街を歩く

断捨離日記2  ホイチョイ作品

Amazonからの引用です 
連載されていたもののベスト版が出ているのは知らなかった

バブル期絶頂の頃、よく読んでいたコミック作品が「気まぐれコンセプト」だった。当時の若手社会人の日常行動をユニークな切り口で面白おかしく描いていた。同時代人としてなるほどねえ、と感心することも多かった。そのホイチョイプロがこれまたトレンディー(当時の流行語だ)なテーマで映画を撮り、これがヒットしていた。

そのホイチョイ三部作が20年ぶりくらいに放送された時に録画していた。昔懐かしいという理由だったと思う。見直してみると映画の筋よりも登場する風景や物に惹かれてしまった。当時はまだ携帯電話機がハンドバッグのような大きさで、反社会的集団の方くらいしかお持ちではなかった時代だ。
頻繁に公衆電話から電話をかけるシーンが出てくる。ネットが一般的になるのwindows95の発売以降だから、この時期にはまだ出現すらしていない。企業オフィスシーンでは懐かしのフロッピーディスク付きワープロがあったり、プレゼンではスライドフィルムが使われている。ああ、懐かしい。
この後はプレゼンにOHPの投影機が使われ、そしてプロジェクターへと変化していった。パワーポイントが新入社員の必須スキルになって行く10年前のお話だ。

三部作のラインナップは
「私をスキーに連れてって」 主演 原田知世 三上博史
メインテーマはスキー(スノボではない)
「彼女が水着に着替えたら」 主演 原田知世・織田裕二
メインテーマはダイビング
「波の数だけ抱きしめて」 主演 主演:中山美穂 織田裕二 
メインテーマはサーフィン(だが、サーフシーンはほとんど登場しない)

今ではベテラン役者になっている俳優ばかりだが、当時はバリバリのトレンディー俳優で、時代を代表する「タレント」だった。この三部作で一番トレンディーな(笑)テーマは、金持ちの若者たちが遊んでいる何でしょうというものだ。それが第1作のスキーだった。
金曜夜には長野や群馬のスキー場に出かけて行くのがブームになった。そんな時代だったのだが、貧乏人は深夜バスで、金持ちは自分の車でスキー高を目指す。その差は決定的だったし、貧乏人はスキーヤーズベッドといいう仮眠設備に泊まり、金持ちは別荘や豪華ペンションを使う。遊びにもこの辺りの差別感覚が存在した。そんな時代だった。その時代を反映して金持ちサイドを描いているからこそのヒットだったのだろう。
お話もラストシーンのアクションはちょっとやりすぎだが、全体的な時代感がよく出てそんないる。田中邦衛さんもまだまだお元気だったなあ。


2作目はルパン三世のオマージュ的な冒険宝探しドタバタコメディーで、マリンスポーツという金ら遊びをテーマにしていた。1作目のヒットより監督に遊ぶ余裕ができたのだろうか、金持ちの若者の遊びから富豪の道楽宝探しへと進化??した。主演の原田知世の性格もちょっと強めになっている。
3作目はトレンディー俳優を配置したが、設定は大学生の夏休みであり、ほろ苦い悲恋物という、2作目のエンタメ路線から微妙に離れていった。テレビのトレンディードラマに擦り寄った感が強い。おまけに遊びのテーマはサーフィンという、一段とお手軽なもの、つまり日常的なものに近づけている。
作品的にはどれもヒットしたし、スキー・スキューバダイビング・サーフィンをトレンドとして巻き起こした遊び・スポーツを広めた意義は高い。その後のスケボ、スノボ、ウィンドサーフィンなどへ広がっていっきっかけともなった。
ただ、映画としての完結度でいうと2作目が一番良かったように思う。

映画館でみていたはずだが全く記憶に残っていないので、みていなかったのかもしれない。ほぼ30年ぶりにみた映画だから、お話よりもなつかしさが先にたってしまったが、平成初期の時代背景や文化を学ぶためには良い教科書的作品でありますね。あと20年もしたら某国営放送の朝ドラでこのバブル時代が設定で使われそうな気がする。その時は、俳優にダイヤル式電話の掛け方を誰かが教えてあげないとね。駅前の電話ボックスも再現しないと。

今でも現役らしい、ホイチョイプロのリンクはこちら  ↓
https://www.hoichoi.jp/news.html

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