食べ物レポート

朝から渋谷でカレーうどん

カレーうどんのルックスとしては、普通にこんなものだろうか

渋谷に所用があり朝から出かけた。朝飯の時間になり、ついふらふらと入ってしまった和風ファストフードの店で、牛丼を食べるつもりだったが、この10月からメニューが変わったらしく牛丼が見つからない。
仕方がないので、あれこれ他のメニューを見ていたらカレーうどんがあったので、それを注文することにした。石巻で食べたカツカレー蕎麦を思い出し、最近はカレ味ーの蕎麦やうどんをよく頼むのだが………
そして出てきたのがこれ。想像の斜め上をいくルックスだった。食べ始めると、味もまた想像を超えていた。うどんのツユがみあたらない。どうやら、米の代わりにうどんを置いたカレー料理らしい。だからツユなしなのか。
言葉遣いに問題があるわけではないが、(カレーとうどんが合わさっている食べ物なので)食べると違和感がある。おまけにうどんが冷たいので、これは冷やしうどんなのかとまたびっくり。
世の中、いろいろな体験をするものだ。ルックスから見るとたぬきうどんカレー味と呼ぶのが正しいような気もする。

驚愕のカレーうどんを食べながら発見したのが、鰹のタタキ丼で、確かこれは去年もやっていたと記憶している。値段はファストフードのどんぶりとしては破格のものだ。注文してみたいと思ったが、すでにカレーうどんを半分ほど食べてしまったので、これは次回に繰り越すことにした。
ただ、カツオの旬?を考えるといつまでも販売していそうにもない。使用しているカツオは冷凍だとしても、釣れる時期を外してまで販売期間を延長するものでもなさそうだ。マグロ丼との入れ替えみたいな気もするが、バーガーチェーンの月見みたいな、準定番に仕立てるつもりなのかな。
和風ファストフードの世界は不思議だ。

街を歩く

工事をしていない新宿駅

昔は自動販売機が置いてあった場所

お江戸に出てきて随分と経つが、その間一度も工事が途切れていなかったように記憶している新宿駅。ホームの改良であったり、連絡通路の付け替えであったり、改札口の移動だったり、工事内容はあれこれあるが、ともかくいつでも工事囲いが目に入る駅だった。
同様に工事が終わらないので有名な横浜駅に最近は行っていないが、まだ工事は続いているのだろうか。
新宿駅も駅内部の工事が終了したとは言え、現在は駅に隣接する小田急百貨店の建て替え工事(解体工事)が始まっているから、駅に接続する通路部分は工事の防護壁で囲われている。
新宿駅の工事中は照明が暫定的に設置されていることも多く、駅全体が薄暗い印象であった。今では駅の中が明るく広々としていて新しい。

東西の連絡通路もすっかり変わって、美術館にある回廊のような雰囲気になった。これが街の新陳代謝ということだろう。戦争や地震のような大衝撃で街が変わるのは勘弁して欲しいが、こうして街がゆっくりと変わっていくのは楽しいものだ。
新宿駅西口の駅ビルが高層化するのは5年くらいかかるらしいが、その先も街は変わり続けるのだろう。最後まで残るのは西口線路脇の「例の」横丁だけかもしれない。

街を歩く

濁り酒とイカメンチ

昔は甘いからと言って嫌っていた濁り酒だが、最近は妙に気に入っている。濁り酒を置いている居酒屋はあまり多くないので、メニューに濁り酒を見つけるとついつい注文してしまう。濁り酒は悪酔いすると、若い頃先輩に忠告されてそれを信じていたが、どうやら騙されていたらしい。
飲み口が甘いからついつい飲みすぎるというのが、悪酔いするという根拠ではないか。普通の日本酒と基本的に発酵の工程は同じはずで、最後の濾過工程の有無が清酒との違いだろう。だとすれば、アルコール度数が高い(清酒は水で調整する、薄める)こと以外に、おかしな成分が入っているとも考えにくい。
夏であれば「本直し」、焼酎のみりん割りを冷やして飲むのも良いが、よく冷えた濁り酒をちびちび飲む方が好みだ。プチプチする炭酸抜きで「冷たくて甘い酒」をたのしむのが、オヤジの嗜みだろう。

