街を歩く, 旅をする

羽田空港の自販機 もう一つ・・・富山の名物とは

羽田空港自販機の話をもう一つだけしてみる。富山県の自販機だ。これが何やら突っ込みどころ満載で・・・。

富山といって思い浮かぶものといえば、富山ブラックラーメン、イカ墨を使った塩辛、白海老、ホタルイカくらいか。館山という日本酒は銘酒だ。観光としては立山ルートで黒四ダムは有名だと思う。

さて、この富山の自販機をよくみると【富冨冨】という謎の三文字がある。ふふふ、と読むようだ。怪しい、一体何なのか。最近はスマホを使えば、あっという間に謎解き完了するのがありがたいのだが、これは富山県の誇る「コメ」の品種のようだ。そうか米を売り出したいのかと中身を除くと・・・。

¥500で300gのお米が買えるらしい。しかし、なぜかその隣に¥130のコシヒカリにパックライスが売っている。なぜ、コシヒカリ?と素朴な疑問。コシヒカリの大産地は新潟だし、よく言われるお米あるある知識では、コシヒカリの原種というか発祥は福井県で、富山県はあまりコシヒカリと近しい関係ではないようなきがする。

それよりも気になるのがケロリンのタオル。確かに富山は薬で有名だったから「富山のケロリン」は分からなくもない。ケロリンストラップ、タオル、入浴剤と三点セットで欲しい奴もいるだろうが。しかし、なぜこれが入っているのか。自販機の上に書いてある「富山のいいもの・うまいもの」のキャッチフレーズからすると、ケロリングッズは「いいもの」なのだ。

うーん、と悩みかかったが、ここは素直にスルーしよう。兎にも角にも羽田空港のご当地自販機は不思議の塊。

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羽田空港の自販機 福島名物とは?

羽田空港のご当地名物自販機の話の続きだが、福島から始まる東北のラインナップという不思議な選択なのだ。

まず価格帯を見ると、熊本くまもんほど高飛車な値付けにはなっていない。福島といえば、桃とかプラムといったフルーツが思い浮かぶ。日本酒も優秀な蔵元が揃っている。ご当地名物的には、猪苗代湖と野口英世のペアもあるし、会津若松城と白虎隊の物語もありか。あとは、原発群が、色々な意味で有名になってしまった。福島県の二大都市、県庁のある福島市と郡山市については、何か特別なものがあるのか思い出せない。などと考えながら商品を覗いてみると・・・。

ウルトラマンがあったのだね、と納得。ウルトラマンの生みの親、円谷監督が福島県の生まれで、須賀川死にはウルトラマンの立体像がたくさんあるらしい。境港のゲゲゲの鬼太郎ロードみたいなものなのか、一度行ってみたいものだ。

そして忘れていたが、ご当地ラーメンの走り、喜多方ラーメンがあった。会津若松から車でちょっと行ったところで、朝からラーメンを食べる街だと聞き、夏休みにを使い、わざわざ朝ラーを食べに行った記憶がある。個人的にはそのすぐ近くの山都のそばが好みなのだが、なぜか山里に忽然と現れる民家レストランならぬ民家蕎麦屋集団は圧巻だった。

このコロナの狂騒が落ち着いたあたりで一度福島に行って見たいものだ。

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渋谷駅の風景

世間の話題はコロナ一色だが、自粛中によく引き合いに出されていた渋谷駅前。こちらは空いている光景の典型例としてだった。自粛中でも混雑している風景は品川駅の海側の出口。おそらく東京駅エス、大手町あたりはあまり混雑ぶりが目立っていなかったのだろう。マスコミの編集というべきか、フレームアップというべきか・・・。

20年6月

そのガラガラになった街の典型として扱われていた渋谷駅前のスクランブル交差点側の駅壁面を使った広告は、センター街方向から渋谷駅に向かってくるととても目立つ。自粛が終わりかかった頃のこの文句には随分と意味深なものを感じた。確かにライブができなくなると現代の音楽関係者は商売上がったりだろうし。ネットライブなどのあれやこれ屋の対応も進んで聞きたみたいだから。確かに気持ちはわかるなあ、という広告表現だった。

