街を歩く

日本橋で恐怖体験した

なんちゃってコロナ対策の象徴 アクリル板は消滅していた

友人と久しぶりに飲もうということになり、これまた久しぶりに日本橋で予約をしてみた。頭ではコロナ騒動が終息したとは理解していたが、金曜の夜がこんなに騒々しくなっているとは、全く予想外のことだった。たまたま、よく使っているグルメサイトから予約をしたのだが、なんと当日に従業員がその予約を削除したらしく、店に行っても予約がないと言われた。確認メールを見せて、なんとか席を確保したが、後から来た友人も「そんな予約はない」と言われて途方に暮れたらしい。
そもそも予約など必要がないくらい、いつでも空いていた時期を思えば、予約が勝手に消されるほど混み合っているのだから、偉大な時代(笑)になったと思うべきか。

おまけに「全席個室」みたいな説明をしていた席は、天井から降りてくる簾で間仕切りされるだけだった。この書き方はだいぶインチキだなと思うが、コロナの時期はそもそも店内全部が個室みたいな空き具合だったから、クレームもなかったのだろう。友人と合意したのは、もはや金曜に酒を飲みに行ってはいけない、個室予約は当てにならない、サイトの予約も信用できないだった。
ちなみに、サイト上からはコース予約の設定ができないというなんとも不思議な仕組みだったのだが(できるのは席のみ予約だけ)、従業員が予約を消した理由が金曜日なのにコース設定されていないことだったらしい。金曜に席だけ予約というのはあり得ないそうだ。
3年間、実質的に不完全状態での営業が続いていたせいか、居酒屋業界全般的にスタッフの補充もできず、ベテランはすでにいなくなり、現場ではドタバタが続いているということのようだ。コロナの後遺症は意外と根深く、人員不足が苦境の原因と言っても、どうやら自滅要因でしかないように見える。

時間だということで一軒目を追い出され、2軒目を探して入った居酒屋だが、これまたこの3年間であれば営業許可が取れなかっただろうほどの過密座席だった。日本橋で普通の居酒屋を探すこと自体が難しい時代だと思うが、とりあえず金曜夜にどんちゃん騒ぐ平常な時代が戻ってきたのも間違いない。店内は常に満席で、大盛況だった。おまけに新入社員の飲み会(おそらく入社後の初期研修終了打ち上げ)があって、あまり広くない客席は阿鼻叫喚というか実に騒々しい。これも、この3年間みられなかった光景だ。

雨宿りのつもりで入った店だが、全く雨足が止まらず、結局は1時間ほどで帰ることにしたのだが、お値段が居酒屋価格とは言えないほどの会計で、やはりアフターコロナはインフレ時代で、コロナ前の3割増くらいの価格になるようだ。居酒屋が居酒屋価格で利用できないというのは、ちょっとした恐怖体験だった。個人的体験で振り返ると、バブルの最終期がこんな感じだっただろうか。
帰り際に発見した、懐かしい光景にも戦慄した。飲み過ぎで上半身裸になり倒れている同僚?を取り囲む男女10人組みたいなしーんだ。この景色はなんとも昭和な雰囲気がある。急性アルコール中毒で何人も人死が起きていた時代の風景だ。
コロナの時代には全く見かけなかった光景だが(今は無くなったらしい路上飲みではあったのだろうか)、おそらくこの3年間は学生社会でも飲み会が激減していたせいだろう。
飲み会免疫なしで社会人になり、誰も止める奴がいないから自分の酒量もわからず飲みすぎて倒れたということか。でもねえ、その状態になったら救急車呼ばなきゃダメだよ、と昭和の知恵で忠告すべきだったか。ただ、倒れた周りの取り巻きにうるせい奴だと絡まれても嫌だしなあ、などと考えてしまうほどの賑やかな酔っぱらい集団だったし。実に久しぶりな大都会の光景だった。