甘い酒のつまみは、熱々でジュワッとした揚げ物が似合うと思う。津軽地方のソウルフード、イガメンチは、実に好ましい。イカのゲソとキャベツが具になっただけの餃子みたいな食べ物だが、手作りコロッケに匹敵する揚げ物系「酒の肴」の王者だ。
鶏の唐揚げがビールとの相性抜群なように、イガメンチは日本酒に合う。(個人的な見解です)
ところが、この津軽の郷土料理を食べられるところは実に少ない。これが食べたいがために一年に一度弘前詣をするくらいの好物だが、お江戸でイガメンチを見かけたことがない。ちなみに、青函海峡文化圏である北海道南部でもこの料理はおめにかかったことがない。
ただ、それに似たものがチェーン居酒屋のつまみにあるのを発見して、最近はよくお世話になっている。おそらくこれはイガメンチではなく、そのインスパイア系アレンジなのだ。だから、名前も「いか」メンチだし。
文句を言っているわけではない。存在自体がありがたい。ぜひ定番として継続して欲しい。できればスーパーの惣菜コーナーで販売されるほど一般化して欲しい食べ物なのだ。

イカメンチを食べて、もう少しつまみをと思い頼んだのが「もつ煮込み」だったが、味はまずまず。ただ、量がね………
これはお通しですと言われると、なるほどねと納得するくらいの量だった。よく行く焼き鳥屋で出てくるもつ煮込みは、これはご飯のおかずです、もつ煮込み定食ですと言われても通じる大盛りのことが多い。一人で食べ切ると、焼き鳥が注文できないくらいの量だ。
それと比べると、都会的というかお上品というか、いや、あえて言ってしまおう。これではぼったくりだろう、と。
入れ物と比べて見るとわかる。よくトンカツ屋で出てくる、一人前のゴマをする超小型すり鉢だ。スプーンもティースプーンだから大きさの比較はしやすい。
確かにこの店はオヤジの一人飲み客が多い。だから、腹がいっぱいになる程の量でもつ煮込みが出てきても困る客が多いかもしれない。量は少ないとしても、お値段は安いのだから仕方がないのか。このあたりは個人それぞれの感じ方なので………

まあ、チャチャっと飲んでさっさと帰るには都合が良いのであります。

ソロキャンあれこれ

ソロキャンプ なぜか熱帯夜

オイルランタンの灯が照らす、何やら良さげなキャンプ風景だが

天気予報を見て、今日で暑い日は終わりと聞いた瞬間に、明日はキャンプに行こうと思い立った。そんな衝動的な行動なので、車に詰め込んだキャンプ道具を確かめることもなく、朝飯を食べたらふいっと出かけてしまった。それが間違いのもとで…………
せめて天気予報くらい見てくるべきだった。つまり天気予報はハズレで、残暑が1日のび、おまけに日中は時折り雨が降るというアクシデント発生。雨にぶち当たってスマホで天気情報を見れば、夜は熱帯夜になるらしい。あれまあな気分だ。
おまけに荷物チェックをしなかったから、椅子を忘れるという痛恨のミス。ローチェアを積んだままにしていたと思い込んでいたのだが。先月の荷物移動をした時に物置に仕舞い込んだままだった。
暑い夜であり、椅子もなくでは、焚き火をする気分も失せた。この日は焚き火なしという珍しいキャンプになってしまった。

テーブルに置いたナイフとカップの位置くらいはわかる

オイルランプの灯りは、風情があって良いのだが、何かしようと思うと照明としては全くと言っていいほど役に立たない。昔の人が、ランプで読書をしたというが、およそ信じられない。こんな夜は何もせず、静かに酒でも飲んでいるべきだろう。しかし、暑い………

