街を歩く

時計台よりフォトへニック

右側の銀杏がちょっとだけ中心部に向かって斜めになっているのが、よって撮ったときの歪み

札幌市中央区、北2条にある中通は、都心部一番の幹線である駅前通りから、旧北海道庁・赤煉瓦庁舎が見える観光スポットだ。明治期に建てられた建物が保存されていると、大概は観光名所になるのが世の習いだが、やはり東京駅の駅舎など赤煉瓦で建てられた建造物はよく目立つ。山形市にある洋風建築物や宮崎市にある宮崎県庁なども風格があるが、やはり「赤い建物」はよく目立つし人気があるようだ。
その中通りにある銀杏が、秋も深まるこの時期には黄色く色づく。赤と黄色のコントラストは実に素晴らしい。これに晴れきった青空がバックになれば、まさにフォトジェニックという風景が完成する。
残念ながらこの日は曇りで、青空が見えない日だった。それがちょっと残念だ。ただ、もう少し季節が進み、この場所が一面の雪に覆われると、それも降った直後の足跡などが見えない瞬間が、もう一つの撮影タイミングなのだが、こちらの方がはるかに難しい。足跡ないのは早朝だけだし、深夜に雪が降り朝はピーカンの青空というのは、一年位一度歩かないかの激レアだと思う。足跡有りでよければほぼいつでもOKだ。

引いて撮ると周辺部の歪みが少なくなる

この日も、この雲がなければ時間的には夕焼けが広がり始め、空の下は赤、空の上は青、赤煉瓦と銀杏という、これまた自然の瞬間芸が楽しめただろう。実に惜しい。
だから、写真とはそういう瞬間を切り取るアートなのだと思う。ちょっと昔であれば、大型の一眼レフカメラを抱えたアマチュア・フォトグラファーがたくさんいたものだが、最近はすっかり見かけなくなった。スマホのカメラの性能が爆上がりしたせいもあるが、なんといってもスマホは撮った画像を補正のしやすいアプリと連動しているので、SNSにアップする手間を考えると一眼レフカメラではスマホに勝てない。


ただし、スマホのレンズは小さいので画角によっては歪みが拡大されるのが弱点だが、それすらアプリで補正できるみたいだ。一番簡単なのは最大に引いた画面で撮影し(これだと歪みが出ない)自分の好みの部分だけを切り取るというテクニックを使うことで、歪みを回避できる。プロとアマの境目が小さくなるわけだ。

良い写真をお手軽に撮れる。ありがたい時代の進化だな。

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