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恵比寿のロボット食堂

看板は漢字四文字だから、定食屋とか麺屋ではよくありそうな雰囲気がするが、なぜか看板から漂う「テイスト」が海外チックな不思議感がある。どの文字も日本で普通に使われているもので、あの大陸系漢字、読めそうで読めない漢字のむずむず感は全くない。

店頭のメニューボードを見たら、なんとなく以前見たものと違い「普通な麺」が並んでいる。確か前回見た時は、ギョッとするほど尖ったメニューが並んでいたような気がするのだが。
と思って店に入ろうとしたら、入り口に今日からメニューが変わりましたという告知があった。あれこれと考えさせられる。そうか、この店も苦労してるんだな。味の調整に1年近くもかかったのだな。ということが、その告知文からにじみ出てくるような気がした。ちなみに改訂前のメニューはスパイシー系やエスニック系が中心だったような記憶がある。

コロナ時代の開店なので、なんとなくあちこちにコロナ対応が見受けられるが、やはり一番はカウンターの前面にしきられた壁があり。その壁の向こうが、ロボットが麺を調理しているところだろう。ベルトで運ばれるお釜もどきは、茹で上がった麺を入れた鍋だろう。その鍋が、加熱調理をする場所に移動して、ぐるぐると回っている。調理人が鍋を振るように、麺を加熱する道具らしい。お釜が斜めに傾いて状態でクルクル回っているのはなかなかシュールな光景だ。どうせなら、もっとはっきり客に見せれば面白いのになと思う。ロボットの調理を見たいだけで、店に来る客もいるだろうになあ。

とりあえず一番技術がいらないのではと思われるナポリタンにしてみた。味は普通。ロボットだからといって、うまいかマズイとかの差が出にくいものは何かと考え、選んでみた。
喫茶店のナポリタンみたいな濃い?味付けではないが、誰でも納得できるレベルだろう。人間がやっても、これより下手くそな店はたくさんあるし。ただ、味の調整より具材の選択に注意したほうがよさそうだ。もはや赤いウインナーは、食品としては劣化版製品だと思っている。もはや赤いウインナーは、昔懐かし食べ物を愛する、レトロ趣味がある人が味に目を瞑って食べる特殊な嗜好品だと思う。当店では昭和を忠実に再現するなどと言い訳しないと、外食企業として使いにくい原材料だ。
どうも商品開発者は、昔懐かし系の商品を開発する時に、あれこれイメージに引きずられすぎて原材料の味に妥協しているのではないかと疑いたくなる。
少なくとも現役の商品開発担当者(おそらく30-40代と推定)が、赤いウインナーの入ったナポリタンを食べた経験は限りなくゼロに近い気がする。そもそも、赤いウインナーがとてつもなく美味いなどとは、だれも思わないと思うのだが。(確認のためにその後、実食してみた)もし赤いウインナーが万人受けするうまいものであれば、スーパーで赤いウインナーがレアモノになっているはずがない。
今回学んだこと(笑)だが、ロボットは決められた通りの味付けで仕上げるから、料理のうまさはロボットのせいではなく、そのレシピーを仕込んだ人間様にあるのだな。だから調理ロボットを開発する時には、まず最初にレシピー開発する人間の「能力開発」をしなければならない。新しい「ヒト」と「ロボット」の関係が理解できた。作業性では、人はロボットに劣るのだから……………という感想を持ちました。

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新宿のミレニアムタワー(笑)

歌舞伎町に建設中だった高層タワーが完成したとニュースでは見ていた。歌舞伎町のランドマークといえば「コマ劇場」だった時代はすでに遥か彼方で、最近のランドマークはそのコマ劇場跡地にできた、ゴジラヘッドがあるホテル複合体ビルだ。
その東宝系タワーの目の前に、コマ前広場(?)を挟んでできたのが、東急歌舞伎町タワーだ。
ただ、歌舞伎町の中から見ると、ただただ空を見上げるだけなので全景がよく見えない。そこで、JRの反対側に周り西新宿からタワー全景を眺めに行った。こちらから見ると、ニョキニョキとそびえたつ「スカイスクレーバー」「摩天楼」という感じがする。