肉をたっぷり食べた後で、仕込んでいた白米を炊いた。エビ塩で味付けし、乾燥たらの身をむしって炊いてみた。メスティンの飯はいつも水加減がうまくいかず、今回もパラパラな仕上がりになったが、乾燥たらの出汁が出たのか和風ピラフ風な味わいになった。狙いとは違うが、怪我の功名というやつか。エビとたらの風味がなかなか良いではないか。次回もこのバージョンの塩味飯を炊いてみようという気になる。

暑い夜なのでテントの中も寝苦しい。朝5時過ぎに明るくなるとテントを出て涼んでいた。トイレに行く時に、芝生サイトに出現した難民部落のようなテントに驚いた。
登山では、ベースになる山小屋周辺でキャンプ団地ができるという映像は見たことがあるが、都市郊外型のお手軽キャンプ場でこのテント集団はすごいなと思った。昨夜、続々と集結して宴会をしていた、アウトドアのサークルらしき人たちだった。テント泊が気にならない人であれば、こういうお泊まり宴会もありなのだろうと、改めて感心した。
ちなみに、このサイトはファミリーキャンプ用の芝生サイドで、多分3ー4個分を共用して貸切にしたものだろう。面白いものだ。ソロキャンをやるものには考えつかない荒技(笑)だ。コロナの落とし子みたいな宴会スタイル、パーティースタイルなのかもしれない。
今回も反省することと学ぶことは多かったなあ。帰って来て、すかさず椅子を車に積み込んだ。それも二脚………

ソロキャンあれこれ

うまいソーセージが食いたい

アメリカ在住時代には随分とお世話になったブランドのソーセージが、今では日本でも売っているのに気がついたのは去年の冬だった。これは一度食べてみたいと思っていたのだが、なかなかお値段が高い。どうも高級ソーセージのようだ。日本ではプリマハムが生産しているようなので、日本向けにアレンジもされているのかもしれない。あのアメリカ塩でたべた塩味効きすぎソーセージが懐かしいのだが、味はどうなのだろう。
あれこれ考えているうちに随分と時間が経ってしまったが、キャンプで焼いて食べるにはちょうど良さそうだ。ということで、今回のメイン料理はソーセージになった。

軽く切れ目を入れて皮が弾けるのを避ける。切れ目は適当だが、予想以上にうまそうに焼けた。表面のパリッとした感じが、焼きソーセージのうまさだが、残念ながら日本の普及品ソーセージを食べると弁当のおかず的な気分になり、肉の塊を食べている感動に欠ける。
全国あちこちにあるソーセージ工房の手作りソーセージは、確かに肉加工品を食べる満足があるが、如何せん値段が高すぎる。手近な所では、ハムソーセージメーカーのお歳暮用商品があれば、なかなかの味の良さを感じるが、これもお歳暮用を自分で買わなければいけない。当然、お歳暮用のお値段は気楽に楽しめるようなものでもない。うまいソーセージを手に入れるのはなかなか難しい。
あれこれ悩むのであれば、この米国ブランドソーセージがコスパを含め良さそうだ。

粗挽きの胡椒をたっぷりとかけ、あとはケチャップだけで食べる。ああ、これは美味い。体に直結するうまさだ。肉の塊を食べるのも嬉しいが、ソーセージという加工肉は人の知恵が加わった肉の旨さだ。大きめのソーセージを2本、独り占めして食べる快感はなかなか捨て難い。

