街を歩く, 食べ物レポート

メロンパン 異形の進化への道

見た目はモスラ

メロンパン探しの旅(笑)は続けている。変わりメロンパンを見つけては試食をして、ああでもない、こうでもないとつまらない感想を書いてみるだけだが。
今回はクロワッサンにビスケット生地を被せたものだった。ブリオッシュの生地を使うメロンパンはよく見かける。生地のリッチさで高級感を押し出そうという意図だとわかる。そのブリオッシュよりもさらに濃厚な、つまりバターたっぷりのクロワッサン生地でメロンパンを作れば、それはスーパーリッチになることは間違いないと考えたのだろうか。ただ、甘さのバランスやビスケット生地のハードさ、クロワッサン生地のソフトさのバランスがどうなるかだ、と食べる前から思っていた。

案の定でバランスが悪い。クロワッサンにチョコレートをかけたものはたまに見かける。あれは全体の甘さを強めながら、表面のハードさはあまり変えない。クロワッサンの柔らかい生地によく馴染む。チョコ自体が強い味なので、クロワッサン生地のバターたっぷり感と相性が良いのだろう。
和菓子で言えば、外が甘く中が柔らかいとなると、おはぎがあげられる。人の嗜好というのは、洋の東西を問わずに多様な進化をするらしい。外が柔らかく中が甘いとなれば、和菓子では大福餅のような餅菓子がある。洋菓子で言えば(?)仙台名物萩の月みたいなものだろうか。あれに近しいといえば、アメリカンドーナツの典型、中にカスタードクリームの入ったふわふわのやつがある。

クロワッサンのメロンパンもどきは、どうやらアイデア倒れみたいだ。パイ生地もそうだが、クロワッサンも薄い生地の層を重ねてパリパリ、サクサクの食感を楽しませるものに、ビスケット生地のハードでカリカリという組み合わせがあわないようだ。
見た目はなかなか楽しかったのでちょっと残念だが、生地のバランスを改良していけば三代目くらいになると完熟するのかもしれないと思ったので、この店のメロンパンはしばらく継続審議とさせていただく。

街を歩く, 食べ物レポート

ガツンと行こうぜ

狸小路にできた、現代風の屋台村というか、横丁というか、英語でレストラン・コンプレックスといえばカッコよさそうな気もするところにある昼飯を食べに行った。ビルの一・二階に小ぶりな店が20軒ほど集合している。狸小路側から見た光景は、ちょっと賑やかめな感じがする。

狸小路の北側道路までビルがつながっているので、一般道路側から見ると普通の飲食ビルにしか見えない。ファサードの作りがあまりうまくいっていない感じがする。ビル改造型屋台村の元祖とも言える恵比寿横丁あたりの「レトロ」な外観と比べると、もう少し工夫があっても良いかなと思うのだが。
弘前にある倉庫を改造した屋台村は天井が高く屋外感があった。八戸の屋台小路も、屋外のぶらぶら歩き感を演出していた。「屋台村」「横丁」は内部の店舗のユニークさもさることながら、全体感の作り込みが誘客要因として大きいような気がするのだが。

その中の一店で入り口に飾ってあった丼のポスターが、某テレビ番組の宣伝と思えるくらいで、店名は隅に小さく書かれている程度。なんと、奥ゆかしい店長だろうと逆に感心してしまった。
国内観光が復調指定いるので、日本人観光客の指名買が多いのだろうなあと想像はつく。北海道人相手にするのであれば、「日テレ」ではなく、「S◯V」と系列局の名前を挙げるだろう。

ただ、ちょっといきな演出があり、地元以外ではほとんど見かけない九州醤油と、一般的な醤油の2種類を提供していた。脂の強い魚には九州醤油を、白身には普通の醤油を使うといいよということだった。
北のハズレに来て九州醤油に出会えるとは思わなかった。こういう小さなテクの積み重ねが、繁盛店、行列店につながる道なのだが、その小技を知っているかどうかが日頃のお勉強だろう。勝ち組には勝つ理由がある、ということを学ばなければいけないのだ。

