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札幌でフラフラ 5月編

ゴールデンウィークが終わると札幌もようやく気温が上がり始める。良い季節の始まりだ。晴れた日の大通公園を眼下に収めるナイスなスポットが、お気に入りの喫茶店でもある。冬は暖房が効いて眠くなるほど暖かい店だが、初夏は適度で気持ちが良い。

徳光コーヒー 苦目のブレンド

大通公園で行き交う人を眺めるにはこれくらいの高さが良いのだ。ビルの上層階のレストランではちょっと遠すぎる。とうきび売り(焼きとうもろこし)販売所も始まる頃で。散歩するには最高だ。

大通り Bisse

そこで散歩がてらに、近くのパン屋まで足を伸ばす。このパン屋はもともと札幌の東部の地下鉄駅そばにあった。その頃から繁盛していたが、今は札幌市内に多数店舗を構え、朝からパン好きの(主に女性客)で混雑している。ヨーロッパ系のハードなパンはあまり置いていない。柔らかい調理パン、菓子パンが多い典型的な日本のパン屋さん。最近はやりのフランス風パン屋(ブー○○○○○○)などとは違う。

棚に並ぶパンを見て歩くのが楽しい。商品名は例えば「午後のスコーン」。こんな感じで、カタカタで書いていても日本語だよねというわかりやすさ。これが大切なことなのだよ。今の後期高齢者、75歳以上では若干カタカナ・アレルギーは残っているが、それ以下の前期高齢者はカタカナ=流行物という青春時代だったはずだから、逆に小難しい漢字の方が読めなかったりする世代だ。なので、こういう表記はすっかり高齢者向けだと言い切れる。決して若者向けではない。(若者向け表記とはどういうものかについては、そのうち業務ブログの方で考察してみる予定)

この三角形のアップルパイの斬新さ、というか、これでアップルパイと言い切る言語感覚、ネーミング力が素晴らしい。最近の繁盛店に共通する要素がこれだと思う。一見洋風の店づくりをしていても、売っている商品や説明が実に前期高齢者向けに作られている。よおうは和風なのだ。
もちろん、易しい日本語なので若い人向けとしても理解しやすい。小学校高学年から中学生が、そのままでわかる言葉遣い、単語の選択、形容詞の使い方、こうした平準化された言葉の使い方が重要なのだ。

アメリカ映画のセリフを聞けば、アメリカ人の標準語彙がわかる。映画の英語がわかりづらいのは、スピードが速いためであり、単語自体にはあまり難しいものは使われていない。日本語の会話でも同じように、省略が多いことやスラング(隠語・時代単語が多く使われるので、意味が取りづらいだけなのだ。日本語で言えば辞書になる前の「ちょーむずい」とか「まじぎれ」のような言葉だと思えば良い。学校の授業では教えてもらえない単語だろう。
ちなみに、映画のセリフだけ書き出したものを(シナリオ)読めば、中学生程度の語彙力があれば理解できることがわかる。
現アメリカ合衆国大統領などは、それよりももっと使う単語の数が少ない。大したセリフが喋れなくても大統領になれるのが、英語という言語だ。(いや、アメリカという国と言うべきか。イギリスの首相の英語は格調高いからなあ)
繁盛する店、使い勝手の良い店は、こうした言葉の(誰も教えてくれない)定理を着実に実行している。

「NEW」と「新商品」の重ね書きなど一見無駄のように見えるが、newは記号であり、新製品も漢字で表す記号である。このあたりの使い方は肌感覚に近いうまさだろう。しかし、オレンジクロワッサンって、本家のフランスでは売っていないような気もする。そして、きっと小倉あんクロワッサンとか、餅入りクロワッサンとか平気で売り始めるようなパン屋なんだなあ。(いや、もしかしたら既に過去に販売されていたのかも)

