食べ物レポート

札幌シリーズ デザート編

雪は嫌いだが寒いのは平気だ。だから、12月後半から3月まで雪の積もる札幌に行くのが最近は苦手だ。

4プラ跡地から撮ったパルコ

札幌の冬は、地上から上は綺麗に見える。が、路面は雨の日よりもドロドロ状態になる。雪が降った後の溶けかかり路面は車の運転にも注意が必要だが、歩行者にとっては最悪だ。特に夜になると、あちこちにのこるシャーベット状の水溜まりから跳ね上がる泥まじりの氷水は実に始末に悪い。必然的に歩行者は地下に潜る。地上を歩く人影はまばらになるが、地下街は大混雑というのが初冬の札幌だ。
その歩行者を地上に引き摺り出そうとするのが、駅前通りのイルミネーションだと思う。確かに綺麗なのだが……………

12月になると一斉にクリスマスモードになり、街のあちこちでシュトーレンが売るようになったのは、ここ10年くらいのことだろうか。年々、シュトーレン製造の菓子屋が増えているので、あれこれ買い揃えて食べ比べてみる。フルサイズはちょっと大きすぎるし、お値段も張るのが問題だったが、最近はハーフサイズというかお手頃な食べきりサイズも増えてきた。年末の楽しみにクリスマスを過ぎても食べずにとっておいたりする。
ハロウィーンに参加するほど若くもないが、冬のシュトーレンは我が冬の定番メニューという感じになった。

もう一つの冬のお楽しみは、飲んだ後の締めパフェだろう。締めパフェ札幌独自の習慣だとは思う。夜営業の専門店も多い。が、しめにラーメンを食べていたオヤジ族がパフェに移行したとは考えにくい。ただ、最近はすすきののラーメン屋が減ったような気もする。夜営業のパフェ屋はそれなりの数になったらしい。世代間で断絶した締め文化がラーメン屋の衰退をもたらした?のだろうか。
個人的にはジェンダーフリーの風潮がパフェ文化を後押ししているのではないかと疑っている。男だから、女だからという性差を伴った食嗜好は確かに存在すると思うが、どこの世界にも例外的な人はいるものだし、スイーツ大好き男子や飲酒ラブ女子が世間の批判を恐れひっそりと闇に潜っていたのが、表社会に出てきただけだと思う。良い社会になったものだ。
だから、焼き鳥屋に入って焼き鳥の数倍もする高価格デザートメニューが卓上POPとして置かれているのをみると、おお、時代はここまできたかという気になる。これは是非試してみなければ、と思ったのだが、ついつい飲み過ぎてしまい注文しないまま帰ってしまった。久しぶりに後悔する羽目になった。
一体どんな味なのだろうか。少なくともこの焼き鳥屋では最上級メニューであることに間違いはない。ただ、向かい側のカウンターに座っていたのが、20代と思しき男女カップル5組、おじさん率ゼロという状況に遭遇していたので、ひょとするとこれは札幌都心部だけの、ヤングアダルトカップル向け特異メニューなのかもしれない。
しかし、焼き鳥屋にカップルで来るとは時代が変わったのか、デートの常識が変わったのか。などど、考え込んでしまう元若者・現オヤジでありました。
このデザート、次回は絶対にチャレンジするのだ。

