明かりが弱かったが、今のライトは小型でも実に強力で、おまけにお値段も安い。キャンプギアも時代に応じて進化し続けているが、いちばんの進化はやはり照明周りではないかと思う。
暗いサイトで何をしているかというと、星を見る、小さな音量で好きな楽曲を聴く。のんびりと焚き火をする。それだけだ。バリバリと忙しくは働いていた時代であれば、リラックスタイムとか癒しの時間などと言われる類の過ごし方だが、今ではそんなものも特に必要としてはいない。ただただ、ぼーっとする時間が心地よく感じるようになっただけだ。まあ、これが歳をとるということであり、感性がどうやら劣化してきているらしい。
肉を焼いて食う、焚き火を眺める、夜になればさっと寝る。いつの時代の生活スタイルだと思うが、案外都会的なものだ。もちろん朝は日の出と共に目を覚ます。先祖帰りの暮らしも悪くない。