その後、ビル下まで行って首が直角に曲がるほど見上げてみた。やはりビルの真下からでは、ビルのてっぺんもはっきり見えない。

ゲーム内では、ボーリング場のあるビルに設定されることが多かった場所

広場からみあげてみても、やはりてっぺんがはっきりしない。まさに、新宿歌舞伎町を舞台にした、長編大作ゲーム「〇〇がごとく」に登場するミレニアムタワーそのものではないか。
おそらくビル建築の関係者にコアなゲームファンがいたに違いない。さすがにビル名をミレニアムタワーにはできなかったのだろうが、歌舞伎町タワーと言われれば、ファンは誰でもピンとくる(はずだ)

JR新宿駅から行くとちょっと距離があるが、西武新宿駅からは徒歩0分みたいな距離で、歌舞伎町周りもまた賑やかになってきたようだ。ヤマダ電機の跡地に入ったアルペンは外国人客が目立つようになった。(なぜ、日本に来てアウトドアギアを買いたがるのか、不思議だが)新宿昼飲みのメッカは、コロナの時代であるかどうかに関わらず、相変わらず昼から飲んだくれるオヤジは多い。
次は、ミレニアムタワー内部に潜入して、あれこれ探索しなければなるまいぞ。

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ひさしぶりの日本橋で

友人と久しぶりに日本橋で飲むことにした。日本橋など一年で何回も行く場所ではなかったが、コロナの間は一度も行っていないので、なんと4年ぶりということになる。銀座や新橋は何度も足を運んでいたが、日本橋は本当に用事がないと行くことがないし、そもそも用事もない。
あいにくの大雨だったが、それでも日本橋本店の入り口から入ってみた。百貨店で入り口に暖簾がかかっているのは、この店くらいのものだろうか。時代劇では悪者の代名詞になっている(笑)越後屋さんだが、この暖簾を見るとそんな悪そな気配は全く漂ってこない。

開店時間であればそれなりに見物客もいるはずの巨大女神像も午後遅くであれば周りに人影がない。わずかにいる観光客と思しき方達も、日本語は話していない。スマホで写真を撮る姿は日本人も外国人も同じだと思うのだが、その服装の微妙な違いというか、場近いな派手さ?みたいなもので、国籍の差がわかってしまう。
まあ、大多数の日本人にとって日本橋の百貨店はサンダルばきで行くようなところではなく、多少は洒落のめして行くところだろう。特にお江戸の外から来る方たちは、なめられてたまるか的な気負いを持っている人も多いのではと思う。特に、高齢女性はそうではないかな。(個人的見解です)

百貨店が、まだリアルに百貨店だった時代に、この巨大モニュメントはブランドを維持するため機能していたと思う。が、今ではすっかり専門店化して十貨店くらいに落ちぶれている?巨大店舗には、モニュメントの存在すら薄寒い感じがする。たまたま大雨の日だったから、館内に客の影が少ないということもあるだろう。しかし、ある程度の時間、この像の前にいたのは自分一人だったのだから驚いてしまう。
たた、この日一番驚いたのは、誰もいないモニュメント空間にではなく、地下の菓子売り場だったのだ。

