
胡麻蕎麦は北海道では一般的でよく見かける。札幌市内にも二つのチェーン店が胡麻蕎麦を推しにしているのだが、お江戸ではあまり見かけない。気になって調べてみたら噛んだ松屋では食べられるらしい。いわゆる変わり蕎麦だ。更科系の蕎麦屋でも柚子などを練り込んだ変わり蕎麦はあるので、変わり蕎麦の需要はあるのだろう。ただ、どうにもお江戸のそばは気位が高いようで、やはり手打ちで二八系が主流なのだろう。
札幌駅周辺は現在新幹線駅に対応するための工事が進んで、駅ビルが解体されたりして飲食店が半減している。それに加えて外国人観光客がラーメン店や蕎麦店など安価な店にも侵略行動を起こしているので、実に昼夜とも混雑の極みなのだ。
この蕎麦屋にも日本語が話せない客がいて、おまけにこの店対応できないキャッシュレス決済をしようとしてトラブっていた。現金を持っていないらしく、友人を呼び出して支払わせると言うようなことを訛った英語で話していた。その間は席を占有するわけだから、無銭飲食とは言わないまでもほぼほぼ営業妨害に近い。
こちらは軽くそばを食べたいと思っているだけなのだが、座った席の隣で揉め事が起きているのが実に腹立たしい。

気を落ち着けるべく(笑)、冷たい日本酒を頼んでみた。北海道の地酒が微妙にクセがあるが、冷やして飲めばそれも美点に変わる。大ぶりのぐい呑み?グラスに並々と注ぎぐいっと一口酒を含めば、たいていの面倒ごとは忘れられると言うものだ。

さて、普段はもりそばなのだが、今回はちょっと奮発してざるそばにした。お江戸の蕎麦屋では盛りとざるではつけつつゆが違うと言う話も聞くが、そこまでこだわらなくても良いのでは。
最近気になるのは蕎麦が微妙に太くなっているような感じがある。昔はもう少し細切りだったような記憶があるのだが、蕎麦がうどんと同じようにもりもり腹一杯食べるような食べ物変化しているせいだろうと思う。お江戸では伝統的でいなせな食べ物、不良の食べものとしての蕎麦感が残っているようで、ツルッと手繰るための細麺が好まれる。
それとは異なり、腹一杯になるまで食べる「北海」蕎麦と言うべき存在なのだろう。そういえば梅雨の薄目だし、蕎麦の捉え方がお江戸とは違ってきているのかななどと考えておりました。
もうちょっと細切りの胡麻蕎麦が食べてみたいなあ。


