うまいソーセージといえば、北欧を旅した時、街道筋に立って居るホットドッグ屋(二大ソーセージブランドがあるのだが)が、まるで日本の立ち食い蕎麦屋のような軽食店、究極のファストフードであることに気がついた。ソーセージメーカの直営店であるらしい。
同行してくれた現地の方は、こんな食事で申し訳ないと頭を下げられたが、その店で食べたホットドッグ、というよりソーセージは感動の美味さだった。やはり伝統の味付けなのか、塩味は日本製ソーセージと比べるとはるかに強い。ただ、肉の旨みが格段に違う。混ぜ物が少ないせいなのかもしれない。あの立ち食いソーセージを日本で食べられないものだろうか。
じゃがいもとソーセージというと、何か貧しげな食べ物のような響きがするが、おそらく欧州、米国では(店をきちんと選べば)、ほぼほぼ「お袋の味の定食屋」的な意味合いで、現地のうまい日常食を楽しめると思う。

その美味しいソーセージの記憶に浸りながら、自分で焼いたソーセージを食べると、これは当然のように、至福の時間だった。ちなみに、この時のケチャップは国産メーカーだったが、ソーセージは外国ブランドのケチャップの方が相性良さそうな気もする。
久しぶりに自分でソーセージを作ってみようかと思った、ソロキャンのシンプルディナーでありました。

食べ物レポート

愛しの山田うどん食堂

キャンプ場から早い時間に撤収を図る。そうすると必然的に朝飯抜きになる。都市郊外型キャンプ場は、そんな手抜き行動をしても全く困らない。キャンプ場から5分もかからない場所に、早朝からサラリーマン向け営業をして居る食堂がある。埼玉県の誇り、山田うどん食堂だ。座って食べる立ち食いそばというのも変な表現だが、まさにその言葉通りだ。ただし、立ち食い蕎麦というより朝定食屋という感じが強い、蕎麦とうどんはおまけ程度の扱いだ。
和風ファストフードである牛丼屋も朝飯には力を入れて居るが、こと朝飯限定で言えば、こちらの方が明らかに優秀だと思う。

店内は8時前でガランとしているが、この後はサラリーマンには見えない高齢者カップル、女性単独客、男性単独客(高齢者多し)が押し寄せて来た。駐車場はほぼほぼ満車になっているから、人気の程がわかる。改めて朝飯マーケットは大きいのだなと気付かされた。
新潟でも都心部のハンバーガー店は満席だったが、畑の真ん中の店で朝食がランチ並ににぎわうというのは、これまたすごいことだ。

うどんを食べるつもりで店に入ったはずなのに、いつの間にかざるラーメンを注文していた。きぶんのもんだいで、9月末なのに気温が高かったせいだろう。
個人的な悩みになるが、ざるラーメンとつけそばの違いがよくわからない。おそらくつけ麺は、ザルの上には乗っていない、どんぶりに入った麺ということだと思うが。つまり入れ物、容器の違いしかないのではと思うのだ。ただし、麺の太さやちぢれ具合、つけつゆの味付けや温度などで、業界のガイドラインというか定義があるのかもしれない。
この店の麺は普通のラーメンの麺とは異なる専用麺と書いてあった。さすが自家製麺のメーカーだけある。食べてみたが、普通にうまい。これより不味いつけ麺専門店もあるから、多様化した食堂のメニューとしては成功例だろう。
麺を増量すればよかったとちょっぴり後悔した。ひょっとすると、麺の量がつけ麺とザルラーメン、一番の差なのかもしれない。

伝票と一緒にクーポンをもらった。何気なく眺めていたが、来月にまた来てねということらしい。それは良いのだが、山田うどんとハロウィーンの関係がよくわからない。カボチャうどんでも販売するのかと、よくよくクーポンを見れば、なんとおまけでもらえるのがコロッケかナムルと書いてある。ハロウィーンはどこ行った?とセルフボケツッコミになる。