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渋谷で立ち飲み その2

復活した渋谷の立ち飲み名店の話が続く。居酒屋でホッピーを頼むと、ジョッキに氷を入れて焼酎が一杯分入ったものと、ホッピー(割材)が出てくるのが普通だ。ところが、この店では最初からホッピーと焼酎を別々に頼む。酒屋でよく見かけるワンカップの焼酎が小サイズで出てくる。このワンカップの焼酎の量は、普通の焼酎を使ったドリンク(〇〇サワー系)で考えれば6-7杯分の容量になる。一般的な居酒屋で注文する、焼酎「中」追加という場合でも、追加一杯は30-50cc程度だから、やはり相当にコスパが良い。
ただ、一人飲みとしては量が多すぎる。まあ、値段を考えてみれば飲みきれない分は残して帰るという選択肢はある。フードロスが………という話をする人もいるかもしれないが、フードロスより自分の体(飲み過ぎ禁止)が大事だなという勝手な思いもあるので、飲みきれない時はそれまでと諦めることにする。
お店の人に断って残った焼酎を持って帰るという選択肢もあるかもしれないが、おそらく酒税法の関わりでそれはできないはずだ。財務省の役人は日本中のありとあらゆるところで、その悪行を晒しているが、逮捕されるのはセクハラだけという特権階級だ。その「悪役人」が免許なしでの酒のテイクアウトを見逃すはずがない。コロナの時の特例措置がいつまで続くのか確かめてはいないが、無免許販売を放置するとは思えない。
軍備増強のために作り上げた酒税法を、戦争放棄を謳う憲法に縛られているはずの現行政府が、いまだに温存して良いのか。どうなんだよ、財務官僚。などと焼酎の酔いに任せて妄想する。
一人飲みの立ち飲みが良いところは、この手の「酔っぱらいの口論の素」みたいなネタを、自分一人の頭の中で反芻していられることだ。一緒に騒ぐ相手がいないから、どんなに過激なこと、危険なこと、それこそテロリスト予備軍みたいな悪巧みをしていても、誰にも迷惑をかけない。気分的には、くたばれ財務省な妄想で、相当に盛り上がっていた

閑話休題。立ち飲みの肴にはゴージャスな料理は似合わない気がする。煮込みとか焼き鳥とか、いわゆる立ち飲み屋定番の料理もあるが、最近のお気に入りは、このハムとキャベツにマヨネーズがかかっただけのものだ。スーパーで売っている標準品という名のペラペラなハムもどきではなく、塊肉を厚めに切った「ハム」が嬉しい。
ハム・ステーキやハムカツ用に塊のハムを買いたいと思っても、近くの肉屋では売っていない。普段使っているスーパーでも、塊ハムが買えるのはお歳暮お中元の時期限定みたいだ。
昔はたまに御殿場にあるハム工場の直売所に厚切りハムを買いに行っていた。お値段は、ちょっと腰が引けるほど高いが、うまさは価格を遥かに超える。その店のベーコンも絶品だった。マイスターの手作りが感じられる。
ただ、なぜかチャーシューが売れ筋らしい。個人的な好みを言えば、そのハム工場のチャーシューはハムの世界を超えているかもしれない。あきらかに焼豚であり煮豚ではない。チャーシューの概念が変わる何か違うものだ。

そんなハム好きだから、この店のハム・キャベツは貴重な一品だと思う。キャベツも千切りというより五百切りというか三百切りというか、少し荒めに切ったキャベツがハムの相方としてよく合っている。
料理の味付けは「料理人」の腕前だが、うまいハムは「職人」の腕前だろう。居酒屋で「料理人の技術」ではなく「職人の技」を楽しむというのも、立ち飲みならではのうまさなのかもしれない。

うーん、今日は厚切りハムを買いに行こう。デパ地下に行けばきっと買えるだろう。

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最先端のファストフード

渋谷スペイン坂にGW前に開店した「麺」の店の話を聞きつけ、渋谷での用事ついでに出かけてみた。泣く子も黙る若者のメッカ、渋谷スペイン坂だけに、相変わらずのすごい人混みだったし、通行人の平均年齢は明らかに20代以下に見える。自分も昔は、こんな世代の時にスペイン坂をぶらぶらしに来たなと、遠い地平線を眺めるような気分になる。現在は混雑しすぎて猥雑で目がチラチラするから、あまり好ましい場所ではないと思うが、昔はね……………と言いたくなる場所だ。そこに、どう考えても10代から20代を主客層と考えている新コンセプトの店が開いていた。