ちょっと盛って撮って見ました的な

そして、この名物丼を注文した。写真は「見栄え」優先で撮ったもので、実にモリモリに盛っているようにアングルや距離に工夫して撮ってみた。
実際には小丼程度の小ぶりな器だったし、どんぶりの淵まで白飯が詰まっている。魚の盛り上がりは丼の上部からのもので、実は少々食べにくい。一度、丼の上から魚を別皿に取り分けて食べた。
味は想像通りで(当たり前だが(切り身の味がする刺身丼だ)、値段はちょっとお高めという感じなので、ぼったくり商品ではない。観光客が食べるのであれば普通に美味しい、映えがするメニューだろう。
個人的には地元人が食べるにはちょっと難度が高いかもという気がした。同じ値段を出せば、そこそこの鮨屋で「チラシ」を注文できる。酢飯好きなので白飯の丼より、「チラシ」の方に惹かれてしまう。
夜は居酒屋メニューになるので、「映え」商品はランチの売り上げ拡大には貢献しそうだ。夜の締めフェに続き、第二の「ご当地メニュー」に成り上がれるかちょっと楽しみだが………

街を歩く

焼き鳥 うれし たのし

いつも行くチェーン焼き鳥屋が、コロナの後で値上げをした。それは、仕方がないことなので諦める。単品の値上げ率は10-20%くらいだろう。金額的には、一串20-30円くらいの値上げが多い。目くじらを立てるほどのことでもないが、平成時代を生きて来たオヤジ族には、それが不満のようだ。
どうも最近、同年輩の友人たちと飲むとその手の愚痴が多い。この2-3ヶ月に会った年配の友人たちに共通する、インフレ、値上げへの不満だ。平成30年間の値上げしない経済に慣れてしまったせいだろうと思うが………

元々口数が多いと思っていた人間ほど、愚痴をこぼすのが多いようだ。たまに会うとお互いに話題が少ないせいか、お天気の話をするように値上がりした物価の話をするのかもしれない。ただ、話していて面白い話題でもない。
値上がりよりも残念だったのは、この店で特殊な位置を占めていた「締めのパフェ」が、リニューアルされてしまったことだ。もちろん値上げもしている感じがする。この辺りは記憶モードなのでなんとも言えない不正確さだが、人の値段感覚はこの程度の曖昧記憶で作られているのでヨシとしよう。焼き鳥の味は記憶通りのような気がしたが。

「道民の醤油」と書かれた醤油を見て、ちょっと感動した。コロナの前からもこの醤油だったが、コロナであれこれ食品業界も変わっているので、醤油屋も健全に商売が続いているのは喜ばしい。しかし、この醤油は、当たり前だが北海道外では見たことがない。一度、土産に買ってみようとスーパーで探したこともあるが、見つからなかった。
日本全国どこの地域でもそうだが、地域ラブは旺盛な人が多いので、県産品とか県内製品とかの人気があるようだ。北海道産、と書かれた商品もよく見かけるが「道民」という形容詞は見た記憶がない。
他府県で「県民」「府民」の醤油とか味噌とかソースなどがあるかどうかは知らない。〇〇の味とか〇〇の伝統という表記はよく見かけるが、「県民の味」と書かれた商品は記憶にない。
だから「道民」というのはなかなかインパクトがある言葉だ。「道民の醤油」を使用する、この焼き鳥チェーンもやはり北海道ラブな経営者がいるのだろうなあ。


ちなみに、お江戸では水道水をペットボトルに詰めた水を売っていた。なんとも言い難い商品だが、東京都水道局が販売していたものだ。その名前が「東京水」で、「都民の水」ではなかった。オリンピック目当ての商品だったらしく、すでに販売は終了している。今でも売っていれば、残念系な土産物として人気がでたかもしれない。https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/press/h29/press171110-01.html