こちらは1月後半に撮った写真だが、いやあ、実にのんびりしていたのだな。オリンピックが延期になるとは誰も思っていなかったという懐かしい時代。たった半年前のことですが、不思議感がたっぷりの表現だ。これから開催が決まったとしても、誰も予習なんかしませんぜ、旦那。と言いたくらいだ。南半球での爆発的拡大、米国の収束はいつになるか見当もつかないまま、現在進行形で東京は第二波襲来しているというべきだろう。まだ来年になればオリンピックはやれると思っている人もいるようだが、世界中でオリンピック予選が実施できる状況にならなければ本戦がやれるはずないでしょうと思いませんか。アフリカ諸国だけ感染が治らないため参加できないとか、アメリカ合衆国だけオリンピック予選ができなかったので出場できないとか、地域格差が出るのはそれこそオリンピック憲章にもとる行為というべきではと思うが。

今年の年末にはどんな広告が、メッセージが出されるのだろうか。

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麺屋 武蔵 高田馬場にて

自粛明けで久しぶりに街に出た日、昼飯の時間に何を食べようと思ってぶらついた時に、いつもは行列ができている店に行列がない。その時はラッキーと思ったが、事態は予想以上に深刻だったようだ。街の中の食堂、レストランをのぞいて歩いたが、どこも客席はまばらにしか埋まっていない。自粛明けでどこも大混雑を予想していたのだが、全く外れていた。

山手線の高架脇 いつもは大行列だが

並ぶこともなく店内に入り食券を買った。カウンター席に着くと、座って良い場所は一つおきと指定してある。客席半減では、こういう繁盛店はもっと長い行列ができるだろうと思ったが、事実は三密を避ける人が多いため行列ができることはないようだった。

およそ2ヶ月ぶり?に食べたラーメンは、確かにうまい。自分で麺を茹でて作った「おうちラーメン」とは明らかに違う。プロの味はやはりすごいねと、ただただ感心して、結果的にhスープを飲み干すまで堪能した。

ラーメンうまい と感謝した

ラーメンを食べ終わり店を出た後で感じたのは「久しぶりの満足感」と「このままでは世のラーメン屋は潰れてしまうのではないかという危機感」だった。

政府関係者に言いたいが、日本中のラーメン屋が潰れたら日米貿易摩擦勃発するぞ。ラーメン屋の小麦消費量をよーく食糧統計で検証することだ。零細企業だからと言ってバカにするなよ、業界規模での塊になれば大変な数値になることを思い出せよ。

と、義憤にかられた久しぶりのラーメンだった。今では行列が戻ってきているかなあ。

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札幌 地下街にできた行列は・・・

自粛解除になった直後の札幌は、予想以上に人出が少なかった。自粛明けで一斉にドバッとあちこちに繰り出す人が多いと思っていたが、地下鉄もJRもガラガラで、飲食店も人影はまばらなまま。
それでも久しぶりに蕎麦を食べようと馴染みの蕎麦屋に入ってみたが、店内には着席禁止マークが大量に貼られている。ソーシャルディスタンスのせいで半分の席が使えない。

もり蕎麦をチャチャっとタグってサッと店を出ると行きたいところだが、意外とそばの出てくるのが遅い。昼時でも客席が埋まらないのだから、おそらく注文が入ってから蕎麦を茹でるのだろう。見込みで茹でるほど客が入らないということらしい。しかし、蕎麦とラーメンは家庭で作っても、どうしてもプロのレベルにはたどり着けない食べ物だけに、お店が開いていてくれるのがありがたい。待たされるくらい平気と言うものだ。

個人的には、蕎麦は盛りに限ると思う

蕎麦を食べる前、地下街を歩いていがついたのだが、なんだかものすごい行列ができていた。これも間隔を開けて並んでいるので、アフターコロナ の新様式なのだろう。札幌三越の開店前にできた行列なのだが、特に限定品の販売があったようでもない。普通の開店前の状態がこうなってしまったのだ。皆さん、そんなにデパートに行きたかったのかとも思うが、並ぶほど待ちわびていたことなのだろうか。自粛の反動と言えば、そうなのかもしれないが・・・。

開店前の行列 翌日は札幌駅前でも同じ光景が

久しぶりに蕎麦屋で蕎麦を食べて感動する人間もいれば、久しぶりにデパートが開いていることで感動する人もいるという、まあ、自粛が生んだそれぞれの価値観の違いを目の当たりにして、いろいろ考え込んでしまった。想像するに、デパートで買い物をしたいわけでもなく、ただただ店内をうろうろと歩き回ることで、普通の暮らしが戻ったということを実感したいのだろうと。

