街を歩く

このみせに行ってみたい 古町の誘惑

新潟古町の飲み屋街?を歩き回ってみて、二軒の行ってみたい店を見つけた。もっとも日中に見て回っているのだから、夜の見え方はもっと違っているので、本当は夜にも探索行をするべきなのだが。とりあえず店内はのぞけないから、店頭の雰囲気で決めることにした。
一番目は典型的な居酒屋だが、店頭の黒板メニューが気になった。黒板も年季が入っていて字が読みにくいとことが素敵だ。夜だともっと読めなくなるのでと気になるが、美味いものが食える気配が濃厚で値段も随分とこなれている。このご時世では至極の存在というべきかな。

緑色の提灯がぶら下がる居酒屋は基本的に美味いものが食える確率が高い。今では知る人も減っているだろうが、「ミドリの提灯」は地産地消を売り物にしている店という意味がある。赤と緑の提灯が並んでいれば、これは店主の意気込みが伺えるというものだろう。おそらく平日でも予約しなければ入れない類の店だと思う。

看板を見て、ああこの店名がいいなあと思うことがある。昔のレコードを買う時に、全く聞いたことのないミュージシャンのものをジャケット写真で買う「ジャケ買い」をしていたが、食堂や居酒屋も外見で選んで正解することも多い。結局、良い店の店主は店外の仕立ても上手なことが多い。店頭がとっ散らかっている店は、店内もメチャクチャなものだ。

店頭にブラックボードを置いて、自分の店の売り物を「価格」も含めて見せることで、客には安心感が生まれる。たくさんメニューを書く必要はない。自身のある「推し」をいくつかしっかりと目立つように書いておく。それだけで、ふらりと入ってみたい、という気にさせる。

良い店は外見もそれなりの「定石」をしっかりと守っている。飲み屋の目利きはそんな定石を守る店を大事にするものだ。だが、この定石なるもの、どこかに教科書があるわけでもないので、店主が相当に勉強しているか、店を作るときの設計事務所が真面目この業界に勉強していなければ、良いファサードを持った店はできあがらない。ちなみに自分が勤務していた某フライドチキン屋ですら、このような定石を教育できていなかった。外食業など業界大手でもそんなものだ。

誰か教科書を書いてくれないものかなあ。

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