街を歩く

近場で見つけたやさしいパン屋

小手指の駅近くにあるこのパン屋は随分と長く営業しているらしい。今まで全く存在すら知らなかった。たまたまドイツパンを探していた時にネット検索で見つけた。パン屋ではなく「ふーらんじぇ」だからフランス系のパンなのではと思ったが。

店内に入ると期待していたハード系パンよりも、デニッシュのような甘くて脂たっぷり系のパンがほとんどだった。みるからに甘そうな感じはするが、中には木の実やドライフルーツが入ったものもある。少量多品種生産のようで、開店から1時間もすると売り切れるものが多い。常連さんに人気なのだろう。

さて、この店のお目当てはカイザーロール、正確にはカイザーゼンメルだった。自宅近くにあるパン屋でカイザーロールを検索したら、この店がヒットした。カイザーロールは都内の大手ベーカリー店やブーランジェリー〇〇などというところでも取り扱いは少ない。いや、ほとんど見つからない。
都内の有名なパン屋はフランス系だからハード系フランスパンは大量に置いてあるが、ドイツ・オーストラリアの定番パン、カイザーロールは見つけにくい。当然、日本系のパン屋はカレーパンなどの惣菜パン、メロンパンやあんぱんのような菓子パンが主流なので、食事パンとして見つかるのはせいぜいがコッペパンやロールパンというところだ。

ドイツ系パン屋を探すしかないかと諦めていたが、都内でもドイツ系のパン屋は少ない。諦めかけたところで、なんとこの店で取り扱っていることを発見。勇んで買いに行った。結果は、残念。
人気店なので売り切れると困ると思い開店すぐに行ったのだが、カイザー前メルは午後になって焼くという。その日は胡桃のパンを買って退散。別の日午後1時半(その頃に焼き上がると聞いたので)に来店したが、なんとこれから焼くという。断念。

そして、三度目の正直、まず開店時間に電話をして焼き上がりの時間を聞いた。午後2時過ぎとのこと、では後ほど伺いますというと、取り置きしておきましょうかと言われた。なんだ、最初からそう言ってくれればいいのにと思ったが、ありがたく取置きをお願いして。
ようやく手に入れたカイザーアゼンメルはちょっと薄手ではあるが、まさに求めていたものだ。

それを自家製カイザーサンドに仕上げた。中身は軽く炙ったサラミと、レンジアップしてマヨネーズで和えた細切りキャベツ。歯応えのあるパン生地と、サラミからでる脂がよくあっている。

もっと前からこの店のことを知っていれば、豊かなパン・ライフが送れただろうにとちょっと後悔したが、まあ、それは良いことにする。これからはしばしばこの店で美味しいパンをゲットするのだ。

カイザー前メルには胡麻とケシの実、2種類あるが、ゴマが好みであります。

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