おそるべし散歩の途中のパン屋 どんぐり

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札幌で立ち飲みとは珍しい

札幌駅と北海道庁の中間点あたりに「千歳鶴」直営の立ち飲み屋がある。一時は日本酒市場のシェアを大きく独占していた千歳鶴は、今やその面影くらいしか残っていないが、ある年齢までの札幌の呑んべいには「千歳鶴=日本酒」という時代があった。すすきので飲むとき日本酒トイwば何も言わなくても千歳鶴の徳利が出てきたし、ビールといえば札幌の赤星壜が出てきたものだった。

一見居酒屋風だけど、立ち飲みなのだなあ。でも高齢者向けに椅子席もある。

日本酒は当たり前ながら千歳鶴ブランドのものが、各種取り揃えられている。おすすめはこの三種の味比べセットらしい。ちなみに吟醸酒とは米の精米歩合が高いものをいう。アルコール発酵の調整をするため、醸造の途中でアルコールを添加する。したがって純米酒ではない。
純米酒は、米以外に何も入れない。ただし、精米歩合は吟醸ほどでなくても良い。アルコール添加して発行のコントロールをしないため、吟醸酒とは味わいが異なる。(まあ、ぼやっとした味になるということかな)
本醸造は精米度合いも高くない、純米ではない(アルコールを含め添加物を使う)ので安くできる。
だから純米吟醸となると、コメしか使わず、精米歩合が高く、アルコール添加でコントロールしないので、醸造が難しい。つまりお値段が高くなる。下の三種の酒でいえば右が一番安い、左が高いということになる。

飲み比べセットはちょうど良い。自分の好みがわかればあとはそれだけ注文する。

もし体調が良ければ、右から順番に行けるところまで飲み続けるという乱暴な飲み方をするのも良いかなとは思うが、左端にたどり着くまでにおそらく一升を超える。まさしく死亡遊戯になってしまう。飲み過ぎには注意しましょうの域を超えてしまうので、よいこのみなさんは真似をしないようにだ。

最近北海道の蔵では、北海道産米で日本酒を作るということになっているらしい。栗山の蔵元で買った栗山産酒米の酒はとても美味かった。おそらく温暖化の影響で北海道の米の生産量が上がっているように、酒米にも良い影響が出ているのではないか? それはまた楽しみなことだと思う。昔、長野の蔵元で地元で採れた食用米を農家のおっちゃんたちが持ち込んで、これで酒を仕込んでくれと無理やり作らされたことがあったそうだ。そのさけをのませてもらったが、とても売れる代物ではないという感想を言うと、全くその通りだと杜氏が言っていた。食用米では美味い酒が作れないらしい。もっとも、そのおっちゃんたちは全量引き取り、これが俺たちの酒だと言って、一冬で飲み干したそうだ。

新十津川周辺は、今や北海道で一番食味のよい米を作る名産地だから、米作りの農家が真剣に酒米を栽培したら美味い酒になるのかもしれない。

ちなみに、千歳鶴はどちらかと言うとずっしり系の酒なので、白身の刺身よりは唐揚げ系の肉料理にむいているような気がする。今回の酒の肴は、鳥皮で包んだ餃子。ポン酢でジュワッと油を味わい、冷たい日本酒で流し込む。生きている喜びがささやかに溢れてくる瞬間だ。
札幌旅行をする予定がある前期高齢者、およびその予備軍の方たちへ。
すすきのに行く前にちょっと寄り道して千歳鶴を味わってほしい。すすきのにある千歳鶴直営店は外国人観光客が溢れるようになり、とても予約が難しいらしい。この店はちょい飲みにお進めだよ

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仙台の風景

仙台地下鉄南北線、長町南駅の近くにある「地底の森ミュージアム」。この名前を聞いて、なんだかワクワクしてこないだろうか。昔の漫画に地底人の逆襲などという題名の話があった。それを思い出してにんまりしながら、中に入ってみると・・・・。

これが掘り出された地底の森の跡、地下鉄工事で地面を掘っていたら出てきたらしい。当然、これを全部掘り出すまでは工事も中止?
黒い部分が、炭化した木の跡で、焚き火をした跡もある。縄文時代の頃なのか。確かに仙台の冬は、東北地方とは言え、なんとかしのげる寒さだっただろうとは想像できる。何とは無しに、縄文時代に想いを馳せると、温暖化とは言え今の時代にうまれてよかったなあ。

