映像断捨離進行中でありますが、内容もわからず撮り溜めていた吉永小百合主演の映画二篇を一気に見た。
「おとうと」 2010年公開
紹介サイトはこちら https://eiga.com/movie/54336/
「北のカナリアたち」2012年公開
紹介サイトはこちら https://eiga.com/movie/57124/
おとうとは、市川崑作品のリメイク版で、いわゆる文芸映画というものらしい。物語に大きな波風は立たず、庶民の日常生活を切り取った感じで淡々と流れて行く。山田洋次監督らしいとも言える。大袈裟に言えば人の死に伴う周りの人間との関係再構築、そして再生みたいな話だが、自分の親戚にウチでも起こりそうな、そんなありふれた物語でもある。
北のカナリアたちは、ミステリーもの、それも倒叙ミステリー仕立てという凝った作品で、ストーリは澱みなく流れるのだが、一点だけ謎が残ってしまった感がある。かなり重要な設定だが何故?という疑問が解けない。自分が見逃している何かがあるのかもしれないがモヤモヤ感が残る。原作には描かれている部分の説明を端折ったのではないか。ただ、お話自体は美しい島の風景と厳しい離島村の冬景色が交互に描かれる抒情的なものだ。
昭和を代表する俳優といえば高倉健と吉永小百合だろうと思っているのだが、いわゆる青春映画や任侠映画時代の二人を見ていたわけではない。どちらかというと二人とも50代になってからの映画がしっくりときている。役者としての円熟期だった気がする。お二人とも70代になっても良い映画に出ているけれど。
吉永小百合という女優が、蓮っ葉な喋り方をしたりするのが想像できない。正しい日本語を丁寧に話す方だと思うし、そういう役柄が多い。名女優はたくさんいるが、言葉使いの綺麗さでは彼女が一番上品だと思う。。何より声が良い。
最近の流行りであるらしい「かん高い声」「幼女ボイス」にはいささか辟易しているので、彼女の低めの声と落ち着いた話ぶりが心地よい。
内容を知らないまま吉永小百合作品というだけで録画していたのだが、拾い物をした気分だ。何だか疲れている時には、ワクワ大興奮する大活劇ではなく、ぼーっとみるものが良いと思うのだが、まさにそんな作品。佳作という言葉が似合っている。
そんな気分なのでワードプレスの生成AIに注文して
『吉永小百合と高倉健が主演した北海道の夏を舞台にした映画ポスター』を作成してみたら、何だか本当にありそうなものが出てきた。AI、すごいな、

まさかとは思うが、吉永小百合さんを知らない方のために、グーグル先生おすすめ近影はこちらです ↓
https://variety.com/wp-content/uploads/2025/10/YOSHINAGA-Sayuri.jpg?w=1000&h=667&crop=1