街を歩く

街角の片隅で発掘を楽しむ 二景

去年はほとんど見かけなかったが、有名観光スポットで写真を撮る観光客が戻ってきていた。ただ、観光バスが横付けされて修学旅行のように群れているインバウンド観光客の姿は見られない。チャイニーズスピーカーも、ほとんどが台湾から来た人たちらしい。この時期は、服装や格好で観光客の日本人・外国人の区別がつきやすい。
地元民は、まだ恐る恐るの夏仕様で、半袖のシャツあたりが限界だが、南方から来た人たちは、足元は素足でサンダル、派手目のTシャツというサマーバケーション的なラフさだからだ。日本人観光客でも、さすがにショートパンツ姿は少ない。
北の街で屈指の観光名所に設置されている、撮影台に上る観光客の姿は見られない。個人的な感想で言えば、この上に立ってWピースサインの姿を撮影してもらう(自撮りする)のは、かなり恥ずかしい。観光地によく置いてある、顔の部分に穴が開いてある撮影ボードも恥ずかしいが、このお立ち台の方がはるかに羞恥心をそそる。
少し時期が変われば、この撮影台も賑やかになるのかもしれない。どうも北の街の人たちは、オーバーツーリズムという視点は感じていないようで、もっと観光客が増えても良いぞ、という感覚らしい。
ホテルの宿泊代は、すでにコロナ前より高騰している。バブル期の経済状況に似ている感じもするのだが、それでも観光客増を望むのは、あのコロナの落ち込みぶりが恐怖感に繋がっているのだろうか。

観光地とは全く関係ない場所だが、地下街中央部にある休憩施設の閉鎖が続いていた。もはや時代遅れの町飲みならぬ地下街飲みで、騒いだ若者グループが市民の顰蹙を買い、飲んで騒ぐのは禁止となった後に、酔っ払いが暴力沙汰を起こて全国ニュースにも放映される事態になった場所だ。ある意味、今年の有名スポットだ。閉鎖されて二月以上も経つのだが、どうやら行政は解放する気がないようだ。
前に見た時も思ったことだが、これは立体造形的というか現代アートっぽい感じがする。どうせなら、地下街のあちこちにこんな感じのアートな展示を行なって見るのはどうだろう。地下街の人通りもすっかり少なくなった気がするので、街の活性化として取り組むのが面白いと思うのだが。「地下街・アートストリート」みたいな感じか。
災転じて福をなす。雪まつり前の観光イベントとして考えれば面白そうだけどなあ。

街を歩く

サンドイッチ天国 

ススキノのハズレから徒歩5分くらい?

コロナの間はいつ行っても長い行列ができていた。ようやく落ち着いたらしく、午後になれば店外に並ぶことも無くなったようだ。ただ、現在の卵不足は一番人気のたまごサンドにも影響が出ているようなので、ちょっと注文するのを遠慮した。

普通に美味しいハムサンドはハムがたっぷり ポテトサラダのベーコンの組み合わせは大人仕様だ

今回の獲物は「ハムサンド」と「ベーコンポテトサンド」だ。ハムカツサンドにも心惹かれたが、ここは当初の意思を変えずハムサンドにした。コンビニで売っている「なんちゃって系ハムサンド」は食べるたびにアレコレ考えさせられるから、最近買ったこともない。多分、3年くらいコンビニで三角サンドイッチは買っていない。
個人的にはぼったくり商品だと思っているせいもある。量産可能な商品で300円超えの値付けは、ほとんど犯罪的な価格設定だと思うが、コンビニ各社は確信犯的に利益邁進に励んでいる。
そのサンドイッチで稼いだ分をおにぎりの販促費用に充てている感じもする。個人的に真っ当な商売感覚では無いような気がしているが、勘ぐりすぎだろうか。コロナで焼け太っていたコンビニ各社が、この先の価格戦争勃発時に巻き込まれずにいられるか、かなり意地の悪い視点で見ている。
全国各地に激安弁当の店はあるが、それと比べても予想以上にサンドイッチ店は少ない。なぜかサンドイッチは単体で販売することが難しいようだ。あのMマークのハンバーガーチェーンも、昔々に三角サンドの店を展開しチェーン化に挑戦したが撤退してしまった。デパ地下に入るような高級品サンドはそこそこ生き残っているが。大衆価格のサンドイッチ店は限りなく少ない。なぜだろう。
ただ、適正価格で良質な商品という基本を守れば、この店のような繁盛ぶりはあると思うのだが。この店の立地は、繁華街から外れている住宅地で、決して良い立地ではないのに、24時間営業で賑わっている。
最近、何十年かぶりで新店を出したそうだが、そちらも人気店になっているようだ。商売にお困りの方は、一度見学に行ってみると良いと思う。手土産に買っていきたいと思うサンドイッチが、コンビニサンドよりはるかに安いのだ。そして、明らかに品質はこちらが数段も上なのだから。
コンビニサンドと商品比較をするならば、タマゴサンドとハムサンドがベンチマークになる。フルーツ系サンドも適正価格で、東京の小洒落たぼったくり系サンドと比較するとため息が出るはずだ。個人的には秘密にしておきたい名店だが、学ぶことは多いのでご紹介します。

