街を歩く

北広島 Now and Then

ファイターズのホームグラウンドがある街として有名になったのが実家のある田舎町だ。列島大改造などという掛け声と共に大規模団地が開発された。が、全国各地にある大規模団地と同様に高齢者が住み着く新ゴーストタウンになるのはギリギリで免れたようだ。
一つには札幌市と千歳空港をつなぐJR千歳線が北海道では大幹線であり、冬の猛吹雪の時にも最優先で地王を受けること、そして札幌中心部までJRで18分という至便の地に生まれ変わったせいだ。札幌市内でも南北の端の地域よりよほど便利なので若い世代が移り住み、団地の中も世代交代が続く「珍しい団地」なのだ。ただ最盛期には団地内に4校あった小学校は半減している。人口減少と主因は居住者の高齢化より少子化だろう。
そして、新型ボールパーク構想というやつらしいが、スタジアムの開業から1年以上経って駅前にホテルができた。
ただ、このホテルのお値段は田舎町とは思えないほどお高いらしく、そして田舎町にありがちなりぞー地型ホテルでもないようだ。外国人旅行者向けのシティーホテルというものらしい。ビジネスホテル級であれば泊まりたいものだと思ったが、当てが外れてしまった。
とはいえホテルができるほどの開発とはすごいことだ。この駅直結型のホテルの隣に、もう一棟建築中のビルがあり、そちらは商業施設になるらしい。

その現在進行形で開発中の駅前と比べて、団地開発当時の面影がそのまま残っているのは、駅からバスで10分ほどかかる団地内最遠の一角だ。この住宅地の真ん中には往復4車線の道路が通っている。歩道の幅は5m近くあり、どこかアメリカの住t口すら思い出させる風景だ。ちなみに、一戸の敷地は概ね100坪であり庭付き一軒家が当たり前という、バブルの前の列島大開発時代の凄さがわかる。開発当初は千歳線の運行がしょぼすぎて陸の僻地言われていた。札幌から千歳空港へのアクセスは自家用車かバスで済んでいた時代だが、その後の航空便拡大期に合わせて大量輸送の必要性が高まり、千歳札幌間を15分間隔で運行するエアポート快速が設定され、北海道屈指の繁盛路線になる。

学生がジジイになるくらいの時間が経ってしまったが、街の見かけはあまり河原ニノが不思議だなと思っていたが、ようやく駅前も変化するらしい。まあ、その恩恵を被ることはあまりなさそうだが、ホテル内にできたフードホールは外食砂漠だったこの街をちょいと助けてくれるようだ。

Now and Then 一世を風靡したカーペンターズの名アルバムだったなあ。

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