木の跡

JR仙石線をはしるラッピング電車を発見。石巻には石ノ森萬画館もあるから、仙石線電車にサイボーグチームが描かれていても不思議はない。でもね、なぜチャンなのだ? フランソワーズはどこに言った?と突っ込んでも仕方ないか。どうせ1号車ならジェットでもよかっただろうに。

食べ物レポート

最近の昼飯事情 その2

あいかわらずあちこちに出かけては、麺を食べている。まあ、一言で言えば麺好きなのだ。ご飯とおかずと味噌汁と的な定食が苦手なのかもしれない。

北広島のあんかけ焼きそば

札幌近郊にある北広島市、人口は5万人ほどの札幌ベッドタウンなのだが、元々は広島県から移民してきた人たちが住み着いた場所で、北広島という。本家広島県にも北広島町という町がありややこしいが、北海道北広島市と言えば間違いない。
ただし、北広島市に広島県ゆかりのものがあるのかというと、よく知らない。ゆかりのものと言えば、クラーク博士の北海道離別の場所がある。あのBoys, Be ambitious という有名な言葉を言った場所だ。
閑話休題。JR北広島駅前にあるレストランで、ごくごくローカルに有名なのがあんかけ焼きそば。同じ北海道では小樽のあんかけ焼きそばも有名だが、こちらは盛りの良さで有名らしい。甘めの餡で覆われた焼いたそばは、大盛りで完食するとかなりお腹に厳しい。それに味が単調なので最後は飽きる。そういう時は紅生姜で味変しながら・・・。まあ、普通に美味しいのだけれど中華料理屋の焼きそばとはちょっと違うかなあ。

札幌 味の三平 元祖味噌ラーメン

写真写りの悪い、インスタ映えのしないラーメンなのだ。ただし、この味噌ラーメンは元祖だけあり、味も香りも一流品だ。油がうっすらとスープの表面をカバーしている。ただ、その油がさっぱりしている。野菜が強火で炒めて焦がした匂いがついているのが、また味噌によく会う。常連らしき客はこれにシュウマイを追加している。文房具ビルの4階という不思議な場所にある。このラーメンをわざわざ食べにくる人しかいないはずだ。5階にある毛筆売り場に行く途中でふらっと入ってきたなどというふざけた客はいないだろう。
豪速球という形容詞がぴったりの味噌ラーメン。5年ぶりか、10年ぶりか、随分前に食べたはずだ。ただ、その味が昔の味の記憶と変わらないのがたまらなく嬉しい。

野郎ラーメン 豚野郎しょうゆ味

一時期やたら出店していた記憶のある野郎ラーメンだが、最近あまり見かけないなあなどと思っていた。ふらりと入ってみたら、なんだかちょっと変わっているようにも見える。こんなに野菜が山盛り乗っていただろうか。記憶が違っているだけかもしれないが。このもやしいため(焼き野菜と呼ぶらしい)を、大盛りにするオプションがあるようで、そうなると麺よりもやしが多くなる。(昔、札幌に、そういうラーメン屋があり高校生に人気だった。) まあ、昨今のラーメン男子は体を気にして野菜たっぷりが好物らしいから、それもいいのだけれど。おそらく、これが今のスタンダードラーメンなのだろうなと思いつつ、野菜は完食できた。腹ペコの時でもなければ近寄らないほうがよさそう、と自分の歳を考えながら退散した。

所沢 龍の子 汁なし担々麺

所沢にある有名な高級中華料理店の支店だそうで、担々麺屋というのが良い選択だと思う。そして、あえて汁なし坦々麺を頼んでみた。花椒がビリビリする。痺れる、うまいのだが、卵の甘みでちょっと辛味が消されてしまうのが残念。ごま味は好みでよろし。
油そばのルーツはこの辺りにあるのだろうなと思うが、麺の世界はお互いに刺激しあいインスパイアしながら進化するので、元が何だったのかはあまり気にしても仕方がない。最近気が付いたのだが、ラー油蕎麦のルーツは山形の肉蕎麦で、それが武蔵野うどんの肉うどんと合体したのではないかという仮説だ。まあ、これは虎ノ門湊屋のご主人にきいてみるしかないのだけれど・・・。