会計を終わり帰り際に気がついた。出口付近においてあった9月クーポン使用時のおまけ(そのサンプル)をみると、あれまあ、今月もナムルとコロッケだったのね。つまり月替わりのクーポンでも、おまけは一緒ということか。
しっかりみてみると、9月は秋のお月見クーポンだったようだ。お月見といえばバーガーチェーンで有名な月見バーガーだろうし、蕎麦うどん店で言えば伝統の月見蕎麦・うどんがあるではないか。それにもかかわらず、コロッケかナムルなのね。
いやいや、地元の誇る名食堂で、このブレのなさはすごい。11月はどんなクーポンになるのだろう。タイトルはどうであれ、おまけはコロッケかナムルになるのだろうか。
これは最低月一度は山田うどんに行って確かめなければならない。ただし、月前半に行かなければクーポンはもらえないようだ。スケジュール帳に山田うどんの日を作ることにしよう。最初のおまけはナムルかなあ。

ソロキャンあれこれ

キャンプ飯2 プルコギを食う

キャンプでは輸入肉のステーキを食べるのが楽しみの一つだ。赤身の肉を焚き火でじっくり炙るというのは、まさに最高の調味料になる。はずだったが、今回の食材調達に入ったスーパーで「プルコギ」用の味付け肉が売っていた。普段であればあまり口にしない脂身の多い牛肉だが、頭の中にあの甘辛いチープな焼き肉のイメージが浮き上がって来て……………結局、しょうもない衝動買いをしてしまった。
豚の細切れ肉というのは普通に肉売り場で見かけるが、牛の細切れ肉、それも脂身多しというのは目にすることが少ない。それが味付き、タレ付き加工肉になっているのだから、なんとなく肉屋のロス対策という匂いがプンプンする。まあ、それでもチープな美味さを否定する気もないので、えいっと3人前はありそうなパック肉を買ってしまった。

ニラ玉を作った残りのニラを大量に投入してみた。玉ねぎも追加したのは、やはり牛肉とのバランスを考えてだ。

まずニラと玉ねぎをいためる。ニラは火が入るとあっという間に量が減っていく。玉ねぎには全然火が入っていないが、そこはあっさり無視する。仕上がるまでには熱が通るはずだ。

ニラ玉ねぎの上に肉をドンと乗せる。しばらく蒸し焼き状態をたもつ。この時、むやみやたらに掻き回さない。どちらかというとニラが軽く焦げるくらいまで放置する。味付き肉なので、ニラと玉ねぎにタレの味をなじませる。

しばらくしたら、下のニラをひっくり返すように肉と混ぜ合わせて火を通していく。牛肉ではあるが、味付け肉だし完全に火が通るまでよく炒める。

プルコギなので、地元の酒マッコリを用意すれば良いのだろうが、そこまでの根性もない。代わりに持って来た濁り酒と合わせることにした。会津若松で買って来たもので、お江戸界隈では珍しい酒だろう。クーラーボックスで冷やしていた。冷えた濁り酒はアペタイザーと合わせると良いと思う。

大根のつけもの(キムチ味)をつけ合わせて、プルコギ定食風に仕上げてみた。肉は予想通りの、甘辛で脂多め。一口食べると口の中が濃厚な味で一杯になる。そこで、大根の漬物を一口、辛味とニンニク風味がプルコギの濃い味付けを違った意味で中和する。そこに濁り酒をグビリとやれば、これまた濃厚な米の味と甘さが脂分を洗い流す。あとは、このプルコギ、大根、濁り酒の無限ループになる。
チープな焼き肉はうまい。肉は正義なのだ。仕上げに白飯を食べたくなるが、そこはキャンプ飯なので後回しになるのはしかたがない。この肉を食べ終わる頃には、すっかり陽が落ちてしまった。早い夕飯になるが、キャンプの夜はここからが本番。(いつもだと……………)

ソロキャンあれこれ, 街を歩く

キャンプ飯 ニラ玉の作り方

キャンプ飯は単純なものほど美味いと思う。料理の技術より、最低限の手間暇で仕上げるいい加減さ。そして、出来立てを一気に喰らう熱さが美味さの原因だろう。だから、カレーのように下ごしらえの多い料理は、キャンプで作ることはない。ダッチオーブンを使っても、煮込み料理より蒸し焼きで丸まるの鳥一羽みたいな方が良さそうに思う。
今回はニラたまにコンビーフ缶を追加したアレンジで挑戦してみた。ちなみに、フライパンの大きさから、使用した卵は2個だったが、家庭用の大きなフライパンが使えれば卵は3、4個使ってみたい。