入り口前には今や絶対定番の販促手段、手書きのブラックボード(黒板)が置かれている。ただ、宣伝しているのはドリンクなので、つまり、「ああ、そう言うことか」とわかってしまう。平たく言えば、客数が足りないので、喫茶需要を取り込もうとしている。行ったのが午後遅くだったから、アイドルタイム(暇な時間帯)だけ、この看板を出すのかもしれない。

この店は完全キャッシュレス会計なので、現金客はお断りかと思ったのだが、たまたま店内にいた時に若い女性客が入ってきて現金で買いたいといった。そうすると、従業員が建て替えますと答えたので、一体何がどうなっていると頭の中にクエッションマークが大量出現した。
要するに、会計の手前までオーダー端末で注文すると、従業員がお店のカカードかスマホを持っていて客の代わりに決済する。その後、客から現金を受け取ると言う対応らしい。キャッシュレスに対応できないのは高齢者だけだと思っていたら、若い世代にも現金主義はいるのだなと再認識した。スペイン坂、勉強になるなあ。

カウンターにはコンセント、店内はWIFI対応というコロナ以降の標準装備

麺はロボットが調理する。自動アームがスープの素(直径5cmくらいの丸い塊)をつまんでカップに入れる。その後、ベルトでカップが動いてスープ(お湯?)が注がれる。この辺りまでが調理ロボットの領分だ。そして、最後に人間がトッピングを注文に応じてカップの上に入れる。人間はロボットのお手伝いということだ。
追加、味変用のスパイスオイルはカウンターに置いてあってセルフで追加できる。全体の感じを一言で言うと、動きのある自動販売機だ。出てくる麺は、高級カップ麺という感じだから、価格とのバランスが購買動機として重要だとは理解できる。ただ、場所によっては、例えば大学の学生食堂とか、高速道路のサービスエリアや道の駅などで、品揃えを検討すれば人気が出そうな気もする。
調理ロボットが主役であることをもっと見せる仕掛けにすれば、意外と子供たちに人気が出るのかもしれない。味の調整は必要だろうが、既存の麺料理によせすぎると、単純に高く感じるだけだろうから、ユニークさをどうするかだ。
カップ麺大手のミルクで作ったシーフードヌードルみたいな「変化球」提案が必要ではないかとも思う。
確かにスペイン坂には似あっている業態だ。このコンセプトの2代目、3代目を見続けていきたいと思う。おそらく5代目くらいでブレイクしそうだ。脳の老化防止には重要な「新規業態視察による脳活」は続けなければねえ。今度は新パルコでも見に行こうか。

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シンクロニシティー

たまたま朝早く渋谷に行くことになった。いつもは大混雑している渋谷駅前、特にハチ公前だが、流石に朝の早い時間は誰もいない。若者が苦手とする時間帯で、高齢者の極楽タイム(笑)だろう。いつもハチ公のま前は通りすぎるだけだったが、 何十年かぶりでマジマジとハチ公を眺めてみた。
やはり犬族としてはなかなか凛々しい顔をしている。映画の主人公になるほどの勇姿だ。人には「イヌ派」と「ネコ派」がいるそうだが、今のイヌ派の主流は小型犬なようで、猫と変わらない大きさのチビワンコが人気らしい。それと比べると、ハチ公は小型犬とはいえ日本犬本来のサイズというか、イヌらしさがある。
ヒト族と最初に暮らし始めた異種はイヌ族らしいが、やはりヒトと共に暮らす生物としては独立の覇気を示してくれる異族として親近感が湧く。あれこれ考えながら5分ほど立ち尽くしていた。
ただ、個人的には忠犬という呼び方より、いなくなった相棒を忘れられないナイスガイ的な呼び方をして欲しいものだと思う。主人と家来の関係ではなかったと思うのだがなあ。

