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すごいラーメン店

どう見ても倉庫のような気がする

つい最近まで知らなかったのだが、ネットニュースに配信されてくる地元ニュースで見つけた「ガレージの中のラーメン屋」に行ってきた。製麺屋が運営する直営店のようだ。店内に入ってみれば、確かに倉庫の中という感じがする。コロナ対策もありテーブル席は間引いているようだ。

正しいメニュー説明とはこういうことだろうなあ

土曜日には本体の製麺屋が、麺のアウトレットを、この店の奥で開催するらしい。面白いことを考えるものだ。入り口にある自販機を見ると、何やらいろいろと書かれているので、じっくり眺めてみた。基本的にラーメンは4種類あるようだ。

ところが、何やら訳はわからないが従業員の方が券売機の前で商品説明をしてくれるのがちょっと不思議。券売機いらないのではと思ってしまった。
まずは初見ということでおすすめの「生姜中華そば」にした。最初にスープから昆布の味が伝わる。昆布だしがこれほど正面切って出てくるラーメンは初めてだ。その後すぐに、動物系(鳥メインか?)の味が出てくる。なかなか複雑なスープ作りをしている。
麺は普通にスルッと入ってくるので、スープと麺の絡みも納得できるバランスの良さだった。あっさり系でまとめ上げているが、満足度は高い。特にチャーシューの仕上げが素晴らしい。次は肉増しにしてみたい。他の3食も順番に試してみなければと思わせる高品位ラーメンだった。

生姜のラーメン

もっと前から知っていればなあとも思ったのだが、記憶を辿れば一年くらい前に、幹線道路から店舗に通じる脇道に入る場所に変な看板が置かれていた。なんだか怪しげな看板だなと思い、近寄らないようにしていたのだが、実はラーメン屋の看板だったのだな。もう一歩踏み出す勇気があればと悔やまれる。
いくつか支店があるようなので、そちらにも行ってみなければ。それぞれの店独自のラーメンがあるらしい。地元で見つけるプチグルメ的楽しみだったつもりが、予想外の秀逸な店に出会い、想像以上にワクワクした。名品。

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老舗の変わりぶり

味噌ラーメンがあったとは知らなかった

直久といえば、東京ではそれなりに有名なラーメンの老舗だろう。北海道から出てきたばかりの頃、東京人に「ラーメンと言ったら直久」と説教されて覚えた名前だった。その後、都内あちこちの有名ラーメン店に行って食べ比べをして、なるほど東京人が好きなラーメンとはこういうものなのかと理解した。いわゆる支那そばというやつだ。結局自分にとって、支那そばはうまいラーメンとはいえないという結論になったが、東京人のソウルフードらしいので文句を言うつもりもない。業務的に一時期ラーメンに関わり、先輩上司の「支那そば」論に付き合いきれず喧嘩になり、その業務を降りて以来、支那そばうまい論はトラウマだ。それでも直久の看板を見ると、たまに食べに入る。支那そばの原点みたいなものは確認しておこうという心持ちだ。大好きとはいえないが、まずいとも思わないので普通に食べる。あっさり系のスープは、たまに食べるとお腹に優しいと素直に感じる。

その支那そば屋だと思っていた直久に久しぶりには言いたら、まさかのびっくりバリエーション拡大で、ちょっと前まではキワモノ扱いだった「まぜそば」、「つけそば」まであるではないか。支那そばとは真逆の方向を向いていると思っていた「煮干しスープ」まで揃えている。まさに全方位展開だった。
何か、大きな変化が会社の中であったのかと邪推してしまうほどの変化だが。その動揺に引き摺られて、生まれて初めて「直久の味噌ラーメン」を注文してしまった。普通にうまいが、なんだか「らしくない」と感じてしまう。どうせなら、毒を食らわば皿までみたいな気分いで煮干しそばやつけそば、まぜそばまで順番に試してみようという気になった。老舗の覚悟に付き合ってみようと、こちらも心意気を見せてやろうじゃないかということだ。
個人的希望を言えば、横浜系ラーメンのような大きい海苔を乗せてほしいなあ。

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埼玉県の反逆者としての誇り?