この手の気分がわからないから、政府の対応が非難されているのだな。

街を歩く, 食べ物レポート

洋食屋は久しぶりだったのだが

新宿歌舞伎町を見下ろすビルの中にある洋食屋「はやしや」に久しぶりに行った。自粛が強制されて以来だから3ヶ月ぶりくらいになるのか。店内はソーシャルディスタンス対応で席の間隔が広い。窓際は外に向かっての一人席に変わっていた。

アジフライ定食が一番安い?

定番のオムライスにしようかと思ったが、メニューを見ていたら、いきなりランチ定食、それもアジフライが食べたくなり、洋食屋っぽくないルックスのアジフライ定食を注文。味噌汁に丼飯、まさしく定食だった。醤油とソースがついてくるのが面白い。

アジフライを食べてしまった後で、やはり洋食が食べたくなり、今更ハンバーグ定食を頼むわけにもいかず、米は丼で半分ほど食べてしまったからオムライスという選択肢もない。ふと、ピザを頼んでみようかと思ったのが間違いだった。

チーズ大盛りのミックスピザ

この店のピザはチーズが大盛りで、カットされたスライスを手で持つと、ほぼ完璧にチーズがずり落ちるというボリュームだ。料理としての完成度はどうなのよと言いいたところもあるが、チーズをたっぷり食べたい人向けの「正しいピザ」だ。決してピッツァではない。だから、このピザを食べる時にはフォークまたは箸が絶対に必要で、感覚的にもお好み焼きを食べるのに近い。

半分食べたところで量に負けてほぼギブアップしてしまったが、洋食を食べたという達成感はたっぷりだった。当然、食べ残しの罪悪感も同じくらい・・・。まあ、仕方がない。これも全部自粛強制のせいだと言い訳して、久しぶりの洋食屋をあとにした。

あれから、2週間が経ち「夜の街」関連で、既に新宿は近寄ってはいけない場所になりつつある。次にこの店に行けるのはいつのことだろうか。

それまで、頑張っていてくれ。はやしやさん。

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コロナ対策というべきだろう「喫煙」表示

4月から実施された健康増進法の禁煙強化は、外食産業にとってかなり重大な問題だったのだが、コロナ対策の中で埋もれてしまった。テレビなどのマスメディアでも報道されたのを見た記憶がない。それどころか中小企業が経営する飲食店の休業や閉店の話題が沸騰する中で、あえてこの問題を取り上げるメディアもなかったということだろう。

きっと外向人観光客が多い店だったのだろうと推察される

基本的に飲食店での喫煙は禁止というのが法律の趣旨だが、中小企業が運営する場所は経過措置として喫煙を認めることになっている。
簡単にいうと、大企業が運営するチェーン店は原則アウトだが、個人や中小企業が経営し、客席が100平方メートル以下、つまり30坪以下の店では、20歳未満の客及び従業員を入店させない事を条件に、「店頭に喫煙可能、二十歳未満入店禁止」と表示すれば喫煙できる。
個人的には、この表示をすると非喫煙者が入店を嫌うので、商売的には旨味が足りないと思っていた。現在の全人口の喫煙率は2割程度、つまり8割の人間を敵に回す行為だからだ。喫煙OK表示は目にすることも珍しいことになると思い込んでいた。ところが、このコロナによる、居酒屋を含む飲食業の壊滅状態は、経営者から禁煙と喫煙の損得勘定を考える余裕を奪ってしまった。今そこにある客をどう捕まえるかしか考えられなくなったのだ。

まず、禁煙席を放棄した「全席喫煙OK」という表示で、外向人観光客が壊滅している現状で日本語を含め4カ国語表記。経営者の切実感と長期戦の構えが見える。しかし、喫煙するインバウンド客って、国が特定されそうだが。ピクトグラム付きは確かにグローバルをイメージしたサインだが、アメリカ人の大多数はこれを見たら嫌がるだろうなあ。Under20の入店禁止サインは初めて見た。