同じ日に、新宿に移動したら、なんと駅前で立体猫動画が映し出されていた。周りの通行人、特に外国人観光客らしき人たちが一斉に写真を撮り始めたので、何があるのかと見渡して発見した。
映画の有名なシーンに、道にいる通行人達が空飛ぶ超人を指さして、あれはなんだ、ざわざわするみたいなものがあった。あの感覚だ。周りにいる人の視線を追うのではなく、スマホの向いている方向を探すというのが現代風だが。
テレビのニュース映像で見ていた、壁面の広告動画をスマホで撮るシーンが目の前にある。普段であれば、フンというだけで何もしない、というか無視するのが常なのだが、今回は恥ずかしながら自分もスマホを出して写真を撮ってしまった。
壁に映る動画の立体感がすごかったせいだ。平らな面に映している画像を立体視させるのは、いわゆる錯視の一種だが、それほど特殊なテクニックではない。古典的な絵画の中にも錯視の呪術は取り込まれている。しかし、動画で見せるというのは、見て初めてわかるびっくり仰天な展開だった。テレビのニュースで映る画像は当然ながら錯視の効果が消えているので、なんでこんなものをみんな写真で撮りたがる、という疑問しか出てこない。
しかし、リアルに見ると明らかにすごいのだ。ただ、自分で撮った写真を見返すと、壁の境目まで目立つ、なんて事のない下手くそな「絵」にしか見えない。見返してまたびっくりするのだから、なかなか手の込んだコンテンツだと言えそうだ。
たまたまだが、この日は動物、それもイヌ族とネコ族についてあれこれ考えさせられた。何やら、おイヌ様、おネコ様のお告げなのかもしれない。どこかの神社にお参りに行ってこようかな。

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トマトの飲み物が気に入った話

5月のおすすめらしい 5月とトマトの因果関係はよくわからない

2-3ヶ月に一度定点観測に訪れる居酒屋だが、最近は運営方針が変わったのか(コロナ後の対応のようにも見える)、毎月推し商品を入れ替えるキャンペーンモードになっている。なぜか5月はトマトレモンサワーだった。
トマトジュースは好きだが、レモンサワーはさほど飲まない。おそらく一年で1度か2度程度の低頻度でしか頼まないだろう代物だ。ただ、キャンペーン推しだという事で、とりあえず注文してみた。ちなみに、値段は普通のレモンサワーの5割増しだから、この店では高級ドリンクになる。
飲んでみたら、レモンサワーの甘さがトマトジュースで良い具合に緩和されていて、これはうまいなあ、と思ってしまった。ただ、流石にこれをお代わりするのは気が引ける。代わりに頼んだのが、通常品トマトサワーだ。味比べをしようと思ったのだが、なかなか面白い体験になった。
結論を言うと、キャンペーン品の方がうまい。値段が高い分だけ美味いと言える。トマトとレモンのバランスの問題だろう。それでも、通常品のトマトサワーを次回来る時に注文する気にはなる。今年一番の居酒屋発見かもしれない。あちこちでトマトサワーを試し飲みしてみようかと思ったくらいだ。

5月のおすすめである「肴」は、「辛いチキン」が二品あった。一つは唐揚げに、これでもかと赤いスパイスがかけられたもので、注文した品がテーブルに置かれた時には、思わずビビってしまった。
ルックスだけ見ると、これは実に辛そうだ。ひょっとして完食できないのではないかと思ったが、食べるとあれっと言いたいほど辛くない。色味に騙された感がある。カリカリ系の食感の鳥唐揚げだから、酒にはよく合う。これはマイルド系な辛いもの(変な表現だが)が好きな人に向いている。

もう一つが鉄板で焼いた鳥肉に辛いソースがかかったもので、チキンを原料に、味付けが辛く設定されているから、唐揚げと同系統の商品だ。食べてみると、これもあまり辛くない。唐揚げが好きか、焼肉が好きかの違いくらいで、味付け自体はどちらもマイルド辛い、辛さレベル1的なものだ。
どちらもに肉料理だし、どちらかと言うとサワーのような炭酸系飲料によく合うようだ。たまたま、トマトサワーを飲んでいたこともあり、甘めのドリンクとマイルド・スパイシーなチキンはよくあっていた。
そこまで計算されたキャンペーンなのかはよくわからないが、ひょっとすると商品開発者の深い陰謀?があるのかもしれない。
とにかく、トマトサワーは美味いのだな。新発見できて、ちょっと幸せなひと時だった。