埼玉県西部のベッドタウンに住んでいるので、今回の第6回コロナ対策ではめでたく禁酒県になってしまった場所で、いろいろと観察している。そのベッドタウン中心駅から一つ隣の駅は、駅の北側が埼玉県、南側は東京都になっている。とうぜん、北側では酒を販売するのに「検査制度」を導入していなければいけない。それを嫌ってか大手チェーンは埼玉県の店舗では酒販売を中止している。
つまり、駅の南側では酒が飲めるが、北側では酒が飲めない(正確にいうと酒の販売を企業が悪い忖度するという意味になる)という場所だ。

煉獄の卵

それを確かめるため、埼玉県では酒販売を中止しているサイゼリヤに行って、酒を注文してみた。後で気がついたことだが、駅北側住人、つまり埼玉県人は駅南側に来て東京都民のふりをして酒を飲めるのだな。そして、駅北側の埼玉県の自宅に帰って行く。埼玉県の制限の意図は一体なんなのだろうと、馬鹿馬鹿しくなるだけだ。これまた当たり前のように、自分の席の周りは高齢者飲酒グループが5組もいる。若い人たちはほぼ一人で黙食なので、店内に響く大声はジジイババアの阿鼻叫喚とでもいうか。これで高齢者クラスターが発生したら、店のせいにされるのだろうかと、これまた微妙な気づきをしてしまった。
マンウォッチングも終わったので、気になっていた「煉獄の卵」に挑戦したらさっさと帰ろうと決めて試食開始。

ついでに、辛い鳥焼きも注文したのだが、マイ親子セットみたいな組み合わせになった。煉獄の卵は自分のこれまで食べてきたサイゼリヤメニューで、ダントツのトップに認定した。うまい。というより、自分の好みにドンピシャとハマった感じがする。卵嫌いとかニンニク嫌いの方には無理な食べ物だとも思うが、これを食べるだけにサイゼリヤに行く意味があると思ってしまった。次回からは絶対注文品に決定だ。
埼玉県の意図には全く従う気もなく、サイゼリヤに行くなら当分は東京遠征するぞと決意し、埼玉県の税収(消費税)には貢献しないことにする。
そもそも埼玉県独自の飲食店対策をして、東京都と比較して感染者減少に効果があったどうか検証しろよと言いたい。

絶対しないだろうけどね。

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タンメンじゃないほう

埼玉県ローカルチェーンの雄「山田うどん」が送り出した、カカシラーメンの後継ブランド「山田太郎」は、去年のお盆時期の新規開店だった。それから半年が経過したが、相変わらずの人気ぶりで2号店も開くらしい。めでたしめでたし。
しかし、この埼玉タンメンというのは、いまだによく理解できない単語というか造語だろう。少なくとも「埼玉タンメン」なる概念は、自分の知る限りの埼玉各所には存在していなかったと思う。初耳だ。埼玉もそれなりに広いので、どこか、秩父の山奥とか限りなく群馬に近い県境周辺部で埼玉タンメンは存在しているのかもしれないが。
店内でメニューを見ても、店頭のポスターを見てもその辺りはフニャッとしているというか、「これが埼玉タンメンの定義」ときっぱりしたものが書かれているとも思えない。「ヘルシー野菜をお腹いっぱい」らしいが、これでは広告コピーでしかないしなあ。