食べ物レポート

回転寿司を居酒屋使いする悪者

札幌の外食シーンを観察すると、いくつか目立つ特徴がある。
一つ目、
マクドナルドとファミレスが少ない。人口比で考えると関東圏の半分以下の密度になっている。ファミレスの代行はびっくりドンキーととんでんが果たしているが、それでも店数は少ない。それとは逆に、ケンタッキーはやたら多い。全国密度の倍以上になる。北海道人牛肉嫌い?理論の素だ。
二つ目、
回転寿司屋は多いが、100円圴一のチェーン店は少ない。ちなみに、うまい魚を食べたければ鮨屋に行く。鮨を腹一杯に食べたい時は回転寿司屋に行く。これが、札幌人的な発想らしい。確かに寿司屋で大将お任せコースを頼むと、鮨は間違いなくオマケ料理になる。
三つ目、
蕎麦よりラーメンの値段が高い。老舗っぽい立派な蕎麦屋に行っても、蕎麦はラーメンより安いので驚く。普通のラーメン屋がぼったくっているとは思えないが、それでも東京的な平均価格から比べると2-3割高い。蕎麦は東京よりずっと安い。ちなみに東京によくある料亭化した蕎麦屋はほとんど見当たらない。ラーメンが高級料理とは言わないが、それなりに高いステータスを持っている。
ということで、今回は頑張って腹一杯を食べよう??と回転寿司屋に行くことにしたのだが………

最近、冬になると札幌の回転寿司を含めた鮨屋の「推しメニュ」は真だちになる。タチとはたらの白子のことで、この時期は鍋に入れたり、さっと茹でて酢の物にしたりする。昔は庶民の食べ物で低価格と思っていたが、最近では珍味として高級品化しているようだ。
それでも、値段は知れたものといえばそれまでで、いくらや筋子とは比べられないほどお安い。ただし、鮮度が勝負の食べ物なので、東京に運ばれてきたタチをみると、おや、もうすっかり溶けているなあと思い食欲が湧かない。さすが北海道では身がぷりぷりしている。身の角が立っているというか、見栄えもシャープだ。これなら鮨ネタになるだろうと思わせる高品位ものだ。
と言いながら、この日は真ダチを頼まなかった。

さて、最初の注文はザンギ。鮨屋でザンギか?と言いたい人はいるだろうが、札幌の回転寿司でザンギは絶対定番だろう。おまけに注文してから揚げるので、熱々の火傷しそうな一品だ。冷凍唐揚げを使う某居酒屋チェーンとは雲泥の差だ。
この後、サイド系商品をもう少しお代わりしながら酒を飲む。サイドの料理は注文してから作っているので、品質は抜群に良い。

そして、酒のつまみとして軍艦を頼む。これはいわゆるバラチラシのような、具材があれこれ適当にたくさん入っているもので、感覚的には寿司というよりシーフード・ライスサラダだ。一つは醤油で、もう一つは甘だれで食べるのがおすすめだ。

その次に、しめ鯖とガリを巻いた中巻を頼む。これも、酒の肴としては最高レベルと認定したい。しめ鯖が自家製なので、脂が乗ったジューシーな逸品だ。この辺りで酒のペースも落ちてくるので、あらかじめ作っておいたお茶(少々冷めているのがちょうど良い)で口の中を調整する。

おすすめネタは、こうして札がぶら下がっている。売り切れると札が降ろされるので、分かり易い。この札の中から何か頼むべきだと思うのだが、鮨で腹一杯にするつもりできても、あれこれつまみを頼み、にぎり鮨ではない物を楽しんでしまうのが悪い癖だといつも反省している。

結局、鮨の注文は2皿で、しめ鯖とイカでおしまい。今回も鮨を食べにきたはずなのに居酒屋づかいしてしまった。だから、昼のピークは外して席待ち行列がなくなる頃を狙って行くことにしている。酒を含めると平均単価をはるかに超えているので、勘弁してくださいね、という自己弁護をしながら、回転寿司屋を午後の居酒屋にしてしまう悪いやつだという自覚あります。
ただ、昼の蕎麦屋で飲むより背徳感は少ないので、やめられないなあ。

食べ物レポート

札幌シリーズ 焼き鳥屋で開運はいつもハズレ

札幌駅高架下にある「横丁」の焼き鳥屋にたまに行く。ここの箸袋はおみくじになっていて、大吉が出ると何かおまけをもらえるらしい。席に着く早々に、おみくじでテンションが上がるのだが、大吉は一度も出たことがない。この時は、初めて中吉が出た。大吉までの道は遠い。
このおみくじをネタに店長とあれこれ話すのだが、トークで持たせる屋台営業みたいな雰囲気もあり、なかなか上手な接客道具なのだ。