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西武新宿線の風景 あれこれ

高田馬場駅にて 首都圏移住者の方へ宣伝するのは大切だ

西武新宿線高田馬場駅、橋上連絡通路に崎陽軒の売店がある。なぜこんな場所にと思うが、隣はコンビニ、その隣はQBハウス(低価格床屋チェーン)で、通路の向かい側にはスタバと神戸屋がある。ちょっとした商業集積地なのだが、西武線と山手線をつなぐ連絡通路だから通行量はものすごい。コンパクトな店でも商売なるのだろう。以前はJRの改札口前にあったものが、構内に移動してきたようだ。
その崎陽軒の売店は、自宅に帰る途中でシウマイを買うのにすごく便利だ。夜7時くらいには売り切れていることが多いが、シウマイは売り切れていてもシウマイ弁当は買えることもある。一人暮らしのサラリーマンであれば、なんとも有難い店だと思う。
その崎陽軒の店の前に、見たこともないポスター看板が置いてあった。シウマイ弁当の解説なのだが、確かに大定番弁当のシウマイ弁当であっても、まだ食べたことのない人は多いだろう。
高田馬場あたりの学校に通う若い方(大学生とか予備校生)であれば、かなりの確率で食べていないのではないか。崎陽軒の店舗密度は横浜中心であり、東京北部に来ると密度がグッと下がる。埼玉県在住者は利用頻度が神奈川県民より数段落ちるはずだ。ましてや上京して学生生活を送る首都圏外からの流入者であればなおのこと未経験者だらけのはずだ。
シウマイ弁当の現在価格は900円なので、弁当としてはかなり高価格帯になる。隣のコンビニで弁当を買えばワンコイン程度だから、若い方にはちょっとハードルが高いかもしれない。ただ、弁当の中身がわかれば、多少高くても食べてみようという気にもなるかもしれない。そんな意図で作られた、崎陽軒シウマイ弁当を未経験者に丁寧に説明します的なメニュー取説というか分解解説なのだろう。
しかし、広告ポスターとしては販売価格が書かれていないのが気になる。価格情報は購買動機の最たるもので、あえてそれを書き込まないのは悪意(笑)があるとしか思えない。あとは、URLは書いてあるがQRコードがない。検索ワードも書いていない。お義理にホームページありますとアリバイ作りをしているだけとも思える。色々な意味でツッコミどころ満載のポスターなのだなあ。これを題材にしてマーケティング屋を目指す人たちに実習としてポスターを制作させると面白いかもなと、つい写真を撮ってしまった。
シウマイ弁当はマイ駅弁ベスト5の上位ランカーで大好物だから余計に気になった。

西武新宿駅にて 台湾グッズは意外とお高い印象だった

もう一点西武線で気になるの光景だ。西武新宿駅改札口に続く広い通路に、小さな売店スペースがあり、時々衣装替えをする。焼き栗の店だったり、スイート系の店だったり、一年に1-2回は店が変わっているようだ。そのスペースに台湾産のお菓子などが販売されるようになった。最近ではすっかり見なくなった中国物産のワゴンセールみたいなものだと思うが、品揃えが面白い。
昔々、2年ほどの間、一月の半分を台湾で過ごしていたことがある。あまりに入国記録が多いので、入国検査場で別室に連れて行かれそうになったこともある。悪いことをしていたのではないが、まだ米国ブランドの唐揚げ屋が台湾では知名度が低かったせいだろう。
そのときによく食べていたパイナップルケーキ(と書かれてあった菓子)が売られていた。パッケージには、繁体字で表記がされていたから間違いなく台湾製だろうと思う。
不思議だなと思ったのは、中国物産ではなく、台湾物産と書かれていることだった。現在の国際情勢というか東アジアの政治的な立ち位置を考えるに、「台湾」という言葉が日本文化の中でほぼ独り立ちしたということだろう。ちょっと前に騒ぎになっていた「台湾パイナップル」が大陸に輸出ができなくなった話あたりから起きた変化のような気がする。その行き先を失った台湾パイナップルを日本のスーパーが大量に仕入れたせいで、甘くて柔らかい台湾パイナップルが簡単に手に入るようになった。
その後も、春になると継続的に台湾パイナップルを見かけるので、一度開いた商流が閉じることはないようだ。めでたし。パイナップル好きとしては大変嬉しい。
台湾料理は好みの味なので(大陸系中華料理よりマイルドか?)、できればもっと台湾料理店も増えてほしい。おまけに干し果実も販売してほしい。などなど、台湾物産展には期待が大きいので、この売店はずっと続けてほしいなあ。