日々麺を食べながらこんなことをあれこれ考えております。

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仙台で酒を飲むと おでんと焼き鳥

おしゃれなグラスに入っているのは日本酒であります。弘前の銘酒「豊盃」が置いてあるのを、店頭の看板で発見し飛び込んできて注文したのがこの一杯。すでに1軒目でそれなりに飲んだ後だったので、たくさんは飲めないと思っていたが、豊盃はいっぱいで十分な酒だ。

おでんの店なので、盛り合わせを注文したら、これがけっこう出汁の効いた優れもの。良い日本酒には良い肴が必要だ、酒だけ飲めれば良いなどという暴言を吐くつもりはない。発酵酒は基本的に料理と合わせて飲む酒だと思う。九州発の柚子胡椒が東北仙台でおでんについてくるというのはありがたいことだ。こういうところは素直にありがたいと思う。地元の食材を地元の食べ方だけで食していると進歩がない。料理は、やはりインスパイアし影響しフージョン、融合していくことで進化するものだ。ちなみに最近の好みの食べ物はアボガドを海苔の佃煮で和え、いりごまをかけて食べること。これは簡単でうまいと思う。考えた奴は偉大だ。

この店の表はこんな感じ。縄のれんだからさっくりと飲んでさっくりと帰ろうと思ったら、隣の席に来たのはチャイニーズの女性二人組。メニューが日本語(それも毛筆書き)だけに苦労していたが、それも旅の楽しみだよねと、横で見ているだけにした。お店の人は一生懸命英語で会話を試みるのだが、女性陣は英語も苦手らしい。写真入りのメニュー大事だなと思いながら、日本酒はラベルみてもわかんないだろうし・・・。

秋田発祥の焼き鳥屋が仙台に出店しているので、のこのこと見学?に言ってみた。鶏皮が名物というか自信作らしい。博多の鶏皮の店は知っていたが、そことは全く関係ないようで。これは鶏皮をぐるぐる丸めてちくわのようにしたものを何個か串刺しにしたもの。秋田風皮串ね。お気に入りであります。表はカリッとしていて中は柔らかい。辛味噌で食べるのだ。

こちらは博多風の乾くしと似ていて、串をぐるぐる巻きにした鶏皮。やはり外はカリッと中はふわっとなのだが。どちらが好きと言われると秋田風の方だろうか。鳥専門店といえば地鳥を思い浮かべるが、皮が主役というのもよいなあ。

忘れないように表の看板を撮っておく。秋田では何件んもあるチェーン店らしいが、東北発祥のローカルチェーンはまず仙台に進出するのだろう。そして仙台で自信をつけたら首都圏攻略という手順なのか。ただ、東北発祥でお江戸まで攻め登ってきたのは「幸楽苑」くらいか。奥の細道を逆行するのは大変なことなのだろうね。

鳥専門店だけに、お通しは鶏ハムと鳥スープでありました。この鶏ハムはお代わりしたかったなあ。

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仙台で酒を飲む たち食いそばと焼き鳥(親父出禁)

仙台駅西口そば、パルコ2の裏側にある仙台朝市は、なかなか楽しい市場で、魚や野菜果物など朝から元気に販売している。その横にある立ち食い蕎麦屋が夜になると蕎麦アンド酒に変身する。どうにも気になってついに突入してみたが、なんとそこは大画面テレビで楽天イーブルスを応援するおっちゃん達のカオスな場所だった。