焼き鳥をバラバラ頼むのも楽しいのだが、今回はセットメニューを注文してみた。前菜が鶏肉スモーク三種盛り合わせ+信州漬物のセット。これに焼き鳥が何種類かつく。お手軽でよいかなとおもったが、 この鶏肉燻製がなかなか秀逸な作品で、思わずおかわりをしたくなった。

焼き鳥は信州上田スタイルなので、何もしないままの焼き鳥が出てくる。これを「ツケだれ」「かけだれ」の好きな方で調整して食べる。つけだれは、串揚げをソースにつけるように、カップに入った「タレ」の中に、串を持ってドブンとつける。肉にタレがたっぷり絡まる。
かけだれは、チューブの先が細くなっている容器(ケチャップやマヨネーズのような感じ)で、焼き鳥の上にタレを絞りながらかけてゆく。たれの量が調整しやすい。
ただし、たれの中身はどちらも同じなので、味の変化はない。量の調整だけ、と言ってしまえばそれまでだが。
このタレが、お店の売り物だけあって、絶妙にうましなのだ。札幌でも個性的な焼き鳥屋が減っているような気がするが、道外から侵略?してきた「焼き鳥屋」に負けずに独創性を発揮してほしい。地元民のおすすめ焼き鳥が「串鳥」一択ではちょいと寂しい。ただ、札幌市民もおいしい侵略者は大歓迎に違いない。ウギの侵略者は、博多戦国系だといいなあ。

街を歩く, 食べ物レポート

銀座の風景 11月の晴れた日

銀座にはぶらぶらしに行くことが多い。用事がある時も、時間に余裕を持ってぶらぶらしてみる。

銀座にあるアンテナショップに買い物に行ったついでに、久しぶりの「路面スパ」を食べに行こうと思った。コロナの間は、銀座もおとなしい街になっていて、この店も暇そうな時もあった。それが、今や完全復活というべきか、30分以上待つ行列が戻ってきていた。行列に並ぶのがありがたいと思うわけではないが、銀座で商売していくためにはこれくらいの人気がなければなあ、などと思ってしまった。とりあえず、めでたいかな。

いつもの通りで、和風にするかナポリタンにするか迷ってしまったが、やはり定番ナポリになってしまう。一つ、昔と変わったことは、大盛りには見向きもしなくなったこと。両隣の客がどちらも大盛りを注文していた。その隣は大盛りの上を行く横綱級だった。その麺量を見て、やはり普通盛りで正解だったと安心した。
ナポリの味付けは極端に濃いわけではない。太めの麺に絡むので、適当に濃い味付けではあるが、やたら喉が渇くということもない。某スパゲッティ専門店の油ギトギト系とも違う。この店も大盛りで有名とは言え、銀座の風格?みたいなものはあるのだろう。久々のナポリに満足した。うましだ。

以前と変わっていたことが、テイクアウトの注文が多くなっていることで、メニューチラシももらえるようになっていた。行列に並んでいる間も、頻繁にテイクアウト注文を取りに来る客がいた。炒めスパは麺料理として考えると、テイクアウトをしても劣化しにくいので、意外と利用しやすいだろう。2個3個と持って帰る人も多い。お使い当番がいれば出前より便利だしなあ。

その後、銀座の裏通りをぶらぶらしていたら、どうもスケートリンクらしきスペースができていた。おそらく季節限定だろうが、銀座の真ん中でこんな遊び場ができるというのも、これまた不思議な光景だ。
コロナのもたらしたあれこれの被害?の中で、銀座にできた空き地を有効活用する人たちもいるということだ。商売というより、銀座の心意気みたいなものか。ちょっと嬉しくなった。
さて、正月を過ぎたら銀座はどんな具合になっているのか、また確かめに行こう。

