
JR池袋駅の南側は賑やかな繁華街で飲み屋も多い。良い意味でも悪い意味でも東京北部を代表する盛場の一つだろう。サンシャイン側にはもう少しチェーン店が多い感じがするが、池袋駅東南方面はまだまだ細かい店がたくさん存在する。ビル壁面の大型看板などいかにも東京の猥雑さを代表する光景だと思う。
このビル群の中に、この日の会合場所があったのだが、なんと入居しているビルにすら看板がついていないという、探索難所な居酒屋だった。結局この界隈をぐるぐると歩き回ってしまったが、居酒屋のお兄ちゃんのヘルプがなければ辿り着けなかった。

その都会の繁華街からわずか徒歩2分、100mちょちいと離れたところに広い芝生の空き地がある。元は学校でもあったのだと思うが、そこを芝生にして開放している、都会では珍しい光景だ。規模は全然違うが、ニューヨークのセントラル・パーク公園を思い出す。
誰でも使える公共の芝生だと思っていたが、なんと周りが侵入禁止の停止線で囲まれていた。なんかと横暴な知事の暴挙だ、とイラっと思ってしまったが、どうやら言い訳らしきものが書いてあった。

芝生養生のためらしい。ご丁寧にイラスト入りで英語表記もある。なるほどな、外国人関連のトラブルがあったのだろうとすぐにわかる。
おそらくどこぞのSNSにアップされたせいでインバウン客が押し寄せてきて、あれこれ揉めたのだろう。この日も周りから聞こえてくる声の半分は外国語だったから、いまだに外国人が集まっているのに間違いはない。
確かに池袋という東京有数の繁華街で、この芝生の向こうにハイライズマンション群というのはなかなかシュールな光景だ。
富士山を見るために(撮るために)集まってくるインバウンド客の対応で、道路ぎわに布張りの壁を立てなければ無くなった地方都市のことを思えば、東京都は自己所有の公園を断固として閉鎖するという快挙にでたということか。
閉鎖告知には閉鎖期間は7月中旬までとなっていたが、これはおそらくズルズルと引き伸ばされることだろう。8月になるまでに一度確認しに行ってみなければなるまい。と、野次馬精神を発揮してしまう、ディープな池袋ナイトでありました。