魚介だしラーメン 煮干し系醤油ラーメン

などと、ブツブツ言いながらも、決して埼玉タンメンがまずいと思っているわけではない。ほぼ月に1−2回のペースで通い、順番にメニューを制覇してきた。最後に残っていたのが煮干し系ラーメンだったが、それをついに平らげてきた。
スープは確かに魚介だしだが、それほど強くない。よくある魚介系スープの苦味も感じない、スッキリとした(若干魚介系という言葉と矛盾があるが)仕上がりだった。チャーシューは「鬼チャーシュー」と書かれているが、鬼っぷりは穏やかなもの。全体的にはおとなしめでバランスしている。ちょっと期待値を上げすぎいていたが、普通に美味いラーメンだった。
ほぼ全種制覇した感想として、やはりこの店では濃厚タンメンがよろしいようだ。野菜はマシマシでも物足りないので、もう少し追加しても良いかもしれない。「痺辛」はくせになる辛さだが、味噌味の痺れる辛さ「麻辣」が自分好みだと思う。今後は、山田太郎ブランドで出店拡大していくのだろうが、できれば既存の「山田うどん食堂」で埼玉タンメンを発売してほしい。そうしたら、うどんとたんめんのW 麺セットを頼むのにな。

街を歩く, 食べ物レポート

2月の満洲は麻婆豆腐

ぎょうざの満州 2月メニュは辛麻婆豆腐

今月の満州 月例メニューは「辛い麻婆豆腐」で、これは試してみなければと、イソイソ本店に出かけた。確かに、満洲の定番麻婆豆腐は甘めというか辛さがないというかマイルドなものだ。だから、ちょっと不思議な、わざわざ「辛い」とこだわる麻婆豆腐に興味があった。
家庭でつくる「麻婆豆腐の素」が普及したせいで、すっかり日本の麻婆豆腐は「お子様」向けの甘いものに変化したと思っている。本場四川で食べたことはないが、大陸で食べた味と比べると、似たような別物であるのは間違いない。パンダとレッサーパンダの違いくらいはある。インド料理屋のカレーと家庭のカレーの違いような「差」はある。
どちらが上だとか、うまいとかいうつもりはない。麻婆豆腐もカレーも家庭料理には子供を許容する優しさがあり、専門店で食べればそれなりに大人の味が楽しめる。料理とはそれでいいのだが、なぜか町中華の麻婆豆腐は家庭の味に寄り添っているのだ。甘めの麻婆豆腐というか辛くない麻婆豆腐の存在が不思議だ。だから、町中華でも麻婆豆腐は甘いので、ラー油をかけて味変がデフォルトな食べる食べ物というのが我が認識だ。
そして、今月の満洲「辛い麻婆」だが、確かに辛味はアップしている。それでも追いがけでラー油が欲しくなるので、中辛といったところだろうか。できれば、これを定番にしてもらって、麻婆 甘辛が選べるようにしてもらえないかなあ。

普通にうまい 日高屋の麻婆豆腐 

などと、麻婆のことを考え続けた挙句、日高屋に行って麻婆を頼んだ。比較してみようと思ったのだ。そして結論はシンプルだった。日高屋の麻婆は満州より辛味がアップしている。が、満州の「辛い麻婆」ほどではない。要するにマイルド系麻婆だった。これはこれで酒の肴として食すに良さそうだ。ラー油をかけると味変可能で楽しい。こうなれば、麻婆を連続的に食いまくって「王将」「大阪王将」「ばーみあん」辺りを攻めてみようか。でも、どコマ「甘い麻婆」なのは間違い無いだろうなあ。

日高屋 おすすめは半ラーメン

麻婆を楽しむにあたり、個人的なおすすめとして日高屋の「半ラーメン」をお勧めする。添え物として食べるにはジャストサイズだ。満洲も麺少なめラーメンがあるが、お値段がそれなりなので、お買い得感があるのは日高屋。
ただ、この発見も、ランチで高齢者が連続4人、半ラーメンを注文しているのが気になっていたからだ。自分で半ラーメンを試してみる気になったのは食い気からでは無い。
おそらく半チャーハンと同じ発想でできた半ラーメンだと思うが、全く別の客層、別の利用動機でヒットしているようだ。追加の半ラーメンではなく、食が細った高齢者にちょうど良い量という需要だ。
この辺りが、量・ボリュームの変化で世代別攻略法があるという典型だろう。甘い麻婆豆腐と量の少ないラーメンに、新メニューを考えるときのヒントがあるような気がする。町中華は学びの場なのだ。