旅をする

観光地化した商店街のあれこれ

金沢の繁華街にある市場は、ずいぶん昔から通っていた。金沢土産に魚の干物や野菜を仕込んで宅配便で送るというのが、金沢出張での楽しみだった。久しぶりにその市場に行ってみると、「市場」的要素がすっかり薄れてしまっている気がした。もはやほぼほぼ観光マーケットになっている。
金沢に限らず全国各地で似たような「観光地化」した庶民の台所は多い。京都の錦市場は早くから観光地化していたが、それでもまだ半分くらいは地元の生活感が溢れるところだ。それとは逆で、札幌の二条市場は、もはや市民のためにある買い物の場ではない。観光土産専属販売所だろう。この金沢の市場は、錦市場と二条市場の中間くらいの位置になるか。

特に目立っているのが、海鮮丼ぶりの店でその増殖ぶりは驚くほどだ。コロナ期間中の落とし子だろうと思うが、「昼飲み」推奨なのが何やら悩ましい。しかし、海鮮丼ぶりを肴に酒を飲むのは、なかなかハードだと思う。おそらく店内メニューには、つまみがあれこれ並んでいるはずだ。しかし、金沢海鮮丼というジャンルが成立したとは、初めて知った。いつの頃から生まれてきたのか、何かご当地丼的なルールがあるのだろうか。あれこれ気になるが、調べてみるほどの熱意が湧かない。

よく考えればというか(よく考えなくても自分は観光客なので)、この観光市場はそれなりに楽しい。日曜の午後ということもあり、市民向けの八百屋や魚屋は大半が閉まっていた。関西から来た観光客が魚を土産に買っていたから、やはり西国向けの観光地なのかと改めて思った。新幹線が開通した後、東京から金沢へ行くのは京都・大阪へ行くのと変わり無い時間だから、もう少し東国向けの商品が増えても良さそうな気もするが。東国と西国は好みの魚、魚種が違うので、その辺りを誰かプロデュースすれば良いのになあと思った次第。

ふぐの糠漬けというものがあり、これはへしこ(鯖の糠漬け)のファミリー製品かと思ったが、糠につけることでフグ毒が消えるらしいと、何かの記事で読んだ。ただ、ふぐ食はやはり西国の食文化だし、東国の人にとって珍しい魚、食べ方だろう。
フグを食べる習慣が出来上がっていない東国を、フグ拡販のブルーオーシャンと見るか、食習慣の変更を強いるレッドオーシャンとみるか。市場を観光地化するよりも、そのあたりのマーケティング戦略を、県とか市などが観光予算を相当額を投入してもやるべきことだろうなあ、などと市場で真面目に考えてみた。結局、フグのぬか漬けは買わなかったけど。

街を歩く

札幌シリーズ 大通り公園2

冬の大通りは流石に人がいない。あと1ヶ月もすると、この場所に巨大な雪像が現れるのだが。

公園の芝生の上は雪があるが、路面は雪なしの12月初旬

空撮した札幌市内の写真を見ると大通り公園はなかなか不思議な光景だ。幅100m長さ1km程度の何もない広場がビル空間によって囲まれている。東京でも明治神宮・代々木公園や新宿御苑などがビルで囲まれた広い森林空間だが、その形は不規則なので自然が残された公園という感じがする。
しかし、大通公園は完全な直線で囲まれた長方形で、いかにも人工的なものに見える。ニューヨークのセントラルパークも幾何学的な長方形だが、どちらも都市に残された人工空間だ。木造建築時代に大火災にそなえた防火地帯という側面もあるだろう。そこが、今では憩いの場になる。