街を歩く, 食べ物レポート

渋谷で立ち飲み そこは聖地だ

渋谷といってもJR渋谷駅から国道246を渡った南側の一帯は、ちょっと雰囲気の違う区画で、渋谷特有の猥雑さみたいなものとはいささか異なる風情がある。春には桜が満開になる坂道を登ったところに、目立たない看板がある。
よく見ないとそこが居酒屋だとはわからない。ビルの脇にある駐車場的なスペースにも立ち飲み用のテーブルが置いてある。これからの時期は暑さが大変だという気もするが、コロナ対策の名残りなのか外で飲みたがる客が多いのだろう。まあ、それはそれで客の好みだからな。自分としてはエアコンの効いた店内で飲みたい。

テーブルの上にはQRコードが入ったスタンドがあり、これをスマホでかざすと注文ができる。周りを見ていると、ある程度の年代層(若目のグループ)には、スマホで注文してくださいね的な一言がある。ただ、年配者対応なのか紙に書いたメニューもしっかりおいてあるし、スタッフに声をかければ口頭でも注文ができる。
まだ、完全に非接触型への移行は完了していないようだ。まあ、あと5年もしないうちにキャッシュレス・スマホ注文は定番になるだろうが、その頃には団塊世代も後期高齢者で在宅生活になるだろうから、大きな問題も起きないに違いない。

切っただけではない お仕事がされている 「刺し盛り」

立ち飲み居酒屋といえば、焼き鳥屋おでんと言った簡便食が中心だと思っていたが、なんと本格的な刺身の盛り合わせがあった。これはレベルが高い一品だった。そこらの「座れる居酒屋」でも、このレベルでの刺し盛りはなかなかお目にかかれない。チェーン居酒屋のなんちゃって刺身盛りあわせとは雲泥の差だった。
最近ではイカとかタコが高級品化しているし、刺身といえばサーモンみたいな時代なので、この組み合わせは実に珍しいと思う。
そもそもこの立ち飲み屋は、由緒正しい昭和の立ち飲み屋だったものだが、地域の再開発に伴い閉店していた。昨年、場所を変えて再開したのだが、昔懐かしのメニューは残しつつ、新しい時代感覚のつまみもあれこれ増えている。

何か珍しいものがあればと友人が注文したのが、いちじくの白胡麻和えで、見た目だけでは何が出てきたのかわからない。鳥もも肉のマヨネーズ焼きも似たようなルックスになる気がする。
ただ、これは見た目からは想像できない名品だった。おろし胡麻に絡んだいちじくのほんのりした甘さは、辛口の酒に合いそうだ。最近、果物をソースに使ったり具材に使った料理に関心があり、メニューにあれば注文してみるのだが、ハズレの品に当たったことがない。やはり果物料理は調理人が相当な力を入れて開発するせいだろうか。干し柿とカブとへしこ(塩サバ)の和え物は実に記憶に残る美味さだった。りんごの入ったポテトサラダもうまいと思う。メロンの生ハムかけは有名だ。
最近では居酒屋巡りの楽しみが変わってきた。「酒」よりも「果実料理」の方が気になるというのは、何か重大な体の変化の兆しらしい。つまり、歳をとったということですねえ。