街を歩く

街角の片隅で発掘を楽しむ

昔、というかコロナの前によく通っていたセルフ焼肉屋が閉店してしまった。しばらくテナントが空いていた場所に、また焼肉店がオープンしたらしい。店頭に置かれているブラックボードで気がついた。
ただ、その表示が最近では珍しい「喫煙」可能のお誘いだ。ちなみに、北海道では成人男性(30ー40代)の喫煙率が都道府県別の統計ではずいぶん高いらしい。全体の喫煙率も全国で上位だったはずだ。
喫煙者は室内での喫煙が止められているので、屋外喫煙の場所を探すのが大変なようだが、特に気温の下がる時期では屋外でタバコを吸うのも一大事だろう。吹雪の日に暴風と雪と戦いながらの喫煙は想像するだけで寒すぎる。もはや戦闘シーンだ。
考えれば、焼肉屋は肉を焼いた煙を追い出す強制換気システムが活躍しているので、タバコを吸っても室内環境的に問題はなさそうだ。

それが気になって、焼肉店の看板をあれこれ眺めていたら、なんと「羊肉」に特化したお店らしい。これは一度入ってみたくなる。「羊肉」好みは昭和の北海道人に刻み込まれた食文化、刷り込みの賜物だろう。
ただ、なぜかこの時期の「推し」メニューが、牡蠣の食べ比べになっていた。確かに厚岸の牡蠣はいつ食べても美味い。宮城の牡蠣も美味い。が、季節は夏だ。生牡蠣の食べ比べと言われても、ちょっとあれこれ考えてしまう。グリルで焼いて食べるのかとも思ったが、どうなのだろう。
謎がたくさんある店のようなので、やはりこれは一度行ってみなければいけない。牡蠣と羊肉という組み合わせは危険な香りがするが。それでも、マトンのタタキもうまそうだしチャレンジしなければ。
この店に行く時は、匂いがついても良い服装で行かなければいけないだろうから、あらかじめ虹地を決め予約していく覚悟が必要だな。ふらりと入ると、帰りの交通機関の中がすごいことになりそうだ。
ただ、予約しようにも店名がわからん………… 不覚だった。

街を歩く

蕎麦屋で追加飲み

ススキノで飲む事は少ない。昔から、ススキノではなくその周辺でばかり飲んでいた。新宿でも渋谷でも、盛場のど真ん中みたいな場所は微妙に避けているので、やはりこれは性分というものかもしれない。新宿であれば歌舞伎町ではなく新宿三丁目だし、渋谷はセンター街、道玄坂を外して桜ヶ丘あたりに行くことが多い。
この店も、ススキノで飲んで締めの一軒にするという感じではなく、午後遅くにちょっとだけ酒を飲みながら蕎麦を啜る、みたいな使い方だ。蕎麦屋は飯屋というより酒が飲めるファストフード感覚で使うものだと思っているせいだろう。

まず日本酒を頼む。気温に関わりなく蕎麦屋では熱燗(ぬる燗)がよいと思う。突き出しについてくる揚げた蕎麦をぽりぽり齧りながら、チビチビと飲む酒が良い。蕎麦屋で飲む酒は、ぐいっと一息に生ビールとはいかない。ビールを飲むにしても瓶ビールでチビチビがよろしい。

蕎麦屋に来て蕎麦を注文しないのはさすがに罪悪感がある。それでも、かしわ抜きを頼み、出汁の効いた熱い蕎麦つゆをごくりと飲み、酒をちびりとやる。それを延々と繰り返す。
少し腹が減っていれば追加でもりそばを頼み、それも蕎麦を一本ずつつまみながら酒を飲む。ずるっと啜るのは、そばが乾き始める頃、最後の最後だ。
偉そうに語るつもりはないのだが、蕎麦屋の使い方、蕎麦の食べ方にはそれぞれに自分なりの流儀があっても良いと思う。ラーメン屋やうどん屋ではあまり感じることがない、こだわりのお作法みたいなものを蕎麦屋で感じるのは、やはり酒を飲む場所としての完成度が高いからだろう。
ラーメン屋で飲むなら、チャーハンにビールだし、うどん屋だったらそもそも飲まないかもしれない。
そんな流儀を守ろうとすれば、蕎麦屋は一人飲みに限る。おそらく蕎麦屋は元気に飲んで、賑やかに語る場所ではないのだろう。そうしたければ焼き鳥屋やおでん屋、親父が一人でやっている居酒屋にでもいく方が良い。
多分、コロナの後遺症なのだが、一人飲みにすっかり慣れてしまうと、そんなふうに考えるようになった。

街を歩く

インバウンドもどき 復活中??