テレビ塔の隣 大通公園二丁目に会場がある

11月から12月にかけて大通公園で開かれるちょっとした楽しみがクリスマス市だ。11月中はまだ雪が少ない年が多く、その時期に寒さを堪えて一の中の店を見て回るのは楽しい。今年は飲食店ブースも開催されていて、普段の通りに戻った感じだった。寒い中、ソーセージとビールという極悪コンビを楽しむのも良い。(かもしれないが、おすすめはしない)

men-eijiの進展らしいが 家系?とは

ミュンヘン市をぶらぶら見て回った後、あまりの寒さにラーメンを食べようとして狸小路方面に歩いて行くと、何やら見慣れない看板がかかっていた。この場所は大音量で音楽がかかる喫茶店だった記憶がある。家系と書かれた看板を見ると、どうも札幌のラーメン有名店が、別ブランドの支店を開けたようだ。これは入ってみる価値はあるか?と思ったが、札幌に来て横浜ラーメンを食べるのかと躊躇ってしまった。これは、次回だ都延期を決める。

薄野にお引越ししてしまった

お目当ての昔懐かし五十番に行ってみたら、なんと数日前にお引越ししてしまったらしい。それもすすきのの真ん中で、ディープなブロックに移転とは。夜の商売を期待しての引越しだろうか。これも雪が溶けて暖かくなってからだな。冬のすすきのは裏通りが(一部の表通りも)ブラックバーン状態で危険極まりない。
見知った店が閉店したりするたびに、人生の黄昏という気分になる。新しい店を発見して、記憶の新陳代謝を図らなければ、高速でゾンビ・ジジイ化してしまうという危惧眼はあるが、昔懐かし系の町中華は新店自体が開かないので、ネットでも使って探し出すしかない。ただ、札幌オンリーであれば、札幌の町中華というムックが出版されていて、その掲載点をめぐるという手もありそうだ。
ネットで検索するより一覧性が良いことと、斜め読みする楽しみがあるので、札幌の喫茶店、町中華のムックは貴重品だが、なんとAmazonで買える。ありがたい時代だ。

岩のり追加で満足の醤油ラーメン

最終的には、狸小路のはずれにあるいつもの赤星に行って、いつもの岩のりトッピングした醤油ラーメンにした。岩のりうまい。
全国のラーメン店主の皆さん、岩のりをぜひトッピングに加えてください。家系ラーメンの大判海苔も良いのではありますが、やはり岩のりのスープに浸かって柔らかくなった食感が絶妙だと思うのです。よろしくお願いしますよ。

食べ物レポート

孤食の喜び 今年も増えそうだ

立ち飲み、立ち食いの店には一人で入るものだろう。そこには、小さな満足と幸せがあると思っている。札幌の地下を歩いて見つけた一軒に入ってみた。

立ち飲みの良さは、チャチャっと飲んでさっさと帰る気楽さにあると思う。ただ、コロナのせいなのか、それとも時代の変わり目のせいか、立ち飲みの店がどんどん減っているというのが実感だ。だから、立ち飲みの店を見つけたらとりあえず試してみる。
はずだったが、この店は昼は立ち食い蕎麦、夜は立ち飲みの二毛作らしく、午後早くに入ってしまい、飲み始めるには中途半端な時間だったので、とりあえず蕎麦を食べることにした。

蕎麦が来るまで「夜のメニュー」を眺めていた。ホウと感心したくなる充実したメニューだ。立ち飲みというから、そばの上に乗る「トッピング」をつまみにいっぱいやるみたいな感じだと思っていたが、これは「立って飲む」居酒屋だ。蕎麦屋の二毛作とは言えないハイレベルだ。
蕎麦味噌に焼きのり、板わさで熱燗をキュッと的な、蕎麦屋の飲み方を考えていたが、これは本格的に座って飲むタイプではないか。
などと考えていたが、立ち飲みではありながらカウンター椅子席が半分くらいあるので座り飲みもできそうだ。飲み過ぎるとちょっと不安なカウンター椅子だが、飲み過ぎる前に退散することにすれば良い。

注文したラー油蕎麦は、いつも食べているラー油そばとはちょっと違うタイプで、蕎麦つゆがサッパリ系だった。次に来る時には、蕎麦屋の王道、もりそばとかけそばを頼んでみなければ。もりそばでちびちび酒を飲むことにすれば、蕎麦も酒も楽しめるし、立ち飲みも達成できる。
やたら明るいビル地下の飲食街にあるので、飲み屋感はあまりないが、立ち飲みは薄暗い店より明るい店の方が良いと思うので、そこは問題なしだ。小洒落まくった薄暗い店内でスポット照明が当たったテーブルで食べる蕎麦など、歓迎したくもない。
地下通路直結なので、雪や寒さの影響もなく、夏冬とも快適そうだ。これは重要な孤食ポイントだな。