朝も昼も夜も営業中

飲み物もサワーを中心に豊富なメニュで、コップで日本酒飲んでクダを巻く的なイメージはない。つまみも100円から500円くらいまで、自ブウの好みと懐に合わせて頼めば良い。マグロブツは高い方、メンマは安い方の代表か。ともかく、自分の好きなものを好きなように食べるというのが一人飲みの醍醐味で、誰にも遠慮せず独り占め。これが嬉しい。珍しく酎ハイを頼んだら、お店の人に何も入れなくていいのと聞かれた。しかし、これが正統安い焼酎の飲み方なのだ。

ちょっと手のかかったものはと思いカツの卵とじを注文。これがうまい。確かにそばつゆを使っての卵とじは不味くなるはずがない。カツは肉が薄めで衣がそこそこ。でもトンカツを食うのではないのだ。酒の肴にカツの卵とじをあてにするのだから、このばタンスが正解と言おう。たっぷり唐辛子をかけて食べる。至福であります。

そんな親父天国とは全く別方向の焼き鳥屋。焼き鳥とワインということなので、だいぶきになっていたが、たまたま空いている日に遭遇してラッキーと思っていたら、すぐ後に満席になってしまった、人気店らしい。

焼き鳥はおsーオドックスなものを一串ずつ注文した。いや、この一串ずつ頼めるのが最近の焼き鳥屋のありがたいところだな。ちなみにいつものやつとは砂肝とつくねで、これでその店の鮮度管理がわかる(と思っている)。どちらも足が速いが、ダメでも死に目に合わない。レバーはもっと足が速いのでダメな時は一口で放棄する。これは死に目に会う危険性高いので、そんなレバーが出てきたら速攻で会計して退出するしかない。けっこうそんなダメ焼き鳥屋はあるのだよ。こちらの砂肝、つくねは良好で美味しゅうございました。

だいたい定番で頼むポテトサラダだが、最近はメーカーのロングライフポテサラを使う店も増えていて、なんというかマッシュポテトのマヨ和えマタイなものが出てくることも多い。こちらは、故障の味付けが独自で大人のポテサラ感がしっかりとしていた。これをクラッカーにのせて食べると美味そうだ。

まだ満席なる前の一瞬の店内。普段じゃあまり店内の写真を撮らないのだけれど、この時はセンスの良さについ感動してしまいパチリと。高い天井と照明のバランスが良いのと、空間の使い方がセンスを感じさせる。ちなみにこの後、ここに座ったのは合コンと思しき男女のグループ。良いなー、青春だなー、フェロモン全開だなーという感じでした。

というわけで、このセンスの良いワインと焼き鳥のお店は、コップ酒を飲む親父の代わりにワインをグラスで、それも今日の泡は美味しいねなどとのたまう、オシャレ系な若者の店なのだ。
親父がいるととても浮きます。満席の店内でネクタイ・スーツ姿の男性およびその同僚と思しき女性はいましたが、40歳以上の存在は認められませんでした。(当社調査に基づく)
つまり親父族を精神的に追い詰めて勝手に出入り禁止感を覚えさせるというか、させるような雰囲気が漂っているのだ。この店の隣がThe 昭和の焼き鳥屋な雰囲気全開のお店だったので、余計そう感じたのかもしれない。ワインも値ごろだし良い店なのだけれど・・・。なので当方親父の自覚がある身としては、カースト感を感じつつ早めに撤退いたしました。隣で飲み直しだ!

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4月のラーメンなど 変化球多い月でした

久しぶりにリンガーハットのちゃんぽんを食べてみた。テレビ番組で露出することも多いブランドで、すでに厨房では鍋ふりをしない超機械化自動化が進んだハイテクキッチンらしい。そこに問題があるとは言わないが、多分設定にかだいがあるのか、いつ行ってもスープがぬるいと感じるのはなぜ?
ひょっとして設定温度が低めになってしまったのだろうか。ぬるめのヌードルが好きな外国人向けグローバル仕様になってしまったか? 本場長崎でもファンが多いというちゃんぽんのエースだと思っているだけに、ちょっと残念。野菜たっぷりちゃんぽんでは熱々だったような気がするので、工程の問題なのかなあ。ちなみに、餃子は普通にうまいが、満洲には負ける。幸楽苑の餃子には勝っているかも。