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完全に脱帽したオリーブの丘

すき家の姉妹チェーンというべきなのか、サイゼリヤのコピーコンセプトなのか、などと思っていた「オリーブの木」が、自宅近くにあったココスを改装して開店した。一度見てみたいと思っていた、低価格イタリアンレストランだが、神奈川県、東京西部あたりに店舗があったため、サボってみに行ったことがなかった。久しぶりに向学心が高まりお勉強に行くことにした。そして、結論を言うと、サイゼリヤのコピーではなく、低価格イタリアンとして秀逸なコンセプトに仕上がっていると感じた。個人的には、こちらの方が「良い」レストランだと思う。サイゼリヤが割り切って切り捨てた部分を、丁寧に拾い集めた感じがすると言えば良いのだろう。

イタリアンといえば、短絡的にパスタを思い浮かべるのが日本人的特性だと思うので、まずは定番トマト味のパスタを注文した。化学調味料の味が強すぎることもなく普通に美味しい。トマトソースの味もしっかりしている。パスタは硬めで、最近はヤリのもちっと系ではない。カルボナーラなどのクリーム系パスタはソースの加工度よりも生クリームの使用量で加減ができるので、そちらもチェーンの実力を図るには試食するべきだが、とりあえずトマト系は十分人気商品になる力がある。

ピザはサイゼリヤと比べると、さっくり系だろう。一般的なファミレスは「パン」のような記事が多いが、こちらはナポリ系に近い。リーンな生地と言えるほどさっぱりはしていないが、個人的にはこれくらいが好みだ。生地の仕上がりは、そのチェーンの考え方次第でいくらでも帰れれる。サイゼリヤはパンよりに仕立てている。こちらは、より「イタリアン・ピザ」の方向を目指しているという違いだ。
マルゲリータをバジルソースで逃げるか、バジルの葉を使うかは、チェーンの食レベルの差に直結すると思っている。バジルソースを使うと決めた時点で、なんちゃってピザ、ピザのようなものを容認するということだろう。
縁、エッジの焼け焦げを嫌う人も多いが、そこはしっかりと焼き焦がすべきだ。焼け焦げができないピザは工業製品で料理ではないと思っている。
という諸点から考え、このピザは間違いなく「良いピザ」認定とすることにした。

ムール貝の料理は、ビジュアルインパクトが強い。これをアサリの酒蒸しと比べれば歴然となる。料理は味も大事だが、最初の見た目で8割決まる。という点で、この盛り付けの多さも含め合格品だ。サイゼリヤでにたようなメニューはあるが、ビジュアルで負けている。
個人的には、貝の味として考えると、アサリの方がより味が濃いとは思うが、アサリではこの見栄えが作りにくい。おまけに、貝のみを食べる時にムール貝は大きくて撮りやすい。ファミレスに適した食材だろう。

アヒージョも自宅で簡単に作るのは手間がかかる料理だ。大量のオリーブオイルで食材をあげるというところはなんとかなる。しかし、アンチョビーが課題だ。一度開封したアンチョビーを使い切るのはなかなか難しい。2−3日連続でイタリアンメニューを続けなければならない。あとは小鍋でオリーブオイルを加熱すると、ものすごく周りに油が飛び散る。
ただ、オリーブオイルに溶け出した塩味と旨味がたまらない。中に入れる具材は、日通りが良ければなんでも良いが、キノコ類や鳥肉が合うと思う。このメニューは温泉卵を投入していた。これが予想を遥かに超えてうまいと感じた。卵とアンチョビー・オリーブオイルの絡みが想定外の美味さだった。バゲットをガーリック風味のついたオイルにつけて食べると、食欲が増してくる。逸品というべきだろう。

