街を歩く

黒い醤油ラーメン

個人的な思い込みかもしれないが札幌の醤油ラーメンは白い丼に入っているものと思っていた。スープの色を考えると色付き丼はしんどいかなあ、ということなのだが。ただ、最近の新興ラーメン店では、そのカラーマッチングみたいな考え方は廃れつつあるようだ。
そもそもスープの形状と色が変わってきている。新店では豚骨系やWスープを売り物にする店がほとんどのため、スープは白濁している、あるいは茶褐色であることが多い。従来型の透明感のあるスープではないから黒や赤の丼を使う。まあ、味噌ラーメンであれば色付き丼も問題なさそうだ。
ところが、透明系スープでありながら黒いどんぶりに入っているのをみてギョッとしてしまった。スープが真っ黒に見えるせいだ。
そもそもスープが真っ黒なブラック系ラーメン(富山とか郡山)は、スープに透明感がない。だから丼の色は選ばないといえば選ばない(多分)。しかし、透明系のスープはちょっと驚かされる。
写真に撮ると茶色っぽく見えるスープだが、現物は真っ黒に見えた。見た目で驚いただけで、食べてみるとなかなか好みのラーメンだった。そもそも味噌ラーメンが売り物の店で醤油ラーメンを頼むと、ストレートではなく変化球的な醤油ラーメンが出てくるはよくあることなのだが、今回の変化球は落ちるカーブというよりフォークボール的な凄さだった。
まあ、これだけの変化球を出す方も出すほうだが、受ける方も受ける方だと思う。それくらい札幌市民のラーメンに関する懐は深いということだろうか。ラーメン界では極北にあたるような激辛ラーメンも存在するし、行列のできる「カレー」ラーメンもある。何故か担々麺専門店も人気だし、ラーメンよりもチャーハンが売れるすごい店もある。

この店主はどこで修行をしたのか聞いてみたい気がする。それがわかれば、ああ、なるほどねと納得できるのかもしれない。

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