リンガーハットのランチちゃんぽんセット

埼玉県では知らない人がいない(はずだ)の山田うどん。(最近は山田うどん食堂になった。)
これまでもうどん以外にジリジリメニューを増やしていたが、ついに全店でラーメンと焼肉定食を売ることにしたらしく、ファミレス化を狙って爆進コンセプト改造中の山田うどん。そこの人気メニューのラーメンを試しに行った。埼玉県では山田うどん(食堂)の密度は、ガストよりも高いので、家から簡単に自転車で行ける。
見た目は、あまりビジュアルよくないぞ的な感じ。食べれば、普通にからい味噌ラーメン。うどんに飽きてもこれなら行けるということか。期待以上でもなく以下でもない。これにカレーライス小をセットにして頼むというのが、山田うどん的な正しい使い方なのだろう。店内には昼時なのに高齢者カップルが多いのが目立つ。なんとも不思議な光景だが、毎日食べても飽きない行きつけの食堂としては値段も含めて正解なのかもしれない。

山田うどん食堂 辛味噌ラーメン

仙台駅前にある町中華、泰豊楼で、一番普通のラーメンを注文してみた。仙台で中華といえば、冷やし中華に麻婆焼きそばと決まっているのだが、あえてベーシックなものを頼んでみると、これが大正解。スープは薄口、チャーシューが煮豚ではなく焼き豚っぽい。メンマというより支那竹という方がピッタリする。(ちなみに支那という単語が使えなくなってメンマになったのかと疑っているが、これもポリティカルコレクションなのか)
ラーメンというより支那そばという気がする。ちなみに東京の下町あたりで売っている支那そばは、決してうまいものではないよ。安くてお手軽だけどあんまり旨くないのが支那そばだと思っている。最近のラーメンの進歩と比べると、味の差は明らかだよね。だから、この店のこの麺は「良い支那そば」というべきだ。

仙台 泰豊楼のラーメン

孤独のグルメで登場した、渋谷「長崎飯店」のちゃんぽん。放映後しばらくは大行列だったらしいが、今は普通に賑わっている感じ。この店の中も渋谷によくある昭和中期で時間が止まっている風情。懐かしいと思う人もいれば、古びたと感じる人もいるだろう。古いが良く掃除されている店とただ古い店の差は、席に着くとすぐわかる。いや、席に着く前からすぐわかる。中華料理屋で床に足の裏がべたつくのは繁盛店の証拠だという人がいるが、全く賛成しない。忙しさにかまけて掃除をしないだけの話だ。だから、中華料理屋で床がべたつかない店は、二重丸をつけることにしている。そうした店は料理も上手だ。レシピーが今風でなくても味のうまさは変わらない。ノスタルジーではなく、今の人の舌にも通用する味ということだ。

この店の味は良くも悪くも昭和の味だと思う。だからスープに濃厚さが足りない。東京のあちこちの町中華屋で売っている「ちゃんぽん」は、豚骨味のタンメンだと思っているが、これもその仲間だろう。まずいということではない、普通にうまい。ただし、ちゃんぽんではなくタンメンだということだ。間違っていけないのは、本場長崎に行ってもタンメン風のちゃんぽんを提供するところは多い。ちゃんぽん元祖「四海楼」だって、スープは薄めだ。だから、ちゃんぽんは自分の好みで店を決めれば良いと思う。個人的な独断と偏見を言わせてもらえば、恵比寿の「どんく」はうまいと思う。

渋谷 長崎飯店のちゃんぽん

ラーメンが高価格化するのは、個人の懐としては厳しいが、基本的に正しいと思う。やはり一杯1000円ぐらいが当然なのだろう。ニューヨークではラーメン一杯25ドルくらいだそうだから、日本のラーメンは安すぎるのでしょう。