昭和の中期、外国人プロレスラーがリングに上がる時に来ていたような「お言葉」が書かれている
さすがに魚の名前のシャツは着ていなかったともうが

確か去年まではマスクコーナーがあった場所だった。驚安の殿堂の店舗で、入り口の周りはその時々のトレンドが現れる「今の日本」的ポイントだ。この時期であれば、暑さ対策グッズがずらっと並びそうなものだが、目に入ってきたのは「デザイン的にこれはどうよ………」と言いたくなる、ド派手なTシャツだった。
高知の帯屋町商店街の一角で、高知弁で書かれた「おもしろご当地語」のTシャツが売られている。観光グッズなのだと思うが、キャラクター商品的な扱いにもなっているようで、高知の住民も買っているようだ。(ただし、用途は自分で使うのではなく県外人へのギフトだと思うのだが)
このTシャツ群は見ればわかる通り、漢字がデザインとして使われている。書体は様々だが、達筆という感じはしない。これくらいのレベルで良いのであれば、自分でもかけそうだ、と思うくらいの「並の書き手」の字だ。
観光地である北の街に「こういう需要」が戻ってきたのだとわかる。一度、自宅近くにある驚安の殿堂店にも行って同じものがあるか確認してみよう。自宅近くは、観光とは全く無縁の場所だから、もしそこにも「ヘタウマ漢字のシャツ」が売っていれば、観光客相手ではなく今年の夏のトレンドと考えることにする。

もう一つ気になったのが、この漢字Tシャツの脇でこっそり置かれていたJapanエコバッグという代物で、デザインは赤青白とド派手なJapanナショナルカラーを使ったそれっぽいものだ。
ただ、気になったのはそこではなく「エコバッグ」と書かれていることだ。カタカナが読める人を対象にしている商品なのだろうか。それとも、販売対象不明のまま怪しげな商品として売るつもりなのだろうか。相変わらずこの店の販売意図は面白い、というか意味不明のまま放置されているのがよい。
こんな不思議な体験ができるから、驚安の殿堂は人気があるのかもしれない。個人的には、安売りといえるほど安くない商品が多いと思うが、お宝探し(今すぐ必要ではないが、自分にとって響いてくるもの)の店としては、優秀過ぎるくらいだ。遊び心がある店が全国展開出来るというのはすごいことだといつも感心する。

街を歩く

小樽でぶらぶらしてみた

何度も小樽には行っているのに、全く知らなかったレトロアイスクリームの店を発見した。アーケード街の一角、それも2階にある店のようだ。これまで一度も視界に入っていなかった。レトロアイスクリームの情報すら知らなかった。これは、ぜひ次回の目的地にしなければ。
なつかしのチョコパフェも魅力的だが、アイスクリームと両方は無理だろうなあ。

あんかけ焼きそばは、最近の町おこしメニューらしい。アーケード内にある中華食堂で食べた記憶はあるが、この店は入ったことがない。運が悪いのか、いつ小樽に来ても定休日にぶち当たっていた。たまたま、この日は営業中だったが、こちらのお腹が満腹状態で店に入る勇気が出てこなかった。
次回は、レトロアイスとあんかけ焼きそばに決定か。定休日を事前に確かめなければいけない。