メニューをじっくり眺めていると、サイゼリヤとの対比が見えてくる。原料で大きな違いはない。サイゼリヤがオペレーションの簡素化のために落としたようなメニューがあちこちに目立つ。これが王者サイゼリヤを迎え撃つために研究した成果だろう。敵の嫌がることをやるはマーケティングの鉄則だが、それを忠実に実現している「オリーブの丘」はすごいのだ。

グループ本家のすき家は王者吉野家に対して、立地では都心部繁華街ではなく郊外ロードサイド、メニューでは牛丼専業に対して、トッピング牛丼とカレーで対抗した。それと同じ血が流れているような気がする。定点観測していくことにしよう。

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大都会池袋で居酒屋「大都会」

大都会池袋にある「大都会」。知る人ぞ知るセンベロの聖地らしい。超省エネ運営で低価格を実現しているので、コロナ前は繁盛していたようだが、ようやく復調してきた感じがする。ただ、寒い季節になってもドアが開放モードであるあたりが、まだまだコロナな日々ということだろう。だから、この季節は背中が寒くならない席を確保するのが一番重要なポイントになる。

入り口に書かれているメニューに嘘はない。実に大衆居酒屋っぽいメニューだ。個人的にはチーズサラミという昭和中期の人気メニューが健在なのが嬉しい。キャベツコンビーフ炒めというのも、これまた郷愁をそそるというか、実に東京の大衆居酒屋らしいメニューだと思う。我がホームタウンである北海道の都市部では、こんなメニューは見たことがない。そういえば、エイヒレも東京に来て初めて食べた「びっくり食べ物」だった。東京で当たり前の食べ物が、地方都市に行くと存在しないことは多い。

高級メニューのマグロカツ 420円は初めてだった。

店内でも入り口の看板に書かれているメニューは注文できる。ただ、店内に入ってから初めてわかるメニューの方が、もっと冒険的で、あれあれと言いたくなるものが多い。
この店は自動販売機で食券を買い、飲み食いした後は自分で下膳するセルフサービスの店なので、あまり酔っ払うと行動に問題が出る。なので、適度な酔い、できればほろ酔い程度におさえる必要がある。とは思うのだが、店内には歩行がおぼつかなくなるほど酔った男女も多い。

どちらも120円の「揚げたこ焼き」と「イカフライ」

その対策として、1000円分の100円玉を用意して、それを使い切ったら帰るという方式をお勧めする。小学校の遠足のおやつルールみたいなものだ。千円札でもお釣りは出るから、使用に問題はない。ただし、一度お札を使えば、二枚目三枚目の千円札を使う誘惑から逃れるのは・・・難しい。100円玉を準備する方が無難だ。
またこの時に、おやつにバナナば入りません的なルール違反をしてはいけない。つまり、最初のビール一杯はカウントしないとか言い始めるのはいけないということだ。言い出したらキリがないし。
ハッピーアワーのつまみは120円から、飲み物も140円で購入可能なので、1000円ルールは十分に有効だと思いますよ。

140円の酎ハイと120円の塩辛

店内のBGMは1970年代の昭和歌謡なので、ジュリーや山口百恵ちゃんがガンガンかかっている。よく考えると、この楽曲がわかる昭和世代は、もろ前期高齢者だからなと周りを見渡してみたら、確かにそういう客層でした。