この店は一度行ってみたかったのだが こう書かれるとちょっと行きづらいか

もっと積極的なのは、このタバコのサイン、これって法律的にどうかなと思うが、健康増進法の趣旨は理解していないが、法運用は理解していると解釈するべきなのだろう。オフィスビルの地下という立地だけに、そもそも利用者はおっさんに限られていると言うことなので、案外と問題視されないかも知れない。喫煙者にとっては砂漠のオアシス的サインに見えるかも。

一番一般的なサインはこのピクトグラム方式なのか。どちらにしてもここ半年くらいの間に、コロナが収まり商売が正常化すれば、禁煙喫煙のどちらが得かの判断は出来るようになる。今の時点では、激減した客を取り戻すには喫煙可が得策と考える店がそれなりにあると言うことだ。

北海道は道議会庁舎を新築した時に喫煙室を設けると言う話題で盛り上がっている。行政機関の敷地内は全面禁止なのだが、道議会は行政機関ではないと言う理屈だそうだ。北海道では色々とニュースねたになっているようだが、その辺りがこの居酒屋喫煙対応と同じ考え方なのだろうな。

東京周辺で、このOKサインが見つかるか探してみようと思ったら、東京の禁煙条例はもっと厳しいので、どうやら存在できないらしい。

参考までに喫煙率はこちら

http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

国の施策についてはこちら

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html

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コロナの惨禍 日高屋でさえ・・・

首都圏で日高屋といえば低価格のラーメン・中華料理店のチェーンとして知られている。味はそこそこ、値段はお安い、サラリーマンや学生の味方のような店だ。(味はそこそこというのは個人的な感想だが、確か社長もそんなことを言っていたはずだ)

満腹になるキムチチャーハン これに大盛りはいらないと思うが・・・

日高屋での最近のお気に入りは「キムチ炒飯」で、これが実に好物なのだが、人と会う時は避けるべき食べ物で、食べるタイミングが難しい。日高屋のキムチはあまり好みではないのだが、これがキムチチャーハンになるとどうしてこんなに旨くなるのか実に不思議だ。
だいたい日高屋のキャンペーン商品は当たり外れのブレ幅が大きくて(個人的感想です)、それでもついつい食べてしまうのは、このブランドの持つ不思議な魅力、たまには大当たりする新メニューが楽しみだからだ。

怖いもの見たさな弁当ラインナップ なんだか凄いぞ

その大衆路線でいつも繁盛している日高屋が、なんとテイクアウトをしなければならないほど商売が苦しいのだと、店頭で思い知らされた。各種弁当がズラりと並んでいるが、生姜焼き弁当は理解の範疇にある。唐揚げ弁当は定番と言って良いだろう。しかし、ニラレバ弁当とは、なんと常識のはるか上を行く。日高屋支持者からすれば当たり前なのかなあなどと思いもするが、持って帰ってどこで食べるのだろうとか、食べ終わった後で容器は洗わないと匂いがすごいのではないかと余計なことをたくさん考えてしまった。

確かにラーメン専門店だったら難しいテイクアウトも、日高屋だったらこなせるのだ。頑張って、このコロナ・アタックの時代を乗り越えてまた元気なおじさん食堂に戻って欲しい。個人的には日高屋でイカの唐揚げを肴にホッピー飲むのが好きなのだ。

がんばれ、日高屋。

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コロナ対策の日々 札幌で張り紙あれこれ

1月も終わり頃は、まだコロナ騒動が今ほどになっていなかった。怒涛のように中国人がマスク買い占めをしていた時期でもあったのだね。それからしばらくして、日本に入国制限が始まったが、あまりにも遅かったとうことだ。忘れてはいけないのが、これがたった3ヶ月前だったことだ。

それにしても中国頑張れという、どこか高みの見物的余裕だったのだな。

まだ春節観光客が来ていた頃の表示 日本にも余裕があったのかな

確か先週まではマスクが買えていたと思ったドラッグストアの光景。それくらい一気にマスク買いたい人が押し寄せて対応に追われたということだ。店頭でのマスクありません掲示は、この時はまだ珍しかった。

このあと、ドラッグストアは酷い目に遭うことになる。日本人客からの暴言という、サービス業では想像できなかった事態。

マスク在庫ありません  これが悲痛

チェーン店では一番対応が早かったスタバだが、結局このあとはすべての飲食店が休業と閉店の嵐に巻き込まれていった。

東日本大震災後の当時の政府の対応もひどいものだった。あれは一生忘れないが、その時の政府を批判して成立した現政権も、コロナという大災厄に対応しているかと言えば、ほぼ失格。どんぐりの背比べというとどんぐりに失礼なレベルだ。

今回は、東北地方だけではなく日本全国にわたる大騒動だけに、もたないだろうな。

お得意の公共事業もオリンピックで無理しすぎてもう何も残っていないし。あとは、「めざせ、世界のマスク工場」くらいかな。

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串鳥で一人飲みは哲学的になる?