旅をする

あけおめ も中くらいなお正月

Photo by George Becker on Pexels.com

年が明けました。今年も、あれこれと街で見つけた面白い光景など書き連ねてみたいと思っています。去年は低予算旅行であちこち旅しましたが、今年は新しいチャレンジ旅をしてみようかと企んでおります。

今年の旅の締めは冬の札幌
敦賀 一ノ宮
越前 天空の城
志摩国 港町
青森 恐山
帯広の名店 カレー
富良野 金山ダムの湖面
高知駅前 三人の侍像
街を歩く

年末の街とカレーうどん

久しぶりの渋谷の夜は とてつもなく明るかった

渋谷の街を代表する場所はどこだろう。ゴールデン街か、道玄坂か、はたまた奥渋かなどと夜の渋谷を散歩してみた。やはり、JR渋谷駅西口ロータリーを渡ったところ、京王線の左側あたりが一番賑やかそうだ。適度に若者向けとオヤジ向けの店が入り混じっている。ただ、コロナの影響か、オヤジ向けの店は相当な数で閉まっている。時代の流れというものだ。

その渋谷駅西口の賑わいを見ながらR246を歩道橋で渡ると、ちょっと渋谷っぽくない界隈がある。再開発であちこちのビルが新しくなっていた。春にはこの坂道が桜吹雪で覆われる、街中の桜名所だ。そこがイルミネーションでキラキラしていた。渋谷というわい雑な大都会の街でも、夜はそれなりに綺麗なものになるのだなあ、と感心してしまった。街はすっかり師走の気配だ。普通の賑わいが戻ってきているのがよくわかる。
今年の大晦日は、この渋谷でカウントダウンする若者が集まる光景が復活するのだろう。3年ぶりのイベントが無事に終わることを祈るばかりだ。
しかし、ハロウィンと言い、ワールドカップ戦と言い、なぜ渋谷に集まるのだろうね。

なぜ埼玉でカレーうどん推しなのか???

夜の渋谷散歩をした翌日、年末近くには恒例にしている地元産ゆずの買い出しに行った。埼玉県は柚子の名産地があるが、そちらは有名すぎて早々に売り切れてしまったので、自宅周辺の農協直売店で柚子を仕入れてきて、柚子の砂糖漬けと柚子ジャムを作った。オレンジ・ママレードよりも香りが強いが、その分だけ苦味も強い。お子様向けではなく、高齢者専用(オヤジ向け)な食べ物だ。これで一年間、柚子の香りを楽しむことができる。
その直売所に併設されていた食堂が復活していた。初めて入ったのだが、食券自動販売機でメニューを選ぶ。なんと、麺類はうどんだけだった。あとは定食が数種という潔さ。蕎麦、ラーメンなし。これはこれで埼玉県らしいかと感心した。そして、なぜかイチオシのカレーうどんと注文してみた。日ごろは、あまり頼むことがないカレーうどんだが、武蔵野うどんを食べる時、肉汁アレンジでカレーつゆがある。どうも、そのカレーつゆをかけうどんの上にかけたような感じだった。
あまり期待はしていなかったが、予想外に美味い。豚バラ肉の甘みがカレーに程よくマッチしている。食べているうちに顔から汗が出る。絡みはそうでもないのだが、スパイスの効き目がたっぷりだった。なるほど、埼玉県には全く関連がなさそうなカレーうどんだが、単純にうどんを楽しむのであれば正解かもしれない。
年末になって、新しい食発見だった。今年も、あれこれお勉強した年でありました。