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ラーメンのはなしを2題

ぎょうざの満洲 旨辛菜湯メン

美味いラーメン屋で店主が苦心の末に開発した名品ラーメンを食べるのは、なかなか贅沢な行為だと思っている。初めてのラーメン屋で注文する時は、全部乗せみたいな過剰トッピングラーメンは注文しない。ノーマル定番を注文する。当然、トッピング追加もしない。ストイックな(??)食べ方にすると自分では決めている。ラーメン屋のルーティン、その1だ。
ルーティンその2として、町中華でごくごく普通なラーメンを頼むのも良いが、その時は餃子にビールをつけて、ちょい飲みしながら腹ごしらえという感じにする。ラーメンは濃いめの味つけが多いので、醤油か味噌かでちょっと迷いつつ、「ラーメンの基本は醤油だ」、と決めつけて注文する。手前勝手な理由ばかりだ。
ただ、日常遣いのぎょうざの満洲本店では、この定番ルーティンを守らないことが多い。「旨辛菜湯麵」を頼むことが多いのだが、旨辛という割にあまり辛くはない。野菜が多いからタンメン扱いなのだと勝手に思っている。ただ、定番メニューにタンメンもあるので、その変形ということだろう。他の中華料理屋やラーメン屋では見かけたことがないので、満洲オリジナルと言って良い。マイ定番ラーメン的なもので、月に一度は食べたくなる弱中毒性があるようだ。

年末に自宅近く(といっても車で30分くらいかかる)ショッピングモールに行って、フードコートでランチにした。行列が比較的少ないところを物色していたら、ラーメン屋が行列2人だったので、そこに決定。鶏白湯の店で、昔はびっくりするほど長い行列だった記憶があるのだが、と不思議に思いながら待つこと5分で無事注文完了した。
が、そこから渡された呼び出しベルが鳴るまで10分くらいかかった。注文の行列は短かったが、注文した商品が調理されるのを待っている人はたくさんいたということだった。なるほどねえ、と理解はしたが、あまり納得できない気分で待つことしばしだった。
鶏白湯はラーメン界でもヘルシー部門というか、濃厚だがさっぱりみたいな位置付けにあると思う。野菜たっぷりのトッピングやレモンを絞って味変をするあたりは、明らかにヘルシーイメージを醸し出す。
味は普通にうまい。鳥スープは濃厚でコラーゲンたっぷりな感じがするが、後味はスッキリしている。久しぶりに食べた鶏白湯にはすっかり満足した。

待ち時間の間、何気なくメニューボードを見ていたら、開店後随分時間が経っているからか、いつの間にかメニューが増えていた。昔は鶏白湯一筋みたいな記憶があるが、今では醤油ラーメンもあるし、辛い麺もあるようだ。当然な工夫だと思うが、隣がつけ麺屋だけに対応が大変だろうな、とつい同情してしまった。
ラーメン屋が二軒並んでいるのはディベロッパーが塩対応しているせいだという気もするが、フードコートで運営する店舗の苦労が偲ばれる。隣の店が潰れたら、そこに直接競合が入ってきたなんてことはよくあるのだろう。
この先も頑張ってくださいね。でも、鶏白湯チャーハンとか鶏白湯中華丼とかは売ろうと考えないで欲しいです。

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外道な寿司屋の使い方

回転寿司とカウンターの鮨は漢字を使い分けることにしている。単純な思い入れの違いと言えばそれまでだが、魚を旨くする食べ方が、にぎり「鮨」で、魚以外も使って米をうまく食べさせる「寿=ことほぎ」を司る料理が「寿司」みたいな気分だ。もちろん極めて個人的な理解だ。
だから握りではない機械整形の回転寿司に「鮨」の字は使わない。ただ、機械整形が悪いとも思わない。安くてうまい米料理というカテゴリーでは、牛丼やカツ丼など米主体メニューを押さえて、一番出来の良い「マスタークラス」だと思う。

その回転寿司に行って、寿司をあまり食べずに居酒屋使いをするというのは、悪行三昧というか外道の振る舞いと、我ながら思うのだがやめられない。まず、小型コンロであぶり焼きを頼む。一通り焼き物を堪能したら、熱燗ではなくやかん酒を注文する。この小型のアルミ製やかんで日本酒を提供するという居酒屋は何箇所か行ったことがある。
お酒の熱さを自分好みで適度に調整できるはずだが、だいたいぼーっとしたまま熱しすぎて、舌を火傷しそうな「熱々燗」になってしまうことが多い。個人的には失敗の多い残念な提供形態なのだ。しかい、今回はやかん酒ではなく、やかん「昆布酒」だ。慎重の上に慎重をかさね温度管理に注意を払う。熱燗のちょい手前で昆布の味?を堪能することができた。やればできる子だった(エヘンエヘン)。フグのひれ酒は熱熱燗だが、昆布酒はぬる燗程度が良いようだった。