まずコンビーフとニラを適当に炒めた後、フライパンに卵一つ目を投入する。溶き卵にするのも面倒なので、直に卵を入れて目玉焼き状態にする。

その卵をフライパンの中で一気に潰しスクランブルエッグ状態に移行。この時はスピード優先で卵をかき混ぜる。

そのスクランブルエッグの上にニラ・コンビーフを移動して、空いたスペースに2個目の卵を投入。同じくスクランブルエッグ作業を開始する。卵は半熟になった程度の火加減で、最初に焼いた卵を裏返しにして合体させる。

合体後は、フライパンをゆすり形を整える。キャンプ飯でも見た目は大事だと思うので、それなりに努力はする。卵が半熟でゆるゆる状態だから、意外と簡単に形は整ってしまう。火通りを均等にするべく、二、三度卵全体を裏返す。

残念ながら、映え要素は低すぎるが………

軽く焦げ目がついたら完成とした。ニラとコンビーフが予想以上に多いせいか、なんとなくぼってりとした仕上がりに見える。コンビーフから出る塩味を期待して、あえて味付けなしにしてみた。

これがモデルにした、焼き鳥日高屋のニラ玉

頭の中にあったモデルは、焼き鳥屋で食べたニラ玉だが、やはりプロの手にかかるとルックスが違う。食べてみて気がついたが、出汁(うまみ調味料)とみりん少々(甘さの調整)は使った方が良かった。
まあ、それでも酎ハイを飲みながら食べる酒のつまみとしては及第点だろう。卵は1日1個までとかいう健康標語を昔聞いたような気がする。ただ、一個では寂しすぎる。ドカンと食べる卵焼きは美味いものだし、狂乱の卵値上がりも落ち着いてきているから、キャンプでは(キャンプでも?)好きなものを好きなだけポリシーを貫いて、大いにニラ玉を楽しみたい。
今回は持って行くのを忘れてしまったが、甘めのソース(おこのみ焼き用)がおすすめで、甘めの九州醤油に鰹節たっぷりかけるのも美味い。味変としては海苔を多めに散らすのも好みだ。
キャンプ飯は、気合いで旨くなる。と実感しております。

ソロキャンあれこれ

キャンプ飯 下町カクテル

気温が下がってきたということで衝動的にソロキャンプに出かけた。が、まだ暑いというか猛暑日になってしまい、アテが外れた。それでも、キャンプ場について一息入れて、簡単な設営も終わり焼酎のバイス割りを飲み始めた。
暑い時にはこれが美味い。お江戸ローカルなアルコールドリンクといえば、浅草にある神谷バーの電気ブランがイチオシだと思う。が、その銘酒の裏に隠れてあちこちにある炭酸系の割材が怪しく美味い。
一番メジャーになったのはホッピーで、今ではどこのスーパーでも置いてある。ビールテイストな割材だ。お江戸の先輩に「ビールの搾りかす」と騙されて敬遠していたが、今ではすっかり愛用している。
長く通っていた恵比寿の街ではローカル的に有名なのがホイスで、これは都内のあちこちに散在しているらしい。ホッピーとは異なり、ハイボール系の薄味だ。これもウイスキーの絞りカスとか言われたら信じたかもしれない。当然ながらグビグビと飲める。
そして、どうやらお江戸の東側で局所的な勢力を誇っているのが、このバイスという割材らしい。ほんのりと梅の味がする。
昔の焼き鳥屋で見かけた「梅割り」は、焼酎を梅酒のエキスみたいなもので割ったものだった。それが炭酸割りになっ超な感じだろうか。今で言えば梅サワーの甘くないやつという感じだ。これに氷をたっぷり入れ焼酎を注ぎバイス割りにする。下町の雄らしく、北千住発祥であるIY系のスーパーではよく見かける。
まあ、個人的には好みだが、おおよそジジイの飲み物と言って良い。(多分)