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そば、蕎麦、いろいろと

蕎麦は好物だ。うどんとそばで言えばそばが好きだ。ラーメンとそばと言われると、いい勝負かなという感じ。蕎麦は冷たいそばに限ると冬でもざるそばで、本当に気に入った蕎麦屋だと盛りにする。その例外が銀座よし田のコロッケそばで、これは夏でも熱いそばなのに注文する。
仙台駅地下のレストラン街で銀座よし田の店を発見し、思わず入ってしまった。口の中ではコロッケそばで機体がいっぱいになっている。ところが、仙台店のメニューにはコロッケそばがない。いやいや、やられました。というわけで、ざるそばになりまして。うまいです、ふつうにうまいです。でもコロッケそば食べたいですという消化不良のまま出てきました。ちなみにコロッケそばとはとりつくねみたのが載っているそばで、立ち食い蕎麦屋でよくあるポテトコロッケが乗っているそばではありません。

仙台駅地下 よし田

仙台北部の地下鉄沿線住宅地でなかなかの繁盛店、三喜(これが略字ではない表記だと思う)にて一番人気の天ぷらそば。舞茸の天ぷらがイチ押しらしい。普通にうまい、お値段もリーズナブル。街の蕎麦屋はこんな感じで食べるのが良いね。仙台の蕎麦は意外とツユが辛くないというか、出汁も抑え気味なのでざるそばが良いでしょう。もりそばではちょっとツユが弱いかも。

仙台北部 三喜

所沢地区限定でオススメの武蔵野うどん。普段はあまりうどんを食べないけれど、武蔵野うどんは別格だ。さ抜くうどんよりコシが強い、歯ごたえ抜群、ツルツルではなくモグモグ食べるうどんであり、噛みしめるうどんだ。ツユは甘辛濃厚で、豚肉か鶏肉味。注文単位は普通のうどんで1.5人前が標準で、猛者だと1kgを頼む。
これの変形できのこ汁とかカレー汁とかあるが、店によってはWツユ提供もしてくれる。名店といえば熊谷の田舎っぺうどん、川越の藤店あたりだが、所沢の竹國、オススメであります。

武蔵野うどん 竹國

今年一番は、石巻市で出会ったカツカレー蕎麦。見よ、このルックス。カレー南蛮をはるかに超えるそば界カレー部門のキングオブキングスとでもいうべき風格。このカレーはとてもそばにあっているが、なによりカレー単体としての性能が高くご飯にかけて食べたいくらいだ。(ちゃんとメニューにはカレーライスがある)
カツも揚げたて、肉は薄めで量感的にグッドな感じ。車で行くと駐車場がないので、目の前の市場付近で駐車することになる。
確かに、これは東京のどこかで食べさせてほしい代物なのでありますよ。

石巻 もりやのカツカレーそば
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仙台近くの海沿いのカフェにて

仙台は大都会だが、ちょっと車を走らせると海が見える場所でもあるので、海なし県に住んでいる人間としてはちょっと羨ましい。趣味で釣りをする人も多いのだろうと思う。ただし、仙台周辺の海岸は、今でも大震災の修復工事が続き防潮堤の建設もまだまだ途上だ。そんな宮城県の事情も分かりつつ、仙台市の北にある半島の街へ行ってきた。確かに街は綺麗になっているが、それは津波で被害を受けたことと同義なのだ。その街の一番先の港沿いにカフェがある。

カウンターの窓越しには海が見えるのだが、店舗前はいまだに工事が続いている。対岸に見える方向は、かの有名な松島界隈。あいにくの曇り空だったが、晴れた夏の日にはさぞかし美しい景色になるのだろう。この海を正面に見ながら美味しいご飯を食べるのは、なかなか優雅なことだ。

店内はゆったりとしたスペースで、セミセルフスタイルのレストラン。まず入口のカウンターで注文をして、先に会計。商品が出来上がるとテーブルまで持ってきてくれる。テラス席もあるので気温が上がれば外のウッドデッキでブランチなんてのもありだろう。一見空いているように見えるが、この写真を撮った5墳墓には満席になった。女性率9割越え、レストラン内は一気に騒音レベルが上がった。それはそれは賑やかなことだ。スタッフはボーイズオンリーなのが原因かもしれない。にいちゃん達が注文を取りピッツァを焼き、パスタを仕上げている。