食べ物レポート

札幌シリーズ 焼き鳥屋完全復活

名称が変わった「岩下の新生姜 豚肉巻き」 コラボなのですねえ

札幌の焼き鳥は、鳥と豚ともつが混在する。正確にいうなら串焼き屋というべきだろう。そして、焼き鳥屋の一番人気は、実は鳥ではなく豚であることが多い。だから、札幌では東京からやってきた全国チェーン焼き鳥屋が定着しにくい、というかほとんど存在しない。
だから札幌の高級焼き鳥屋として繁盛している店でも、鳥だけにこだわっているわけではない。やはり豚人気も強く、おまけに高級店では海鮮串が人気だったりする。その札幌焼き鳥事情に文句があるわけではなく、ファーストオーダーはいつも生姜の豚肉巻きにしている「豚肉」ファンだ。その後は、つくね数種、ささみを頼むくらいで注文メニューの鳥率は限りなく低い。

ただの水 大ぶりのグラスがうれしい 

そして最初の飲み物の注文は水になる。誤解を避けるために弁明すると、水だけを頼むわけではない。酒も頼む。が、酒と一緒に水を頼むと、水だけ忘れられることが多いので(おそらく注文表に水は出力されないせいだろう)、その予防策として最初に水を頼むと便利だと気がついた。水が出てきたらすかさず酒を注文する。生活の知恵というか居酒屋ライフハックというか。ただ、面倒な客だと思われるかもしれない………

道民の醤油復活 これを大根おろしに垂らして食べるのが楽しみだ

コロナの間は、感染防止のためと称して卓上から調味料などが消えていた。必要な方は従業員にお声がけください、という表示も控えめで、唐辛子なしの焼き鳥を食べてしまったこともある。米国CDCの発表を信じるのであれば、コロナの主因は空気感染(エアロゾル感染)、飛沫感染で、接触感染はほとんどないようだ。だから、手指のアルコール消毒の意義というか意味についてはもう少し科学的な検証をしてほしいとずっと思っていた。(あくまでコロナ対策として)
相変わらず入口での儀式的消毒は続いているが、卓上に戻ってきた唐辛子と醤油を見ると社会常識として「接触感染」を訴える政府厚労省、及び政府関係下の医療従事者の発言は、誰も信じていないのだなという気がする。
ただ、コロナ対策としてではなく、他の感染症対策として日本全体で安全安心運動が実施されたと考えれば、これは意味あることだ。飲食店の衛生意識も、これまで以上に鋭敏化し向上したのは間違いない。コロナが増えたらノロウイルス食中毒が減った。これは逆相関と言えそうだ。
コロナ対策としてではなく衛生環境改善と考えれば、入り口の消毒が続くことには同意できる。面倒臭いと言われればそれまでだが、少なくとも食事をするたびに消毒する羽目になるのは、偉大な啓蒙活動だ。手洗いの頻度も増えるだろう。日本人の健康な生活、というテーマで考えれば継続するのが大正解だ。
まあ、そんな志のある政治屋はこの国に存在しないので、安全安心大運動は実現はしないだろう。現代の政治屋の特徴は、増税に対して実に簡単に決断するということだけだ。自分対tの経費削減には与野党連合で反対するくせに。大増税は、歴史が証明する「革命」の前兆なのだがなあ。

ささみにかかった梅ソースが好物だ

最後にささみの梅ダレを頼んだ。これは、うまい。砂肝の塩焼きも旨いが、やはりお店独自の調味料開発をした「かわり焼き鳥」はその店の看板商品だから、あれこれ注文したくなる。ただ、この庶民の味方と言いたい焼き鳥屋もコロナの影響に耐えきれなくなったのか値上げをした。それでもまだまだリーズナブルなお値段なのだが、何かちょっとほろ苦いものもある。でもまあ、店が閉まっているより値上げしても良いから開けてくれた方が何倍マシなことか。焼き鳥を食べる楽しみは、不滅であってほしい。
ようやく焼き鳥屋が繁盛する社会に戻ったのは実に嬉しい。