この現代ではありえないほど簡素なデザインのラベルが、今でも現役というのが素晴らしい。そう言えば、ホッピーのラベルもレトロを通り越して簡素だったなあ。これもあと一息間違えば、手抜きデザインと言いたくなるシンプルさだ。

アウトドアでの飲み物として、いくつか準備した。まず、焼酎は冷やした後、保冷ボトルで持ち運ぶ。(ちなみに魔法瓶は死語らしい)氷はブロックアイスを買ってくる。クーラーボックスの中でバイスは冷やしておくとなお良い。
グラスは屋外では使い勝手が悪いので、ステンレスのマグカップ(ロックグラス風)にする。これで氷が溶けにくくなる。暑いとついつい一気飲みしてしまうので、飲むペースにも注意が必要だ。
つまみには、ペンシルカルパス(細身のカルパスの長いやつ)をちびちびと齧りながら飲む。ポテトチップスのような口内脱水系ではなく、干し肉、干しイカなどの噛めば噛むほど旨味が出てくるものが良い。

うー暑いと唸りながら飲む酒は、冷えたビールより氷をたっぷり入れた下町系炭酸ドリンクが良さそうだ。

街を歩く

時代の終わり感がする

自宅近くにあるサンダルで行けるパルコが閉店する。すでに開店から40年が経過して、耐震補強工事の投資に耐えられないそうだ。すでに西武セゾングループから離れたパルコは某百貨店グループの傘下にあり、全国あちこちで閉店が続いている。
自宅のある街は西武グループの本拠地であり、駅前には西武百貨店、隣駅には最大規模の西友、そしてパルコを展開する巨大な商業集積地であり企業城下町だった。
おまけにライオンズ球場もある。西武グループが健在であれば、今頃はサッカースタジアムまで建設されていたのではないか。(多分、大宮からのチーム移動になったとおもっている)

見た目には老朽化したような気配は全くない。低層型2棟の複合ビル施設なので、5階建と今時の商業ビルではめずらしく高さがない。エスカレーターと2棟の連絡通路で行き来すれば、動き回りやすい。
流石に古いこともありバリアフリー対応(ドアの開閉など)は修正が必要なだと思うが、それでもまだまだ現役でいけそうな気がする。駐車場の不足が最大の課題だろう。

アトリウムで繋がれた2棟の施設 左がパルコ 右がレッツと名付けられているのが大店法の名残だ

地元ではパルコ閉店後の商業施設をどうするかで、パルコ継続の請願もあるようだが、関西系の百貨店グループでは、そんな緩い対応はしないだろう。西武百貨店売却で多少世間の注目を集めているIYグループほど問題化しているわけでもない。駅前にあった百貨店もすでにショッピングモールに変容している。
ダイエー対西武セゾンの大激突地であった面影はすでにない。そもそもダイエー自体がほぼ消滅しているし、西武流通系は切り売りされて西武DNAのかけらも残っていない。(ファミマ、西友、西武百貨店、パルコ、カーサーすでに全部売却済みだ)

来年2月に閉まるので、あれこれとバイバイ・イベントが行われるらしい。先週には、町内会の秋祭りでその第一弾が始まったようだ。ありがとうで送られる施設は本望をまっとうしたと言えるのだろうか。西武セゾングループの怨念みたいなものも感じてしまうが。
ライオンズが優勝すると町中でお祝いがはじまり、お祭り騒ぎだったのは、昭和の終わりの頃だった。とりあえずパルコの中にあった書店がなくなると、かなり不便なことになると思っていたが、パルコ向かいにあった某T系書店の閉店後に新しく書店が開店してホッとした。これも街の新陳代謝だと思うが、何やらちょっと寂しいぞ。