普段から当たり前に使っているものが使えなくなると、何やら、ものすごい喪失感に襲われる。この外出自粛の時期で、一番こたえているのは焼き鳥屋に行けないことかもしれない。ファミリーレストランもハンバーガ屋も仕方がないと諦められる。鮨屋や居酒屋も同じだ。ボディブローのように効いているのがラーメン屋とか蕎麦屋とかの麺麺グループだが、これは内食でもなんとかなる。決定的にダメなのが、安くて旨い焼き鳥屋だろう。

北海道スタイルのもっきりで千歳鶴を飲みながら、焼き鳥が出てくるのを待つ時間というのは、なかなか一人酒をする時のお作法というか、決まりごとというか、ルーティンというか。なんともありがたさを感じる時間だ。

もっきり 常温よりちょっと冷たい千歳鶴

串鳥のメニューを見るたびに、いや、おっしゃる通りと思う。焼き鳥は安価で安直な食べ物だ。高級焼き鳥屋に行き、一本500円もする高級焼き鳥をたのめば、それは確かに旨い。銘柄地鶏の歯応えや旨味は価格に見合った満足感はある。ただ、なんとなく違うという気がする。例えていえば全国チェーンのハンバーガー店でグルメバーが1500円みたいな感じだろうか。一杯2000円の超絶美味い黒毛和牛100%の牛丼を頼んだみたいなものだろうか。うまさは実感できるが、支払った金額を考えると目がくらむみたいな話だ。

まさしくその通りと言いたいメニューに勇気づけられる

串鳥の焼き鳥は1本120−150円くらい。リーズナブルな価格帯だ。東京ではひと串50円の廉価焼鳥屋はあちこちにある。それでも串鳥のほうが良さそうに思えるのは、品質と量のバランスが良いからだろう。
一気に五百店近くまで拡大した鳥貴族が、北海道に侵攻しがたいのは、明らかに串鳥の存在があるからだ。すでに札幌市内を中心に厚い店舗網を築いている上に、それぞれの地域で良い場所を抑えている。そこに戦争を仕掛けるとしたら、焼き鳥屋としてはずいぶん良い立地に出さなければならない。おそらく繁華街の中でマクドナルド の隣みたいな場所だ。二級立地で、おまけに二階や地下でも戦闘できる、勝ち残れるというのが鳥貴族の出店力だが、串鳥の横でそれができるかというと、かなり疑問だ。これまでなれ親しんできた「鳥貴族的立地」では、串鳥に完敗するだろう。
味で圧倒的に相手を上回れなければ、場所が劣る時、競合ブランドとは勝負できない。
メニューも価格帯も差がないのだから、最初っから戦争をしようとしないのは正解だ。
などと1人で焼き鳥を食べながら考えていた。

首都圏では鳥貴族の侵攻が一段落したようだが、迎撃に失敗した焼き鳥ブランドはたくさんある。業績悪化に苦しむ居酒屋が新業態として焼き鳥屋に挑戦したが、死屍累々というお粗末な結果になった。鳥貴族は自家中毒的に出店が止まっているが、潜在的な戦闘力は強いので、首都圏外にもじわじわ出店するだろう。
串鳥との最初のバトルは仙台になるのだと思うが、そこで勝負をかけないと北海道上陸は夢のまた夢になる。

鶏皮ポン酢は、絶品だ

カウンターで千歳鶴をちびちび飲みながら、鶏皮ポン酢と串3本も食べると、これは実にちょうど良い腹具合で。おまけにもう一杯お代わりをしたら本日は終了。
焼き鳥屋のカウンターであれこれ妄想するのは、オヤジの特権ではないかと思いつつ撤収するのだ。