そして締めは最近ハマっているイカ三昧にする。当然主役はゲソだ。マイカも外せないが、メインディッシュは甘だれが塗られたゲソに決まりだ。今回は他の頭足類には目も向けない。魚類など論外だ。カンピョウだの、お新香だの、植物系巻物も拒絶する。当然ながら新興勢力のマヨコーンやカニカマサラダ、ハンバーグなどはアウトオブ眼中だ。

そして、締め中の締めは、なんと「塩辛巻」。これも普通の回転寿司ではなかなか見かけない、チープだがリッチだかよくわからない軍艦巻きだ。ただ、結論を言えば塩辛巻は締めで食べるより、飲んでいる途中の箸休め的に食べる方が良さそうだ。塩味と米のバランス、特にシャリ玉が小ぶりなので、つまみとしての適性が「米の酒と米の肴」という点で、抜群に良いと思う。

などと考えること自体、寿司屋では外道な食べ方だとは思っているが、決して反省するつもりはない。逆にここ10年間、進化を続けてきた回転寿司業態は、こういう変形変態的使い方をする客によって、あらたな進化の道筋が切り開かれるというものだろう。などと自負しております。

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一人焼肉を食う お仲間発見

埼玉の有名焼肉チェーン お手軽価格でファミリー向け

最近の日課になりつつある長距離歩行の目的地に、歩いていくとちょっと遠いレストランを選ぶことが多い。無目的に歩くのはしんどいので、食事をお目当てに遠くまで歩くという自己欺瞞というか、情けない目標設定というか・・・。まあ、歩いて疲れたら美味しいものを食べて、また帰ってくるのに歩いて疲れて、みたいブラック企業にありがちな変形労働制的騙しだ。その目的地に焼肉屋を選んてみた。埼玉県が地盤で長年お世話になっている焼肉ファミレスだが、この店の100m先に愛知県地盤の食べ放題焼肉店がある。焼肉競合激化地帯なのでたまには覗きに行ってみようという野次馬根性もあった。当然、競合対策で食べ放題もやっているが、昼飯で食べ放題もないだろう。

結局、ランチメニューを選んだ。基本的に肉の量で価格は3段階くらいに分かれている。ちょっぴり肉を食べる500円級、普通に食べる1000円級、ガツンと肉を食べる1500円級みたいな感じだった。ライスとキムチとスープ、杏仁豆腐はどのセットにもついている。
都内の高級店の焼肉には叶うはずもないとは思うが、ランチで食べるにはありがたいレベルだ。ハンバーグも良いが、焼肉の持つパンチ力は、ハンバーグと同じ肉とは言えない。歴然と異なるパンチ力がある。
「いやあ、焼肉うましだな」などと満足しながら食べていたのだが、はっと気がつくと周りのテーブルが全員一人客だった。年齢層は比較的高めだが、ざっくりと言えば前期高齢者3割、中高年サラリーマン風4割、あとは女性30−40代(一部子連れ)2割といった感じで、残る1割が二人連れだった。(それも高齢者カップル)
これがコロナ環境の特性なのかと思った。随分前にランチ利用した時は、仕事中のサラリーマン風な男性2−3人組が圧倒的多数だった。やはり焼肉をガツンと食べて、スタミナつけて、昼からの仕事頑張ろう的なムードがムンムンしていた。
今や、焼き肉はおひとり様で食べるものになっているらしい。時代の流れというか、社会環境の変化というか、色々と考えさせられる焼き肉ランチ(一人モード)だった。