駅前のショッピングセンターに貼ってあったポスターに気がついた。対面式というのは、いわば大学対抗の罵り合いだ。北海道大学と小樽商科大学、つまり北大対樽商の運動部が年に一度、定期戦をするのだが、その事前イベントとして両校応援団が互いを罵り合う。
学校の根幹に関わる事象を、あれこれ並べ連ねて罵倒する。罵倒の対象は、両校を超えて札幌市対小樽市という構造にまで広がる。(はずだ)
その罵倒の作法が発声法や、前口上といった部分に残されている。ユーモアを持った罵倒とけなしあいが前提なので、口汚く罵るものではない。おまけに両校応援だの服装が、明治のボロボロ衣装(和装)なので、見た目にはやたら汚らしい。
多分、実際にも汚いのだと思う。あの服は洗濯をしたら服の体をなさずボロ切れになってしまうのではないかと思う。
最近の対面式の現場を見たわけではないので、あくまで当時の記憶での想像だが。平成生まれの応援団員は、もう少し衛生観念が進んでいる気もする。コスプレ化しているのかもしれない。
見に行きたいような、でも見てはいけないもののような気がして、結局行かなかったのだけれど。来年は、札幌開催になるはずだから、開催地である大通公園(多分)にいってみようかな。

街を歩く

ぶらぶら歩きの発見 記録3

知人と最近のビジネスの話をした時に、繁盛店ほど人手不足に悩み営業時間を短縮していると言われた。そんなバカなと思って聞き流していたのだが、その実例を見つけてしまい、しみじみ考えさせられた。
確かに、繁盛店で長時間営業するのは経営効率が悪い。ピーク時の満席状態を全力で回して、その後はさっさと閉店する。それができないのは、繁盛度合いが足りないからで、暇な状態でもダラダラと入る客をかき集めるしか売り上げを増やす方法がないからだ。ダラダラ営業というのは人員効率が悪い。
そもそも、改めて考えるほどのことでもなかった。効率の良い繁盛店とは、スープが売り切れ次第で閉店するラーメン屋みたいなものだ。ただ、自分の気に入っている繁盛店がそうなっていると、なんだかちょっと考えさせられる。
まあ、閉店間際の遅い時間に行かなければ良いだけのことだし。営業中のサービスが悪くなるわけでもない。相変わらず、気持ちの良い接客と高い品質の商品が出て来るのだから閉店時間が早くなろうが関係ない、といえば関係ない。
これも、人気店だけが生き残る厳しい時代の表れと考えるべきだろう。

なんと、狸小路が誕生150年らしい。コロナの前に、北海道開基150年とか言っていた記憶があるから、狸小路とは北海道開拓とほぼ同時期にできたということか。いや、びっくりした。凄いな。
狸小路には、今でいう性風俗店(女郎屋)やぼったくり系飲み屋がたくさんあって、まるで狸にばかされるような目に遭うということから狸小路と名付けられた………という話を、昔々、大先輩から聞いたことがある。
本当かどうかは怪しいが、狸小路のアーケードがなくなる西の端の方は、確かに昭和後期まで怪しい建物が残っていた。今では、古い店もすっかりなくなり全国ブランドのチェーン店も多いから「狸」にばかされそうな場所は無い。すっかりたぬきキャラがぽんぽこ踊る街だ。
ちなみに、コロナの間にインバウンド目当てのドラッグストアに代表される「集団買い出し」店舗はすっかりなくなった。日本人観光客目当ての「土産物店」も数を減らしたので、なんとなく改造途中の街という感じもする。

その改造途中を感じさせる新型高層ビルが7月中旬に開業するのだが、これは新しい札幌のランドマークになるだろう。すでにテナントとして入居する銀行の支店は開店していた。
ただし、銀行は2階にあるようで、路面の一等地は金融機関が占有するというまちづくりの常識はすでに過去のものらしい。しかし、開業迫る新商業ビルで、開業まで残すところ3週間というタイミングにも関わらず、テナント募集中というのもお江戸あたりではちょっと考えにくい。不思議な光景だ。
ちなみに、このビルの目玉は「水族館」で、ペンギンショーが見られるようだ。けっこう楽しみにしているのだが。個人的には、オオカミウオを是非とも展示してほしい。

すでに書いたことだが、狸小路からちょっと外れたところに、中古本のチェーン店がある。ビルの1階から4階までぶち抜きで使用しているので、相当な人気店だと思うが、その店でオリジナルキャラクターのポスターが貼ってあった。
そして、なぜかこのキャラは「たぬき」ではなく「きつね」なのだね。狸小路からの距離は実に微妙なもので、その距離感がキツネを選ばせたのか。たぬき小路に対抗心があるのか。改めて、気になってしまった。タヌキャラにも会いたい気がするが……