ナポリスタイルのピッツァは、軽めでアイスティーによく会う。ちょっとひねってチキンとマヨネーズのピッツァを選んだのは、マルゲリータが意外とテクを要求するピッツァなので、心配したからなのだが。焼き方は問題なし、あとはチーズをケチらない、トマトソースは自店で作れば美味しくできると思うけど、みんなモッツアレラチーズをケチるんだよね。次回はマルゲにしてみようか。

宿泊施設もあるシチノリゾート。七ヶ浜町の一番東寄りにある小粋なスペースで、カフェを楽しむ。彼女や彼氏と行くのも良いが、おっさん一人で海を見ながらピッツァ食べるもも悪くないよね。ただし、周りから見たビジュアル的には・・・。(あくまで個人的感想です)

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最近の昼飯事情

恵比寿にある町中華の老舗?ともいえる天童。ランチには満席んになるので少し早い時間に行くと、入口の脇の席に。まあ、大型テーブルしかないので、こちらは一人だし、それは良いのだけれど。問題は入口から入ってくる客といちいちにらめっこになってしまう、ちょいと困ったものだ。さて、天童で有名なのは焼きそばなのだが、この焼きそばの量がハンパないから有名なのだ。とてもランチで一人飯に向いてはいない(と思う)。そこでどこで食べてもハズレのないと信じているねぎそばを注文した。外れてはいないが、予想の斜め上を行く辛さだった。半分食べたところで汗が止まらない。夏でもないのにとこぼしつつ、完食したところで外に逃げ出した。お代わりしたお冷では水が足りない、速攻で自販機で水をゲット。うまい、辛い、参った。こんなことならドンクに行ってスタミナ麺にすればよかったと八つ当たり。お間違いのないように、この麺はうまいです。

恵比寿 天童のネギラーメン

東京駅八重洲近くに所用があり昼時となったので、久しぶりに割烹嶋村で天丼を食べた。普通であれば昼の定食なので焼き魚なのだが、ふと思いつき老舗割烹の天丼とはどんなものだと・・・。出できたのがこれだが、見て思い出した。東京の天丼とは海老の天ぷらだけが載っているものだと。ぐちゃぐちゃといっぱい載っているのは天ぷら丼だという何十年も前に先輩から聞いた言葉。確かに天ぷら屋で天丼食べることなど久しくなかったので、今更ながら、東京的天丼に見入ってしまった。海老がすごいな。ししとうは彩りとしてのおまけだろう。間違ってもサツマイモやカボチャは載せてはいけないのだね。

仙台の町中華では有名なのだろう。仙台駅から繁華街一番町に行く途中にあるお店。店頭のショーケースで見つけたカレーラーメンに惹かれ注文してみたが、これも予想の斜め上の上をいくびっくりメニューだった。このお店はカレーライスも売り物らしいのだが(次回挑戦しよう)、醤油ラーメンの上にまんまでカレールーがかけてある。なんとも食べ方が難しい。カレー南蛮(そば)のように麺として食べたものか、カレーライスのように麺と一緒にルーを食べたものか迷う。これは一度頼めば良いかな。

仙台 末広本店のカレーラーメン

最近、一気に店舗数が増えたような気がするゴーゴーカレー。金沢カレーは個人的に好みになっているので、それはそれでありがたいことだが、問題はあのフライ・トッピングと大盛りライス。寄る年波には勝てず、あの量がなかなか面倒になってきている。そこで、考えてみた。最低限の量で注文すれば・・・と。それが、このカレーで、ライスの量は最低、トッピングなしにしたら、皿の底に隙間ができた。フライなしなので30秒で出てきた。なんとなく金沢カレーとしての掟破りのような気がしたが、これがジャストサイズで、福神漬けをサイドアイテムに完食。うーん、吉野家が小盛りを販売した意味がよくわかるななどと、遠い目をして感じ入っておりました。

ゴーゴーカレー トッピングなし 小

ぎょうざの満洲 4月限定メニュー 酢豚