街を歩く

鰹の季節がやってきた

念の為に説明しておくと、魚屋の照明は魚をうまく見せるように赤めになっているらしいので、写真に撮ると赤っぽくなるが、写真で見るより現物はずっとうまそうに見える

5月になるとカツオが出回る。このインフレ時代でありながら、カツオのお値段は昨年並みなので、カツオ付きとしてはありがたいことだ。地元の埼玉県は海無し圏でありながら、新鮮な魚介類はそこそこ楽しめる。物流の整備が進んだ平成時代の恩恵だ。ちなみにカツオは千葉産のものが一番最初にで始める。初鰹が出回る時期は、もっと南の鹿児島や宮崎産が出回りそうなものだが、カツオがスーパーの魚屋に出回るのは千葉産になる。おそらく流通の問題なのだろう。

面白いのは見た目がほぼほぼ同じ千葉産のカツオが、駅の東口と西口にある魚屋で微妙に値段が変わることだ。魚の目利きをできるほどではないので、見た目には同じに見えるものが値段が違うと、ちょっと不思議な感じがする。カツオ以外の冷凍マグロや養殖の鯛はほぼほぼ同じ値段なので、カツオの値付けには微妙な何かが関係しているらしい。

まあ、目くじらを立てるほどの値段の違いでもなく、厳密に重量を測ったらそれなりにおこさの違いがあるのかもしれない。試しに両方の店でカツオを買って食べ比べてみるかとも思ったが、そこまでこだわる必要もない。
そもそも千葉産の初鰹は、初鰹という割にもっちりとして脂も乗っている。初鰹らしくない初鰹なので、半分は刺身にして食べ、のこちを「漬け」にして丼にする。カツオは偉大だ。

初鰹を食べるたびに、生きていてよかったなあと思うのだから、人生の喜びとは意外と単純なものなのだ。

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